2010年08月09日

◎プラダを着た悪魔 DVD

プラダを着た悪魔 DVD

 タイトルから、いくつかの誤解をしていました。タイトルは聞いたことがありますが、公開当時の2006年は公私共に忙しく、映画を見る機会もありませんでした。「プラダ」はブランド名、「悪魔」からホラー映画とか、暴力残虐ギャング映画のような内容を想像していました。全然違う映画でした。映画はこうであってほしい。久しぶりに映画を見た気分になりました。最後は笑顔で終わりたい。第一の感想は「こんな楽しい映画が5年ぐらい前にあったのだ」という驚きです。今回、見ることができてよかった。気持ちがスカッとしました。理想を現実化して観衆や読者に感動を与えることが、映画や小説の役目だとわたしは信じています。
 「悪魔」は、ファッション雑誌の女性編集長ミランダを指します。部下に対して攻撃的な指示を次々ときりがないくらい出します。そして彼女の周りにあるのは自己顕示欲を始めとした私利私欲の固まりグループです。現実にもよくある話です。庶民から見れば、理不尽な領域です。
 厳しい編集長ミランダさんの決め言葉は、「That’s all.(以上)」です。用件は言いますが、質問等は受け付けません。一見、非情にもみえるその言葉の裏には、優しさがあります。
 最後にもうひとつ見終えてからも誤解していたことがあります。メリル・ストリープさんという名前の女優さんは、若い秘書のアンディさんだと思い込んでいました。違っていました。老獪(ろうかい)な編集長ミランダさんの方でした。ミランダさんには、小学校3年生ぐらいの双子の娘がいるのですが、残念なことに、ミランダさんは、子どもたちのおばあちゃんに見えます。
 付け加えると、法人組織の中で力をふるうためには、この映画にもあるとおり、数が必要です。それから、ファッションにはうといので、劇中の洋服を見てもわかりませんが、興味がある人には楽しめるのでしょう。

(再鑑賞 2011年4月30日)
人間が好きという根っこがないと感動を生むドラマをつくることはできない。
優しいという土台の上に厳しさがのっかっていないと感動を生むドラマをつくることはできない。 


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