2012年02月19日

ドリームガールズ 映画 ケーブルTV録画

ドリームガールズ 映画 ケーブルTV録画

 音楽映画であるミュージカルであるがゆえに2時間半の長尺(ちょうじゃく)になっています。女同士の友情を描いた映画です。女性は世界を支配できる。いやすでに支配している。男は弱くて愚か(おろか)です。
 3人組のコーラスグループが登場します。コンテストシーンからスタートです。スターを目指す。スターはなりたくてなれるものではありません。運が必要です。事務所がらみの内輪もめからメンバーチェンジになる物語展開はありがちです。英語圏の人が見た感想と英語がわからない民族が見た感想は異なってくることでしょう。歌詞を体で感じることができるかできないかです。
 ビヨンセという歌手の歌は素晴らしい。ずばぬけています。水準が違います。役者さんの歌も上手ですがそこそこです。無意識に体が揺れることはありません。ビヨンセさんの歌を文章で美しく表現できませんが、流れるような単調な歌でも「拍子」があります。心に響きます。決意みなぎる歌唱です。生まれつきの才能でしょう。
 グループを脱退した女性の歌は演歌かフォークソングのようです。歌い手の苦労は共感を呼ぶ歌を産み出します。
 映画を観ながら国民性の違いを感じました。日本人は「察する(さっする)民族です。」。本音を表面に出しません。対してアメリカ人はあからさまです。むしろ意思表示をしないと了解したとみなされます。
 キャンディーズのようでもあるし、ジャクソンファイブのようでもある。1966年が時代設定でした。
 ラストシーンに幼い娘と父親との初対面があります。やっぱり男はばかものです。近藤正彦さんの「愚か者よ」が頭の中で流れました。

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