2022年09月21日
ヒガンバナと一周忌とドラえもん
ヒガンバナと一周忌とドラえもん
先日、義父の一周忌で、お寺さんにお参りに行ってきました。
駅を出たところにある交差点にあった植え込みで、今年初めてのヒガンバナを見つけたので写真撮影をしました。
たった一輪(いちりん)だけが咲いているヒガンバナです。
ヒガンバナのまわりに植えてあったのは、オシロイバナです。夕方になると妖しげ(あやしげ)な雰囲気で咲く花です。

写真撮影を終えて、交差点の歩道で信号待ちをしていたら、自転車で通りかかった若い男の人が、自転車を止めて降りてきて、わたしと同じように同じヒガンバナの写真を撮り始めました。
自分と同じ行動をする人がいるのかと、びっくりしました。
ヒガンバナには、死者を弔う(とむらう)意味合いがあると自分は思っています。


お寺さんでまず若いお坊さんの法話を聴きました。アンパンマンのお話を例に出されて、この世には『バイキンマン』の要素(菌の存在)も必要だということを説かれていました。
参列していたのは年配の人たちばかりで、わたしたちのような夫婦やひとり者らしき方ばかりでした。見渡したところ三十人ぐらいのお参りの方がおられました。
仏さまに向かって左手にある隣接の幼稚園からは、女先生の声がマイクをとおして聞こえてきます。ちびっこたちがにぎやかに遊んでいるようすです。
反対の右側からは、お寺の儀式をしているのか、シンバルのような鐘をうつ音が聞こえてきて、数えたら7回鳴りました。
自分たちがいる広い本堂では、背中側にあたる南側から、心地よいさわやかな風が吹き込んでいました。気持ちが良かった。
法話のあと、複数のお坊さんたちが出てきてお経を読まれて、参列者たちは思い思いに前に出て焼香(しょうこう)をしました。
お年寄りばかりなので、一日一日、自分たちも極楽(ごくらく。天国)に近づいているのだという実感が湧きました。
帰路、お寺さんの隣にあるテレビ局の玄関前に、ドラえもんがいたので、夫婦で記念写真を撮りました。

ドラえもんの笑顔が素敵です。

先日、義父の一周忌で、お寺さんにお参りに行ってきました。
駅を出たところにある交差点にあった植え込みで、今年初めてのヒガンバナを見つけたので写真撮影をしました。
たった一輪(いちりん)だけが咲いているヒガンバナです。
ヒガンバナのまわりに植えてあったのは、オシロイバナです。夕方になると妖しげ(あやしげ)な雰囲気で咲く花です。

写真撮影を終えて、交差点の歩道で信号待ちをしていたら、自転車で通りかかった若い男の人が、自転車を止めて降りてきて、わたしと同じように同じヒガンバナの写真を撮り始めました。
自分と同じ行動をする人がいるのかと、びっくりしました。
ヒガンバナには、死者を弔う(とむらう)意味合いがあると自分は思っています。


お寺さんでまず若いお坊さんの法話を聴きました。アンパンマンのお話を例に出されて、この世には『バイキンマン』の要素(菌の存在)も必要だということを説かれていました。
参列していたのは年配の人たちばかりで、わたしたちのような夫婦やひとり者らしき方ばかりでした。見渡したところ三十人ぐらいのお参りの方がおられました。
仏さまに向かって左手にある隣接の幼稚園からは、女先生の声がマイクをとおして聞こえてきます。ちびっこたちがにぎやかに遊んでいるようすです。
反対の右側からは、お寺の儀式をしているのか、シンバルのような鐘をうつ音が聞こえてきて、数えたら7回鳴りました。
自分たちがいる広い本堂では、背中側にあたる南側から、心地よいさわやかな風が吹き込んでいました。気持ちが良かった。
法話のあと、複数のお坊さんたちが出てきてお経を読まれて、参列者たちは思い思いに前に出て焼香(しょうこう)をしました。
お年寄りばかりなので、一日一日、自分たちも極楽(ごくらく。天国)に近づいているのだという実感が湧きました。
帰路、お寺さんの隣にあるテレビ局の玄関前に、ドラえもんがいたので、夫婦で記念写真を撮りました。

ドラえもんの笑顔が素敵です。

2022年05月09日
ちびっこたちからリクエストがあった本
ちびっこたちからリクエストがあった本
ゴールデンウィークに、遠方からうちに泊まりに来た親族のちびっこに、うちの本棚にある本で、好きなものがあったらあげるよと言ったら、以下の本が欲しいと言うので、ちびっこたちが帰ったあと、宅急便で送ってあげました。
『おすしやさんにいらっしゃい! 生きものが食べものになるまで おかだだいすけ・文 遠藤宏・写真 岩崎書店』
『きょだいな きょだいな 長谷川摂子(はせがわ・せつこ)作 降矢なな(ふりや・なな)絵 福音館書店』
『ゴムあたまポンたろう 長新太(ちょう・しんた)作 童心社』
『むれ ひろたあきら KADOKAWA』
『いちにち ひろたあきら KADOKAWA』
『ちくわのわーさん 岡田よしたか ブロンズ新社』
『月刊 コロコロイチバン! 2022年4月号 小学館』
『てれびくん 4月号 小学館』
『スーパーてれびくん×仮面ライダーリバイス しあわせ家族号 小学館』
『小学8年生 6・7月号 小学館』
ゴールデンウィークに、遠方からうちに泊まりに来た親族のちびっこに、うちの本棚にある本で、好きなものがあったらあげるよと言ったら、以下の本が欲しいと言うので、ちびっこたちが帰ったあと、宅急便で送ってあげました。
『おすしやさんにいらっしゃい! 生きものが食べものになるまで おかだだいすけ・文 遠藤宏・写真 岩崎書店』
『きょだいな きょだいな 長谷川摂子(はせがわ・せつこ)作 降矢なな(ふりや・なな)絵 福音館書店』
『ゴムあたまポンたろう 長新太(ちょう・しんた)作 童心社』
『むれ ひろたあきら KADOKAWA』
『いちにち ひろたあきら KADOKAWA』
『ちくわのわーさん 岡田よしたか ブロンズ新社』
『月刊 コロコロイチバン! 2022年4月号 小学館』
『てれびくん 4月号 小学館』
『スーパーてれびくん×仮面ライダーリバイス しあわせ家族号 小学館』
『小学8年生 6・7月号 小学館』
2022年01月15日
ちびっこたちへ絵本のプレゼント
ちびっこたちへ絵本のプレゼント
親戚に、あかちゃんから就学年齢ぐらい(6歳)までのちびっこたちが10人ちょっといます。
会うときには、絵本を読んであげたり、絵本を持参してプレゼントしたりするように気を配っています。読み書きができるようになるのは大切なことです。読み書きができるようになったら、数字を理解することができるようになります。
昨年末にうちで会った5歳のちびっこに、絵本を読んであげると提案したら、本箱から次の4冊を引っ張り出してきました。
ちくわのわーさん 岡田よしたか ブロンズ新社
めっきらもっきら どおんどん 長谷川摂子(はせがわ・せつこ)作 ふりやなな画 福音館書店
わすれられないおくりもの スーザン・バーレイ 小川仁央(おがわひとみ)訳 評論社
そらまめくんのベッド なかやみわ 福音館
このうち、「ちくわのわーさん」が一番の好みだったようです。
この先、新型コロナウィルス感染拡大第6波が来て、非常事態宣言が出てしまうと会えなくなってしまいますが、宣言が出ず、移動の規制がなければ、絵本数冊のプレゼントをもって、遠方に住むきょうだいの孫たちに会いに行くつもりです。
プレゼントで予定している絵本は次の4冊です。次は、とりあえず、3歳と1歳のちびっこにあげるつもりの絵本です。
おれはねこだぜ 佐野洋子 講談社
ふうせんねこ せなけいこ 福音館書店
きょだいなきょだいな 長谷川摂子(はせがわ・せつこ)作 降矢なな(ふりや・なな)絵 福音館書店
ちくわのわーさん 岡田よしたか ブロンズ新社
いつの日か、わたしが死んだとき、十代、二十代に成長したちびっこたちが、ああそういえば、あのじいさんがくれた絵本がきっかけで、文字の読み書きができるようになったと感謝してくれたら、とてもいい気分で、あの世に旅立てます。
