2023年09月21日
にゃんこ大戦争で学ぶ英語の本お金の本難しい言葉の本
にゃんこ大戦争で学ぶ 「英語の本」「お金の本」「難しい言葉の本」
親族の小学校低学年男児に、マンガ『にゃんこ大戦争』の大ファンがいます。
4コママンガです。わたしが、読んでもなんにも笑えないのですが、本人はケラケラ・ケタケタと大きな含み笑いをしながら熱心にコミックマンガ本のページをめくっています。(世代で笑いのツボが違うのでしょう)
誕生日のプレゼントということで、にゃんこ大戦争が素材で勉強がらみの本を三冊用意しました。本人に渡す前に、わたしが全ページをめくってコメントを残してみます。
『英語で! にゃんこ大戦争 気がついたら英語がペラペラになった 小学館』
この本はちょっと、小学校低学年のこどもさんには向きません。
どうしたのだろう。おとなが読んでもむずかしい。
英語の文章にカタカナがふってあります。アルファベットの文字を見る前にカタカナ表記に目がいくので英語の学習になりません。
文章もなにかヘンなものがあります。「お母さん、きび団子(だんご)つくってくれる?」「遊園地か高級料亭に連れて行って」「お父さんが迷子になりました」「蕎麦屋(そばや)でハンバーグは注文できません」「流れ星も隕石も(いんせきも)きれいだね」「先生、あなたはだれですか?」など。
文法の説明がどこにもありません。
つくりは派手な本です。簡単に英語が身につくような宣伝文句です。この本ではそれは無理です。わたしはもうずいぶん昔の資格取得ですが、英検は2級です。
ちょっとこれはという気分になりました。
うーむ…… ほめるならば、(奇妙ではありますが、にゃんこの)マンガの絵を楽しむ本です。
『にゃんこ大戦争で学ぶ! お金のヒミツ KADOKAWA』
こちらはかなりいい本です。
思うに学校で国語・算数・理科・社会を学ぶように、お金のことを学んだほうがいい。
お金の管理ができなくて破綻(はたん)する人がいます。働いて稼いで貯めるとか、ローンを組んで車や家を買うとか、教育資金とか、少しはずれて、貸した金は返ってこないとか、保証人になったら全財産を失うこともあるとか、そういう現実的な学びが必要です。
(現金を見たら自分のポケットに入れたがる人もいます。だめです。他人の金です。会社や組織などのお金です。捕まったあと、弁償して、刑に処せられるのです。お金で人生を棒に振ります。(棒に振る:それまでの努力や苦労を無にしてしまう))
ぺらぺらとこの本のページをめくると、そういった類似のことが書いてありそうです。
この本の読み始めに昔読んだ『金持ち父さん貧乏父さん ロバート・キヨサキ 筑摩書房』を思い出しました。
金持ち父さんとは、著者の友人の父さんです。実業家です。貧乏父さんとは著者の実父です。教員です。
著者は友人の父さんをほめます。友人の父は不動産投資と株を軸にして、お金儲けをする人です。
著者は、教員で、コツコツまじめに長年働く実父を否定します。人生における時間と労力がむだだと断定します。
その本を読んだときには、違和感をもちました。著者にとっては、(お金のことに関しては)友人の父が理想で、実父はだめな人という評価だったからです。
わたしは、仕事は、給料が安くても辞めてはいけない。仕事があるだけありがたいと思いなさいと教育されてがまんして働き続けました。その本の著者から見れば、否定されるほうの働き方です。
わたしは、3年ぐらい前から、株式投資を始めてその違和感が消えました。お金でお金を増やすことを知ったからです。株式投資をやっているとわかるのですが、なにかのきっかけで複数の株の株価が急上昇して、1か月半ぐらいで、パートの主婦の年収分ぐらいの利益が生まれることがあります。パートの主婦が知ったらショックを受けると思います。いっぽう、なにかのきっかけで、複数の株の株価が急落して、半日程度のことで、パートの主婦の1か月分の収入が溶けるように消えていくこともあります。ハイリスク・ハイリターンです。されど、じょうずに運用すればお金が増えていきます。『業績がいい』『信用できる』会社を選べば、株価の上下動の幅は小さくても確実な配当金が得られます。
本の目次にある言葉がいい! 『社会を生き抜くために必要なお金のヒミツをにゃんこたちといっしょに学べる本にゃ!』そうです。人はお金を稼いで、社会を生き抜かねばならないのです。
