2014年07月21日

桂枝雀のわんだー・らんど CD

桂枝雀のわんだー・らんど CD

 運転中の車の中で、AMラジオから流れてくる漫才とか落語を聴いていました。
 思えば、子どものころは、テレビで、漫才や落語を聴いていました。もう45年ぐらい前です。

 最近DVDで、落語家を素材にした映画「しゃべれども しゃべれども」を観ました。
 そんなことがきっかけになって、CDショップの落語コーナーをのぞきました。
 どの落語を聴こうかと迷いました。知っている落語家さんたちはすでに亡くなっています。遠い記憶をたどって、昔、好きだった桂枝雀(かつらしじゃく)さんにしました。病気のために若くしてすでに亡くなっています。(と、このときは思っていました。ところが)、CDを何度も繰り返して聴いたあと、彼の経歴を調べて驚きました。うつ病もちで、自殺して亡くなっていました。知りませんでした。寄席の高座では爆発的に明るい人でした。

 このCDは、1990年の作品で、その9年後に亡くなっています。

 CDの感想です。
 SR集(ショート・落語)を聴いていました。犬がしゃべります。ソフトバンクのCMのヒントはここにあるのではないか。
 「大前田博士の伝説」では、連続するダジャレに笑いました。
 時空間移動という特徴があります。死後の世界から現生を見る作品が複数登場するのは、うつという病のせいかもしれません。
 ひとり語りですが、落語ですから当然、複数の人間がしゃべっているように聴こえます。うまい。
 英語落語の創始者でもあられます。日本語を英訳したときの苦労話を語っておられます。
 最後になりましたが、命がけで真面目に落語に取り組んでいることが伝わってくる内容です。
命を削りながら落語を語っておられます。

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