2024年10月04日

団地のふたり NHKBSドラマ 第4回と第5回

団地のふたり NHKBSドラマ 第4回(9月22日放送分です)と第5回(9月29日放送分)の感想です。 毎週日曜日午後10時放送中

『第4回』
 ムロツヨシさんが団地の住人として登場して、同性愛のお話です。
 男同士の愛もあるし、女同士の愛もあります。

 文字が小さくて読めない。(老眼だから)。『違うわよ、韓国語で書いてあるから読めないのよ』から始まります。お顔のパックをする化粧品の話です。
 その後の昭和時代、堺正章さんの歌をふたりで歌うことも含めて、おもしろい。昭和の歌声、歌唱がなかなかいい。なつかしい。さよならと書いた手紙……(『さらば恋人』) わたしも覚えています。わたしはまだ中学生だったけれど。

 変な人みたいな感じでムロツヨシさんが出てきて、いろいろ誤解があって、話のつくりがおもしろい。
 
 小林聡美さん(こばやしさとみさん)は、結婚はしていないけれど、既婚者と5年間暮らしていたらしい。(えのもとさんという男性にだまされていた? ×1だとウソをつかれていた。離婚は未成立だった)
 小泉今日子さんの話もからめて、おふたりが29歳のときの異性がらみの話です。小泉今日子さんのほうは、結婚した男性がマザーコンプレックスで母親の言いなりだったそうです。それが離婚する理由につながった。
 『(結婚式での喜びの)あれは、何のための涙だったのか……』
 おふたりは団地に戻って、はや55歳になっています。
 活動期が終わっているのです。

 ふたりが来ている洋服は、『シモムラ』(たぶん、シマムラのことでしょう)。

 映画だか、ドラマだかの、『ブエノスアイレス』というタイトルのものが出てきます。どうも、同性愛を扱った作品のようです。男と男の切ない愛です。ムロツヨシさんは、嫁の立場のようです。家を出て行ったほうがカレシだそうです。

 小林聡美さんと小泉今日子さんがいつもつるんでいるので、ふたりは同性愛者だとムロツヨシさんに間違えられます。(そんなことはないのです。幼なじみなのです)

(ドラマを観て、その後、『徹子の部屋』にゲストで出た、はるな愛さんの回を見ました)
 いいお話でした。ニューハーフとして生まれてきて、小学生のころから自分は何者なのかについて悩んでいた。アンデルセンの作品である、『人魚姫』を読んで、半分魚、半分女性の体、最後は泡(あわ)になって消えてしまうというストーリーで、自分も未来において、泡になってしまうのではないかという不安をかかえて、こどものころは、生きていた。
 祖母がニューハーフであることを認めてくれた。母は、まともに産んであげることができなくてすまないと謝ってくれた。涙なくしては聞けない心に深く刻まれるいいお話でした。

『第5回』
 団地の夏祭りがあります。
 ステージショーで、昭和の時代への過去へのタイムトラベルがあります。歌曲が昭和時代のものが多い。
 そこへ、父子家庭、小学生の女の子が入ります。今どきの歌です。昭和世代にはわかりにくい。

 ドラマは、起承転結の起の部分で、大量の問題点をぶちまけました。
 脚本として、どう回収するのだろう。そこが興味の最重要点でしたが、じょうずに回収がなされました。たいしたものです。おもしろい。

 昭和の時代、離婚歴は、他人には言えない、言いにくい事柄でした。
 今では、×1(バツイチ)とおおっぴらに公表してもさしつかえない出来事になりました。

 団地です。老齢期を迎えた住民同士の人間関係はべたべたです。
 団地に引っ越してきた異質な4人家族の若いファミリーが攻撃されます。とくに若い奥さんが、ねたみ、そねみ、悪口、批判にさらされます。
 生活を送るときの価値観が違います。団地の同調勢力になじめない若い奥さんです。
 主人公のふたりが、団地の生活を、『都会の中のド田舎(いなか)』と定義づけします。
 風紀が乱れるという言葉の『風紀』の意味がわからない若い奥さんです。ふうき:規律、節度。女性のみだしなみについて今回の番組では語られます。肌の露出が多い洋服着用はだめなのです。

 若い奥さんは、男の子ふたりをかかえての忙しい生活について文句を並べます。(だけど、そのことが、未来において、いい思い出になります)

 ちっちゃい男の子が可愛い(かわいい)。2歳ぐらいに見えます。幼児というのは、2歳半ぐらいのときが一番可愛い。自分の体験ではそう感じます。先日親戚の集まりで大衆食堂にて昼食会があって、5人のちびっこたちと触れ合ってきました。にぎやかでした。若い世代から、元気をもらえます。

 2億円の当たり宝くじを間違って捨ててしまったというハプニングが起きます。オチはわかるのですが、なかなかおもしろい。人は、お金と聞くと集まってきて、全力を発揮するのです。
 お金が、知らない者同士を結びつけるのです。先日読んだ本、『きみのお金は誰のため ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」 田内学 東洋経済新報社』にそう書いてありました。
 
 『正直に謝るしかない(あやまるしかない)』、『すいません』と言おう。
 人情で解決です。
 
 緑黄色社会というバンドの『キャラクター』という曲に合わせて、出演者の4人がダンスと歌を披露してくれました。まあ、プロの4人です。じょうずです。

 いろいろ個性豊かな出演者で、楽しませてもらえました。

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