電子マネーの時代になって、こどもたちは、現金を目にすることが少なくなりました。
硬貨や紙幣はていねいに扱う。けして、ほうり投げてはいけないと教わりました。そういったことを教える人も減ってきました。
この本では、現金のことが、詳しくていねいに書いてあります。
『サラリーマン』の『サラリー』は、ラテン語で『塩』のことだそうです。知りませんでした。塩は人間の体を維持していくための必要な成分です。体液に含まれている成分だと読んだことがあります。
物々交換を思い出しました。
わたしがこどものころは、いなかの農家では物々交換の習慣がありました。
近所の家に、ニワトリの卵を持って行き、冷蔵庫の氷をもらっていたことがあります。
『信用』が大事(だいじ)。
紙幣も金券も信用があるから流通できます。
ちょっと別の意味ですが、大手中古車販売会社で不祥事があったのですが、保険会社もからんでいて、わたしは保険会社の株をもっていたのでとてもがっかりして手離しました。保険金詐欺をやるような会社は株式市場から退場してほしい。
偽札づくりは重い罪です。
1961年(昭和36年)にニセモノの1000円札が343枚使われて、犯人が捕まらず、1963年に新札が発行されたということは初めて知りました。
本の内容は、見やすくてわかりやすい。
こどもさんが読んだり見たりしてもだいじょうぶでしょう。
すんなり理屈がわかるとは思えませんが、理解するためには実技が必要です。こども自身に買い物をさせるのがいい。
お金を借りることについての説明もあります。借りたら返す。奨学金のことも書いてあります。
わたしも奨学金を借りました。結婚した時に繰り上げ返済で全額を返済しました。
最近は、奨学金を返さなくてもいいというような風潮が見られて驚きます。わたしは、人からお金を借りたらお礼(おれい)に利子(りし)をつけて返すものだと上の世代から教わりました。
この本は良書です。今年読んで良かった一冊に入れておきます。
カードについて書いてあります。
1 前払いのカード
①図書カードほか ②交通系ICカード
2 即時払いのカード
デビッドカード
3 あと払いのカード
クレジットカード
電子マネーについて書いてあります。
データでお金のやりとりをする。
不正に使われることがあるので注意する。
パスワードは教えない。
カードを紛失したらすぐ停止する。
リボ払いはできるだけやめる。(毎月分割返済は、借りた元金がなかなか減らない)
インターネットの買い物は安全とは限らない。
買い物は、安ければいいというものではない。
税金について詳しく書いてあります。親切な記述です。
国税、地方税。払わないとどうなるか。給料や預金や土地や家などを差し押さえられる。(信用を失います)
消費税の説明あり。住民税、自動車税、所得税、酒税、入湯税(にゅうとうぜい。温泉入浴がらみの税)
保険料の説明あり。国民健康保険料、国民年金保険料、介護保険料。自分は受診、利用しないから払わないと言う人は、いざというときに泣くことになります。病気や介護が必要になったときに親族やまわりの人たちに迷惑をかけてひとりぼっちになります。
100円の価値について考える。10年後も100円で、その物を買えるかどうかはわからない。
ランドセルの値段、バナナの値段が参考です。
物価が下がればいいというものではない。
モノの値段が下がると、「デフレ(物価が下がり続ける)」になって不景気になる。給料は上がらない。お金が世の中を回らなくなる。お金が回らないと経済状況は悪くなる。
節約だけでは、豊かにはなれない。
外国のお金について説明があります。ドル、ユーロ、元(中国)、ドン(ベトナム)など。
日本銀行の建物は、日本の通貨である『円(えん)』の形をしている。
宝くじのことが書いてあります。
若いころ、友だちと組んで、1年間毎週宝くじを買い続けたことがあります。当たりませんでした。頭にきて、大量の宝くじのハズレ券を床にぶちまけて、バカヤローと友だちとふたりで踏んづけました。
宝くじは当たりません。買わないほうがいい。その分、貯金しておけば良かった……
無職である期間をできるだけ短くすることで貧困から遠ざかることができます。働けばお金は入ってきます。『お金のため』と割り切れれば、嫌な仕事に耐えられるということはあります。もらったお金でストレス解消をします。
