2010年09月17日

THE 有頂天ホテル DVD

THE 有頂天ホテル DVD

 脚本・監督の三谷幸喜さんのことはよく存じ上げません。数年前に放映されたNHKの新選組は前半から中盤にかけて笑えて面白かった。
 登場人物たちは世間の常識に照らせば、まっとうではありません。「毒」の部分がなければ、「文化」は成り立てないときもある。コールガールのヨーコ、夢を追い駆るために離婚したけれど夢かなわずホテルマンをしているシンドウさん、彼の別れた奥さんの再婚相手はヨーコを愛人にしている。YOUさんはプロダクションに命令されてシンドウサンに色仕掛けをして仕事を回してもらおうとしている。汚職政治家の武藤田勝利氏と別れた愛人のはなちゃん(今はホテルの客室係)、ケンジ君に恋心をもつ客室係ナオちゃんにプロポーズする川平滋英さん、狭い世界で書道家ではなく筆耕係(ひっこう)を務めるオダギリ・ジョーさん、実は気弱な大物演歌歌手西田敏行さんなどです。人間の二面性を描く映画でもあります。
 大晦日(おおみそか)を背景にして、マスコミ記者たちも押し寄せてドタバタが繰り広げられます。「笑い」だけでは感動は生まれない。感動を生むテーマは「再起」でした。夢をあきらめようとしたけれどやっぱり思い直して再び夢を追いかけるスタートを切るのです。伏線として、ケンジ君の緑髪のお守り人形が登場人物さんたちの手を渡り歩きます。


この記事へのトラックバックURL

http://kumataro.mediacat-blog.jp/t57831
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい