2024年05月29日
恋愛脳 男心と女心は、なぜこうもすれ違うのか 黒川伊保子
恋愛脳 男心と女心は、なぜこうもすれ違うのか 黒川伊保子 新潮文庫
男と女の本です。
読むと、男と女の心もちは、正反対というぐらい違います。
どうやって折り合いをつけていくのかが、永遠の課題です。
著者は、男女の心理を観察して分析することが得意そうな方なので、書かれた本を読んでみることにしました。
結婚しない人が増えました。
結婚しない人は、この本を読んでも有益とは言えないのだろうか。
自分の身のまわりを見渡すと、知り合いは、未婚が多い。結婚していても、子どもなし、孫なしが多い。
いっぽう自分の親族は、子だくさん、孫だくさんです。
どうしてそうなるのかわかりませんが、両極端な世の中になりました。
女性は飴玉タイプ(あめだまタイプ)だそうです。
女性は何回でも同じ話題を繰り返して盛り上がることができる。
いっぽう男性は、効率優先で、機械的、ロボットのように動く。男には、『気持ち』というものがない。
女性は長電話、男性は短い電話と例示があります。男の電話は、情報伝達だけ。
この本を書いた当時(2003年です。もうずいぶん前です)、著者にはご主人はいないようです。(男関係に関して、よくわからない文章表現がしてあります)。11歳小学5年生の息子さんがいます。(本人は、作文はにがて。165cm、75kg、足のサイズが、26.5cmです。小学5年生にしては、かなり大きい体格です)
ご主人はいないようですが、カレシはおられるようです。
よくわからない家族構成です。
文章にリズムがあるので読みやすい。
『(三十歳までは)恋は、発情すればできる。』
誤解を伴って恋をして、事実を知って恋が冷めて、そこから湧いてくる愛情はあると思います。
女も男もお互いさまです。相手に不満が多くても、相手になにかひとつでも尊敬できるところがあれば、関係は継続できるということもあります。
男性脳と女性脳の違い:脳梁(のうりょう)の太さが、男性より女性のほうが太い。男性のほうが細い。脳梁とは、右脳と左脳をつなぐ場所のこと。
男性脳:キーワードは、『空間』。仕事の時は、家庭を忘れることができる。脳内に複数の、『空間』をもっている。浮気をしているときは、妻のことを忘れられる。
男は、正しいか、正しくないかを基準にして物事を判定して行動する。
男たちは、予算に応じて、形式が整うように物事を計画し構築する。
女性脳:情緒は、時間がたつごとに、ゆったりと蓄積されていく。キーワードは、『時間』。仕事のときも家庭のことを考えている。女性は、『空間』をひとつしかもっていない。浮気をしているときもご主人のことは忘れていない。
女は、好きか嫌いかで物事を判定して行動する。
女子たちは、何が大切かを基準にして、優先順位をつけ、創造的なものをつくりあげる。男子のように、最初から形を整えることにはこだわらない。
文章を読んでいて、これほど男性と女性の違いにこだわることはなかろうにという感想に達します。
男性も女性も歳をとってしまえば、最後は、男性でも女性でもない中性になる感覚があります。
人格もおぼろげになってきます。
三十代から五十代は、しっかり者で、リーダーシップがあって、人に愛されていた人でも、歳をとればだれしも、ぼんやりとした人格に変化していきます。
ときには、しっかり者だった人が、認知症になって、乱暴でへんな感じの人格に変化して、施設でないと対応ができなくなることもあります。人間とか人生の悲しみがあります。
まずは、心身ともに健康でありたい。次に、男女に関係なく仲良しであるように努力は続けたい。文章を読んでいて思うに、男性は女性に頼り過ぎてはいけない。自分の身の回りのことを女性にやってもらおうと思ってはいけない。自分のことは自分でやる。衣食住についてです。
さらに、女性のことも考えて、女性にサービスを提供していく気持ちを持ち続けなければならない。提供したサービスはいずれ自分に戻ってきます。