(その後)
上の文章をつくってから半月ぐらいが過ぎました。
やはりというかやっぱり、新型コロナウィルス感染拡大の第6波が始まってしまいました。
また、しばらくは、遠方への移動はできそうにありません。
しかたがありません。またがまんです。
(さらにその後)
おもしろい絵本を見つけたので、忘れないようにここに付記しておきます。
プレゼントの一冊に加えます。
『いちにち』 ひろたあきら 角川書店 今までになかった新しい発想があります。
(さらに追加)
ひとまねこざる H・Aレイ 光吉夏弥 岩波書店
(またまた追加)
キャベツくん 長新太(ちょう・しんた) 文研出版
(その後)
絵本とともに、バナナを持っていってあげると喜んでくれることがわかりました。
絵本とバナナとちょっとしたお菓子が、ちびっこへのよきプレゼントです。
(またまた追加)
いやだいやだの絵本 せな けいこ 福音館
1969年(昭和44年)ころが初版の絵本群です。ロングセラーです。たいしたものです。
何年たっても、ちっちゃなこどもの脳みその中にある心のもちようは同じです。
「にんじん」 1969年初版(昭和44年) 2021年132刷(令和3年)
「もじゃもじゃ」 1969年初版(昭和44年) 2021年111刷(令和3年)
「いやだいやだ」 1969年初版(昭和44年) 2021年142刷(令和3年)
「ねないこだれだ」 1969年初版(昭和44年) 2021年202刷(令和3年)
(2022年保育園と小学校が春休みの夜に孫たちからねだられて読んであげた絵本です)
よるくま 酒井駒子 偕成社
よるくま クリスマスのまえのよる 酒井駒子 白泉社
ちょっとだけ 瀧村有子・さく 鈴木永子・え 福音館書店
きょだいな きょだいな 長谷川摂子(はせがわ・せつこ)作 降矢なな(ふりや・なな)絵 福音館書店
いっさいはん minchi(みんち) 岩崎書店
親戚に、あかちゃんから就学年齢ぐらい(6歳)までのちびっこたちが10人ちょっといます。
会うときには、絵本を読んであげたり、絵本を持参してプレゼントしたりするように気を配っています。読み書きができるようになるのは大切なことです。読み書きができるようになったら、数字を理解することができるようになります。
昨年末にうちで会った5歳のちびっこに、絵本を読んであげると提案したら、本箱から次の4冊を引っ張り出してきました。
ちくわのわーさん 岡田よしたか ブロンズ新社
めっきらもっきら どおんどん 長谷川摂子(はせがわ・せつこ)作 ふりやなな画 福音館書店
わすれられないおくりもの スーザン・バーレイ 小川仁央(おがわひとみ)訳 評論社
そらまめくんのベッド なかやみわ 福音館
このうち、「ちくわのわーさん」が一番の好みだったようです。
この先、新型コロナウィルス感染拡大第6波が来て、非常事態宣言が出てしまうと会えなくなってしまいますが、宣言が出ず、移動の規制がなければ、絵本数冊のプレゼントをもって、遠方に住むきょうだいの孫たちに会いに行くつもりです。
プレゼントで予定している絵本は次の4冊です。次は、とりあえず、3歳と1歳のちびっこにあげるつもりの絵本です。
おれはねこだぜ 佐野洋子 講談社
ふうせんねこ せなけいこ 福音館書店
きょだいなきょだいな 長谷川摂子(はせがわ・せつこ)作 降矢なな(ふりや・なな)絵 福音館書店
ちくわのわーさん 岡田よしたか ブロンズ新社
いつの日か、わたしが死んだとき、十代、二十代に成長したちびっこたちが、ああそういえば、あのじいさんがくれた絵本がきっかけで、文字の読み書きができるようになったと感謝してくれたら、とてもいい気分で、あの世に旅立てます。
(その後)
上の文章をつくってから半月ぐらいが過ぎました。
やはりというかやっぱり、新型コロナウィルス感染拡大の第6波が始まってしまいました。
また、しばらくは、遠方への移動はできそうにありません。
しかたがありません。またがまんです。
(さらにその後)
おもしろい絵本を見つけたので、忘れないようにここに付記しておきます。
プレゼントの一冊に加えます。
『いちにち』 ひろたあきら 角川書店 今までになかった新しい発想があります。
(さらに追加)
ひとまねこざる H・Aレイ 光吉夏弥 岩波書店
(またまた追加)
キャベツくん 長新太(ちょう・しんた) 文研出版
(その後)
絵本とともに、バナナを持っていってあげると喜んでくれることがわかりました。
絵本とバナナとちょっとしたお菓子が、ちびっこへのよきプレゼントです。
(またまた追加)
いやだいやだの絵本 せな けいこ 福音館
1969年(昭和44年)ころが初版の絵本群です。ロングセラーです。たいしたものです。
何年たっても、ちっちゃなこどもの脳みその中にある心のもちようは同じです。
「にんじん」 1969年初版(昭和44年) 2021年132刷(令和3年)
「もじゃもじゃ」 1969年初版(昭和44年) 2021年111刷(令和3年)
「いやだいやだ」 1969年初版(昭和44年) 2021年142刷(令和3年)
「ねないこだれだ」 1969年初版(昭和44年) 2021年202刷(令和3年)
(2022年保育園と小学校が春休みの夜に孫たちからねだられて読んであげた絵本です)
よるくま 酒井駒子 偕成社
よるくま クリスマスのまえのよる 酒井駒子 白泉社
ちょっとだけ 瀧村有子・さく 鈴木永子・え 福音館書店
きょだいな きょだいな 長谷川摂子(はせがわ・せつこ)作 降矢なな(ふりや・なな)絵 福音館書店
いっさいはん minchi(みんち) 岩崎書店
2021年12月28日
2021年今年観て良かった映画など
2021年今年観て良かった映画など
(再鑑賞)シンドラーのリスト アメリカ映画DVD 1994年日本公開
ゲットー(ユダヤ人を集めた区域)のことを知る日本人の数は少ないと思います。
途中、白黒映像の中で、そこだけ赤い服を着た少女が登場します。ゲットーの中で身を隠そうとします。以前読んだ「マルカの長い旅」を思い出します。実話であり悲惨なこどもさんの体験物語がありました。
人間の血がいっぱい流れるシーンがあるから白黒映像にしてあるのだろうと考えました。
星の王子ニューヨークへ行く アメリカ映画DVD 1988年公開
有名な映画のようですが観るのは初めてです。もう30年以上前の映画ですが、自分にとっては新作です。今年観て良かった一本になりました。
アフリカにあるザムンダ王国の21歳になるアキーム王子が主人公です。彼は、なかなかいいやつです。お坊ちゃま暮らしで育てられたようですが、しっかりしていてまじめです。王子の風格があります。かっこいい。
相棒 シーズン12
「最終話 プロテクト<スペシャル>」
東京拘置所に三人殺しの死刑囚老人が収監されていて、彼には三人のこどもがいて、長男も収監されていたけれど出所して、次男は悪徳弁護士で、三男はまっとうな人間という設定に、今は亡き小野田官房長とか甲斐享父子がからんできます。父親と息子のうまくいかない親子関係が表現されていました。
(再鑑賞)ショーシャンクの空に アメリカ映画DVD 1995年日本公開
浮気をした妻とその相手の男性に何発も銃弾を撃ち込んで殺した犯人ということで刑務所に入れられた主人公のアンディです。しかし、そのことは冤罪(えんざい。無実の罪)です。時代は1947年からスタートします。
朝が来る 日本映画DVD 2020年公開
小説は何度か読み返しました。感動の名作です。テレビドラマを少しだけ観ましたが、小説を読んだほうがよかった。今回は映画です。
養母役を演じられた永作博美さんは好きな女優さんです。幼稚園での園児同士のいさかいから始まります。親の責任もからんできます。重苦しい出だしです。(子どもの言うことを信じることで養母の栗原佐都子さんは救われます)
