2015年09月29日

ガチ☆ボーイ 邦画 DVD

ガチ☆ボーイ 邦画 DVD

 後半30分間が重厚でした。今年観てよかった映画です。
 自転車自分ひとり転倒事故で頭を打って以来、その後の記憶が1日分しかもたなくなった大学法学部3年生のお話です。転倒事故以前の記憶は明瞭に残っている。
 記憶を持続させることができないパターンである「博士が愛した数式」とか、「明日の記憶」、韓国映画の消しゴムがどうしたこうしたとかいう路線です。
 あせる主人公は頻繁にメモをします。また、ポラロイドカメラで写真を残します。それでも、翌日になると前日の記憶は残っていません。

 明るく華やかなタイトルとか、ケースの装丁とは違って、映画はしんみりした雰囲気で始まります。
主人公五十嵐が学生プロレスの門戸を叩いたのは、練習や試合の翌日に体に筋肉痛や切り傷・擦り傷が残るからです。彼にとっては、痛みや傷が生きている証(あかし)です。そうやって、「死にたい」というせっぱつまった気持ちを克服しています。

 五十嵐の実家は銭湯で、親父さんがひとりで営業しています。父親と息子の葛藤があります。そこに学びがあります。こどもには、好きなことをやらせる。やりたいことをやらせる。父親役泉谷しげるさんが放った「勝手にしろ!」の言葉は愛情が満ちています。

 プロレスの組織とかルールはわかりませんが、熱意のこもったいい作品でした。


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