2024年10月16日

団地のふたり 第6回と第7回 NHKBSドラマ

団地のふたり 第6回と第7回 NHKBSドラマ 毎週日曜日午後10時放送中

『第6回放送分(10月6日放送分)』
 女性の体の話です。更年期障害とか、小学三年生10歳女児はるなちゃんの生理準備とか、乳がんとか……

 このドラマは明るいのがいい。明るい家族の話です。人が優しい。悪人は出てきません。みんないい人です。安心します。
 暮らしていて、いろいろあるけれど、最後は円満解決です。
 
 なにもかもを更年期障害だからと決めつける。
 汗がふきだす。冷蔵庫の音がイヤ。扇風機のほこりをそうじすることがイヤ。おばさんと呼ばれることがイヤ。いろいろあります。

 55歳を過ぎたら、いつ、あなたはがんですと宣告されてもおかしくない年齢です。
 耳鳴り、めまいは、脳みその病気を疑います。
 
 ノイチ(小泉今日子)となっちゃん(小林聡美)のおふたりで、漫才みたいなやりとりをすることがほほえましい。
 ノイチの離婚しただんなとか、なっちゃんの再婚話(内縁の夫はいたけれど、結婚したことはない)とか、恋の話も出ます。

 BGMの音楽が優しい。
 
 女性は、『無料キャンペーン』というメッセージに弱いということが強調されています。なかなかいい感じです。


『第7回放送分(10月13日)』
 なっちゃん(小林聡美)と、ノイチ(小泉今日子さん)とがケンカして気まずくなったところからスタートします。けっこう長時間の険悪話が続きました。
 まあ、友だちや夫婦間でもたまにあることです。ちょっとしたことでカチンときて会わなくなったり、口をきかなくなったりしますが、長年の付き合いだと、時間がたてば、自然と元にもどります。お互いに、相手が自分にとって必要な人間なのです。

 昭和歌謡は、『異邦人(いほうじん) 久保田早紀』です。なつかしい。たしか、昭和50年代の歌謡曲です。メロディーが美しい、いい歌です。(調べたら1979年(昭和54年)でした)

 古くなった団地の建て替え話が出ますが、本格的なゴタゴタは次回第8回で放送されるようです。
 
 なっちゃんが、冷蔵庫と台所のすきまに落ちたワサビのチューブを金属製の孫の手を使って取り出した経過がおもしろくて笑いました。がんばれがんばれ→やれました。

 幼稚園のときの同級生で、小学校にあがって小児がんでなくなったそらちゃんの命日です。団地にあるそらちゃんの家に行き、ふたりでお参りします。
 五十代になるとわかるのですが、十代のころ同じ教室にいたメンバーのうちの何人かはもうこの世にいません。
 五十代になってもらった同窓会名簿を見ると、同級生や先輩後輩のうちの何人かは亡くなっています。病気や事故、自然災害や事件、人間は簡単に死んでしまいます。
 きょう隣にいる人が、あすも隣にいるとは限りません。人の命ははかない。

 ノイチが大学の非常勤講師という立場で悩んでいます。
 非常勤講師は、いてもいなくてもいい存在で、透明人間みたいだそうです。いつ辞めてもらってもいい。代わりはいますという立場だそうです。人間の『役割』について考えるテーマです。
 次回当たりで、なにか出来事が起きるかもしれません。

 最後は、おいしい料理でまとめるドラマです。

(その後のこと)
 自分が書いた小泉今日子さんの役柄である、『ノイチ』は、『ノエチ』が正しいことに気づきました。
 歳をとって、耳が聞こえにくくなりました。
 『ノエチ』だと気づいたのですが、自分にはやっぱり、『ノイチ』と聞こえるのです。
 日常生活において、たまに、相手がなにかを話しているのはわかるのですが、なにを話しているのかが理解できないことがあります。
 加齢で、脳みその能力も衰えてきているようです。

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