ニコチン(たばこ)は、お金がムダになります。体を壊して働けなくなったりもします。まわりにいる人にも迷惑をかけます。たいてい働く場所には喫煙場所がありませんから、喫煙者は採用時に雇用主から嫌がられます。
自家用車の保有はお金がかかります。年間、こどもひとり分の養育費ぐらいかかります。
ギャンブルも損します。たまにもうかりますが、トータル(合計)で損します。
給料をもらうサラリーマン(雇われ人)では、金持ちにはなれないと教えられたことがあります。お金が欲しかったら自営業です。人を雇う側の立場の人間になります。
お笑い芸人さんが、1か月15万円の給料では、ばからしくてやっていられないと発言した記事を読んだことがあります。たしかに、彼の年収は5000万円ぐらいでした。
銀行の利子(りし)のことが書いてあります。最近は微々たる利子しかつきません。なん円とか、何十円とか、何百円とか、そういう小さい世界です。
銀行がつぶれたときの保険が書いてあります。1000万円までです。
株式投資のことが書いてあります。けっこう詳しく書いてあります。株主優待のことも書いてあります。テレビ番組『月曜から夜更かし』の桐谷さんを思い出します。
お金を自分に投資する。自分の能力向上のためにお金を使います。自分が財産です。
なんというか、衣食住の基本的な社会生活が営めるようになるという下地(したじ)をつくってから、いろいろなことにチャレンジしたほうがいい。最近のちびっこはユーチューバーになりたいとか言いますが、いきなり、その道の有名人になっても世間や社会のことを知らなければそのうちつぶれてしまいます。破綻します。(はたん:やっていけなくなる)世の中の人は善人ばかりではありません。お金があるところにはへんな人間も集まってきます。
『にゃんこ大戦争で学ぶ! 難しい言葉1000 KADOKAWA』
大きくてぶあつい本です。国語の辞書みたいです。
最初は、小学校低学年にはむずかしいと思いましたが、読んでいるうちに、あんがいいけるんじゃないかと思いなおしました。
日本語の研究・紹介書です。テレビのクイズ番組の問題に出てきそうな言葉の意味紹介がたくさんあります。
読み込んで覚えれば、語彙(ごい。言語使用の幅、範囲)が広がります。
いい本です。
Lesson001から始まって、Lesson153まであります。6択(ろくたく。6個の答え候補から選ぶ)問題があって、次に6個の問題があります。問題がいっぱいです。
文章づくりの参考になります。
大量ですので、少しずつ楽しみながら前進するようにページをめくるやりかたがよろしいかと思います。
小学生にはむずかしそうですが、やってみないとわかりません。
ツボにはまれば、おもしろいと思います。
最初はむずかしくてもだんだん慣れてきます。
正解すると嬉しいし楽しい。
日本語研究の本です。
プレゼントにはいい本です。
『四字熟語』があります。
なんというか、不思議な絵を楽しむ本です。
ネコの顔の下にどういうわけか、足が付いています。
不気味でさえあります。
(昔、オカザえもんという愛知県岡崎市の非公認キャラクター人形を買ってきて玄関に飾っていたら『あんな気持ち悪いものがどうして好きなのか』と言われてしょんぼりしたことがあります。奈良の『せんとくん』も気持ち悪いそうです。人によって好みは異なる(ことなる)ものだなあと考えましたが、そう言われるとそうだなと思い飾るのをやめました。ドラえもんからネーミングしてあるのかと今ふと気づきました(オカザえもん))
『故事成語(こじせいご)』も出てきました。『矛盾(むじゅん)』とか『背水の陣(はいすいのじん)』『蛍雪の功(けいせつのこう)』などです。
なかなかいい本でした。
(2024年12月4日水曜日追記)
先日用事があって千葉駅へ行ったときに、駅のそばにあったパチンコ店の玄関前に、『にゃんこ大戦争』の看板があって、なんだか気分が盛り上がりました。こども向けのマンガですが、パチンコ台のキャラクターにもなるのですな。
以前うちの小学校低学年の男の孫が、パチンコに連れて行ってくれというので、ゲームセンターだろうと思っていたら、本当のパチンコ屋だと言うのでびっくりしました。18歳未満はだめだ。ギャンブルなんだと教えてやりました。
