2014年01月13日

運命のバーカウンター 髙橋仁

運命のバーカウンター 髙橋仁(たかはしじん) 幻冬舎

 推理小説だと思って読み始めましたが違っていました。
 「夢をかなえるゾウ」的な自己啓発本でした。
 作者自身の体験をベースにして、安井義男27歳、リラクゼーションサロン経営者を主人公とし、経営者としてのありかたを示した内容です。登場人物は少なく、彼とベロベロ社長ことイブとのやりとりが繰り返されます。作中、何本もの強い洋酒が出てきます。
 わからない言葉がいくつも出てきたので調べてみました。
 カオス:混沌(こんとん)、混乱
 旗艦店:中心店舗
 ドミナント出店:小売業が特定の地域に集中的に出店する。
 ポリシー:政策、方針
 ヒエラルキー:階層構造の組織形態
 バイアス:自分にとって有利な情報を重視し、不利な情報を軽視する。
 ウィスキーのシングル、ダブル:30mlと60ml
 20代の若い世代が読む本だと思いました。
 亡くなった父親の意思を継いで、安井義男は起業します。経営者とそこで雇われる者との心もちは異なります。経営者として経営の課題にどのように取り組んでいくかという姿勢を小説で表現してあります。実用書の小説化です。
 桃太郎のお話が良かった。各自の能力に応じて成果を発揮するという教示でした。
 ふたりのやりとりは自問自答のようでもあります。ひとつひとつの項目は10ページぐらいで短く読みやすい。全体をとおして、「中途半端」の否定があります。
 お酒を「本物」と固定し、本物の「経営者」になりましょうと呼びかけておられます。また、大事なことは「続けること」、波があるのが当たり前、落ち込んでも続けること。出す力は、いつも60%ぐらいでいいは、わたし自身の信条と一致しました。


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