2022年10月04日

みみずのオッサン 長新太(ちょう・しんた)

みみずのオッサン 長新太(ちょう・しんた) 童心社

 派手(はで)な色合いです。
 赤、黄色、緑、ピンク
 目がギンギンになりそうです。
 まぶしくて、目を開けていられません。
 
 むかし『あのねのね』というフォークソングを歌うコンビが『魚屋のおっさんがへをこいた』というギャグを飛ばしながら歌を歌っていました。
 別の人の歌で(ミス花子 男性)『河内のオッサンの歌(かわちのおっさんのうた)』という歌もありました。
 この『みみずのオッサン』のタイトル付け動機も、そのあたりからの発想かもしれません。
 絵本は、2003年(平成15年)の作品です。

 絵本の内容は奇想天外です。(凡人では、思いつかない。風変りで奇抜、奇妙)
 ユーモアがあります。
 絵本を見ていると、驚きと笑いが生まれます。

 この絵本を読んでもらうこどもは、うれしいだろうなあ。
 手書きの字に風情があります。(ふぜい。いい雰囲気。いい感じ)
 まあ、めちゃくちゃではありますが。
 雨の中のどろんこ遊びのようなものです。

 精神状態がふつうじゃない人が描いたような絵です。
 勢いがあります。
 ありえません。(みみずが、絵の具やクレヨンをガブガブ食べています)
 怪獣映画ですな。
 どうなるんだろう。
 
 ああ、たしか、みみずは、排泄物が土になると聞いたことがあります。
 みみずは、自然界では大事な存在なのです。

 あんなに、ぐちゃぐちゃだった絵が、最後のページに向かうにつれて、きれいです。
 どこまでも、どこまでも、きれいです。
 
 タイムトラベルがありました。

 最終ページです。
 意味はわかりませんが、味わいがあります。

 ばかばかしさが気持ちいい。
 爽快です。(そうかいです:すがすがしい。さわやか)

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