そんなことを思いながら、こちらの本に書いてある文章を読んでいます。
男性ならだれしも、熟年離婚は避けたい。
男性は女性に、『(あなたに)おまかせします』と言えるようになったほうがいい。そう思いました。女性の言うことをきくのです。だまってやるのではなく、やる前に前もって女性に相談するのです。女性から断られたらあきらめるのです。
女性が男性にかけるいい言葉が紹介されています。
『しょうがないわねぇ』。男性も女性も満足できる女性の返答だそうです。
男性のだめな部分を女性に受け入れてもらうのです。
この本は2003年(平成15年)に単行本で出したそうです。
もう21年も前になりました。今回わたしが読んだのは、文庫本です。
なにかしらの縁があって結婚をして、どこのうちでも、他人同士がいっしょになれば衝突があって、それでもなんとか折り合いをつけて、子育てをして、働いて、夫婦の歴史を刻んでいきます。
歳をとって、仲がいい夫婦というのはあまり見かけませんが、腐れ縁となってもいっしょにいられるのは、こどもたちや孫たちや、とりまく親族たちや友人のおかげということもあります。
男脳でも女脳でもどちらでもいいから、就労能力も衰えてきて、生きていける時間の限りが見えてきた老齢期に入ってきたら、夫婦としてなんとか最後までお付き合い願いたいと思うのです。
(以上の文章を書いたその後のこと:先週の日曜日に愛知県半田市にある雁宿ホール(かりやどホール)で、『中高年のアイドル、綾小路きみまろ爆笑スーパーライブショー』を夫婦で観てきました)
綾小路きみまろさんの毒舌(どくぜつ。厳しい悪口。毒をはくような言葉)がかなりきついのですが、大爆笑の館内でした。おもしろい。行ってよかったです。
夫婦にもいろいろありますが、少なくとも、そのとき館内におられた中高年ご夫婦のみなさんは、山あり谷ありの長い人生を経て、今は、平和な位置にいて、いずれくるお迎えの日まで、これから先、一日一日を楽しんでいかれるのだろうと理解した次第です。
男と女の本です。
読むと、男と女の心もちは、正反対というぐらい違います。
どうやって折り合いをつけていくのかが、永遠の課題です。
著者は、男女の心理を観察して分析することが得意そうな方なので、書かれた本を読んでみることにしました。
結婚しない人が増えました。
結婚しない人は、この本を読んでも有益とは言えないのだろうか。
自分の身のまわりを見渡すと、知り合いは、未婚が多い。結婚していても、子どもなし、孫なしが多い。
いっぽう自分の親族は、子だくさん、孫だくさんです。
どうしてそうなるのかわかりませんが、両極端な世の中になりました。
女性は飴玉タイプ(あめだまタイプ)だそうです。
女性は何回でも同じ話題を繰り返して盛り上がることができる。
いっぽう男性は、効率優先で、機械的、ロボットのように動く。男には、『気持ち』というものがない。
女性は長電話、男性は短い電話と例示があります。男の電話は、情報伝達だけ。
この本を書いた当時(2003年です。もうずいぶん前です)、著者にはご主人はいないようです。(男関係に関して、よくわからない文章表現がしてあります)。11歳小学5年生の息子さんがいます。(本人は、作文はにがて。165cm、75kg、足のサイズが、26.5cmです。小学5年生にしては、かなり大きい体格です)
ご主人はいないようですが、カレシはおられるようです。
よくわからない家族構成です。
文章にリズムがあるので読みやすい。
『(三十歳までは)恋は、発情すればできる。』
誤解を伴って恋をして、事実を知って恋が冷めて、そこから湧いてくる愛情はあると思います。
女も男もお互いさまです。相手に不満が多くても、相手になにかひとつでも尊敬できるところがあれば、関係は継続できるということもあります。
男性脳と女性脳の違い:脳梁(のうりょう)の太さが、男性より女性のほうが太い。男性のほうが細い。脳梁とは、右脳と左脳をつなぐ場所のこと。
