2020年12月29日

2020年 今年読んでよかった本

2020年 今年読んでよかった本

おふろだいすき 松岡亨子(まつおか・きょうこ)・作 林明子・絵 福音館書店
 今年読んで良かった1冊です。こどもさん向けの絵本です。
 いわゆる「ほら話」です。落語のようでもあります。
 ふつうは、「うそをついてはいけません」と教えますが、物語の世界のなかでは、うそをついてもかまわないのです。むしろ、おおうそつきにならねばならないのです。その気楽さがいい。

だれも知らない小さな国 佐藤さとる・作 村上勉・絵 講談社文庫
 1959年自費出版から始まった本です。
 物語の中のこととして、20年前、ぼくは小学3年生8才ですから、主人公のぼくは、今は28才です。思い出の記です。

しょうがっこうへいこう 斉藤洋・作 田中六大・絵 講談社
 今年読んで良かった1冊です。
 小学校へ入学するこどもさんの不安を解消するための絵本です。
 クイズ形式になっている楽しい本でした。
 いなかっぽい絵が、地方に住む子どもにとっては身近です。

14ひきのあさごはん いわむらかずお 童心社
 絵本です。14ひきののねずみがでてくる大家族のおはなしのようです。おじいさん、おばあさん、おとうさん、おかあさん、1・2・3…のじゅんばんで、いっくん、にっくん、さっちゃん、よっちゃん、ごうくん、ろっくん、なっちゃん、はっくん、くんちゃん、とっくん、ぜんいんあわせて、14ひきです。

もりのへなそうる わなべしげお・さく やまわきゆりこ・え 福音館書店
 へなそうるとは? 本の最後のほうにあるページで、キリンのような姿がちらりと見えました。
 表紙には、森の中にある木のそばで、兄弟らしき男の子ふたりがなにか気配があって、不思議そうな表情で立っています。

ルドルフといくねこくるねこ ルドルフとイッパイアッテナⅢ 斉藤洋・作 杉浦範茂(すぎうらはんも)・絵 講談社
 2002年2月初版です。前回読んだ2作目の初版が1988年ですから、14年が経過しています。
 5月から始まりました。英語の本に対する苦情があります。アイ・アム・ア・ボーイ。ぼくは少年です。そんなことは、見ればわかる。わざわざ説明する理由がわからないとのこと。
 ネコであるイッパイアッテナことタイガーの飼い主日野さんは、仕事で日米を行ったり来たりしています。

累犯障害者(るいはんしょうがいしゃ) 山本譲司 新潮文庫
 累犯:るいはん。何度も罪を犯すこと。「ケーキの切れない非行少年たち」宮口幸治著・新潮新書からこの本にきました。
「安住の地は刑務所だった 下関駅放火事件」
 2006年、山口県下関駅放火事件から始まります。そういえば、そういうことがありました。幸いに死者はなかったそうです。犯人は74歳150センチ台の背たけの小柄な男性で、刑務所を出所して1週間ぐらい、行くところもなく生活できず再び刑務所に入るために放火しました。シャバ(刑務所外の世界)よりも刑務所の中のほうが快適という現実があります。

幸福な食卓 瀬尾まいこ(せお・まいこ) 講談社文庫
 有名な作品のようですが、読むのは初めてです。
 4本の短編です。互いに関連があるのかないのかはまだわかりません。読み始めてみます。
「幸福な朝食」 2003年初出
 中原家の家族の崩壊話です。父親である中学社会科教師の中原弘さん43才ぐらいが、朝食時に、「父親をやめる」と宣言します。妻は5年前に家を出ています。離婚はしていないようです。卒婚みたいなものです。

としょかんライオン ミシェル・ヌードセンさく ケビン・ホークスえ 福本友美子やく 岩崎書店
(1回目の本読み)
 本屋さんでひととおり読んだ時点で、これは名作だと思いました。心優しい絵本です。
(2回目の本読み)
 本を手に入れて家で読みました。
 ライオンを怖い感じがする人間に置き換えることもできると思いました。

かえるのエルタ 中川李枝子・さく 大村百合子・え 福音館書店
 1964年(昭和39年)の作品です。ナルニア国物語とか、うさぎを追いかけて穴に入っていく不思議の国のアリスなどの仲間で、楽しい空想物語というジャンルだろうと、読んでいる途中で思いました。今年読んで良かった1冊です。