親族の小学校低学年男児に、マンガ『にゃんこ大戦争』の大ファンがいます。
4コママンガです。わたしが、読んでもなんにも笑えないのですが、本人はケラケラ・ケタケタと大きな含み笑いをしながら熱心にコミックマンガ本のページをめくっています。(世代で笑いのツボが違うのでしょう)
誕生日のプレゼントということで、にゃんこ大戦争が素材で勉強がらみの本を三冊用意しました。本人に渡す前に、わたしが全ページをめくってコメントを残してみます。
『英語で! にゃんこ大戦争 気がついたら英語がペラペラになった 小学館』
この本はちょっと、小学校低学年のこどもさんには向きません。
どうしたのだろう。おとなが読んでもむずかしい。
英語の文章にカタカナがふってあります。アルファベットの文字を見る前にカタカナ表記に目がいくので英語の学習になりません。
文章もなにかヘンなものがあります。「お母さん、きび団子(だんご)つくってくれる?」「遊園地か高級料亭に連れて行って」「お父さんが迷子になりました」「蕎麦屋(そばや)でハンバーグは注文できません」「流れ星も隕石も(いんせきも)きれいだね」「先生、あなたはだれですか?」など。
文法の説明がどこにもありません。
つくりは派手な本です。簡単に英語が身につくような宣伝文句です。この本ではそれは無理です。わたしはもうずいぶん昔の資格取得ですが、英検は2級です。
ちょっとこれはという気分になりました。
うーむ…… ほめるならば、(奇妙ではありますが、にゃんこの)マンガの絵を楽しむ本です。
『にゃんこ大戦争で学ぶ! お金のヒミツ KADOKAWA』
こちらはかなりいい本です。
思うに学校で国語・算数・理科・社会を学ぶように、お金のことを学んだほうがいい。
お金の管理ができなくて破綻(はたん)する人がいます。働いて稼いで貯めるとか、ローンを組んで車や家を買うとか、教育資金とか、少しはずれて、貸した金は返ってこないとか、保証人になったら全財産を失うこともあるとか、そういう現実的な学びが必要です。
(現金を見たら自分のポケットに入れたがる人もいます。だめです。他人の金です。会社や組織などのお金です。捕まったあと、弁償して、刑に処せられるのです。お金で人生を棒に振ります。(棒に振る:それまでの努力や苦労を無にしてしまう))
ぺらぺらとこの本のページをめくると、そういった類似のことが書いてありそうです。
この本の読み始めに昔読んだ『金持ち父さん貧乏父さん ロバート・キヨサキ 筑摩書房』を思い出しました。
金持ち父さんとは、著者の友人の父さんです。実業家です。貧乏父さんとは著者の実父です。教員です。
著者は友人の父さんをほめます。友人の父は不動産投資と株を軸にして、お金儲けをする人です。
著者は、教員で、コツコツまじめに長年働く実父を否定します。人生における時間と労力がむだだと断定します。
その本を読んだときには、違和感をもちました。著者にとっては、(お金のことに関しては)友人の父が理想で、実父はだめな人という評価だったからです。
わたしは、仕事は、給料が安くても辞めてはいけない。仕事があるだけありがたいと思いなさいと教育されてがまんして働き続けました。その本の著者から見れば、否定されるほうの働き方です。
わたしは、3年ぐらい前から、株式投資を始めてその違和感が消えました。お金でお金を増やすことを知ったからです。株式投資をやっているとわかるのですが、なにかのきっかけで複数の株の株価が急上昇して、1か月半ぐらいで、パートの主婦の年収分ぐらいの利益が生まれることがあります。パートの主婦が知ったらショックを受けると思います。いっぽう、なにかのきっかけで、複数の株の株価が急落して、半日程度のことで、パートの主婦の1か月分の収入が溶けるように消えていくこともあります。ハイリスク・ハイリターンです。されど、じょうずに運用すればお金が増えていきます。『業績がいい』『信用できる』会社を選べば、株価の上下動の幅は小さくても確実な配当金が得られます。
本の目次にある言葉がいい! 『社会を生き抜くために必要なお金のヒミツをにゃんこたちといっしょに学べる本にゃ!』そうです。人はお金を稼いで、社会を生き抜かねばならないのです。
