2023年09月08日

ちっちゃなおさかなちゃん ヒド・ファン・ヘネヒテン/作・絵

ちっちゃなおさかなちゃん ヒド・ファン・ヘネヒテン/作・絵 古藤ゆず(ことうゆず)/翻訳 Gakken

 ちいさなお子さん向けの絵本です。
 ことしの春に生まれた親戚の男の子に贈るつもりです。
 まず、自分が読んでみます。

 かんたん、やさしい、かわいい。
 一歳児ぐらいから二歳児ぐらい向けの印象があります。

 色がきれい。
 おさかなの形がシンプル。
 素朴です。(そぼく:飾り気がない)

 海の中の色は、ブルーじゃなくて、ブラックです。
 めりはりがあっていい。暖色系の色がきれいに目立っています。

 作者は、1957年ベルギー生まれです。

 おさかなのあかちゃんが海の中で迷子になって、ママをさがすのです。
 現実のおさかなのこどもはそんなことはしないのですが、絵本のなかでは、人間のあかちゃんの代わりです。(擬人法 ぎじんほう)
 あかちゃんは、パパを、さがさないのよね~~ ママをさがすのよね~~ パパはいらないから。

 カニのこと→てとてと
 ヒトデのこと→つんつん
 巻貝のこと→ぐるりんこ
 カメのこと→ひょっこり
 クジラのこと→ざんぶー
 タコのこと→く~にゃ
 (いいかえがうまい!)
 
 おさかなのあかちゃんが、ようやくママに会えました。
 さかなの親子は、真鯛(マダイ)に見えます。
 
 ちっちゃな子に読み聞かせをしながら、色彩豊かな絵を楽しむ絵本です。  

Posted by 熊太郎 at 06:50Comments(0)TrackBack(0)読書感想文