2008年12月19日

小豆島 寒霞渓(かんかけい) 鹿と猿たち

小豆島 寒霞渓(かんかけい) 鹿と猿たち













 レンタカーを借りて、カーナビに従いながら山の上へ向かい、あとは尾根沿いのスカイラインみたいな道路を走っていました。前方200mぐらい先の左手に動物が動いているのに気づいて、少し強くブレーキを踏みました。ゆっくりと近づく。最初は猿だと思いましたが、かなり大きい動物ですぐにはその正体がわかりませんでした。その動物は白いガードレールを超えて道路を横切りたい様子なのですが、ガードレールをまたぐことができずあせっていました。どすーんという音がして、その動物がもんどりうってころんだので、見ているこちらのほうが驚きました。その動物は鹿でした。ガードレールに足をひっかけながら無理やりジャンプして頭から前回りをするように道路にあおむけになったあと勢いよく立ち上がって道路右手の林へ消えていきました。足を骨折したのではなかろうか、そうでなくても打撲で痛かろうにと、その夜わたしは心配しました。
 そこからもうしばらく車を走らせると、「猿に注意」の道路標識が出てきました。妻に絶対猿がいるよと話しかけたあとまもなく、やはり道路上に7・8頭の猿が見えてきました。彼らは、ヤンキーのおにいちゃんやおねえちゃんのように路上に座り込んでたむろしています。どいてくれないだろうなあとゆっくり車を近づけていくと少しだけ道を開けてくれたので、さっさと通り過ぎました。カメラを向けたり、餌を与えたりするとボンネットや屋根にのってきたに違いありません。
 寒霞渓は、もうすでに紅葉が終わって枯葉ばかりでした。お客さんは少なく夕暮れ時でもあり閑散としていました。ロープウェイに乗って片道5分、往復10分の空中散歩をしました。売店の手前に1億円の公衆トイレというものがありました。





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