電子マネーの時代になって、こどもたちは、現金を目にすることが少なくなりました。
硬貨や紙幣はていねいに扱う。けして、ほうり投げてはいけないと教わりました。そういったことを教える人も減ってきました。
この本では、現金のことが、詳しくていねいに書いてあります。
『サラリーマン』の『サラリー』は、ラテン語で『塩』のことだそうです。知りませんでした。塩は人間の体を維持していくための必要な成分です。体液に含まれている成分だと読んだことがあります。
物々交換を思い出しました。
わたしがこどものころは、いなかの農家では物々交換の習慣がありました。
近所の家に、ニワトリの卵を持って行き、冷蔵庫の氷をもらっていたことがあります。
『信用』が大事(だいじ)。
紙幣も金券も信用があるから流通できます。
ちょっと別の意味ですが、大手中古車販売会社で不祥事があったのですが、保険会社もからんでいて、わたしは保険会社の株をもっていたのでとてもがっかりして手離しました。保険金詐欺をやるような会社は株式市場から退場してほしい。
偽札づくりは重い罪です。
1961年(昭和36年)にニセモノの1000円札が343枚使われて、犯人が捕まらず、1963年に新札が発行されたということは初めて知りました。
本の内容は、見やすくてわかりやすい。
こどもさんが読んだり見たりしてもだいじょうぶでしょう。
すんなり理屈がわかるとは思えませんが、理解するためには実技が必要です。こども自身に買い物をさせるのがいい。
お金を借りることについての説明もあります。借りたら返す。奨学金のことも書いてあります。
わたしも奨学金を借りました。結婚した時に繰り上げ返済で全額を返済しました。
最近は、奨学金を返さなくてもいいというような風潮が見られて驚きます。わたしは、人からお金を借りたらお礼(おれい)に利子(りし)をつけて返すものだと上の世代から教わりました。
この本は良書です。今年読んで良かった一冊に入れておきます。
カードについて書いてあります。
1 前払いのカード
①図書カードほか ②交通系ICカード
2 即時払いのカード
デビッドカード
3 あと払いのカード
クレジットカード
電子マネーについて書いてあります。
データでお金のやりとりをする。
不正に使われることがあるので注意する。
パスワードは教えない。
カードを紛失したらすぐ停止する。
リボ払いはできるだけやめる。(毎月分割返済は、借りた元金がなかなか減らない)
インターネットの買い物は安全とは限らない。
買い物は、安ければいいというものではない。
税金について詳しく書いてあります。親切な記述です。
国税、地方税。払わないとどうなるか。給料や預金や土地や家などを差し押さえられる。(信用を失います)
消費税の説明あり。住民税、自動車税、所得税、酒税、入湯税(にゅうとうぜい。温泉入浴がらみの税)
保険料の説明あり。国民健康保険料、国民年金保険料、介護保険料。自分は受診、利用しないから払わないと言う人は、いざというときに泣くことになります。病気や介護が必要になったときに親族やまわりの人たちに迷惑をかけてひとりぼっちになります。
100円の価値について考える。10年後も100円で、その物を買えるかどうかはわからない。
ランドセルの値段、バナナの値段が参考です。
物価が下がればいいというものではない。
モノの値段が下がると、「デフレ(物価が下がり続ける)」になって不景気になる。給料は上がらない。お金が世の中を回らなくなる。お金が回らないと経済状況は悪くなる。
節約だけでは、豊かにはなれない。
外国のお金について説明があります。ドル、ユーロ、元(中国)、ドン(ベトナム)など。
日本銀行の建物は、日本の通貨である『円(えん)』の形をしている。
宝くじのことが書いてあります。
若いころ、友だちと組んで、1年間毎週宝くじを買い続けたことがあります。当たりませんでした。頭にきて、大量の宝くじのハズレ券を床にぶちまけて、バカヤローと友だちとふたりで踏んづけました。
宝くじは当たりません。買わないほうがいい。その分、貯金しておけば良かった……
無職である期間をできるだけ短くすることで貧困から遠ざかることができます。働けばお金は入ってきます。『お金のため』と割り切れれば、嫌な仕事に耐えられるということはあります。もらったお金でストレス解消をします。
