2010年08月22日

のだめカンタービレ最終楽章前編

のだめカンタービレ最終楽章前編 DVD

 マンガを脚本にして映画化してあることはわかりました。どうして「のだめ」なのかはわかりませんが、上野樹里さんが「のだめ」という人であることはわかりました。そこからは、わからないことだらけです。のだめはどうして、赤ちゃん言葉のような、あるいは、ちょっと知恵が足りないような変なしゃべり方をするのだろう。それから、いつも、おどおどしている。役者が登場人物の個性を創るという目的しか思い浮かびません。映像で、のだめはパリでお買い物ばかりしているけれど、楽器の演奏はしないのか。なぜ、のだめの体がときおり、人形に変わるのか。それから、のだめと千秋という指揮者は正式な夫婦なのか。よくわかるのは、観客は、そんなのだめを応援したい。画面がマンガになるのは好きです。明るい雰囲気がいい。ピーターパンみたいにティンカーベルが登場して上昇していくのは、ピーターパンみたいにおとなになりたくないこどもという暗示があるのかもしれません。
 物語の柱は「調和」です。オーケストラとかバンドの人たちはどうも仲間内の関係は悪いようです。まあ、みんな仲良しの組織は見たことがありませんので、普通なのでしょう。千秋氏が指揮者として就任したマルデオケというまとまりのないオーケストラが、千秋とコンサートマスターを中心にしてまとまっていくサクセスストーリー(成功物語)です。楽団員の時間外練習風景は涙ぐましい。中途半端な状況で終わってしまいましたが、続編に続くようです。楽しい娯楽作品でした。

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