2012年02月18日
JUMP(ジャンプ) 韓国カンフー体操劇
JUMP(ジャンプ) 韓国カンフー体操劇
以前韓国ソウルで「NANTAナンタ(乱打の意味)」(キッチンを舞台にしたミュージカル)を見学しました。楽しかった。そのときにそばの劇場で上演されていたのがJUMPでした。カンフーを素材にした喜劇と聞きました。次回ソウルを訪ねたときに見学すると決めましたが、賃金が右肩下がりの今、なかなか旅行へは行けません。昨年11月に新聞で広告を見かけてチケットを購入しました。行かなくてもあっちから来てくれる時代です。昨夜見てきました。
想像していたのは、ブルース・リータイプとかプロレスタイプの剛健な闘いでした。実際は、吉本新喜劇のような柔らかいものでした。カンフーというよりもオリンピックの種目にある体操のようでした。ジャンプと回転、めまぐるしい動きとおじいさん役ほかスローモーションのなかなか動かない動き、両者を交互に上手に組み合わせて笑いを誘っていました。舞台は躍動感にあふれています。80分間のパフォーマンス(演技)です。
構成の順番が違っているかもしれません。覚えているのは、観客席にいるおじいさんからスタート。ステージで家族紹介→恋人話→観客2名がステージへ→おじいさん→ふたりの泥棒をまじえてドタバタ騒ぎ→格闘技風ダンスショー→結婚式という展開でした。進行の各起点がおじいさん役の演技となります。セリフは少なく言葉はいちおう日本語単語でした。(発音が違うせいか瞬間的に意味を理解できない部分はあります。)言葉は通じなくても演技で楽しめます。言葉のないパントマイムの部分のほうが人間心理を(本音)を表していてわくわくします。
おじいさん役は間寛平さんや志村けんさんのようでした。おかあさん役は友近さんのようでした。高齢者役の人がふたりいますが、実年齢はみなさん若い。筋骨隆々の体をされています。
いろいろな要素がとりこまれています。もう何年間も上演されている舞台劇ですので、少しずつ変化をとり入れていった結果、品質が向上したのでしょう。今もなお変化の途中であり、完璧な完成はまだ先だろうと感じました。
上演開始前のホールからロビーはお香をたいたように煙っています。匂い(におい)はありません。韓国人のお客さんが多いのかもしれません。550人くらい入れるホールは満席に近かった。前のほうの席だったので、もしステージに上がるよう呼ばれたらどうしようと緊張しました。リラックスして演じることを心がけることにしましたが呼ばれませんでした。ステージに上がったら職場で自慢しようと思っていましたが正直ほっとしました。
記憶に残ったシーンはタップダンス(ほんの短時間です。)昔のダイヤル式電話を小道具として使ったバーベル上げ、老齢で体が思うように動いてくれないおじいさんの仕草(しぐさ)、ふたりの泥棒のうち太った人のほうの動き、太めのおかあさんのタンゴにあわせた豪快な動き、出演者9人の空中を飛ぶ動きとふたりがひとりをかかえての動き。いずれも韓国人の誇りを気持に抱いての熱演と受け取りました。席位置を変えてみると趣(おもむき)もかなり違うことでしょう。複数回みたい演劇です。ラストでは「文化は国境線を消してくれる」という感慨がこみあげました。美しい風景を見たり、号泣できる小説を読んだり、気持ちがのめりこめるステージを見たりすると生きていてよかったと思います。たくさん拍手をしたので手のひらが痛くなりました。
以前韓国ソウルで「NANTAナンタ(乱打の意味)」(キッチンを舞台にしたミュージカル)を見学しました。楽しかった。そのときにそばの劇場で上演されていたのがJUMPでした。カンフーを素材にした喜劇と聞きました。次回ソウルを訪ねたときに見学すると決めましたが、賃金が右肩下がりの今、なかなか旅行へは行けません。昨年11月に新聞で広告を見かけてチケットを購入しました。行かなくてもあっちから来てくれる時代です。昨夜見てきました。
想像していたのは、ブルース・リータイプとかプロレスタイプの剛健な闘いでした。実際は、吉本新喜劇のような柔らかいものでした。カンフーというよりもオリンピックの種目にある体操のようでした。ジャンプと回転、めまぐるしい動きとおじいさん役ほかスローモーションのなかなか動かない動き、両者を交互に上手に組み合わせて笑いを誘っていました。舞台は躍動感にあふれています。80分間のパフォーマンス(演技)です。
構成の順番が違っているかもしれません。覚えているのは、観客席にいるおじいさんからスタート。ステージで家族紹介→恋人話→観客2名がステージへ→おじいさん→ふたりの泥棒をまじえてドタバタ騒ぎ→格闘技風ダンスショー→結婚式という展開でした。進行の各起点がおじいさん役の演技となります。セリフは少なく言葉はいちおう日本語単語でした。(発音が違うせいか瞬間的に意味を理解できない部分はあります。)言葉は通じなくても演技で楽しめます。言葉のないパントマイムの部分のほうが人間心理を(本音)を表していてわくわくします。
おじいさん役は間寛平さんや志村けんさんのようでした。おかあさん役は友近さんのようでした。高齢者役の人がふたりいますが、実年齢はみなさん若い。筋骨隆々の体をされています。
いろいろな要素がとりこまれています。もう何年間も上演されている舞台劇ですので、少しずつ変化をとり入れていった結果、品質が向上したのでしょう。今もなお変化の途中であり、完璧な完成はまだ先だろうと感じました。
上演開始前のホールからロビーはお香をたいたように煙っています。匂い(におい)はありません。韓国人のお客さんが多いのかもしれません。550人くらい入れるホールは満席に近かった。前のほうの席だったので、もしステージに上がるよう呼ばれたらどうしようと緊張しました。リラックスして演じることを心がけることにしましたが呼ばれませんでした。ステージに上がったら職場で自慢しようと思っていましたが正直ほっとしました。
記憶に残ったシーンはタップダンス(ほんの短時間です。)昔のダイヤル式電話を小道具として使ったバーベル上げ、老齢で体が思うように動いてくれないおじいさんの仕草(しぐさ)、ふたりの泥棒のうち太った人のほうの動き、太めのおかあさんのタンゴにあわせた豪快な動き、出演者9人の空中を飛ぶ動きとふたりがひとりをかかえての動き。いずれも韓国人の誇りを気持に抱いての熱演と受け取りました。席位置を変えてみると趣(おもむき)もかなり違うことでしょう。複数回みたい演劇です。ラストでは「文化は国境線を消してくれる」という感慨がこみあげました。美しい風景を見たり、号泣できる小説を読んだり、気持ちがのめりこめるステージを見たりすると生きていてよかったと思います。たくさん拍手をしたので手のひらが痛くなりました。
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