2009年08月08日

MAMMA MIA! マンマ・ミーア

MAMMA MIA! マンマ・ミーア DVD

(1回目)
 見始めてから30分後ぐらいに眠ってしまいました。それから40分後ぐらいに目が覚めて、そのまま最後まで見ました。全体で109分の映画です。そんなわけで、再度見るつもりです。とりあえず中抜き状態で見た感想を書いてみます。
 女子による女子が楽しむための映画です。こういう世界もあるのだなあ。男優にとっては、いっけん大勢の女子に囲まれてちやほやされるハーレムなのですが、反面恐怖であります。
 いじいじと悩んでいることがばからしくなります。お悩みごとはいっぱいあるけれど楽しもうよ!と豪快に訴えかけてきます。
 母子家庭があります。未婚の母親は小さな島でホテル経営をしています。娘が二十歳(はたち)で結婚するわけです。経済的には貧しい母子家庭です。そして、娘の父親はだれなのかわかりません。娘は自分の結婚式に父親に出席してほしい。ところが、父親と思われる男性が3人もいるのです。(失恋で失意の母親は同時期に3人の男性と関係をもっています。)娘は3人全員に結婚式の招待状を送るわけです。3人とも式に駆けつけて、てんやわんやの大騒ぎが起こるのです。
 ミュージカルですから次から次へと音楽や歌が繰り出されてきてにぎやかです。テレビで垣間見たインド映画を思い出しました。このマンマ・ミーアは、以前、日本語交じりの英字新聞STで紹介されていたこと、劇団四季のミュージカルで上演されていたことから見てみることにしました。
 テンション(精神的な高揚)が高い。底抜けに明るい。50歳のおじさんのわたしはそのスピードと迫力についていけません。もっとゆっくり、静かなほうがいい。
 娘は、未婚の母のこどもであることがみじめです。されど母親は、自分の生き方に誇りをもっています。母と娘に衝突があるもののお互いをいたわる心は失っていません。人間賛歌のドラマでもあります。人間に生まれてきたことを喜ぶ人間になろうというメッセージがあります。それから、未来に来た以上、もう過去へは戻れないというきっぱりとした決断があります。この物語の主題は深い。もう一度見てみます。

(2回目)
 日本語吹き替えにして見ようとしたら字幕スーパーの英語で始まりました。最近こんな間違いばかりです。年をとりました。そのまま見続けました。(戻し方がわかりませんでした。)簡単な英語は聞き取れるので、字幕の訳は上手に訳してあるのですが違和感があります。
 女性心理について考えました。狭い世界で、関係者のみで盛り上がる。それが女性。本音を表現する。それが女性。
 ABBA(アバ)の歌によくここまで合わせたと驚くような物語の展開です。また、アバの歌は、セクシーで刺激的で、イケイケなのには訳を見てさらに驚きました。映画の主人公は一見、20歳の娘ですが、本当の主人公は母親世代の青春再現であり、映画を見ている昔若かったわたしやあなたたちです。

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