2008年12月17日

二十四の瞳映画村 壺井榮文学館

二十四の瞳映画村 壺井榮文学館





わたしは作家の直筆の原稿を見ることが好きです。
壺井さんの原稿は読みやすくわかりやすいものでした。
最近の作家さんは、パソコンやワープロを使用するので、直筆原稿が後世に残ることは稀(まれ)でしょう。
壺井さんの経歴を読みました。それは、激しいものでした。
極貧の生活をしながら資本主義社会に対抗していかれたようです。
「二十四の瞳」に登場する登場人物たちの体験は、そのまま壺井さんひとりの体験となっています。
子を亡くし、夫を亡くし、親を亡くしています。履歴には、闘争中に腕の骨を折られたとの記載もありました。
「放浪記」の作家林芙美子さんとはご近所さんでお友だちだったそうで、意外でした。
激しい闘争を終えたあとに、心の底から静かに感動がこみあげてくる作品「二十四の瞳」が生まれてきたのでしょう。





上の写真は、映画村内にあったお稲荷さんから撮影しました。
この右手にある映画館では「二十四の瞳」(主演田中裕子さん)が放映されていました。









映画村の向こうには、穏やかな海が広がっています。
映画村を見たあと、小豆島の南海岸を東端から西端へ向かうように海辺をドライブしました。
妻が、6月に訪問した栃木県日光市の中禅寺湖畔をドライブしたときと風景がよく似ているというのでわたしもうなずきました。
前日に訪れた紅葉の名所「寒霞渓(かんかけい)」へ登ったときも、日光から群馬県にある星野富弘美術館へとドライブした風景によく似ていました。
わたしはふだん、コンクリートやアスファルト、タイルやプラスチックに囲まれた場所で暮らしているので、山や海や生き物たちが息づいている目の前の風景が別世界に思えました。若い頃、自分で人工的な世界で暮らすことを選択したのですが、それがよかったのかよくなかったのかはわかりません。

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