2018年03月04日

藤井聡太天才はいかに生まれたか 松本博文

藤井聡太天才はいかに生まれたか 松本博文 NHK出版新書

 「天才」について記してある本でした。
 地名が身近なところばかりで、気持ちがなんとなく引く部分があります。
 今日見た広報では、3月24日、名古屋城に彼が登場するようです。

 どんな環境にあっても、「天才」は埋もれない。
 必ず頭角を現す。

 将棋のことはわからないので、内容の2割から3割ぐらいしか理解できません。

 強くなるために必要なもの。努力、才能、根性、負けん気、闘争心とあります。同感です。

 終盤の切れ味がすばらしいところが特徴だそうです。
 天才を天才と理解できる著者の能力がうらやましい。

 人生の前半で力を使い果たすスポーツ選手と異なって、これからずっとこの道一筋で天才であり続ける彼です。年齢が早すぎるから天才、年齢を重ねれば、年相応ということもあります。
 
 将棋の進行記述は、勢いがあって良かった。

 14歳といえば、自我(自分の認識)に目覚めて、人嫌いになる反抗期を迎える時期ですが、スーツにネクタイの彼はもうおとなそのものです。天才であるがゆえの青少年期です。加藤一二三さんのようにユニークな存在になるような気配もなく、ごくふつうのおとなしい姿です。  

Posted by 熊太郎 at 10:25Comments(0)TrackBack(0)読書感想文