あおい目のこねこ エゴン・マチーセン作 瀬田貞二・訳 福音館書店
 両目が、どちらかといえば、水色をしたこねこの絵があります。物語は、「1のまき」から始まって、「7のまき」で終わります。1965年(昭和40年)の作品で、作者はデンマークの人で、1976年に亡くなっています。訳者の方も1979年に亡くなっています。物語の始まりは、日本昔話のようで、「むかし、青い目のげんきなこねこがおりました」から始まります。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレイディみかこ 新潮社
 書店で手に取って、ページを少しめくって、内容は遠い国、イギリス国のことであり、タイトルから察するとたぶん肌の色で人種差別のことだろうと、あまり身近なことではないので、そのまま書棚に戻しましたが、その後なんとなく気になり、売れている本でもあり、まずは読んでみるかと、数日後手に入れました。まだ最初のほうしか読んでいませんが、アイルランド人でカトリック教徒、現在はダンプの運転手さんと結婚された日本人女性著者が、中学生の息子さんについて事実のこととして書いてあるようです。ノンフィクションのエッセイ集です。タイトルで、イエローは、黄色人種であり、ホワイトは、ハーフによる白人であり、ブルーは通常、憂鬱なのですが、著者の息子さんは誤認していたらしく、「怒り」ととらえたのち、沈んだ気持ちと理解されています。

高齢者に「キレない」技術 川上淳子 小学館
 超高齢者になると、なにをやっても許される年齢という感じになります。責めを負ってもらおうとしても、高齢であるがゆえに、どうしようもないということもあります。無理をすれば、こちらのほうが、当事者の加齢によるお世話という負担をしなければならなくなります。困り果てる現状があります。

誰にも相談できません みんなのなやみぼくのこたえ 高橋源一郎 毎日新聞出版
 人生相談本です。ラジオパーソナリティとしての声を聞くことがある小説家の筆者です。ざっと勘定してみて、相談事が100本ぐらいあります。離婚歴の数が多い筆者のためか、恋愛話の相談が多い。不倫、浮気、LGBTなど。同性愛の人って案外多い。案外少数派ではないのではないか。答えは、哲学的です。他人の恋話が他人ごとに聞こえるのはわたしだけでしょうか。恋は本来『秘密』です。

生きるって、なに? たかのてるこ テルブックス
 ラジオ放送でいい本だと流れていたので読んでみることにしました。
 同作者の「ガンジス河でバタフライ」「サハラ砂漠の王子さま」「モロッコで断食」「ダライ・ラマに恋して」「モンキームーンの輝く夜に」「キューバ―でアミーゴ」などを読んだのは、2008年から2012年頃のことでした。内容はおもしろかった。世界中を旅する作者です。
 生きることの意味を追求していく本です。薄くて小さいサイズの本ですが中身は濃い。写真絵本の構成です。言葉には気取りがなく、生身で、現実的です。大事なことが書いてある本です。今年読んで良かった1冊になりました。

派遣添乗員ヘトヘト日記 梅村達 三五新社 フォレスト出版
 知的障害者施設のメンバーと日光江戸村へバス旅行に行ったときのお話にはほろりとしました。いいお話でした。今年読んで良かった本になりました。入所者たちはうれしさを全身からにじませていたあとに続く、にぎやかなカラオケ風景が読んでいて目に浮かびました。

11番目の取引 アリッサ・リングスワース作 もりうちすみこ訳 すずき出版 2020課題図書
 11番目の取引だから、その前に10回取引があったのだろうと思って読み始めました。楽器を巡るお話で、アフガニスタンとかタリバンとかが関係あるようです。

飛ぶための百歩 ジュゼッペ・フェスタ・作 杉本あり・訳 岩崎書店
 本の帯を見ると、視覚障害者のこどもさんのお話のようです。イタリアの児童文学作品です。
 プロローグで、お父さんは眠らないとあります。なんのことだろう。
 お父さんがいて、お母さんがいて、主人公の男の子が、山の中で二か月ぐらい暮らしているようです。満点の星空が輝いています。でも、この子には見えないみたい。

廉太郎ノオト(れんたろうノウト) 谷津矢車(やつ・やぐるま 男性) 中央公論新社 2020課題図書
 作曲家の瀧廉太郎さんのお話しだと思って読み始めます。彼の出身地の大分県竹田市へは、高校の時に行ったことがあります。登山に行く途中で立ち寄りました。作品『荒城の月』をそこで聞いたような覚えがありますが、もう遠い昔のことなので記憶が定かではありません。同市内にあった城跡は見学したような記憶がありますが、たしか岡城というような名称でした。そちらの記憶もおぼろげです。ご本人は病気で若くして亡くなられたという知識が少しあります。春のうららの隅田川という歌詞の『花』を思い出します。

北極と南極の「へぇ~」くらべてわかる地球のこと 中山由美・文と写真 Gakken 2020課題図書
(1回目の本読み)ざーっとめくるだけで最後までいきます。本のカバーには、「北極と南極の比較」について書いてありますので、本全体が比較パターンで進行していくのでしょう。

