2017年12月19日

残念な偉人伝 それでも愛すべき人々 真山知幸

残念な偉人伝 それでも愛すべき人々 真山知幸 Gakken

 真実を明かす内容です。以前似たようなものを読んだことがあります。歴史で定説とされていることは実はこんな裏話があったというものでした。読後感は悪かった。信じていたことを裏切られたという感情が湧いて読まない方がよかった。

 さて、偉人の場合はどうなるでしょうか。読み始めてみます。
 前書きに、得意なこと以外何もできなかったとか、わがままで迷惑をかけたとあります。60人ちょっとの偉人の紹介が始まりました。

「ニュートン」集中しすぎてズボンをはかずに外出した。これは愛らしい。
「ゴッホ」もう、キチガイです。
「モーツアルト」6歳から25歳まで、1年のうちの半分は音楽活動のため旅に出ていた。
「豊臣秀吉」嘘つき
「野口英世」善行も奇行も極端
「ピカソ」人格異常者じゃなかろうか。
「ファーブル」南フランスにも貧しい家があるのか。
「川端康成」沈黙の人
「与謝野晶子」13人もこどもをつくったとは、びっくり。
「江戸川乱歩」昔はそれでもよかった(なまけもの)のだろうが、今では通用しない。
「夏目漱石」38歳で作家デビュー、創作期間わずか10年間にもびっくり。
「アインシュタイン」不幸な人
「ベートーヴェン」かんしゃくもちは、人間としてはどうかと。
「カント」生涯、同じ町にいた。部屋はいつも14℃。時刻に縛る行動。日本人的かも。
「ノーベル」物理学賞、化学賞、医学・生理学賞、文学賞、平和賞、経済学賞、初めて全部の賞の種類を知りました。死の誤報が賞創設のきっかけという部分が良かった。
「ソクラテス」悪法も法なりという言葉が好きです。
「ゲーテ」がっかりしました。アル中で肥満
「南方熊楠」みなかた・くまくす。人の名前とは思えません。
「湯川秀樹」思いつきのメモ書留め習慣は自分も同じです。
「キュリー夫人」放射能に汚染されて死去されています。気の毒です。
「レオナルドダヴィンチ」サライ(小悪魔)」わたしは、サライはふるさとと思っていました。また、モナリザのモデルが少年説にはおどろきました。

読むのにけっこう時間がかかっています。
かれこれ2週間ぐらい、毎日少しずつ読み続けました。
意外にボリュームがありました。  

Posted by 熊太郎 at 19:51Comments(0)TrackBack(0)読書感想文