みをつくし料理帖 邦画DVD 2020年公開
「澪標(みおつくし):通行する船の目標となる標識」
女性同士の友情を描いた味わいのある日本映画でした。
気持ちが落ち着く江戸時代です。
百万円と苦虫女 邦画 2008年公開 fuluフールー動画配信サービス
苦虫:にがむし。にがにがしい。不愉快。いい映画でした。今年観て良かった一本です。
蒼井優さんの熱演があります。21歳の姉と12歳の弟の姉弟愛(きょうだいあい)が大きな柱です。お互いに支え合います。
此の岸のこと(このきしのこと) 邦画 動画配信サービス 2012年公開
30分ぐらいの短編映画です。老老介護のすえに夫婦が心中するのです。手こぎボートから湖への入水自殺です。
車いすのおばあさんがいます。リアルです。一部のシーンは、今年相次いで亡くなった身内の老夫婦の姿を思い出しました。自分たち夫婦の未来の姿と重なりもします。
コロナ禍のためにここ二年間ぐらい映画館から足が遠ざかっています。
感染拡大の第六波が予想されているので、自粛はまだ続きそうです。
マスクのいらない生活が待ち遠しい。
(再鑑賞)シンドラーのリスト アメリカ映画DVD 1994年日本公開
ゲットー(ユダヤ人を集めた区域)のことを知る日本人の数は少ないと思います。
途中、白黒映像の中で、そこだけ赤い服を着た少女が登場します。ゲットーの中で身を隠そうとします。以前読んだ「マルカの長い旅」を思い出します。実話であり悲惨なこどもさんの体験物語がありました。
人間の血がいっぱい流れるシーンがあるから白黒映像にしてあるのだろうと考えました。
星の王子ニューヨークへ行く アメリカ映画DVD 1988年公開
有名な映画のようですが観るのは初めてです。もう30年以上前の映画ですが、自分にとっては新作です。今年観て良かった一本になりました。
アフリカにあるザムンダ王国の21歳になるアキーム王子が主人公です。彼は、なかなかいいやつです。お坊ちゃま暮らしで育てられたようですが、しっかりしていてまじめです。王子の風格があります。かっこいい。
相棒 シーズン12
「最終話 プロテクト<スペシャル>」
東京拘置所に三人殺しの死刑囚老人が収監されていて、彼には三人のこどもがいて、長男も収監されていたけれど出所して、次男は悪徳弁護士で、三男はまっとうな人間という設定に、今は亡き小野田官房長とか甲斐享父子がからんできます。父親と息子のうまくいかない親子関係が表現されていました。
(再鑑賞)ショーシャンクの空に アメリカ映画DVD 1995年日本公開
浮気をした妻とその相手の男性に何発も銃弾を撃ち込んで殺した犯人ということで刑務所に入れられた主人公のアンディです。しかし、そのことは冤罪(えんざい。無実の罪)です。時代は1947年からスタートします。
朝が来る 日本映画DVD 2020年公開
小説は何度か読み返しました。感動の名作です。テレビドラマを少しだけ観ましたが、小説を読んだほうがよかった。今回は映画です。
養母役を演じられた永作博美さんは好きな女優さんです。幼稚園での園児同士のいさかいから始まります。親の責任もからんできます。重苦しい出だしです。(子どもの言うことを信じることで養母の栗原佐都子さんは救われます)
みをつくし料理帖 邦画DVD 2020年公開
「澪標(みおつくし):通行する船の目標となる標識」
女性同士の友情を描いた味わいのある日本映画でした。
気持ちが落ち着く江戸時代です。
百万円と苦虫女 邦画 2008年公開 fuluフールー動画配信サービス
苦虫:にがむし。にがにがしい。不愉快。いい映画でした。今年観て良かった一本です。
蒼井優さんの熱演があります。21歳の姉と12歳の弟の姉弟愛(きょうだいあい)が大きな柱です。お互いに支え合います。
此の岸のこと(このきしのこと) 邦画 動画配信サービス 2012年公開
30分ぐらいの短編映画です。老老介護のすえに夫婦が心中するのです。手こぎボートから湖への入水自殺です。
車いすのおばあさんがいます。リアルです。一部のシーンは、今年相次いで亡くなった身内の老夫婦の姿を思い出しました。自分たち夫婦の未来の姿と重なりもします。
コロナ禍のためにここ二年間ぐらい映画館から足が遠ざかっています。
感染拡大の第六波が予想されているので、自粛はまだ続きそうです。
マスクのいらない生活が待ち遠しい。
2021年12月27日
2021年 今年読んで良かった本
2021年 今年読んで良かった本
三十女は分が悪い 壇蜜 中央公論新社
おもに人生相談に対して壇蜜さんが答えた内容の集約集です。
返答は、あたりさわりのない平板な解答パターンが続きます。
第3章までの相談部分は軽い内容です。第4章「私の30代までをプレイバック」の部分は濃密な内容です。
ふしぎなえ 安野光雅(あんのみつまさ) 福音館書店
表紙をながめています。
魔法使いののようなかっこうをした男の人たち4人です。
サンタクロースのようにエントツに向かって、壁や屋根を登って行きます。
おそろいの赤い帽子とえり巻きです。そうか。煙突そうじの人たちか。
ふしぎなナイフ 中村牧江・林健造・さく 福田隆義・え 福音館書店
フォークとナイフのナイフです。
ナイフの絵がリアルで、最初は怖い。
ページをめくりはじめるとおもしろくなります。
だんだん内容がふくらんで、どんどんおもしろくなります。そして、楽しい。
アイデア出しの教示書です。
きれいなナイフの絵が続きます。
パパ、お月さまとって! エリック=カール・さく もりひさし・やく
こどもさん向けの絵本です。
まずは、全体を1ページずつめくってみました。なんというか、すごい絵本です。
しかけがある絵本です。ダイナミックです。
1986年が初版です。
アメリカの田舎町でしょう。夜空も地上も広い。
なんていう長いハシゴなんだ。
(再読)坊ちゃん 夏目漱石 集英社文庫
昨年読んだ本の中で、夏目漱石作品は発表された当時はいい評価をされなかったが、何十年間もの時を経て高評価されるに至った。逆に坊ちゃんが発表されたころにちやほやされた小説家は、今はもう消滅して名も残っていないというような文章をみました。優れた作品は年月をくぐりぬけても不死鳥のように生き残るのでしょう。
本棚の整理をしていたらこの本が出てきたので読んでみることにしました。
少年と犬 馳星周(はせ・せいしゅう) 文藝春秋
短編6本の連作です。
「男と犬」
2011年3月11日に発生した東日本大震災から半年が経過していますから同年9月でしょう。コンビニの前に飼い主不明の犬がいます。姿かたちのイメージは、オオカミです。誇り高い。かっこいい。シェパードの雑種らしい。
ムンジャクンジュは毛虫じゃない 岡田淳 偕成社文庫
三人の小学五年生が相談して付けた名前です。ムンジャクンジュは、虫のようなあるいは、小動物のような生き物で、最初は米粒ほどの大きさだったのですが、58ページの今は、ハトぐらいまで大きく育ちました。そして、ムーンとか、クーンと鳴くところからムンで、毛むくじゃらだからジャクンジュだそうです。
下流志向 学ばない子どもたち働かない若者たち 内田樹(うちだ・たつる) 講談社文庫
「まえがき」を読んでいて考えたことです。この本は、こどもが勉強しなくなった。若者が働かなくなったという内容が書いてあるようです。本の発行は、2007年ですから、今から13年ぐらい前です。その当時の小中学生、大学生たちはいまごろ、二十代から三十代でしょう。
シルバー川柳10 スクワット しゃがんだままで 立てません ポプラ社
本屋で、この本のカバーをみて、「スクワット しゃがんだままで 立てません」を読んで、思わず吹き出しました。そのとおりです。笑いました。そして、購入しました。
おじさんのかさ 佐野洋子 講談社
傘をもっているけれど、雨がふっても使用しないかさのお話です。
愉快です。見せ傘というのでしょうか。お財布の中の「見せ札、見せ金(みせさつ。みせがね。見せるだけで使わない紙幣)」みたいです。人に見せて自慢するだけの傘だろうかという先入観をもちながら読み始めました。
図書館の神さま 瀬尾まいこ(せお・まいこ) ちくま文庫
冒頭の「清(きよ)。私の名前だ」を読んだ瞬間に先日読んだ夏目漱石作品「坊ちゃん」が頭に浮かびました。坊ちゃんの家で働いていた女中さんのお名前です。そして次の瞬間、「両親が『坊ちゃん』に傾倒していたわけではない」と文章が続きます。やられたという感じがして、次の読みに入ります。
シュリーマン旅行記 清国・日本 石井和子・訳 講談社学術文庫
世界史のトロイの遺跡からこの本に来ました。詳しいことは知りません。
シュリーマン:1822年-1890年 68歳没 ドイツの考古学者 実業家 ギリシャ神話に出てくる都市トロイアの遺跡を発見した。トロイアの考古遺跡:現在のトルコ共和国。1870年発掘開始。日本への訪問は、1865年。当時43歳。明治元年が1868年。
ぼくのくれよん 長新太(ちょう・しんた) 講談社
大きなくれよんが出てきます。ネコぐらいの大きさのくれよんです。おもしろい。
「だいだいいろ」というくれよんの表示は、昭和時代を思い出させてくれます。
絵本は1993年の発行ですから、平成5年です。
まんげつのよるに 木村裕一・作 あべ弘士・絵 講談社
シリーズ「あらしのよるに」の第7話でこれが最終話です。
第6話で雪崩に飲み込まれたオオカミのガブはどうなったのか心配です。
ガブは物語の主人公ですから必ず生きているはずです。
ほら生きていました。よかった。
えッ?! なんとそれはヤギのメイの夢でした。
おれはねこだぜ 佐野洋子 講談社
おとなびたちょっと反抗期であるようなねこの絵です。
心がひねくれたようなねこの好物は、お魚のさばだそうです。
ねこのぼうしに何かがぶちあたりました。
えッ?!
おもしろい! ネタバレになるので、何が飛んできたのかはここには書きません。
ページをめくって、ますますおもしろくなりました。こどもさんにうけるでしょう。
きょうりゅうのかいかた くさのだいすけ・文 やぶうちまさゆき・絵 岩波書店
1983年(昭和58年)初版の絵本です。
読み終えてみて、昭和時代の匂いが伝わってきて、なつかしさにつつまれました。登場人物たちが来ている服を見てそう思いました。
妻が椎茸だったころ 中島京子 講談社
タイトルが奇抜で引く思いがあったのですが、この方の作品で以前読んだ「長いお別れ」が傑作だったので、この本も読んでみることにしました。一作、一作の内容が、濃密だという印象をもっています。
短編が五本並べてあります。最初の一本を読み終えて、これは、スリラーだと気づきました。ぞっとする読後感が残ります。
ふうせんねこ せなけいこ 福音館書店
「おこっているぞー」のねこです。
かなりおこっています。
ますますおこっています。
おこっているけれど、可愛い。
ねこの動作は、乳幼児の動作と共通しています。
逆ソクラテス 伊坂幸太郎 集英社
ソクラテス:アテネ出身の古代ギリシャの哲学者。紀元前469年頃-紀元前399年。71歳。服毒自殺による死刑。名言を多数残しています。「無知の知」「生きるために食べよ。食べるために生きるな」「 本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。本は著者がとても苦労して身に付けたことを、たやすく手に入れさせてくれる」「一番大切なことは、単に生きることではなく善く生きることである」「悪法もまた法なり」本人の著書は残っていないが、弟子のプラトンがソクラテスの言葉を残している。
自転しながら公転する 山本文緒 新潮社
58ページあたりを読み終えたところで感想を書き始めてみます。全体で、478ページある作品です。男性の自分が読むのには場違いかなと感じながら読んでいます。恋愛小説のようです。
冒頭は、ベトナムでベトナムの恋人と結婚式を挙げる直前シーンから始まります。その後、過去の出来事にシーンは移ります。世界的に、地球規模で動くから、自分が自転しながら、太陽のまわりを公転するという意味合いのタイトルに思えます。
学問のすすめ 福沢諭吉 斎藤孝・現代語訳 ちくま新書
有名な本ですが読むのは初めてです。福沢諭吉:1835年(天保5年)-1901年(明治34年)66歳没 慶応義塾大学の創設者 著述家、啓蒙思想家、教育者
学問のすすめ:1880年(明治13年)出版。内容は、1872年(明治5年)-1876年(明治9年)に発行された17編を合本したもの。
水を縫う(みずをぬう) 寺地はるな 集英社
第一章から第六章まであります。第一章を読み終えて、ぼんやりと本のカバーをながめていました。男子高校生が木製椅子のそばに立って横を向いています。(そうか、裁縫好きの男子高校生が水を縫うという設定なのか。男子高校生の足もとには水たまりのようなものが広がっており、下のほうには針と糸の絵があります。糸は赤い糸ですから縁結びの糸でしょう。なお男子高校生はオカマではありません)
宇宙への秘密の鍵 作・ルーシー&スティーヴン・ホーキング 訳・さくまゆみこ 岩崎書店
クリスマスのプレゼントにコンピューターがほしかったのに、ペットのブタがプレゼントだったというところで、そのブタちゃんがブタ小屋から消えてしまったというところから始まりました。
ブタの飼い主は、ジョージ少年です。まだ読み始めたところなので、年齢はわかりません。
ヒュースケン日本日記 1855-61 青木枝朗(あおき・しろう)・訳 岩波文庫
ヘンリー・ヒュースケン:1832年-1861年 オランダ人 タウンゼント・ハリス配下のオランダ語通訳兼書記官 英語をオランダ語に訳して、日本人とはオランダ語で意思疎通をはかった。 1856年24歳のときに来日し、1861年1月14日、29歳のときアメリカ合衆国公使館となっていた善福寺への帰路、薩摩藩士に殺害された。
パンどろぼう 柴田ケイコ 角川書店
食パンのお顔が不気味です。
でも、読み終わったあとで、今年読んで良かった一冊だと思った次第です。
こどもさん向けの絵本です。
めっきらもっきら どおんどん 長谷川摂子(はせがわ・せつこ)作 ふりや なな画 福音館書店
ゆうれいのおはなしだろうか。表紙に不気味な黒い影の絵が描いてあります。オオカミのようにも見えるし、ヘビのようにも見えます。
きょだいなきょだいな 長谷川摂子(はせがわ・せつこ)・作 降矢なな(ふりや・なな)・絵 福音館書店
ページを開いて、いきなりびっくりしました。巨大なピアノがどーんと出てきました。圧倒されます。
次のページをめくって、おもしろい展開に愉快になりました。このピアノはかなり巨大です。
ちくわのわーさん 岡田よしたか ブロンズ新社
2011年発行の楽しい絵本です。ちくわのわーさんは、おもしろいけれど、見た目は、かわいくはない。ちくわのわーさんの動きは、まるで、生きているようです。ちくわのわーさんは、かなり大きなちくわです。
現代語訳 論語と算盤 渋沢栄一 守屋淳・訳 ちくま新書
大河ドラマは観ています。ただ、いままでのところ徳川慶喜さんのドラマになっているような。
されど、渋沢栄一さんは偉大です。
渋沢栄一:1840年(天保11年)-1931年(昭和6年)91歳没 1968年が明治元年 豪農、武士、官僚、実業家、慈善家
いきもの最強バラエティー ウソナンデス Gakken
ホオジロザメが人間を喰うのが世界に広まったのは、洋画「ジョーズ」の影響だろうか。ホオジロザメにとっては、災難だった。
読んでいて、世の中は、誤解と錯覚で成り立っていると再確認できました。
ハイエナは悪者扱いされるけれど、本当は、良質なチームワークをもつ狩人なのです。
大きい1年生と小さな2年生 古田足日(ふるた・たるひ)・作 中山正美・絵 偕成社
1970年(昭和45年)の作品で、もう50年ぐらい前の作品ですが、よく読まれています。
ただし、自分が読むのは初めてです。小学生のころって、たしかに、背丈(せたけ)にこだわりがありました。背は成長するにつれて伸びて、最終的には、背の高い、低いは人生においてあまり関係ないことがわかるのですが、そのことに気づくまでは悩んだりもします。
スモールワールズ 一穂ミチ(いちほみち) 講談社
短編6本です。どういうわけか、タイトル「スモールワールズ」という作品はありません。全体で、「小さい世界(複数)」ということなのか。
「ネオンテトラ」
ネオンテトラとは? 調べました。「(アマゾン川で発見された)熱帯魚」だそうです。ネオンサインのような模様。青と赤の縦じま。4ページぐらい読んで、ああ、自分には合わないと肌で感じました。流し読みにしようか。若い人向けの作品だとピンときました。
こちらあみ子 今村夏子 ちくま文庫
別の本で紹介されていたので興味をもち取り寄せて読み始めました。
「あみ子」変わった名前です。どういう意味なのだろう? 本のカバーには、次のとおりあります。
あみ子:風変りな女の子。優しい父。一緒に登下校してくれる兄(その後不良になる。こーちゃん。孝太)。母親は妊娠中で、書道教室の先生をしている。(その後やる気がなくなる)。(あみ子さんが所属するのは田中家です)。あみ子のあこがれる男子同級生が、のり君
三日間の幸福 三秋 縋(みあき すがる) メディアワークス文庫
ショートショートの連作だろうか。短い文章が、15本あります。
「十年後の約束」「終わりの始まり」
二十歳になった男子クスノキは、寿命(あと30年と3か月あったらしい。50歳で死去だったのか)をブックオフで本を売るように査定を受けて、買取り店で売ってしまいました。30年分を売却したのであと三か月しか生きられないであろうという設定です。作者は顛末(てんまつ。オチ)をどうもっていくのだろうが、目下(もっか)の読書の興味です。
スマホ脳 アンデシュ・ハンセン 久山葉子・訳 新潮新書
読み始める前の心構えとして、スマホの良くないところについて書いてある本であろう。
街で、ながらスマホをしながら歩いている人を見ると危険を感じます。
一度ぶつかりそうになったことがあります。
以降、ながらスマホをしている人には、近づかないようにしています。
三十女は分が悪い 壇蜜 中央公論新社
おもに人生相談に対して壇蜜さんが答えた内容の集約集です。
返答は、あたりさわりのない平板な解答パターンが続きます。
第3章までの相談部分は軽い内容です。第4章「私の30代までをプレイバック」の部分は濃密な内容です。
ふしぎなえ 安野光雅(あんのみつまさ) 福音館書店
表紙をながめています。
魔法使いののようなかっこうをした男の人たち4人です。
サンタクロースのようにエントツに向かって、壁や屋根を登って行きます。
おそろいの赤い帽子とえり巻きです。そうか。煙突そうじの人たちか。
ふしぎなナイフ 中村牧江・林健造・さく 福田隆義・え 福音館書店
フォークとナイフのナイフです。
ナイフの絵がリアルで、最初は怖い。
ページをめくりはじめるとおもしろくなります。
だんだん内容がふくらんで、どんどんおもしろくなります。そして、楽しい。
アイデア出しの教示書です。
きれいなナイフの絵が続きます。
パパ、お月さまとって! エリック=カール・さく もりひさし・やく
こどもさん向けの絵本です。
まずは、全体を1ページずつめくってみました。なんというか、すごい絵本です。
しかけがある絵本です。ダイナミックです。
1986年が初版です。
アメリカの田舎町でしょう。夜空も地上も広い。
なんていう長いハシゴなんだ。
(再読)坊ちゃん 夏目漱石 集英社文庫
昨年読んだ本の中で、夏目漱石作品は発表された当時はいい評価をされなかったが、何十年間もの時を経て高評価されるに至った。逆に坊ちゃんが発表されたころにちやほやされた小説家は、今はもう消滅して名も残っていないというような文章をみました。優れた作品は年月をくぐりぬけても不死鳥のように生き残るのでしょう。
本棚の整理をしていたらこの本が出てきたので読んでみることにしました。
少年と犬 馳星周(はせ・せいしゅう) 文藝春秋
短編6本の連作です。
「男と犬」
2011年3月11日に発生した東日本大震災から半年が経過していますから同年9月でしょう。コンビニの前に飼い主不明の犬がいます。姿かたちのイメージは、オオカミです。誇り高い。かっこいい。シェパードの雑種らしい。
ムンジャクンジュは毛虫じゃない 岡田淳 偕成社文庫
三人の小学五年生が相談して付けた名前です。ムンジャクンジュは、虫のようなあるいは、小動物のような生き物で、最初は米粒ほどの大きさだったのですが、58ページの今は、ハトぐらいまで大きく育ちました。そして、ムーンとか、クーンと鳴くところからムンで、毛むくじゃらだからジャクンジュだそうです。
下流志向 学ばない子どもたち働かない若者たち 内田樹(うちだ・たつる) 講談社文庫
「まえがき」を読んでいて考えたことです。この本は、こどもが勉強しなくなった。若者が働かなくなったという内容が書いてあるようです。本の発行は、2007年ですから、今から13年ぐらい前です。その当時の小中学生、大学生たちはいまごろ、二十代から三十代でしょう。
シルバー川柳10 スクワット しゃがんだままで 立てません ポプラ社
本屋で、この本のカバーをみて、「スクワット しゃがんだままで 立てません」を読んで、思わず吹き出しました。そのとおりです。笑いました。そして、購入しました。
おじさんのかさ 佐野洋子 講談社
傘をもっているけれど、雨がふっても使用しないかさのお話です。
愉快です。見せ傘というのでしょうか。お財布の中の「見せ札、見せ金(みせさつ。みせがね。見せるだけで使わない紙幣)」みたいです。人に見せて自慢するだけの傘だろうかという先入観をもちながら読み始めました。
図書館の神さま 瀬尾まいこ(せお・まいこ) ちくま文庫
冒頭の「清(きよ)。私の名前だ」を読んだ瞬間に先日読んだ夏目漱石作品「坊ちゃん」が頭に浮かびました。坊ちゃんの家で働いていた女中さんのお名前です。そして次の瞬間、「両親が『坊ちゃん』に傾倒していたわけではない」と文章が続きます。やられたという感じがして、次の読みに入ります。
シュリーマン旅行記 清国・日本 石井和子・訳 講談社学術文庫
世界史のトロイの遺跡からこの本に来ました。詳しいことは知りません。
シュリーマン:1822年-1890年 68歳没 ドイツの考古学者 実業家 ギリシャ神話に出てくる都市トロイアの遺跡を発見した。トロイアの考古遺跡:現在のトルコ共和国。1870年発掘開始。日本への訪問は、1865年。当時43歳。明治元年が1868年。
ぼくのくれよん 長新太(ちょう・しんた) 講談社
大きなくれよんが出てきます。ネコぐらいの大きさのくれよんです。おもしろい。
「だいだいいろ」というくれよんの表示は、昭和時代を思い出させてくれます。
絵本は1993年の発行ですから、平成5年です。
まんげつのよるに 木村裕一・作 あべ弘士・絵 講談社
シリーズ「あらしのよるに」の第7話でこれが最終話です。
第6話で雪崩に飲み込まれたオオカミのガブはどうなったのか心配です。
ガブは物語の主人公ですから必ず生きているはずです。
ほら生きていました。よかった。
えッ?! なんとそれはヤギのメイの夢でした。
おれはねこだぜ 佐野洋子 講談社
おとなびたちょっと反抗期であるようなねこの絵です。
心がひねくれたようなねこの好物は、お魚のさばだそうです。
ねこのぼうしに何かがぶちあたりました。
えッ?!
おもしろい! ネタバレになるので、何が飛んできたのかはここには書きません。
ページをめくって、ますますおもしろくなりました。こどもさんにうけるでしょう。
きょうりゅうのかいかた くさのだいすけ・文 やぶうちまさゆき・絵 岩波書店
1983年(昭和58年)初版の絵本です。
読み終えてみて、昭和時代の匂いが伝わってきて、なつかしさにつつまれました。登場人物たちが来ている服を見てそう思いました。
妻が椎茸だったころ 中島京子 講談社
タイトルが奇抜で引く思いがあったのですが、この方の作品で以前読んだ「長いお別れ」が傑作だったので、この本も読んでみることにしました。一作、一作の内容が、濃密だという印象をもっています。
短編が五本並べてあります。最初の一本を読み終えて、これは、スリラーだと気づきました。ぞっとする読後感が残ります。
ふうせんねこ せなけいこ 福音館書店
「おこっているぞー」のねこです。
かなりおこっています。
ますますおこっています。
おこっているけれど、可愛い。
ねこの動作は、乳幼児の動作と共通しています。
逆ソクラテス 伊坂幸太郎 集英社
ソクラテス:アテネ出身の古代ギリシャの哲学者。紀元前469年頃-紀元前399年。71歳。服毒自殺による死刑。名言を多数残しています。「無知の知」「生きるために食べよ。食べるために生きるな」「 本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。本は著者がとても苦労して身に付けたことを、たやすく手に入れさせてくれる」「一番大切なことは、単に生きることではなく善く生きることである」「悪法もまた法なり」本人の著書は残っていないが、弟子のプラトンがソクラテスの言葉を残している。
自転しながら公転する 山本文緒 新潮社
58ページあたりを読み終えたところで感想を書き始めてみます。全体で、478ページある作品です。男性の自分が読むのには場違いかなと感じながら読んでいます。恋愛小説のようです。
冒頭は、ベトナムでベトナムの恋人と結婚式を挙げる直前シーンから始まります。その後、過去の出来事にシーンは移ります。世界的に、地球規模で動くから、自分が自転しながら、太陽のまわりを公転するという意味合いのタイトルに思えます。
学問のすすめ 福沢諭吉 斎藤孝・現代語訳 ちくま新書
有名な本ですが読むのは初めてです。福沢諭吉:1835年(天保5年)-1901年(明治34年)66歳没 慶応義塾大学の創設者 著述家、啓蒙思想家、教育者
学問のすすめ:1880年(明治13年)出版。内容は、1872年(明治5年)-1876年(明治9年)に発行された17編を合本したもの。
水を縫う(みずをぬう) 寺地はるな 集英社
第一章から第六章まであります。第一章を読み終えて、ぼんやりと本のカバーをながめていました。男子高校生が木製椅子のそばに立って横を向いています。(そうか、裁縫好きの男子高校生が水を縫うという設定なのか。男子高校生の足もとには水たまりのようなものが広がっており、下のほうには針と糸の絵があります。糸は赤い糸ですから縁結びの糸でしょう。なお男子高校生はオカマではありません)
宇宙への秘密の鍵 作・ルーシー&スティーヴン・ホーキング 訳・さくまゆみこ 岩崎書店
クリスマスのプレゼントにコンピューターがほしかったのに、ペットのブタがプレゼントだったというところで、そのブタちゃんがブタ小屋から消えてしまったというところから始まりました。
ブタの飼い主は、ジョージ少年です。まだ読み始めたところなので、年齢はわかりません。
ヒュースケン日本日記 1855-61 青木枝朗(あおき・しろう)・訳 岩波文庫
ヘンリー・ヒュースケン:1832年-1861年 オランダ人 タウンゼント・ハリス配下のオランダ語通訳兼書記官 英語をオランダ語に訳して、日本人とはオランダ語で意思疎通をはかった。 1856年24歳のときに来日し、1861年1月14日、29歳のときアメリカ合衆国公使館となっていた善福寺への帰路、薩摩藩士に殺害された。
パンどろぼう 柴田ケイコ 角川書店
食パンのお顔が不気味です。
でも、読み終わったあとで、今年読んで良かった一冊だと思った次第です。
こどもさん向けの絵本です。
めっきらもっきら どおんどん 長谷川摂子(はせがわ・せつこ)作 ふりや なな画 福音館書店
ゆうれいのおはなしだろうか。表紙に不気味な黒い影の絵が描いてあります。オオカミのようにも見えるし、ヘビのようにも見えます。
きょだいなきょだいな 長谷川摂子(はせがわ・せつこ)・作 降矢なな(ふりや・なな)・絵 福音館書店
ページを開いて、いきなりびっくりしました。巨大なピアノがどーんと出てきました。圧倒されます。
次のページをめくって、おもしろい展開に愉快になりました。このピアノはかなり巨大です。
ちくわのわーさん 岡田よしたか ブロンズ新社
2011年発行の楽しい絵本です。ちくわのわーさんは、おもしろいけれど、見た目は、かわいくはない。ちくわのわーさんの動きは、まるで、生きているようです。ちくわのわーさんは、かなり大きなちくわです。
現代語訳 論語と算盤 渋沢栄一 守屋淳・訳 ちくま新書
大河ドラマは観ています。ただ、いままでのところ徳川慶喜さんのドラマになっているような。
されど、渋沢栄一さんは偉大です。
渋沢栄一:1840年(天保11年)-1931年(昭和6年)91歳没 1968年が明治元年 豪農、武士、官僚、実業家、慈善家
いきもの最強バラエティー ウソナンデス Gakken
ホオジロザメが人間を喰うのが世界に広まったのは、洋画「ジョーズ」の影響だろうか。ホオジロザメにとっては、災難だった。
読んでいて、世の中は、誤解と錯覚で成り立っていると再確認できました。
ハイエナは悪者扱いされるけれど、本当は、良質なチームワークをもつ狩人なのです。
大きい1年生と小さな2年生 古田足日(ふるた・たるひ)・作 中山正美・絵 偕成社
1970年(昭和45年)の作品で、もう50年ぐらい前の作品ですが、よく読まれています。
ただし、自分が読むのは初めてです。小学生のころって、たしかに、背丈(せたけ)にこだわりがありました。背は成長するにつれて伸びて、最終的には、背の高い、低いは人生においてあまり関係ないことがわかるのですが、そのことに気づくまでは悩んだりもします。
スモールワールズ 一穂ミチ(いちほみち) 講談社
短編6本です。どういうわけか、タイトル「スモールワールズ」という作品はありません。全体で、「小さい世界(複数)」ということなのか。
「ネオンテトラ」
ネオンテトラとは? 調べました。「(アマゾン川で発見された)熱帯魚」だそうです。ネオンサインのような模様。青と赤の縦じま。4ページぐらい読んで、ああ、自分には合わないと肌で感じました。流し読みにしようか。若い人向けの作品だとピンときました。