タヌキのきょうしつ 山下明生(やましたはるお)・作 長谷川義史(はせがわよしふみ)・絵 あかね書房 2020課題図書
(1回目の本読み)
 全体をざーっと流し読みしました。朝のさんぽ道で、タヌキさんたちをたまに見かけることがあります。見た目がワンちゃんのようでかわいらしい。茶色に黒の模様が入った体で、独特のユーモラスな顔つきをしています。警戒心が強いので、人が近づくと、さささーっと茂みの中へ逃げていってしまいます。

ジョゼと虎と魚たち 田辺聖子 角川文庫
 先日同名の実写版映画をDVDで観て深い感銘(かんめい。忘れられないほどの心に深く刻まれた記憶)を受けました。そこで、原作を読んでみることにしました。新作でアニメ映画も放映されるようです。車いすの女性と男性の恋を描いた作品です。しみじみできる文脈でした。

青年ヒトラー 大澤武男 平凡社新書
 この夏は、第二次世界大戦について、連合国側からの立場で描かれた映画を観たり、小説を読んだりしました。片手落ちではないかと思って、ドイツ国首相だったヒトラーの立場から書かれた本も読んでみることにしました。著者はドイツ在住とあります。出版された時点は、2009年で、ヒトラーの生誕120年とあります。彼が独裁者になる前の段階、青年期までが書かれているそうです。

あの子の秘密 村上雅育(むらかみ・まさふみ) フレーベル館
 ふたりの小学6年生女子が登場します。クラスメイトです。
 ひとりめは、倉木小夜子(くらき・さよこ)12月25日生まれ。名字のとおり、暗い性格設定になっています。学校には行きますが、しゃべらないそうです。人間よりも本が好き。マンション暮らし。どういうわけか、オスの黒猫がいつも彼女のそばにいます。黒猫の目は緑色です。ただし、黒猫は、想像上の生き物であり、実体としての存在はありません。

父の詫び状 向田邦子 文春文庫
向田邦子さん:1929年(昭和4年)-1981年(昭和56年) 51歳没 台湾で取材旅行中に航空機墜落事故で亡くなる。脚本家、随筆家、小説家 直木賞受賞 テレビドラマ脚本として、「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」
 24本のエッセイ(随筆。思うままに書いた短い文章)とあとがきです。1本が10ページぐらいです。しみじみします。

ちょっとだけ 瀧村有子(たきむらゆうこ)・作 鈴木永子(すずきながこ)・絵 福音館書店
 絵本です。良書です。上の子が下の子を、「ちょとだけ」お世話させてという趣旨の絵本だと思って読み始めましたが違っていました。上の子がママに、「ちょっとだけ」わたしを抱いてとお願いする物語です。
 主人公は、「なっちゃん」で、うちにあかちゃんが生まれて、なっちゃんはお姉ちゃんになりました。実体験がないと書けない内容です。なっちゃんはママを赤ちゃんにとられてしまいました。だから、じぶんのことはじぶんでするようになりました。誠実な絵本です。今年読んで良かった一冊になりました。

思考の整理学 外山滋比古(とやま・しげひこ) ちくま文庫
 エッセイ集です。あとがきの日付は、1983年早春です。
 最初の「グライダー」を読んだところで感想を書き始めます。ことし読んで良かった一冊になりそうです。

おとうさんがいっぱい 三田村信行 理論社
 1975年ころから1977年ころにかけての作品群です。5本の短編が収められています。最初に、「はじめに」があって、「ぼくの心の世界には小さな窓が一つあって……」から始まります。おもしろそう。

お伽草子(おとぎぞうし) 太宰治 新潮文庫
 刊行されたのが、終戦後の1945年(昭和20年)10月です。
 特殊な雰囲気がただよいます。
 戦時中、空襲から避難した防空壕の中で、五才の娘に絵本を読み聞かせます。
 読み聞かせながら、民話の中身を考察するという手法です。

びりっかすの神さま 岡田淳 偕成社文庫
 小学生向けの本です。転校生のお話です。
 木下始(きのしたはじめ):転校生。4年1組になりました。
 市田先生:担任の先生
 森みゆき:テストの点数が、1点でした。
 坂井征二(さかいせいじ):テストの点数が、0点でした。
 木下始は、転校後の教室で、透明なへんなものを見ます。体長20センチぐらいで、背中に天使の羽をつけたサラリーマン風の男性が空中を飛んでいます。  

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2019年12月30日

2019年 今年観て良かった映画など

2019年 今年観て良かった映画など

カメラを止めるな! 邦画DVD 2018年公開
 話題になった映画です。ようやく、返却されたDVDを見つけたので借りました。
 仕掛けのある映画なのであまり書けませんが、伏線の張り方も上手で、見終わったあとは、さわやかな気持ちになりました。前半30分ぐらいは、ホラーとかスリラーとか、血まみれのグロテスクでしたが、その後は喜劇でした。今年観て良かった映画です。

