2024年08月29日

出川哲朗の充電バイクの旅 北海道清里町からサロマ湖へ

出川哲朗の充電バイクの旅 TVerとかネットもテレ東とか

出川哲朗の充電させてもらえませんか?
快走!北海道の絶景ロード130キロ!清里町“さくらの滝”から網走をぬけて夕景のサロマ湖へ!絶品“海の幸”も連発だ!愛之助&IMALUもウキウキすぎてヤバイよヤバイよSP


 網走湖あたりは、自分が三十代のころ、レンタカーで走ったことがあるので親しみを感じながら映像を見始めました。
 北海道らしい広大な緑が広がる風景です。畑と樹木以外はほとんど何もない。家は少ない。

 前半ゲストの片岡愛之助さんは、落ち着いた感じのいい方でした。人柄がいい人です。
 最初は、充電バイクの段取りを知らず、(ディレクターを含めた3人各自が、バッテリーが切れるまでそれぞれのバイクで走って、各自で、民家の玄関をトントンして充電のお願いをすると思いこんでいた)、出川さんたちを置き去りにして、どんどん先へ進んでいくので、見ていてびっくりしました。どこまで行くんだ!(出川さんたちはバイクを押して歩きながら片岡愛之助さんを追い、そこで充電させてもらうのが基本ルールです)
 片岡愛之助さんは、道路の左右に家があるのに、どうして充電依頼の声をかけないのか不思議でした。案外声かけがにがてで気が弱いのかと勘違いしました。一般人との会話がイヤなのかと思いました。

 片岡愛之助さんの歌舞伎役者の学力に関する話がおもしろかった。
 歌舞伎役者はこどものころから学校を休んで舞台をやっているから勉強はできないそうです。
 説得力があります。

 途中、以前の北海道ロケでの放送回で通った道も通ります。ゲストのずんのやすさんが、運転免許証を忘れてきて、地元で借りた自転車をこいであとからついてきた回です。そのときは、ロケが終わる頃に、仕事が休みだった女性のマネージャーがきゅうきょ東京から飛行機でやすさんの運転免許証をもってきたところで番組が終わりました。
 その後も長島一茂さんとか、竹内涼真さんも運転免許証を忘れて自転車でのロケでした。さきほどの片岡愛之助さんへの説明不足も含めて、こちらのスタッフなり、タレントを支える立場の事務所やマネージャーさんたちの確認不足のチョンボがときおりあります。まあ、自分は当事者でも関係者でもないので、そうかあと、少しあきれるだけです。

 後半ゲストのIMARUさんは、先日、今ご自宅がある奄美大島暮らしの番組を見た記憶があります。(今、台風10号の影響でたいへんな思いをされていることでしょう)
 この日は、鹿児島県の奄美大島から北海道まで飛行機で移動して来たそうです。
 ロケ先のお店などで、明石家さんまさんと大竹しのぶさんの娘さんが、今自分の目の前にいるということがとてもうれしいというような地元の人たちの声を聞きました。
 この番組を見ていて思うのは、こんないなかまで来るのかと、(ロケがやりやすいということもあるのでしょう)、でも、地元民にとっては、とてもうれしいことです。

 タレントさんたちから、突然充電の依頼をされても、いなかで、ちゃんとまじめに暮らしていれば、訪問されてもどうということはないということはあります。
 ふだんどおりなのです。そして、いなかなので、家の敷地や家屋が大きい。親族一同で同じ敷地に並んだ家で暮らしているということも多い。

 今回のお宅も、お庭が広くて、アスパラ、イチゴ、サニーレタスなどをつくられていて、出川さんにアスパラをレンジでチンして出されていました。
 片岡愛之助さんは、都市部のマンション暮らしで、庭はないのでうらやましいそうです。車で帰宅して、マンションにあるジムで汗を流してから自宅の部屋へ入られるそうです。

 出川哲朗さんは、相変わらず、抜けている人で、外国人観光客にどこから来たのかと声をかけて、『ホンジュラス(中南米の国。メキシコとパナマのあいだぐらいに位置する)』を、『コンジュラス』と何度も聞き返し、そもそもホンジュラスが国の名称とはわかりませんでした。
 見ていていつも思うのは、出川さんは知らないことばかりです。でも、知らなくても稼いで(かせいで)います。お金もうけには高い学力はいらないのではないかと思う時があります。学力よりも体力と人間味です。読み書き計算があやうくても、働いている人はたくさんいます。