こちらあみ子 今村夏子 ちくま文庫
別の本で紹介されていたので興味をもち取り寄せて読み始めました。
「あみ子」変わった名前です。どういう意味なのだろう? 本のカバーには、次のとおりあります。
あみ子:風変りな女の子。優しい父。一緒に登下校してくれる兄(その後不良になる。こーちゃん。孝太)。母親は妊娠中で、書道教室の先生をしている。(その後やる気がなくなる)。(あみ子さんが所属するのは田中家です)。あみ子のあこがれる男子同級生が、のり君
三日間の幸福 三秋 縋(みあき すがる) メディアワークス文庫
ショートショートの連作だろうか。短い文章が、15本あります。
「十年後の約束」「終わりの始まり」
二十歳になった男子クスノキは、寿命(あと30年と3か月あったらしい。50歳で死去だったのか)をブックオフで本を売るように査定を受けて、買取り店で売ってしまいました。30年分を売却したのであと三か月しか生きられないであろうという設定です。作者は顛末(てんまつ。オチ)をどうもっていくのだろうが、目下(もっか)の読書の興味です。
スマホ脳 アンデシュ・ハンセン 久山葉子・訳 新潮新書
読み始める前の心構えとして、スマホの良くないところについて書いてある本であろう。
街で、ながらスマホをしながら歩いている人を見ると危険を感じます。
一度ぶつかりそうになったことがあります。
以降、ながらスマホをしている人には、近づかないようにしています。
2020年12月30日
2020年 今年観て良かった映画
2020年 今年観て良かった映画
今日も嫌がらせ弁当 邦画DVD 2019年公開
喜劇でした。ほろりと落涙する映画でした。とくにラスト付近、高校卒業最後のお弁当には泣けました。今年観て良かった1本です。前半はつくりもののようで違和感がありましたが、中盤から真剣味が増して、リアルで、心温まるいい映画でした。
夫が事故死した母子家庭で、母ひとり、高校生の娘ひとりの母子家庭です。(長女はすでに独立してひとり暮らし中)。高校生の娘は反抗期で、母親とはしゃべりません。目の前にいるのに、スマホを使った文字の会話はリアルな現実なのでしょう。
カッコーの巣の上で 洋画DVD 1976年公開
有名な映画ですが初めて観ました。いい映画でした。精神病院入院病棟が扱われています。昨年は邦画の「閉鎖病棟」を観ました。暗い内容でした。「カッコーの巣の上」では、みんなで魚釣りに行くあたりが心温まる喜劇で笑えましたが、最後のほうはやっぱり暗くなりました。もっとも、主人公は、懲役刑の労働をまぬがれるために、病気ではないのに病気のふりをしているわけですから制裁が下ってもしかたがないというあきらめもあります。
若おかみは小学生 邦画DVD 2018年公開
作品の主題として、「復讐、仕返し、憎しみ、憎悪」という作品が多いなかにあって、本作品は、「対立相手との協調」を重視しています。あわせて、たとえ自分が恥をかくことになっても、誇りをもって自分の役割を果たすというメッセージがあります。そこが、神社で八百万の神(やおよろずのかみ)を信仰する日本人らしくていい。バランス感覚に優れています。意図的に悪事を働いたのでなければ相手を許容します。映画では、そこからお互いの助け合いが生まれています。
ビリギャル 邦画DVD 2015年公開
チラリと耳にしたことはありますが、観たのは初めてです。映画を観たなーという気分にひたれました。まじめで、誠実ないい映画でした。今年観て良かった1本です。
成績が芳しくない女子高生が、一生懸命勉強をして、有名大学に合格するということだけはどこかで情報が入っていました。
泣き虫しょったんの奇跡 邦画DVD 2028年公開
地味な映画でしが、良作でした。
生きている限り、終わりはない。
一度夢破れても、再起して、夢をかなえるといういい映画でした。今年観て良かった一本です。
3月のライオン 前編 邦画DVD 2017年公開
交通事故で、突然、両親と妹を亡くした6歳ぐらいの主人公桐山零(きりやま・れい)の姿から始まります。彼は、将棋が好きだった父親のつながりで、父親の友人だったプロ棋士幸田(豊川悦司)さんのお宅で世話になります。そこには、奥さんとプロ棋士を目指す姉弟がいて、きょうだいとの比較などで、零はひとりぼっちになって、それなりにつらい体験をして、中学卒業後、幸田家を出て、ひとり暮らしをしながら高校へ通います。映像を観ながら、零に「がんばれ、がんばれ」と声をかけたくなる映画です。
舞妓はレディ 邦画DVD 2014年公開
オードリーヘップバーンの「マイフェアレディ」のオマージュ作品(敬意を表して類似にする)でした。田舎者がスターになる成長物語です。古い型の体験をもつ日本人の自分にとっては、胸にしみるいい作品でした。今年観て良かった一本です。ミュージカル仕立てですが、静かなほうです。雨が土にじっくりとしみこむような映画でした。
ジョゼと虎と魚たち 邦画DVD 2003年公開
ジョゼは、足が悪くて歩行ができない20代の身体障害者女性で、本名は、「くみ子」さんですが、ご自身が、フランソワーズ・サガンの小説「すばらしい雲」を読んで、その主人公ジョゼから名前をもらって、自称「ジョゼ」で通しています。池脇千鶴さんが演じています。毎度芸達者な役者さんだと感服しています。ジョゼの恋愛相手になるのが、大学4年生、麻雀荘でアルバイトをしている恒夫くんで、妻夫木聡さんが演じます。
プライベート・ライアン 洋画DVD 1998年公開
第二次世界大戦中の1944年6月6日にあったフランスノルマンディー上陸作戦に同行した戦場カメラマンロバートキャパに関する本を読んだあと、B級映画といわれる「Dデイ」という洋画DVDを観て、今回のプライベート・ライアンを観ました。いまさらですが、今年観て良かった1本です。力作でした。
マダム・イン・ニューヨーク インド映画DVD 2014年日本公開
インドのコメディ映画、ふたりの子持ち主婦のちょっぴりラブありでしたが、いい作品でした。今年観て良かった1本です。
天才スピヴェット フランス・カナダ洋画DVD 2014年公開
いい映画でした。今年観て良かった1本です。
おもしろくて、楽しくて、悲しいこともあって、じんとくる映画でした。絵本みたいな映画でした。
主人公の10歳の少年スピヴェットは、アメリカ合衆国大陸横断鉄道に乗って旅をします。
ポネット フランス映画DVD 1996年公開
交通事故で、車の運転をしていた母親が死にます。車に同乗していた4歳の女児は腕をケガしましたが命は助かります。
4歳女児のポネットが、母親の死を受け入れられません。母親の再来を信じて、彼女の心は閉ざされます。
パリ、嘘つきな恋 フランス映画DVD 2018年公開