人魚の眠る家 邦画DVD 2018年公開
 良かった。いい映画でした。前半から中盤は重苦しく暗い。退屈な時間帯もありますが、ラスト付近で、次々と感動の波が押し寄せてくるようにつくられています。それまではあまりしゃべらなかった登場人物たちがしゃべりだして、霧に隠れていた真実が、霧が晴れて見えるようになります。すごいなあ。

相棒DVD シーズン5 2006年(平成18年)10月~翌年3月
第11話
 2時間半スペシャルです。設定には無理があるのですが、今年観て良かったドラマでした。
 国会議員の婚約者(離婚歴あり。ろうあの娘あり)が、連れ子の娘を誘拐されて、犯人から娘を開放する代わりにこれから再婚して夫になる国会議員の射殺を求められます。

こんな夜更けにバナナかよ 邦画DVD 2018年公開
 筋ジストロフィー(筋肉が徐々に壊れていく)男性、障害者の暮らしが土台です。実話です。映画は、ラブストーリーをからめて、人生を考えるヒューマンな面、治療に取り組むドキュメンタリーな部分が重ねてあります。いい映画でした。今年観て良かった1本です。ラスト近くにある、とあるシーンは最高でした。

きみはいい子 邦画DVD 2015年公開
 小説は読んだことがあります。母親が幼児を集合住宅の密室で虐待する内容でした。
 映像は、終始暗い雰囲気ですすんでいきます。観ているほうの気持ちも沈みます。
 家庭環境に恵まれない子どもばかりです。こどものために歯を食いしばって戦ってくれるおとながいない。児童相談所も頼りない。学校も事なかれ主義の人ばかり。こどもが逃げ込む場所がいる。
 そのうち、子どもは闘うことを覚えます。そして、親はこどもに負けるときがきます。子どもは家を合法的に出て行きます。
 荒れた教室の映像を観ていると、とりあえず、(子どもたちが)生きていればいいという気持ちになります。
 後半に近づくに従って、じーんと感動の波が近づいてきます。
 映画を観たなーという気分に浸れました。今年観て良かった1本です。
  

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2019年12月29日

2019年 今年読んでよかった本

2019年 今年読んでよかった本

ニルスの不思議な旅 セルマ=ラーゲルレーフ 山室静訳 講談社青い鳥文庫
 小学5年生11歳の頃に読みました。さらに、紙芝居のように物語に沿って水彩画を描いた記憶があります。覚えているのは、ニルスが悪い子で、こびとにされて、鳥のガンの背中にのって北ヨーロッパの半島あたりを旅して、さまざまな経験をしながら、心優しい人間に成長していくことと、鳥のリーダーの名前が、アッカさん(メス)だったことです。最後のシーンが、ニルスがこびとから人間に戻って、アッカさんたちと会話ができなくなって終わりを迎えた気がします。何十年も経って再読してみるとどんな感想になるのか、楽しみです。

もしも宇宙でくらしたら 山本省三 WAVE出版
 優れた絵本です。ためになります。おもしろい。
 小学生を含む家族が宇宙ステーションで暮らして、天野光くんがレポ―してくれます。
 読めば読むほど人間の英知はすごいと感心します。

日本国紀 百田尚樹 幻冬舎
 よく売れている日本史の本です。以前読んだ同氏の本に、他の国では、ありもしなかったことをあったとして、日本を攻撃してくると書いてあり、目からうろこが落ちる思いでした。読書がきっかけで、物事の真実の実態が別の方向から見えるようになってすっきりと理解ができました。

なにからできているでしょーか? 大森裕子(おおもり・ひろこ) 白泉社
 子どもさん向けの絵本です。
 読み聞かせをするとどんな反応をみせてくれるか楽しみです。
 食べ物の材料を紹介する絵本です。
 ねずみくんたちの絵がかわいい。
 ねこさんもかわいい。
 分解元は、おにぎり、ハンバーガーときて、ラーメンです。

ふらいぱんじいさん 神沢利子(かんざわ・としこ)作 堀内誠一絵 あかね書房
 おもしろい! 愛情あふれる作品です。今年読んで良かった1冊になりました。
 ぜんぶひらがなでかかれたこどもさんむけのほんです。
 元気をなくしたふらいぱんのおじいさん、ふらいぱんじいさんが、ごきぶりにはげまされるという発想に笑いました。
 じいさんは旅に出ます。

サイド・トラック ダイアナ・ハーモン・アシャー 評論社
主人公の名前が、ジョセフ・フリードマン(ニックネームはジョーイ)で、物語は彼の一人称、ひとり語りで進行していきます。彼がたぶん好きなのが、ヘザーという名前のメイン州チェリーフィールドから転校してきた女子で、身長180cmのスポーツウーマンです。
ふたりは、レイクビュー中学校の7年生なので、日本では中学1年生です。ふたりともこれから陸上チームで活躍するようです。