 北海道料理を見ていて思ったのは、海鮮料理は、日本国の自慢料理だということです。

 後半の花を植えるご婦人方(70歳ぐらいの人たち)の紹介で、ダリアの球根が、サツマイモのような形だったのですが、そのことを初めて知りました。最初は、ダリアの球根を農作物だと思いました。
 そのときの、『しょうーゆラーメンが好き』と繰り返す4歳ぐらいの男児がかわいらしかった。

 その後訪れた食堂のホタテラーメンもおいしそうでした。大きなホタテ貝はたべでがあります。漁師の息子さん(60歳)がとってきたホタテをラーメンに入れて出しておられるそうです。
 地元の人たちがありのままでいい。
 本音で正直な気持ちを語られます。
 昭和10年生まれ89歳の女性店主の方がお元気です。
 うちの身内にも同じぐらいの年齢の年寄りがいますが、要介護5の寝たきりで今は入院しています。(介護度は5段階で5が一番重い)。
 映像の女性はお元気で、おしゃべりもおじょうずで、すごいなーー
 ステキでした。

 北見市、常呂(ところ)にあるカーリングホールでのロケが良かった。
 わたしもカーリングのファンです。わたしは、頭を使うスポーツが好きです。戦略です。
 カーリングをするレーンというのでしょうか、映像を見ていて、あんなにすべりやすいものなのかとびっくりしました。
 中学生たちのチームと勝負をしますが、心の交流がいい。まぐれで、出川チームが勝ってしまいました。

 自転車のスイカヘルメットの女性にびっくりしました。農家さんだそうです。

 『愛之助』という名前の男の子が会いに来てくれたのですが、片岡愛之助さんは、前日のゲストだったので会えなかったそうで、こどもさんは、がっかりしていました。残念。

 ちょっと強引なお店の女性(出川さんが断っても高級な食べ物をおみやげとして押し付けてくる)がおられましたが、しかたがありません。
 相手によかれと思ってやってあげても相手から迷惑がられるということはあります。自分にも覚えがあります。反省しています。
 会話のキャッチボールができるような心のゆとりがほしい。会話は押したり引いたりで、相手が嫌がったら、引くこともだいじです。

 サロマ湖でのエンディングでした。船上で淡水の湖と海水のオホーツク海の境目を見に行きましたが、両者の間に線引きがあるわけでもなく、まあ、あんな感じなのでしょう。
 次回のロケも北海道だそうです。楽しみにしています。  

2024年08月27日

ローズマリーの赤ちゃん 洋画 1968年

ローズマリーの赤ちゃん 洋画 1968年(昭和43年) 動画配信サービス

 有名な映画ですが、観たのは今回が初めてでした。
 古い映画ですが、カラー画像でした。
 ホラーに属するのですが、わたしは、ラストシーン付近は、喜劇だと受け止めました。
 異常な宗教儀式への風刺や皮肉があります。赤ちゃんを生贄(いけにえ。悪魔に提供する。捧げる(ささげる))として提供するそうですが、映像では大切に扱われていました。

 なるべく簡単に感想を落としてみます。(結果的には長くなりました)

 場所はニューヨーク、新婚カップルが登場します。
 同じアパートに住む老夫婦にだんだん洗脳されていく若いカップルのご主人です。奥さんは最後まで正常でしたが、だんなさんは、宗教集団にとりこまれてしまいました。(洗脳(せんのう)される。心をのっとられてコントロールされる)

 冒頭と最後に流れる女性の高い声が、ラララーーなのですが、名作ドラマ『北の国から』のアーアーアアアアアーとか、由紀さおりさんの夜明けのスキャット『ルールルールー』のヒントにこの映画がなっているのではないかとピントくるものがありました。でも、ほんとかどうかはわかりません。

 けっこう高層のアパートメントなのですが、(主人公夫婦の部屋は7階)、お隣との壁が薄くて、お隣の話し声が聞こえるのです。昔の日本のアパートや長屋も壁が薄かった。それは日本独自のものだと思っていましたが、アメリカニューヨークでも同じだったのかと初めて知りました。
 若いカップルは、魔のアパートに引っ越してきてしまっているそうです。
 アパート内で男が半殺しのめにあったとか、地下室に赤子(あかご。あかちゃん)の死体があったとか……