男性脳:キーワードは、『空間』。仕事の時は、家庭を忘れることができる。脳内に複数の、『空間』をもっている。浮気をしているときは、妻のことを忘れられる。
男は、正しいか、正しくないかを基準にして物事を判定して行動する。
男たちは、予算に応じて、形式が整うように物事を計画し構築する。
女性脳:情緒は、時間がたつごとに、ゆったりと蓄積されていく。キーワードは、『時間』。仕事のときも家庭のことを考えている。女性は、『空間』をひとつしかもっていない。浮気をしているときもご主人のことは忘れていない。
女は、好きか嫌いかで物事を判定して行動する。
女子たちは、何が大切かを基準にして、優先順位をつけ、創造的なものをつくりあげる。男子のように、最初から形を整えることにはこだわらない。
文章を読んでいて、これほど男性と女性の違いにこだわることはなかろうにという感想に達します。
男性も女性も歳をとってしまえば、最後は、男性でも女性でもない中性になる感覚があります。
人格もおぼろげになってきます。
三十代から五十代は、しっかり者で、リーダーシップがあって、人に愛されていた人でも、歳をとればだれしも、ぼんやりとした人格に変化していきます。
ときには、しっかり者だった人が、認知症になって、乱暴でへんな感じの人格に変化して、施設でないと対応ができなくなることもあります。人間とか人生の悲しみがあります。
まずは、心身ともに健康でありたい。次に、男女に関係なく仲良しであるように努力は続けたい。文章を読んでいて思うに、男性は女性に頼り過ぎてはいけない。自分の身の回りのことを女性にやってもらおうと思ってはいけない。自分のことは自分でやる。衣食住についてです。
さらに、女性のことも考えて、女性にサービスを提供していく気持ちを持ち続けなければならない。提供したサービスはいずれ自分に戻ってきます。
そんなことを思いながら、こちらの本に書いてある文章を読んでいます。
男性ならだれしも、熟年離婚は避けたい。
男性は女性に、『(あなたに)おまかせします』と言えるようになったほうがいい。そう思いました。女性の言うことをきくのです。だまってやるのではなく、やる前に前もって女性に相談するのです。女性から断られたらあきらめるのです。
女性が男性にかけるいい言葉が紹介されています。
『しょうがないわねぇ』。男性も女性も満足できる女性の返答だそうです。
男性のだめな部分を女性に受け入れてもらうのです。
この本は2003年(平成15年)に単行本で出したそうです。
もう21年も前になりました。今回わたしが読んだのは、文庫本です。
なにかしらの縁があって結婚をして、どこのうちでも、他人同士がいっしょになれば衝突があって、それでもなんとか折り合いをつけて、子育てをして、働いて、夫婦の歴史を刻んでいきます。
歳をとって、仲がいい夫婦というのはあまり見かけませんが、腐れ縁となってもいっしょにいられるのは、こどもたちや孫たちや、とりまく親族たちや友人のおかげということもあります。
男脳でも女脳でもどちらでもいいから、就労能力も衰えてきて、生きていける時間の限りが見えてきた老齢期に入ってきたら、夫婦としてなんとか最後までお付き合い願いたいと思うのです。
(以上の文章を書いたその後のこと:先週の日曜日に愛知県半田市にある雁宿ホール(かりやどホール)で、『中高年のアイドル、綾小路きみまろ爆笑スーパーライブショー』を夫婦で観てきました)
綾小路きみまろさんの毒舌(どくぜつ。厳しい悪口。毒をはくような言葉)がかなりきついのですが、大爆笑の館内でした。おもしろい。行ってよかったです。
夫婦にもいろいろありますが、少なくとも、そのとき館内におられた中高年ご夫婦のみなさんは、山あり谷ありの長い人生を経て、今は、平和な位置にいて、いずれくるお迎えの日まで、これから先、一日一日を楽しんでいかれるのだろうと理解した次第です。
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