2013年11月17日

マラヴィータ 映画館

マラヴィータ 映画館

 何度暗記しようとしても暗記できない映画のタイトルです。「マラヴィータ」は、主人公であるなんとかというファミリーの飼い犬の名前です。そこに何か仕掛けがあるのかと思いましたが、最後まで無関係に思えました。
 映画は良い出来です。テキパキと事が運んでいきます。2時間があっという間に過ぎます。ギャングもので、力(ちから)対力(ちから)の暴力がありますが、根っこはコメディです。ロバート・デ・ニーロののん気さ+力技(ちからわざ)がいい。妻と娘と息子の演技もきびきびしていて気持ちがいい。気に入らない相手への仕返しは、現実では許されないけれど、映画の中ではOKです。
 ラストは「家族愛」に胸が熱くなりました。こういう形で、親子・夫婦・姉弟が助けあう表現方法を初めて目にしました。
 話の内容は、マフィアがFBIに内部告発をした元マフィアの男(デ・ニーロ)に懸賞金20億円ぐらいをかけて殺し屋に狙わせたので、FBIが彼と彼の家族を守ろうとするのですが、デ・ニーロは、ひっそりと暮らしておれない性格なのです。だから笑いが生まれてくるのです。

(以上の感想を書いて数時間経過して思ったこと)
 映画とは離れてしまいますが、劇中、一家の逃亡先、フランスノルマンディー地方の人々は、アメリカ人であるデ・ニーロ一家に拒否反応を示します。排他的です。料理において、住民と一家は対立します。フランス人は、アメリカ人は3食ハンバーガーで肥満国だとはやしたて、一家は、フランスのバターの味付けは体に悪いと反発します。さらに詳しく見ると、一家は、純なアメリカ人ではなく、イタリア系アメリカ人です。結局、フランス対イタリアの構図になります。バター対オリーブオイルの構図です。ただ、一家の精神は、アメリカ的です。やられたらやりかえす。力で報復します。アジア的ではありません。アジア人は、まず攻撃を受け止めます。受容して溶(と)かして、妥協点を見つけて、協調の道をさぐり、着地点を目指します。卑怯なことかもしれません。グレーゾーンの解決を図ります。映画は武力衝突によって勝者を決めつつ善人の勝利を賞賛し優先します。けれど現実は負けることもあります。負けても慰めあって生きていかねばならないのが人生だし、家族です。


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