2014年07月24日

おとなのけんか 映画 DVD

おとなのけんか 映画 DVD

 なにやらむずかしい映画でした。
 79分間という短さなのですが長く感じられます。
 冒頭に11歳、男の子同士のけんかがあります。片方がケガをします。
 幕切れに、男の子同士が遊んでいます。冒頭のけんかをしたふたりです。
 冒頭と幕切れの間に、ふたりの男の子の両親同士が、被害者宅で話し合いというか、やりとりというか、ぶつかりあいというか、騒動があります。その間の映像は終始、被害者宅に限られます。はじまってしばらくは、ふた組の夫妻のやりとりをながめるのが苦痛に感じます。さっさと、加害者息子の夫妻は帰ればいいのに、なかなか帰りません。40分ぐらい過ぎると観るほうはその展開に慣れてきて、内容にのめりこむことができます。ただし、加害者の母親が途中二度ほどおう吐するので気持ちが悪くなります。
 二者の間の紛争の話題は、こどものけんかだけではなくて、動物であるハムスターの飼育放棄、加害者の父親(弁護士)が担当・誘導する悪徳訴訟、共働きで子どもを育てるときの父親の協力のなさ、家庭の平和維持よりも稼ぎの追求、携帯電話依存など多岐に及びます。
 対立して、ぶつかりあって、そののちに協調する。対立の項目は抽象的です。4人ともふだんの生活でストレスがたまっています。大声のあびせあいを見ていると劇中の俳優さんの言葉「怪物」がずばりあてはまります。力作ですが、なかなか売れない映画でしょう。でも、こういう作品が映画賞を獲得するのです。
 途中、わからなかったセリフの言葉「リベラル」を調べました。この映画の場合、穏やかに紛争を解決しようとする人ということでしょう。リベラルを自称していた4人は、リベラルになりきれなかったとみるのか、なれたのか、結末に至るまでが激しかったので判断がつきません。


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