 キモイ(きもちが悪くなる)シーンもあります。なにせホラー(恐怖映画)ですから。
 人間の欲望がからめてあります。だれかの幸せは、だれかの不幸の上にあるのです。
 人間界のありようとして、1番になった人間は大喜びしますが、2番以下には、大泣きした人間がたくさんいるのです。
 いっけん親切そうに見える人たちが悪魔のような行動をとります。善人に見える人たちが、悪人です。
 悪魔の話がときおりでてきます。わたしは、この世には悪魔というものはいないと思っています。悪魔はいませんが、悪人はいます。

 部屋に置いてあるテレビでは、バイクのレースシーン映像が流れています。
 日本製ヤマハのバイクが優勝しました。ヤマハのバイクが7位まで独占しました。ヤマハの優勝は3年連続だそうです。なんだか、歴史の勉強をしているみたいです。1965年、昭和40年ころの話です。
 ラスト付近には、メガネをかけた日本人がカメラをもって写真撮影をしています。外国人が見たそのころの日本人のイメージです。メガネをかけてカメラをもった姿が日本人像でした。なんとなく、ばかにされている気がします。まじめなだけでは人間としてだめなのです。外国人に認められるためには、想像力とユーモア、豊かな発想と心がいるのです。

 タバコの煙シーンが多い。
 妊婦がいるというのに、妊婦の前で、平気でタバコをふかす人たちです。

 薬草という毒物、薬物接種で幻視があります。善人に毒物を摂取させて、幻視を神の行いと錯覚させるのです。マインドコントロール(洗脳)、儀式、いけにえ、異常な宗教団体です。クレイジー、まやかし(ウソ)です。

 映像で、さっき出てきた若い女の人がもう死にました。元気だったのに……
 飛び降り自殺のようにみえますが、どうも違うらしい。薬物で死に追い詰められたふうです。
 本人も知らないうちに薬物を投与されていたというからくりです。からくり:仕掛け(しかけ)
 
 主人公の女性は、妊婦なのにどういうわけか、やせていきます。

 だめな旦那(だんな)です。
 妊娠している妻よりも、宗教の教団員である他人たちのことのほうが優先です。教団員のいいつけを聞けば、自分が出世できると思いこんでいるからです。
 自分の名誉と誇りのために妊娠している妻を犠牲者にします。妻にとって一番信頼すべき夫が、一番の敵になってしまいました。夫は教団に洗脳されてしまったのです。

 悪魔の集団が奥さんをだましている。
 奥さんのあかちゃんが狙われている。(ねらわれている)
 権力は悪人の手の中にある。
 めちゃくちゃですなあ。
 どう話を落とすのだろう。
 おおぜいの喜ぶ人と、たったひとりの悲しむ不幸があります。
 奥さんは、悪魔の子を育てることにしました。
 あきらめるしかない。
 『母親は君だ』(あかちゃんの父親は、悪魔です)

 宗教的な壁画や絵画がたくさん出てきます。
 信者たちは、親切すぎて気味が悪い人たちです。
 妊婦の親友だった童話作家年配男性が突然の病気で亡くなりました。教団に殺されたのです。薬物が投与されたのかも。
 教団員は、生まれたての赤ん坊の血を吸う儀式を行うそうな。狂っています。
 妊婦のまわりにいる人間たちがみんなグル(仲間)です。もうだれも信じることができません。女優さんは、ここからが、演技の見せどころです。

 いろいろと問題提起のある作品でしょう。
 なんだか、現実の世界でもありそうなホラー話です。(恐怖の物語)。弱き者は、悪人の手から逃げきれないのです。自分も集団にとけこむしか、生きていく術(すべ)がないのです。

 途中、主演のミア・ファローさんが、大竹しのぶさんに見えました。似ています。



 映画を観たあとで、二冊の本を思い出しました。
 『信仰から解放されない子どもたち #宗教2世に信教の自由を 横道誠 編・著 明石書店』
 かなり衝撃を受けました。ひどい。宗教二世の不幸が書いてありました。この文章を読んで、救われる人がいるでしょう。同じく宗教二世で育って、ひどい体験をされた、あるいは、今されている人たちです。
 異常な世界があります。どうしてこんなことが起きるのだろう。人間はだまされやすい。だれが得をしたのだろう。教団の上層部の人間です。合法的な暴力と虐待があります。被害者は抵抗ができないこどもです。
 こどもたちの親が洗脳されています。(せんのう。権力者の都合のいいように、心の動きをコントロールされている。心も体もお金も命も、権力者の意のままに管理されている)。親は教団に対しては、被害者であり、こどもに対しては、加害者でもあります。
 カルト:崇拝。礼拝。中心にカリスマ的指導者の存在がある。(超人間的。教祖。英雄)。熱狂的な会員がいる。反社会的な団体。犯罪行為がある。
 
