2016年08月07日

少年時代 邦画 DVD

少年時代 邦画 DVD

 もう26年ぐらい前の映画で、見るとやはり古さを感じます。
 今、80歳を超える人たちの若い頃を思い出させる映画です。戦後71年間ぐらいが経過しました。もうすぐ終戦記念日です。
 劇中では、なつかしい人々が若々しい姿で動いています。先日亡くなった大橋巨泉さんも写真館の店主として、登場人物少年ふたりの姿を写真におさめています。

 第二次世界大戦中、空襲の恐れがある東京を離れて富山に来た小学5年生の少年と地元の少年たちの思い出です。
 主導権争いがあります。途中、いじめシーンや暴力シーンがあるため観ていていい気持ちがしません。他の書評を読むと、世界大戦の縮図とありました。

 登場人物たちは現代の子どもたちですから、現代人が昔の田舎者を演じている風情はあります。お金のある者、お金のない者、大きな家に住むもの、おんぼろの家に住むもの、親が安定した職業にある者、平凡な者、いろいろです。ひとりの人生にもいいとき、そうでないときがあって、暮らしは流れていきます。
 
 救いは、「友情」です。井上陽水さんの歌、よかった。

 ストーリーテラー(物語の語りべ)となる少年がいます。これは、スタンド・バイ・ミーからきているのだろうと観ていて思いました。

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