2009年06月15日

ハッピー・フライト 矢口史靖(やぐちしのぶ)監督

ハッピー・フライト 矢口史靖(やぐちしのぶ)監督 東宝DVD

 羽田発ホノルル行き1980便のドタバタ騒ぎです。冒頭から中盤までは、研修用ビデオのようでした。「教える者」と「教えられる者」を骨格として、空港及び航空機業界に携わる人々と各職業の紹介となっています。そのなかで、仕事の難しさとか仕事や航空機への愛着とか、信念が表現されていきます。
 特殊な世界です。映画のなかで展開される打ち合わせは、仕事を思い出して、リラックスできません。娯楽作品なのに仕事が継続している気分になって疲れます。また、役者さんたちが演じていることをわかっているので、操縦を始めとした演技は実際のプロではないので、つまり彼らは素人であり、映画だとはわかっているのですが、事故発生時にはハラハラドキドキしました。その点で、役者さんたちは、役者のプロでした。
 セリフがほとんどない、かつらを装着した笹野高史さんの演技には笑いました。お客さんからのクレーム処理は、これまた仕事を思い出して滅入りましたが、先生役の山崎麗子(寺島しのぶさん)のセリフには同感し、胸にぐっときました。
 安全確保のためにマイペースを貫く(周囲の圧力に屈しないとか無関心になる。)、できなさそうなことはやればやれる、信念を貫くのはつらい、それらのところから感動が生まれてきました。後進を育てるためには、厳しい教育が必要です。
 ラストでは、「ダイ・ハード」の音楽・歌、「フォレスト・ガンプ」の鳥の羽が舞い上がる様子と、意図的に真似をしたのでしょう。楽しい。見てよかった映画になりました。もう1回見てみます。


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