 日本映画、『星の子』では、最後に、芦田愛菜さんが演じるこどもさんは信仰から逃れる(のがれる)ことをあきらめるのです。両親が信仰する宗教に浸かる(つかる)ことにしたのです。物悲しいお話でした。
 『星の子 今村夏子 朝日新聞出版』
 病弱に生まれた主人公林ちひろ(ちーちゃん)を救うために、『水』にからんだ新興宗教らしき活動に積極的に関わる両親がいます。それが原因で、親族関係、親子関係(ちーちゃんの5歳上に姉のまさみさん、まーちゃんがいる)が破たんしていきます。宗教小説は避けられる傾向にあるのですが、この小説の場合、成功しています。  

2024年08月24日

東野・岡村の旅猿25 マカオで世界遺産見まくりの旅

東野・岡村の旅猿25 ~プライベートでごめんなさい…~ マカオで世界遺産見まくりの旅 ゲスト ダイアン Hulu(フールー)とかTVer(ティーバー)とか。

 東京東銀座喫茶『ばじりこ』からスタートです。
 昨年秋に東銀座にあるホテルに泊まったのですが、そこから、『ばじりこ』は近いのだなと、さきほど地図を確認してわかりました。昔から、番組『東野・岡村の旅猿』のスタート、打ち合わせに使われる喫茶店です。初めて場所を知りました。

 円安で、日本人旅行者にとっては旅費が高いのに、番組で海外旅行へ出るのもどうかという話が出ますが、今回は、マカオからの招待だそうです。(ちょっとスポンサーがどこかはわかりませんが…)
 マカオは狭い区域だったと思いますが、世界遺産が30もあるそうです。今回の旅で、そのすべてを見学する勢いです。
 マカオタワーとか、スカイウォークというアクティビティもあるそうです。
 ゲストのダイアンは、以前の旅猿で見たことがあります。青森県大間のマグロを釣ったときのこと、別の放送回では、都内を巡ったとき、それからたしか、おふたりの出身地の滋賀県に行ったことがあるという記憶です。

 始まってしばらくして、撮影カメラの1台が調子悪くなりました。2台あるうちの1台で、メインカメラの動きが悪いようです。だいじょうぶだろうか。映像が撮れていないとか、撮れないとかにならないといいのですが……

 香港からバスでマカオに入りました。
 朝市があるにぎやかな通りで中華のおかゆの朝食です。
 肉まんも食べました。大きくて、柔らかくて、甘くて、日本の肉まんとはだいぶ違うそうです。
 そのあと、ビーチサンダルを買いに行きました。

(次週へ続く)

 今週の放送は、高いところでアクティビティ(活動、挑戦)を楽しむというもので、けっこうな高所であり、映像を観ているだけでも、身の毛がよだつ思いでした。(毛が逆立つ(さかだつ)、体がこわばる)
 『マカオタワー』というところです。東京タワーより少し高いそうです。
 最上階のようなところで、外に出て、幅の狭い鉄製部分を転落時の安全確保のためにワイヤーを体に付けた東野さんと岡村さんが歩きました。途中で立ち止まって、ポーズを求められることもありました。
 ダイアンのおふたりは、高所はだめで不参加でした。チャレンジした東野幸治さんと岡村隆史さんはたいしたものです。おもしろいけれど怖い(こわい)映像でした。
 映像を観ながら思ったことです。どうやったら、高所を克服できるかです。
①考え方のイメージとして、その場所を高いと思わずに、地面の上を歩いていると思う。
②命綱があるからだいじょうぶだと思う。
③お金のためだと思う。(収入をいただく)。落ちたら落ちたときと腹をくくる。割り切る。

 ほかには、建物とか公園広場、寺院などを見学しました。
 最初は強い雨降りでたいへんそうでしたが、途中で雨は弱まったようです。
 マカオの寺院は、わたしが、台湾を訪れたときに見た龍山寺というお寺さんの雰囲気に似ていました。