フランスに観光旅行に行った気分になりたくて借りて来ました。
最後でどう落とすのだろうと思いながら観始めました
偶然の出来事から自分は車いすの障がい者だというところから話が始まり、彼は車いすの障がい者の女性を愛するようになります。彼は噓つきです。
(再鑑賞)幸せの黄色いハンカチ 邦画1977年公開 VHSビデオテープ
棚の整理をしていたら平成5年(1993年)のテレビ番組「金曜ロードショー」を録画したテープが出てきたので観てみました。また、この映画は、十代のときに映画館で観て、その後も何度か、テレビやレンタルDVDで観たことがあります。
もう27年ぐらいまえに録画したものです。壊れかけのVHSデッキだけど再生できてよかった。解説者の水野晴郎(みずのはるお)さんの解説がなつかしい。
今日も嫌がらせ弁当 邦画DVD 2019年公開
喜劇でした。ほろりと落涙する映画でした。とくにラスト付近、高校卒業最後のお弁当には泣けました。今年観て良かった1本です。前半はつくりもののようで違和感がありましたが、中盤から真剣味が増して、リアルで、心温まるいい映画でした。
夫が事故死した母子家庭で、母ひとり、高校生の娘ひとりの母子家庭です。(長女はすでに独立してひとり暮らし中)。高校生の娘は反抗期で、母親とはしゃべりません。目の前にいるのに、スマホを使った文字の会話はリアルな現実なのでしょう。
カッコーの巣の上で 洋画DVD 1976年公開
有名な映画ですが初めて観ました。いい映画でした。精神病院入院病棟が扱われています。昨年は邦画の「閉鎖病棟」を観ました。暗い内容でした。「カッコーの巣の上」では、みんなで魚釣りに行くあたりが心温まる喜劇で笑えましたが、最後のほうはやっぱり暗くなりました。もっとも、主人公は、懲役刑の労働をまぬがれるために、病気ではないのに病気のふりをしているわけですから制裁が下ってもしかたがないというあきらめもあります。
若おかみは小学生 邦画DVD 2018年公開
作品の主題として、「復讐、仕返し、憎しみ、憎悪」という作品が多いなかにあって、本作品は、「対立相手との協調」を重視しています。あわせて、たとえ自分が恥をかくことになっても、誇りをもって自分の役割を果たすというメッセージがあります。そこが、神社で八百万の神(やおよろずのかみ)を信仰する日本人らしくていい。バランス感覚に優れています。意図的に悪事を働いたのでなければ相手を許容します。映画では、そこからお互いの助け合いが生まれています。
ビリギャル 邦画DVD 2015年公開
チラリと耳にしたことはありますが、観たのは初めてです。映画を観たなーという気分にひたれました。まじめで、誠実ないい映画でした。今年観て良かった1本です。
成績が芳しくない女子高生が、一生懸命勉強をして、有名大学に合格するということだけはどこかで情報が入っていました。
泣き虫しょったんの奇跡 邦画DVD 2028年公開
地味な映画でしが、良作でした。
生きている限り、終わりはない。
一度夢破れても、再起して、夢をかなえるといういい映画でした。今年観て良かった一本です。
3月のライオン 前編 邦画DVD 2017年公開
交通事故で、突然、両親と妹を亡くした6歳ぐらいの主人公桐山零(きりやま・れい)の姿から始まります。彼は、将棋が好きだった父親のつながりで、父親の友人だったプロ棋士幸田(豊川悦司)さんのお宅で世話になります。そこには、奥さんとプロ棋士を目指す姉弟がいて、きょうだいとの比較などで、零はひとりぼっちになって、それなりにつらい体験をして、中学卒業後、幸田家を出て、ひとり暮らしをしながら高校へ通います。映像を観ながら、零に「がんばれ、がんばれ」と声をかけたくなる映画です。
舞妓はレディ 邦画DVD 2014年公開
オードリーヘップバーンの「マイフェアレディ」のオマージュ作品(敬意を表して類似にする)でした。田舎者がスターになる成長物語です。古い型の体験をもつ日本人の自分にとっては、胸にしみるいい作品でした。今年観て良かった一本です。ミュージカル仕立てですが、静かなほうです。雨が土にじっくりとしみこむような映画でした。
ジョゼと虎と魚たち 邦画DVD 2003年公開
ジョゼは、足が悪くて歩行ができない20代の身体障害者女性で、本名は、「くみ子」さんですが、ご自身が、フランソワーズ・サガンの小説「すばらしい雲」を読んで、その主人公ジョゼから名前をもらって、自称「ジョゼ」で通しています。池脇千鶴さんが演じています。毎度芸達者な役者さんだと感服しています。ジョゼの恋愛相手になるのが、大学4年生、麻雀荘でアルバイトをしている恒夫くんで、妻夫木聡さんが演じます。
プライベート・ライアン 洋画DVD 1998年公開
第二次世界大戦中の1944年6月6日にあったフランスノルマンディー上陸作戦に同行した戦場カメラマンロバートキャパに関する本を読んだあと、B級映画といわれる「Dデイ」という洋画DVDを観て、今回のプライベート・ライアンを観ました。いまさらですが、今年観て良かった1本です。力作でした。
マダム・イン・ニューヨーク インド映画DVD 2014年日本公開
インドのコメディ映画、ふたりの子持ち主婦のちょっぴりラブありでしたが、いい作品でした。今年観て良かった1本です。
天才スピヴェット フランス・カナダ洋画DVD 2014年公開
いい映画でした。今年観て良かった1本です。
おもしろくて、楽しくて、悲しいこともあって、じんとくる映画でした。絵本みたいな映画でした。
主人公の10歳の少年スピヴェットは、アメリカ合衆国大陸横断鉄道に乗って旅をします。
ポネット フランス映画DVD 1996年公開
交通事故で、車の運転をしていた母親が死にます。車に同乗していた4歳の女児は腕をケガしましたが命は助かります。
4歳女児のポネットが、母親の死を受け入れられません。母親の再来を信じて、彼女の心は閉ざされます。
パリ、嘘つきな恋 フランス映画DVD 2018年公開
フランスに観光旅行に行った気分になりたくて借りて来ました。
最後でどう落とすのだろうと思いながら観始めました
偶然の出来事から自分は車いすの障がい者だというところから話が始まり、彼は車いすの障がい者の女性を愛するようになります。彼は噓つきです。
(再鑑賞)幸せの黄色いハンカチ 邦画1977年公開 VHSビデオテープ
棚の整理をしていたら平成5年(1993年)のテレビ番組「金曜ロードショー」を録画したテープが出てきたので観てみました。また、この映画は、十代のときに映画館で観て、その後も何度か、テレビやレンタルDVDで観たことがあります。
もう27年ぐらいまえに録画したものです。壊れかけのVHSデッキだけど再生できてよかった。解説者の水野晴郎(みずのはるお)さんの解説がなつかしい。