ノンタン いたいのとんでけ~★ キヨノサチコ 偕成社
 にぎやかな絵がいい。動物たちが遊びを楽しんでいます。くま、うさぎ、ぶた、たぬき、そして、ノンタンというおおきいほうのしろいねこ、タータンというちいさいほうのしろいねこです。
 ノンタンとタータンがトラブルです。あかいじどうしゃの所有権のことでノンタンがタータンをつきとばします。遊び道具の取り合いです。よくあるシーンです。

かんかんかん のむらさや文 川本美制作 塩田正幸写真 福音館書店
 0.1.2歳向けの絵本です。10見開きです。
 「かんかんかん」は、鉄道線路の横にある遮断機がなる音の「かんかんかん」です。かんかんかんの音とともに物語がスタートします。

ヒマラヤに学校をつくる 吉岡大祐(よしおか・だいすけ) 旬報社
 ネパール人が貧しいこと。貧しいから幸福ではないとはいいきれないこと。写真を見ます。こどもたちの悲しそうな顔がならんでいます。日本でいうところの虐待とはまた違う苦しい境遇があるようようです。かれらの目には、だれかをうらんでいるような強い光が宿っています。母子家庭が多いようです。

はれときどきぶた 矢玉四郎(やだま・しろう) 岩崎書店
 はれときどきくもりとかあめとか、天気予報ではそうなるのですが、「ぶた」が空からふってくることはないので、なんとなく、ふざけているのかなという悪い印象をもって読み始めました。小学校3年生の畠山則安くん、あだなが「十円やす」というのは、「則安」という名前から着ているのでしょうが意味はわかりません。彼が、日記を書くのです。絵日記です。四コママンガみたいな絵日記ですが、最初の日記はふたコマでした。

14歳、明日の時間割 鈴木るりか 小学館
 奇跡の中学生作家、青春群像小説という謳い(強調、宣伝)文句です。
 科目などにあわせてつくられた短編7本です。
「国語」
 ベース(下地、基礎)は、中学生作家の日常生活においてあります。14歳とは思えないような文章作成能力に驚かされます。語彙力(ごい)が高い。(言葉をたくさん知っている。あわせて、自由自在に言葉の組み合わせを使いこなしている)その能力に怖さを感じました。国語辞典の読破でもしたのだろうか。

泥の家族 東野幸治 幻冬舎よしもと文庫
 「東野・岡村の旅猿」で又吉直樹さんが出演した時に、東野さんが紹介していた自身が描いた小説です。もう20年ぐらい前のものです。読んでみました。
 200ページぐらい。ひとつのお話が5分ぐらいで読めます。文章に文学的な情緒はありませんが、笑えますし、しみじみとした人間的な味わいがあります。

このゴミは収集できません マシンガンズ 滝沢秀一(たきざわ・しゅういち) 白夜書房
 話題になっている本です。お笑い芸人をしながら、それだけでは生活できないので、ごみ収集員もしている。まだ、読み始めですが、どちらかといえば、ごみ収集が本業で、お笑いの仕事があればそちらもやるような比重のようです。

コンビニたそがれ堂 村山早紀 ポプラ文庫ピュアフル
 短編6本です。
「コンビニたそがれ堂」
 ファンタジー神がかり(お稲荷さん神社関係)ショートショート(不思議物語)です。はじめて読みました。ロマンチック(男女の愛をからめて情緒的)です。ミステリーっぽく、読後感は胸がすく(すっとした心持ち)ような感じです。

ふるさとって呼んでもいいですか ナディ 大月書店
 外見は外国人、中身は日本人、日本をふるさとと呼んでもいいですかという問い。①いいですよ②呼ぶのはあなたの自由です。だれかの許可を得るものではありません③だめですよ。①が答えになるのでしょう。
 イラン人1991年に来日した30代イラン人女性ですが、6才から日本育ちです。日本人同様の文章作成能力があります。

白狐魔記(しらこまき) 源平の嵐 斉藤洋 偕成社
 妖怪白狐のお話みたいな感じで、源氏と平家の対立と戦の終末期を描くものだろうという予想で読み始めました。こういう児童文学作品があったことを初めて知りました。おもしろい。秀作です。
 ひとりだちのために、住み家から、母親ぎつねに、きつく追い払われたきつねの話から始まります。物語の3分の2ぐらいを読みましたが、彼にはまだ名前がありません。同じく追い出された弟らしききつねがいますが、その存在には詳しくは触れられていません。きつねの一人称、ひとり語りで物語は続いていきます。

