2024年01月31日

探偵マリコの生涯で一番悲惨な日 邦画

探偵マリコの生涯で一番悲惨な日 2023年 邦画 動画配信サービス

 女優伊藤沙莉さん(いとうさいりさん)に魅力を感じて見始めた3本目でした。これまでに、『タイトル拒絶』と『ちょっと思い出しただけ』を観ました。
 見終えて思ったのは、この映画の主役は、伊藤沙莉さんではないだろうということでした。おちぶれたヤクザを演じる『戸塚六平(北村有起哉 きたむらゆきやさん)』、あわせて、忍者を演じる、『まさや(竹野内豊さん)』のおふたりが、特に目立った存在と演技でした。
 なんというか、伊藤沙莉さんは、人と人とのつなぎ役を果たす人間を演じただけで、映画全体の内容も芳しいとはいえず(かんばしい。よろしくはない)、これからは、出演される映画を選んだほうがいいと感じたのでした。伊藤沙莉さん以外の女優さんでもできるポスト(立ち位置)の役柄でした。

 舞台設定は、東京都新宿歌舞伎町で、舞台劇の映像を観ているようでもあります。映像を見ていて、スタッフほかがシーンを撮影する光景が目に浮かんでしまいます。

 お話は、宇宙人がからむもので、なんだかなーーという内容でした。
 東京都内市ヶ谷(いちがや)にある自衛隊科学防護隊所属(と聞こえました)市ヶ谷基地に召集された科学者のひとりが、宇宙人をアメリカ合衆国の組織から盗んだそうです。わたしは昨年秋に、市ヶ谷基地のお隣にある『JICAジャイカ国際協力機構地球広場』を見学したので、ほうそうかいなと思いました。
 FBI(アメリカ合衆国連邦捜査局)が宇宙人を探すのですが、FBIが私立探偵のマリコに探すことを依頼するのです。自ら(みずから)が探すことがFBIの本来の仕事ではなかろうか。国家的な仕事を個人探偵に委託するのです。不可解です。わたしが、馬鹿(ばか)まじめなのだろうか。

 こちらの映画もタバコ映画です。がっかりしました。タバコの路上ポイ捨てシーンが出てきます。だれが道ばたに捨てられた吸殻を掃除して片付けしていると思うのかと文句を言いたい。近隣住民が怒りながらほうきと塵取り(ちりとり)を持ってそうじしているのです。

 忍者が手裏剣(しゅりけん)で缶ビール3本を突き刺しました。缶からビールが噴き出してだいなしになりました。もったいない。

 まあ、ばかばかしくなる内容です。

 しばらく前に事件等で話題になったホストにお金を貢ぐ(みつぐ)若い女の人のシーンも出てきます。まあ、いろいろもめています。

 どうも、映画製作者らは、役所にうらみがあるようで、何度も年金の保険料を納めたか? という話が出てきます。映画製作者に国民年金の保険料を未納して滞納督促(たいのうとくそく。払ってください)を受けた体験者がいるのだろうと推測しました。

 まあなんというか、伊藤沙莉さんの資質とか才能、せっかくの魅力がだいなしです。やっぱり出る映画を選んだほうがいい。伊藤沙莉さんの演技がつまらない。

 アダルト映像の撮影はやらせですな。(だまし)
 まあ、家畜です。

 何のことかわかりません。
 つくり手はわかるのでしょうが、お客の立場であるこちらは、何のことが、内容なのかがわかりません。ひどい父親がいるものです。なんだか、シーンをつぎはぎしてあるだけの流れの映画です。
 
 探偵マリコのくちぐせが、『なんとかなる』で、何度も強調されています。

 暗い映画です。
 男女の愛情は、相手のどこがよくてカップルになったのかがわからない。
 親子は親子には見えない。
 女も男も疲れている。
 しなくてもいいことをして自滅していく。
 消えれば済むというものではない。

 意味がわからなかったセリフです。『(殺し屋としての)初めての仕事は、目から爪が出るくらい緊張した。(そう聞こえました)』
 殺し屋がなぜ貧乏なのだろう。殺し屋は多額の報酬をもらうから殺し屋を請け負うのではないか。

 悲しい内容の映画でした。
 終わり方は、つまらなかった。『手裏剣(しゅりけん)は、銃刀法違反です』で終わります。

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