2010年10月26日

◎クール・ランニング DVD

クール・ランニング DVD

 直訳すると「かっこいい走り」ですが、劇中では別の表現になっています。ラストは涙なしには見られません。ディズニーの映画です。こどもさんにぜひ見てほしい映画です。中南米にある常夏(とこなつ)の島ジャマイカ育ちの3人の短距離走選手ともうひとりが、冬のカルガリーオリンピック(夏はソウルオリンピック)でボブスレーに挑戦します。ジャマイカがボブスレーに参加したことは実話です。前半はおおいに笑えます。後半は真剣な応援に専念します。
 ボブスレーのドライバーは、カール・ルイスっぽいまじめな青年デリースで、彼の亡父はオリンピックの短距離走金メダル選手でした。いつも陽気で卵にキスするおまじないをするのがサンカで、ブレーカー(ブレーキ担当)、とっつきにくいけれど気持の熱い男がブレナーで3番目の席、2番目の席が、お金持ちだけど父親に頭があがらないジュニアです。
 ジャマイカという国が、白人の国対それ以外の国の代表です。背景には、微妙に人種差別が含まれています。冬のオリンピックは白人のオリンピックでした。排他的なものがありました。この映画でも白人がジャマイカ人を見下します。でも最後に両者は差別を克服します。
 デリースとジュニアのふたりについて、父親と息子の物語があります。わたしは父親として、ジュニアのおやじさんに拍手を送ります。対立していても最後はこどもを応援するのが親の規範(原則)です。
 彼ら4人はジャマイカという国を愛しています。ジャマイカ人であることを誇りに思っています。これが、日本人だったらという疑問があります。あなたは、日本を愛していますか。

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