タンポポの金メダル 山本早苗 BL出版
 子どもさん向けの絵本です。発想がいい。今年読んで良かった1冊になりました。
 山奥のバス停です。バスの絵は、思い出のなかにある古い型のバスのようでもあり、現代の過疎化した地域のバスのようでもあります。道をはさんだバス停同士が会話をするのです。そのような発想は初めてです。新鮮でした。バス停1本なら発想できますが、2本はなかなか発想できません。そこのところが重要なポイントです。

まじょのナニーさん まほうでおせわいたします 藤真利子 ポプラ社
 子どもさん向け、小学3年生ぐらい向けの本です。初めて読みました。おもしろかった。今年読んで良かった1冊です。家政婦さんが魔法使いです。魔法使いではないけれど、サウンドオブミュージックのマリアさんを思い出します。あとは、サリーちゃんとか、アッコちゃんとか、アニメのキャラクターを思い浮かべました。

図解でわかる14歳からの天皇と皇室入門 太田出版
 天皇の系図というのは、西暦400年ぐらいから始まったと勘違いしていたことにこの本を立ち読みして気づきました。紀元前660年神武天皇から始まっています。2019年の今年、中華人民共和国は建国して、まだわずか70年です。大韓民国と北朝鮮が71年、アメリカ合衆国が243年です。日本は、2679年です。驚きました。世界一です。すごい。

生きる どんなにひどい世界でも 茂木健一郎 長谷川博一 主婦と生活社
 いい本に出会えたようです。まだ、55ページまでしか読んでいませんが、今年読んで良かった1冊です。おふたりの水準の高い会話が続きます。

レオ・レオニの絵本2冊
 レオ・レオニ:オランダアムステルダム生まれ。ユダヤ人。アメリカ合衆国に亡命後、イタリアで過ごす。1910年生まれ。1999年89歳没。1959年、孫のためにつくった「あおくんときいろちゃん」で絵本作家としてデビュー。
「フレデリック」 谷川俊太郎訳
 のねずみの名前が、フレデリックです。彼をふくめて、5匹ののねずみのお話です。
 1969年初版、79刷されているロングセラーです。はじめて読みました。こういう絵本があるのかと驚きました。
「あおくんときいろちゃん」 藤田圭雄(ふじた・たまお) 訳 志光社 国際版絵本
 色がついた玉の絵しかありません。しかし、心豊かに人間を表現してあります。

明日への一歩 津村節子 河出書房新社
 津村節子さん:小説家。1928年(昭和3年)生まれ。1965年(昭和40年)「玩具」で芥川賞受賞。
 吉村昭さん:小説家。1927年(昭和2年)生まれ。2006年(平成18年)79歳没。「星への旅」、「戦艦ムサシ」、「三陸海岸大津波」

このつぎ なあに 山中恒(やまなか・ひさし) 栗田八重子・絵 あかね書房
 楽しみました。こどもさん向けの児童文学です。たぬきがおじいさんを化かすのですが、化けかたがへたくそなので、おじいさんに気づかれてしまいます。男の孫とおじいさんの風景のような読後感でした。ベースは、「愛情」で、心ぬくもるお話でした。

おふろだいすき 松岡亨子(まつおか・きょうこ)・作 林明子・絵 福音館書店
 今年読んで良かった1冊です。こどもさん向けの絵本です。いわゆる「ほら話」です。落語のようでもあります。ふつうは、「うそをついてはいけません」と教えますが、物語の世界のなかでは、うそをついてもかまわないのです。むしろ、おおうそつきにならねばならないのです。その気楽さがいい。

言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか ナイツ 塙宣之(はなわ・のぶゆき) 聞き手 中村計 集英社新書
 50ページぐらいまで読んだところです。今年読んで良かった1冊になりそうです。
 うまいだけでは、M1でチャンピョンにはなれない。コンテストでのその瞬間に、「芸人としての強さ」がいると書いてあります。

ケーキの切れない非行少年たち 宮口幸治(みやぐち・こうじ) 新潮新書
 売れている本です。児童精神科医、医療少年院勤務歴ありの著者です。
 非行の原因に迫る内容のようです。意外な理由があるというメッセージだと思って読み始めました。
 「認知機能:記憶、思考、理解、計算、学習、言語、判断」に問題があるそうです。病院では、根本的には治せない。そうなのかと、疑問が解ける内容でした。  

Posted by 熊太郎 at 06:44Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り

2018年12月31日

2018年 今年読んでよかった本

2018年 今年読んでよかった本

銀河鉄道の父 門井慶喜 講談社
 宮澤賢治の父と賢治のうまくいかなかった親子関係を描いた作品との読む前情報です。
 久しぶりに小説らしい小説を読んでいる気分です。奇抜な記述はありません。読みやすい。こうであってほしい。
 宮澤賢治に対する狭く一方的な父のやりとりかと予想しましたが、案外そうではありません。こどもたちが5人いて、父親宮澤政次郎さんの子育て小説のような流れです。
 愛情あるお父さんです。自分は受けたくても受けられなかった教育をこどもたちにほどこしてあげたい。本当に心優しいお父さんです。

