2021年06月08日

サイレント・トーキョー 邦画DVD

サイレント・トーキョー 邦画DVD 2020公開

 東京でクリスマスイブに起きる連続爆破テロ事件です。
 犯罪サスペンス映画でした。

 最初の仕掛けがちゃっちいような。(貧弱)
 力づく過ぎる導入部です。
 人は、この程度のことで犯人に誘導されません。人は、もっと図太く、無神経で、動きません。
 そこからいっきに引っ張っていくやり方かと推測しましたが、まったりとした時間帯も長く、ときおり眠かった。
 液体窒素使用の理屈が自分にはわかりませんでした。(時限爆弾を冷却処理するようです)
 なにがなんでも喫煙シーンを入れる日本映画の悪い癖があります。
 総理大臣は、あのような発言はしません。
 暗示をかける映画です。かかる人とかからない人がいます。
 須永基樹という若い男性ですが、女子が惚れるような男子には見えませんでした。
 警察が、須永基樹の受け答えの態度と嘘だけで、犯人扱いをしたのは説得力が弱いような。
 爆破予告地である渋谷の人混みはあり得ません。立ち入り禁止の規制が入ります。
 犯人の要求がわかりませんでした。太い線が見えない。昭和四十年代にあった大企業をターゲットとした赤軍派の連続爆破テロ事件のイメージで観ていました。
 緊張感を自分の気持ちの中につくれない。
 フランス映画であった公園爆破テロのドラマを思い出しました。遺された(のこされた)若い叔父(おじ)と小学生の姪(めい)がお互いに対立しながらも共存していく人間ドラマでした。それから、爆破シーンは、昔観た高校生ジャズバンドのメンバーが、たしか山へマツタケ狩りに行ったときに、大きなイノシシに追いかけられたときのシーンを思い出しました。
 最後のほうの「とんでもない思い違い」というセリフはないほうがよかった。観ている者に、どんでん返しの予感とヒントを与えてしまいました。
 なんだか愚痴ばかりになってしまいました。