2021年01月04日

ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅 仁和寺→姫路城

ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅 京都仁和寺(にんなじ)-兵庫県姫路城 テレビ番組

 太川陽介路線バスチーム:浅田舞 ちゅうえい(流れ星)
 村井美樹鉄道チーム:田村亮 渚(なぎさ。尼神インター(あまこう))

 どちらもこれまで三勝なので、今回はどちらが勝ってもいいという気持ちで鑑賞しました。企画内容から考えると、タクシー利用付きという条件なので、鉄道のほうが有利だと考えています。バスは本数と路線が少ない。時刻もたいてい遅れてきます。その点、鉄道は時刻通りです。

 前回と同じで、始まってしばらくはくだくだした時間帯が続きます。やる気のないゲストたちがリーダーたちの足を引っ張ろうとするのは、製作者側の意向なのでしょうが、観ていて不快になります。前日の夜に真剣勝負の「SASUKE(サスケ)」を観たあとだったので、がっかりしました。必ず乗れるはずの電車に、ゲストのだらだらとした食事で遅れて乗れなかったというシーンは見たくもありませんでした。それから、芸人さんの寒くなるすべるギャグもおもしろくありません。どこが笑いのツボなのかがわかりません。テレビを見ているお茶の間が冷たい雰囲気になります。タレントさんは、名前を売り出すチャンスなのですから、時間つぶしの時間帯にするのではなく、必死で考えて、ちゃんと見ている人の笑いをとりにきてほしい。つくり手が、これで視聴者が喜んでいると思っていたらそれは誤解です。もう次回からこの番組を観ることはやめようかという気持ちにすらなりました。えびすよしかずさんが出ていたころがなつかしい。フーテンの寅さんが旅をしているような人づきあいの温かみがありました。

 えびすさんの認知症同様に、60代になられた太川陽介さんの加齢による老化が目立った内容でした。太川陽介さんが道路の端を歩いていたときに、突然崩れ落ちて転倒して浅い溝に全身でころがり落ちたときはびっくりしました。ほかにも、バス時刻の把握間違いも複数回ありました。介護とまではいきませんが、ゲストが太川陽介さんを支える心配りが必要です。歳をとるということは体力・知力がゆっくりと衰えていくことと知りました。精神力だけでは、体はついてきてくれません。

 渚さんのそば打ちが上手でした。びっくりしました。
 浅田舞さんと田村亮さんの運動能力が高く、ふたりの体力・持久力に感心しました。ちゅうえいさんは、いろいろと、もうちょっとがんばってほしい。周囲から助言をもらって、パターンを変えたほうがいいです。いまの言動のままでは、見た人を怒らせるだけで、ご自身にとってはマイナスです。

 村井美樹さんのプランの立て方、考え方がすごい。タクシーは最短距離で峠道の上り坂だけを使う。タクシーに乗車する目的位置で待ってもらうようにタクシー会社に予約を入れておく。ただ、村井美樹さんは、ときおり運に恵まれないことがあります。
 いっぽう太川陽介さんチームは、チョンボ(うっかりした間違い)もありましたが、ミラクル(奇跡)も複数回ありました。ミラクルがあるからこそ、この企画はやめられません。まさかというようないいことが現実に起こります。人間にとって本当に大事なものはお金ではない。「感動体験を仲間と共有すること」だと悟ります。

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