お金をかけない「老後の楽しみ方」 保坂隆 PHP文庫
 著者の定年前退職アルバイト体験は意外でした。自由な「時間」が欲しかった。同感です。読んで良かった1冊です。親族や親しき友と過ごす時間が大事です。何か目的をもって過ごすのではなく、ただ、一緒にいて、歩いたり、ながめたり、飲んだり、食べたりするだけでいい。思い出づくりです。

(再読))ふなふな船橋 吉本ばなな 朝日新聞出版
 つらい出だしです。父母離婚、父失踪、母再婚、自分は、母親の妹(叔母)とふたり暮らしをこれからする。主人公女子花さん15歳、選択肢のない年齢です。
 ふなっしーのぬいぐるみを母と思って抱いてくれの言葉は、なんと、ひどい母親です(母の分身として)。そんな母も病死します。なんにせよ、母との別れは淋しい。

AX(アックス) 伊坂幸太郎 角川書店
 表の顔は文房店の営業社員、裏の顔は、「殺し屋」。殺し屋名は、「兜(かぶと)」、本名三宅さん、恐妻家、高校3年生の息子が克己。殺し依頼の仲介人がとある病院の医師。

父・横山やすし伝説 木村一八 宝島社
 暴れん坊の親子という印象です。
 こどもの頃の息子さんが、相方の息子さんと漫才をしていたのをテレビで見たことが思い出されます。とてもおもしろかった。かわいらしかった。そのときは、あんな終わり方をするとは予想もできませんでした。暴力事件を起こして、もう、消えた人と思っていましたが、本が出ました。今、48歳です。親子の顔はそっくりです。ただし、身長はずいぶん違います。お父さんは160cmぐらいで、体重は50kgはなく、やせていました。息子さんは180cmぐらいあります。

おとなになるってどんなこと? 吉本ばなな ちくまプリマ―新書
 思春期のこどもさんに向けた小説家である著者の熱いメッセージです。
 自殺防止、うつ脱出、負けるなという気持ちがこもっています。孤独を乗り越える。
 1時間程度で読み終えることができる文章量です。
 魅力ある文章を書かれる人です。

しょせん幸せなんて、自己申告 綾小路きみまろ 朝日新聞出版
 まじめな本でした。今年読んで良かった1冊です。
 語り口調の文章です。笑いが漏れます。
 めげないで! という励ましがあります。
 「縁と運と努力」
 作者と類似体験があるので共感できます。
 縁で考えると著者の場合は、鹿児島出身という地縁が大きい。

定年オヤジ改造計画 垣谷美雨(かきや・みう) 祥伝社
 第1章部分を読み終えて寂しい気持ちになりました。
 やはり、定年退職後のおじさんをいじめる内容でした。妻子から突き放されて、迷惑な存在、嫌悪施設みたいな扱いです。
 そうでしょう。そういうものなのでしょう。

この春、とうに死んでるあなたを探して 榎田ユウリ(えだ・ゆうり) 筑摩書房
 書きだしの文章が気に入って購入しました。転校回数の多さから言葉が始まっています。私自身も転校回数が多いことが共通しました。
「二度同じことを言ったら、それは反対の意味になる暗号」
 気に入った表現として、「(両親)ふたりとも外面良く、円満な家庭を演じていた。」
 終盤のここまで読んで、今年読んで良かった1冊です。(最後まで読んで、そういう世界の話かと驚きましたが、それでも、読んで良かった1冊です。)

ビンボー魂 風間トオル 中央公論社
 貧乏話です。素材はおもしろい。5歳の時に、母親が男をつくって家をでていって、しばらくして、今度は父親が女をつくって出ていって、少ない年金収入しかない祖父母に育てられる。貧困生活を味わう。似たような世代なので、著者だけではなく、あの頃は、みんなが貧しかった時代だったので、貧乏な暮らしの面では、著者と同様の体験があります。ほかの同世代の方もそうだと思います。

さざなみのよる 木皿泉 河出書房新社
 読む前の情報として、小国ナスミという女性43歳が亡くなったところから物語が始まるらしい。どうやって、死んだ後の世界を描いて感動を呼び起こすのか。そこに注目しながら読み始めました。
 全体で14話の短編がくっついて成立している物語です。

