2020年12月30日

2020年 今年観て良かった映画

2020年 今年観て良かった映画

今日も嫌がらせ弁当 邦画DVD 2019年公開
 喜劇でした。ほろりと落涙する映画でした。とくにラスト付近、高校卒業最後のお弁当には泣けました。今年観て良かった1本です。前半はつくりもののようで違和感がありましたが、中盤から真剣味が増して、リアルで、心温まるいい映画でした。
 夫が事故死した母子家庭で、母ひとり、高校生の娘ひとりの母子家庭です。(長女はすでに独立してひとり暮らし中)。高校生の娘は反抗期で、母親とはしゃべりません。目の前にいるのに、スマホを使った文字の会話はリアルな現実なのでしょう。

カッコーの巣の上で 洋画DVD 1976年公開
 有名な映画ですが初めて観ました。いい映画でした。精神病院入院病棟が扱われています。昨年は邦画の「閉鎖病棟」を観ました。暗い内容でした。「カッコーの巣の上」では、みんなで魚釣りに行くあたりが心温まる喜劇で笑えましたが、最後のほうはやっぱり暗くなりました。もっとも、主人公は、懲役刑の労働をまぬがれるために、病気ではないのに病気のふりをしているわけですから制裁が下ってもしかたがないというあきらめもあります。

若おかみは小学生 邦画DVD 2018年公開
 作品の主題として、「復讐、仕返し、憎しみ、憎悪」という作品が多いなかにあって、本作品は、「対立相手との協調」を重視しています。あわせて、たとえ自分が恥をかくことになっても、誇りをもって自分の役割を果たすというメッセージがあります。そこが、神社で八百万の神(やおよろずのかみ)を信仰する日本人らしくていい。バランス感覚に優れています。意図的に悪事を働いたのでなければ相手を許容します。映画では、そこからお互いの助け合いが生まれています。

ビリギャル 邦画DVD 2015年公開
 チラリと耳にしたことはありますが、観たのは初めてです。映画を観たなーという気分にひたれました。まじめで、誠実ないい映画でした。今年観て良かった1本です。
 成績が芳しくない女子高生が、一生懸命勉強をして、有名大学に合格するということだけはどこかで情報が入っていました。

泣き虫しょったんの奇跡 邦画DVD 2028年公開
 地味な映画でしが、良作でした。
 生きている限り、終わりはない。
 一度夢破れても、再起して、夢をかなえるといういい映画でした。今年観て良かった一本です。

3月のライオン 前編 邦画DVD 2017年公開
 交通事故で、突然、両親と妹を亡くした6歳ぐらいの主人公桐山零(きりやま・れい)の姿から始まります。彼は、将棋が好きだった父親のつながりで、父親の友人だったプロ棋士幸田(豊川悦司)さんのお宅で世話になります。そこには、奥さんとプロ棋士を目指す姉弟がいて、きょうだいとの比較などで、零はひとりぼっちになって、それなりにつらい体験をして、中学卒業後、幸田家を出て、ひとり暮らしをしながら高校へ通います。映像を観ながら、零に「がんばれ、がんばれ」と声をかけたくなる映画です。

舞妓はレディ 邦画DVD 2014年公開
 オードリーヘップバーンの「マイフェアレディ」のオマージュ作品(敬意を表して類似にする)でした。田舎者がスターになる成長物語です。古い型の体験をもつ日本人の自分にとっては、胸にしみるいい作品でした。今年観て良かった一本です。ミュージカル仕立てですが、静かなほうです。雨が土にじっくりとしみこむような映画でした。

ジョゼと虎と魚たち 邦画DVD 2003年公開
 ジョゼは、足が悪くて歩行ができない20代の身体障害者女性で、本名は、「くみ子」さんですが、ご自身が、フランソワーズ・サガンの小説「すばらしい雲」を読んで、その主人公ジョゼから名前をもらって、自称「ジョゼ」で通しています。池脇千鶴さんが演じています。毎度芸達者な役者さんだと感服しています。ジョゼの恋愛相手になるのが、大学4年生、麻雀荘でアルバイトをしている恒夫くんで、妻夫木聡さんが演じます。

プライベート・ライアン 洋画DVD 1998年公開
 第二次世界大戦中の1944年6月6日にあったフランスノルマンディー上陸作戦に同行した戦場カメラマンロバートキャパに関する本を読んだあと、B級映画といわれる「Dデイ」という洋画DVDを観て、今回のプライベート・ライアンを観ました。いまさらですが、今年観て良かった1本です。力作でした。

マダム・イン・ニューヨーク インド映画DVD 2014年日本公開
 インドのコメディ映画、ふたりの子持ち主婦のちょっぴりラブありでしたが、いい作品でした。今年観て良かった1本です。

天才スピヴェット フランス・カナダ洋画DVD 2014年公開
 いい映画でした。今年観て良かった1本です。
 おもしろくて、楽しくて、悲しいこともあって、じんとくる映画でした。絵本みたいな映画でした。
 主人公の10歳の少年スピヴェットは、アメリカ合衆国大陸横断鉄道に乗って旅をします。

ポネット フランス映画DVD 1996年公開
 交通事故で、車の運転をしていた母親が死にます。車に同乗していた4歳の女児は腕をケガしましたが命は助かります。
 4歳女児のポネットが、母親の死を受け入れられません。母親の再来を信じて、彼女の心は閉ざされます。

パリ、嘘つきな恋 フランス映画DVD 2018年公開
 フランスに観光旅行に行った気分になりたくて借りて来ました。
 最後でどう落とすのだろうと思いながら観始めました
 偶然の出来事から自分は車いすの障がい者だというところから話が始まり、彼は車いすの障がい者の女性を愛するようになります。彼は噓つきです。

(再鑑賞)幸せの黄色いハンカチ 邦画1977年公開 VHSビデオテープ
 棚の整理をしていたら平成5年(1993年)のテレビ番組「金曜ロードショー」を録画したテープが出てきたので観てみました。また、この映画は、十代のときに映画館で観て、その後も何度か、テレビやレンタルDVDで観たことがあります。
 もう27年ぐらいまえに録画したものです。壊れかけのVHSデッキだけど再生できてよかった。解説者の水野晴郎(みずのはるお)さんの解説がなつかしい。  

Posted by 熊太郎 at 07:53Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り