2008年07月16日
京都嵐山地蔵堂(竹寺)
京都嵐山地蔵堂(竹寺)
京都駅前にあるバスターミナルから京都バスに乗る。あらかじめ妻が270円のバス券をバスターミナル切符売り場で切符売りのおじさんから2枚買ってくれた。バスは苔寺・鈴虫寺方面行きで、そこが終点となる。約一時間、バスに揺られていました。車内でポケット地図を見ながら、バスの走路をなぞり、周囲の有名な寺や建物を車窓から見学しました。京都は案外小さな街にもかかわらず、150万人もの人が住んでいる。狭い場所に効率よく住む工夫がされていると感じました。必要最小限の空間にできるだけ満足のいく住空間がつくられているようです。
終点で降りて昼食を摂(と)る。ちょうど目の前に蕎麦屋が2軒ありました。食べたのは、とろろそばで、とろろいもの上に月に見立てた卵の黄身、そのまわりに苔に見立てた細かく刻まれた海苔がまぶしてありました。海苔の香りが芳しい(かぐわしい。)。そのほか、みたらし(とてもやわらかでした。)、葛きりもいただきました。
食事後、店を出て右方向へ歩くと苔寺の入り口となりました。
苔寺見学を終えたあと、次は竹寺を目指しました。さきほどの蕎麦屋を過ぎて、右側の細い道を登る。今日はそのあと鈴虫寺を見てホテルへ行く予定でした。
竹寺では門までに、左右に竹林、立派に伸びた太い竹ですが、たけのこだった頃の茶色い皮が根元にいまだにくっついていました。
くちなしの花と匂いが心地よい。うちもくちなしを買ってきて庭に植えよう。
竹寺を出たあと鈴虫寺に向かう。道で出会った地元の年配の女性とお話をしました。苔寺はもう何十年も前に行ったきり、今日から祇園祭がはじまる。混雑するので、京都の人は京都から避難して別のところへ行くそうです。笑ってしまいました。
2008年07月14日
西芳寺(苔寺)へ行ってきました。
西芳寺(苔寺)へ行ってきました。
往復はがきで予約したのは5月下旬でした。時の経つのは早いもので、7月の予約日がやってきて、訪問してきました。
梅雨時のしとしとそぼふる雨の中で苔見学をする予定でしたが、カンカン照りの夏日で、じぶんの体が汗でびしょびしょになりました。
6月に訪れた奈良市秋篠寺の苔が見事だったので、本家苔寺見学の感想は少々期待はずれで、苔というものは、苔寺だけではなくても、たいていの寺に生えているものなのだなあと、その後いくつかのお寺さんを回りながら、気づかぬものだと得心しました。また、天候や時間帯によって、風情が出たり出なかったりもするのでしょう。
般若心経の写経をしていたとき、広間に100人ぐらいでしょうか、年配の人が多いのですが、あらかじめうすく書かれているお経を筆でなぞっていくのです。「左側から書けばいいよ(右手に墨がつかないから)」というささやき声が聞こえたり、「(見学時間がないから)書いてあとから送ればいい」とか、そんな声にそれはいけないと思うと首をかしげていたら、10人ぐらいが並んでいたわたしの列はわたしたち夫婦を残していつのまにか、だれもいなくなっていました。うーむ、じぶんでじぶんの快適な世界をつくるという技もありだなと責める気にはなれませんでした。(狭い場所だったので、自分が楽になったこともあります。ちなみにわたしも正座をすると足がしびれるのはわかっていたので、最初からあぐらをかいて書きました。)
2008年07月08日
京都 壬生寺(みぶでら)
京都 壬生寺(みぶでら)
NHK大河ドラマ「新選組」ゆかりの地を訪ねました。
八木邸。近藤勇、土方歳三以下の宿泊地では、親切丁寧な説明があり楽しみました。ただこの日は暑くて芹沢鴨が土方歳三や沖田総司に暗殺された部屋では、同行した家内は「暑い」を連発し、さらに息子の「足臭い」が続き興をそがれました。
このあと二条城まで必死で歩いたのですが、入門制限時刻午後4時に5分間に合わず見ることができませんでした。残念。途中アーケード街を歩き、昭和47年頃の景色を見た思いで、京都は歴史の流れが動いていないと感じたのでした。
写真は八木邸の南隣にある壬生寺(みぶでら)です。小さな池では亀さんたちがいっぱい寄ってきました。
2008年06月17日
平等院鳳凰堂
平等院鳳凰堂