いちばんじゃなくて、いいんだね 松野明美 アスコム
 1回目の本読み。まず、1ページずつめくって、最後のページまでいくのが、ときおりのわたしの読書です。
 有名なマラソン選手の方です。明るい人、よくしゃべる人。、熊本県の人、小柄(148cm)、がんばる人、そんなイメージがあります。それから、お子さんが障害児。本を読むまでは、お子さんはお一人だと思っていました。男の子ふたりで、下の子がダウン症です。

ディス・イズ・ザ・デイ 津村記久子 朝日新聞出版
 サッカーJリーグ二部リーグの仮想チーム名が土台で、サッカーの応援が話の素材集という印象をもちます。まだ、第1話34ページまでを読んだところです。全部で11話、それにエピローグがたしてあります。  

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2018年12月30日

2018年 今年観て良かった映画

2018年 今年観て良かった映画

きみの膵臓を食べたい DVD 2017年公開
 ひとりで観たい映画です。多少くどい部分もあるので、そばにいる人に気を使って疲れたくない。
 本はずいぶん昔に読みました。
 女性が終始男性をリードしていく映画です。
 おとなになる前に死んでしまう命があります。
 人に食べてもらうとその人の中で魂が生き続ける。
 大切な人の中でわたしは生き続けたいという強くせつない女子の思いがあります。
 偶然でも運命でもない。お互いのこれまでの選択の結果(当然に、必然に)自分の意思で君と出会った。
 お互いに支え合って生きている。
 愛情に満ちたいい作品でした。今年観て良かった1本です。

チアダン DVD 2017公開
 久しぶりに映画を観たなーという気分に浸れました。映画だから、役者さんの演技です。そういう下地を前提に観ています。暗い雰囲気の部分もありますが、チアダンスグループのキャッチフレーズにあるとおりの「明るく、素直に、美しい」映画でした。

8年越しの花嫁 DVD 2017年公開
 本は読んだことがあったので、どうやって、8年間の空白を映像で埋めるのだろうかと想像がつきませんでした。ずっと昏睡状態であったのではなくて、最初は、左手がけいれんするように動き、右手が動き、まぶたが開き、若干記憶喪失状態で、車いす、歩行のリハビリと続いていきます。まいさんを演じた女優さんは熱演です。周囲の役者さんたちも立派な演技で感動しました。まじめな映画を観たい。

ポテチ DVD 2012年公開
 68分の短時間ですが十分感動します。
 冒頭の「引力」の話が、最後のシーンにつながります。
 生年月日が同一の男子ふたりの話です。ひとりは主人公タダシ、もうひとりは試合に出してもらえないプロ野球選手オザキです。ドラマがあります。
 タダシひとりだけの夢が、観ているうちに映画観覧観客全員の夢に格上げされていきます。
 ポテトチップスの塩味とコンソメ味の違いは、タダシとオザキの違いなのです。
 ハートフルなコメディでした。

ハドソン川の奇跡 DVD 2016年月公開
 いい映画でした。感動しました。実際の事故をニュースで知ったのは、2009年1月でした。旅客機が川に着陸するなんて、しかも、全員が無事なんて、なんという機長の機転と腕だろうと驚いたことを覚えています。映画はその快挙を讃える内容だろうと観始めましたが、様子がおかしい。川への着陸は無謀で、離陸したばかりの空港に戻るか、近くの別の空港に着陸できた。つまり、機長の判断は間違っていたのではないかと機長、副操縦士は指摘を受けるのです。

ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 DVD 2018年公開
 これまでチャーチルという人は偉大な人だと思っていましたが、冒頭付近から、嫌われ者、実績がない者として描かれています。意外でした。

男はつらいよ DVD
第26話 寅次郎かもめ歌 1980年 昭和55年12月
 自分としては、これまで観たシリーズ作品のなかで、いまのところ、この作品が一番好きです。
 国勢調査から始まって、さくらさん一家が戸建住宅を購入、その2階には、寅さんの部屋を用意する。お祝いの金額が2万円で、その当時の2万円は高額でした。(たしか、高卒の初任給が7万円ぐらいでした)

第29話 寅次郎あじさいの恋 1982年 昭和57年8月
 シリーズ中の傑作でしょう。
 今までとは雰囲気が違うドラマ仕立てです。
 いしだあゆみさんが、寅さんに迫りますが、寅さんが引きます。
 映像のなかの光景を見ながら、ああいう暮らしがあったと過去へタイムトラベルしたようです。  

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2018年04月02日

ヤギ

ヤギ



うーっ ひなたぼっこ
うーっ うごきたくない

だれかかわりに
仕事に行ってくれ

うーっ
よく考えたら
3月末で定年退職を迎えた
4月から毎日24時間、全部、自分の時間だ

うーっ
うれしい

いまはまだ、もう少し、このままのかっこうでいさせてくれ


(撮影地 千葉県房総半島内のとある牧場にて)  

Posted by 熊太郎 at 18:29Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り