2015年08月16日

キューポラのある街 邦画 DVD

キューポラのある街 邦画 DVD

 たぶん、テレビでは放映しにくい内容でしょう。
 いたるところに表れる人種差別用語
 それから、体罰、政党差別、アルコール中毒の親父、義理人情、意地
 たしかにあった過去の事実です。

 昭和30年代、密集する木造家屋の風景がなつかしい。

 吉永小百合さんの体当たりの演技が光っています。

 こどもたちの漫才、コントめいたやりとりが楽しい
 子どもの世界を描いた映画でもあります。

 貧しいけれどたくましい。
 修学旅行に行けないこどもとか、
 定時制高校でがんばるこどもとか、
 たしかにいました。
 そうやって、人にもまれて人が育った時代がありました。
 隔世の感があります。
 出演者の皆さんの演技は真剣で、とても、フィクション(仮想)とは思えません。

 オートメーション化で職人がいらなくなるシステムが始まっていますが、まだ、本格的なものではありません。
 「個人主義」という言葉はまだ使用されておらず、「自己中心主義」という言葉が使用されています。

家族ががっちりと組まれている作品です。
たしかにあった家族像です。

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