ニコチン(たばこ)は、お金がムダになります。体を壊して働けなくなったりもします。まわりにいる人にも迷惑をかけます。たいてい働く場所には喫煙場所がありませんから、喫煙者は採用時に雇用主から嫌がられます。
自家用車の保有はお金がかかります。年間、こどもひとり分の養育費ぐらいかかります。
ギャンブルも損します。たまにもうかりますが、トータル(合計)で損します。
給料をもらうサラリーマン(雇われ人)では、金持ちにはなれないと教えられたことがあります。お金が欲しかったら自営業です。人を雇う側の立場の人間になります。
お笑い芸人さんが、1か月15万円の給料では、ばからしくてやっていられないと発言した記事を読んだことがあります。たしかに、彼の年収は5000万円ぐらいでした。
銀行の利子(りし)のことが書いてあります。最近は微々たる利子しかつきません。なん円とか、何十円とか、何百円とか、そういう小さい世界です。
銀行がつぶれたときの保険が書いてあります。1000万円までです。
株式投資のことが書いてあります。けっこう詳しく書いてあります。株主優待のことも書いてあります。テレビ番組『月曜から夜更かし』の桐谷さんを思い出します。
お金を自分に投資する。自分の能力向上のためにお金を使います。自分が財産です。
なんというか、衣食住の基本的な社会生活が営めるようになるという下地(したじ)をつくってから、いろいろなことにチャレンジしたほうがいい。最近のちびっこはユーチューバーになりたいとか言いますが、いきなり、その道の有名人になっても世間や社会のことを知らなければそのうちつぶれてしまいます。破綻します。(はたん:やっていけなくなる)世の中の人は善人ばかりではありません。お金があるところにはへんな人間も集まってきます。
『にゃんこ大戦争で学ぶ! 難しい言葉1000 KADOKAWA』
大きくてぶあつい本です。国語の辞書みたいです。
最初は、小学校低学年にはむずかしいと思いましたが、読んでいるうちに、あんがいいけるんじゃないかと思いなおしました。
日本語の研究・紹介書です。テレビのクイズ番組の問題に出てきそうな言葉の意味紹介がたくさんあります。
読み込んで覚えれば、語彙(ごい。言語使用の幅、範囲)が広がります。
いい本です。
Lesson001から始まって、Lesson153まであります。6択(ろくたく。6個の答え候補から選ぶ)問題があって、次に6個の問題があります。問題がいっぱいです。
文章づくりの参考になります。
大量ですので、少しずつ楽しみながら前進するようにページをめくるやりかたがよろしいかと思います。
小学生にはむずかしそうですが、やってみないとわかりません。
ツボにはまれば、おもしろいと思います。
最初はむずかしくてもだんだん慣れてきます。
正解すると嬉しいし楽しい。
日本語研究の本です。
プレゼントにはいい本です。
『四字熟語』があります。
なんというか、不思議な絵を楽しむ本です。
ネコの顔の下にどういうわけか、足が付いています。
不気味でさえあります。
(昔、オカザえもんという愛知県岡崎市の非公認キャラクター人形を買ってきて玄関に飾っていたら『あんな気持ち悪いものがどうして好きなのか』と言われてしょんぼりしたことがあります。奈良の『せんとくん』も気持ち悪いそうです。人によって好みは異なる(ことなる)ものだなあと考えましたが、そう言われるとそうだなと思い飾るのをやめました。ドラえもんからネーミングしてあるのかと今ふと気づきました(オカザえもん))
『故事成語(こじせいご)』も出てきました。『矛盾(むじゅん)』とか『背水の陣(はいすいのじん)』『蛍雪の功(けいせつのこう)』などです。
なかなかいい本でした。
(2024年12月4日水曜日追記)
先日用事があって千葉駅へ行ったときに、駅のそばにあったパチンコ店の玄関前に、『にゃんこ大戦争』の看板があって、なんだか気分が盛り上がりました。こども向けのマンガですが、パチンコ台のキャラクターにもなるのですな。
以前うちの小学校低学年の男の孫が、パチンコに連れて行ってくれというので、ゲームセンターだろうと思っていたら、本当のパチンコ屋だと言うのでびっくりしました。18歳未満はだめだ。ギャンブルなんだと教えてやりました。