今、「地球のはぐれ方」村上春樹・吉本由美・都築響一著文春文庫を読んでいます。そのなかのハワイ編で、ハワイにある平等院鳳凰堂とか出雲大社、金比羅神社、太宰府天満宮が紹介されています。ハワイに渡った日本人移民のみなさんがふるさと日本を思って建てたのかなあ。
平等院鳳凰堂は10円硬貨に絵があります。一度も本物を見たことがなかったので、見てきました。豪華絢爛(けんらん)な色彩の建物を想像していました。しかし、老朽化が著しく、色はかすんでいました。考えてみれば、西暦1053年の建築であり。無理もないことです。新築のときはすばらしい色彩で輝いていたことでしょう。まさしく、極楽の景色だったに違いありません。
驚いたのは、平等院ミュージアム鳳翔館(ほうしょうかん)です。中国の音楽グループ女子十二楽坊のように仏さまたちがそれぞれ楽器を持って演奏しながら飛んでいるのです。奇想天外でした。その姿がなかなか素敵で、昔の人たちは頭が固かったわけではないと固定観念がひっくりかえりました。
今、「地球のはぐれ方」村上春樹・吉本由美・都築響一著文春文庫を読んでいます。そのなかのハワイ編で、ハワイにある平等院鳳凰堂とか出雲大社、金比羅神社、太宰府天満宮が紹介されています。ハワイに渡った日本人移民のみなさんがふるさと日本を思って建てたのかなあ。
平等院鳳凰堂は10円硬貨に絵があります。一度も本物を見たことがなかったので、見てきました。豪華絢爛(けんらん)な色彩の建物を想像していました。しかし、老朽化が著しく、色はかすんでいました。考えてみれば、西暦1053年の建築であり。無理もないことです。新築のときはすばらしい色彩で輝いていたことでしょう。まさしく、極楽の景色だったに違いありません。
驚いたのは、平等院ミュージアム鳳翔館(ほうしょうかん)です。中国の音楽グループ女子十二楽坊のように仏さまたちがそれぞれ楽器を持って演奏しながら飛んでいるのです。奇想天外でした。その姿がなかなか素敵で、昔の人たちは頭が固かったわけではないと固定観念がひっくりかえりました。
2008年06月03日
京都 苔寺(こけでら)の予約
京都 苔寺(こけでら)の予約
西芳寺(苔寺)を見たことがなく、一度訪れてみたいと思いつきました。石庭は見たことがありますが、わたしには理解できませんでした。石の配置や竹ぼうきや熊手で描いたと思われる円形の渦や流れる線の模様が宇宙を感じさせてくれるらしいのですが、イメージ力のないわたしには、白っぽい石はやっぱり石にしか見えませんでした。その点、緑の生き物である苔ならば。なにかしら心に染み入るものがあるのではなかろうか。
梅雨の雨に濡れた苔がちょうどよい鑑賞の時期に思えます。最初はバスツアーを申し込むつもりでしたが、具合のいい日にちがありませんでした。苔寺の参拝は事前予約制です。個人で参拝することにしました。往復はがきに第一希望から第三希望の日にちを書いて送りました。まもなく返信をいただきました。7月に訪れます。楽しみです。写経もやってみます。やったことはありません。初めてです。
先日テレビで、認知症予防のために、散歩、ことに散策路を変えながら、新しい情報を見聞きして脳に刺激を与えることが肝心と紹介されていました。今まで経験したことがないことを経験してみよう。
西芳寺(苔寺)を見たことがなく、一度訪れてみたいと思いつきました。石庭は見たことがありますが、わたしには理解できませんでした。石の配置や竹ぼうきや熊手で描いたと思われる円形の渦や流れる線の模様が宇宙を感じさせてくれるらしいのですが、イメージ力のないわたしには、白っぽい石はやっぱり石にしか見えませんでした。その点、緑の生き物である苔ならば。なにかしら心に染み入るものがあるのではなかろうか。
梅雨の雨に濡れた苔がちょうどよい鑑賞の時期に思えます。最初はバスツアーを申し込むつもりでしたが、具合のいい日にちがありませんでした。苔寺の参拝は事前予約制です。個人で参拝することにしました。往復はがきに第一希望から第三希望の日にちを書いて送りました。まもなく返信をいただきました。7月に訪れます。楽しみです。写経もやってみます。やったことはありません。初めてです。
先日テレビで、認知症予防のために、散歩、ことに散策路を変えながら、新しい情報を見聞きして脳に刺激を与えることが肝心と紹介されていました。今まで経験したことがないことを経験してみよう。