2012年11月08日

O型自分の説明書 Jamais Jamais

O型自分の説明書 Jamais Jamais(じゃめ じゃめ) 文芸社

 わたしは血液型O型なので、この本から読み始めました。何年間かの周期で爆発的に売れる血液型性格・行動判断の本です。
 身に覚えあり、読みやすい、わかりやすい、面白い。ただ、後半になると箇条書き形式を読み疲れました。1日あれば読み終える本です。
 世の中にはいろいろな人がいるなと思わせる本です。そして、人の弱い部分を許せる気持ちにさせてくれる本です。
 パソコンの使用説明書の形式をとっています。28ページの「(失敗を)引きずる」という言葉にはジンときました。そのとおりです。心が救われる良書です。
 書き手の立場で考えてみました。自分の血液型については、見当がつくでしょうが、他の血液型については、どうやって情報を仕入れて整理したのだろうか。すごい。
 ふと3英傑の血液型は何型だったのだろうかと考え込みましたが見当がつきません。信長、秀吉、家康です。
 結局人間というものは、不完全であることがわかります。
 最初、作者は男性と思い込んで読み続けましたが、終わってみれば、どうも女性のようです。

 続けて、A型を読んでみました。
 いろいろな人間のタイプあるのだなあというなぐさめになります。だれにも表と裏の2面性がある。A型の人は真面目で几帳面です。江戸幕府末期から明治維新のときに日本に滞在していた外国人が書いた文献をピックアップした「外国人が見た古き良き日本」内藤誠編著を読んだのですが、当時の日本社会を形成していたのは血液型A型の人々なのだろうと推察しました。A型の特徴です。
 文章は箇条書きのようで箇条書きではなく続いています。最初は読みにくかったのですが、だんだん慣れてきました。わたしはO型なので、O型の本はじっくり読みました。A型は人ごとなので、読む時間はそれほど長くかかりませんでした。
 この本シリーズは、人間観察ブックです。血液型にこだわらなくても、性格とか性質をタイプ分けできそうです。
  さらにB型も読んでみました。
 読み始める前のB型に対するわたしのイメージは、マイペース、のんき者、他人のことを考えない、独創的、片付けない、計画を建てられない、A型の反対、というものでした。O型はB型を押さえやすいが、A型は苦手というのもあります。しかし、読み始めてみると、O型の自分に当てはまるものもあります。されど、ページが後半になるにつれて、O型には理解できないB型の行動が多くなります。読んでいて、B型に限らず、人間ってめんどくさい生き物だなあという疲れが出てきました。B型は、協調性なし、気むずかしい。なんだかいいところがありません。きっと明るい性格がいいところなのです。
 最後にAB型も読んでみました。
 どの血液型もそうなのですが、みんな、ひとりで居たいようです。全体のシリーズを通して、内容は暗い。親友はなかなかできないわけだと悟ります。家族の葛藤の一因として、血液型の相性があるかもしれない。男性・女性の性別の違いで、表面に出る事柄が違うような気もするし同じような気もする。しかし、よくこれだけの項目を集めることができたものだと感心しました。このシリーズ全体は、人間の多様性を研究する参考書になります。


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