(次週へ続く)

 マカオの世界遺産は、建物が多い。広場、樹木、図書館、教会、劇場、墓地、庭園と続きます。
 建築に興味がある人にとってはいいでしょう。わたしは、人間がつくったものよりも自然の風景のほうが好きです。

 現地ガイドが現れて、演者と小競り合い(こぜりあい)があります。
 東野さんと岡村さんは、現地ガイドに警戒心が強い。現地ガイドや現地ガイドの知り合いの家に連れていかれて、その家の家族と食事会をするという企画が、旅猿の初期は多かった。
 演者がご家族に対して気を遣う(つかう)のです。こどもさんたちがいたりもします。どちらがもてなしているのかわからなくなります。家族は、日本のタレントと食事をしたと、まわりに自慢したいらしい。
 だから、東野幸治さんと岡村隆史さんは、家族と食事会をすることを嫌い、拒否します。
 ところが今回は、理髪店に行くという企画でした。東野さんが行きたいと言う。東野さんと津田さんが髪をカットしてもらうことになりましたが、カットの途中、終わったあと、東野さんが、どうして番組内でカットをしなければならないのかとか、津田さんは、あしたCM撮影があるのに、マカオの現地の人みたいな容貌になってしまって、スポンサーから何かいわれないか心配という声が出ていました。CMについて、その後どうなったのかはわかりません。

 そのあと、津田さんが短パンを買うと言い、お店で商品を選んでレジに行ったのですが、値段をしっかり確認しなかったようで、ダイアンのおふたりの短パン2枚の代金が9万6000円で、みなさん、凍り付いてしまいました。
 結局その2枚を返却して、津田さんだけが、お店の人たちになにかしら申し訳ないので、しかたがなく、1枚3万6000円の短パンを買いました。高いなあ~ (この件で、あとあと車の中で、お店を紹介してくれた現地コーディネーター男性に対する演者の不満が爆発しました。あまりにも高い短パンを買わされた。それを東野さんがなだめていました。どうも、商品が売れると、お店から男性にお金が入る仕組みになっているようです)
 ダイアンのユースケさんは、マカオ男爵(だんしゃく)とかいう、太った変な男の人のキャラクターになるそうです。そのための赤い短パン購入でしたが、なにせ高すぎました。

(つづく)

 晩御飯で、ポルトガルマカオ料理を食べました。
 シーフードとかカレーとか、チキンライス、パエリアなど、おいしかったそうです。

 スパへ行きます。(癒し(いやし)と安らぎの施設、サービス、温泉、マッサージなど)
 マンネリかなあという感じがしましたが、なかなかおもしろかった。
 変わったマッサージで、長いろうそくの炎がついたような状態で、炎とは反対側の部分を体にある穴に突っ込むのです。ろうそく状の物は、筒になっていて、耳の穴とか、へそとかにのせます。煙が見えます。
 ダイアン津田さんが、悶絶状態(もんぜつじょうたい:もだえ苦しみ気絶しそうになる)になって、裸体で履いていた紙パンツがやぶれて、ナニが見える状態になってしまいました。ご本人は必死ですが、笑えました。
 ちょっとこわいマッサージでした。
 ユースケさんは、大きな腹(はら)です。だぶんだぶんの腹をマッサージされていました。
 ユースケさんは翌朝ベッドで起きた時に、『マカオ男爵(だんしゃく)』の仮装をされていました。いいなあ。なかなかおもしろい。
 
 宿泊する安ホテルでいざこざがあります。
 わたしは、気にしないのですが、ひと部屋に4人で寝ます。シングルふたつとセミダブルふたつのベッドですが、ダイアンのふたりが不満そうです。ロケ先では、ひとりひと部屋が基本らしい。今までふたりでひと部屋に泊まったことがないそうです。
 世代の差を感じました。年配の世代は、同じ部屋で他人と雑魚寝(ざこね)の体験はいくらでもあります。
 岡村隆史さんのお説教をする武田鉄矢さんの物まねがおもしろかった。
 明日は香港に戻るそうです。香港も自由な雰囲気がなくなりました。残念なことです。

(つづく)

 8月のお盆とか、パリオリンピックのにぎやかさのさなかに2回放送があったのを動画配信サービスで見返しました。
 狭い区域の中にあるたくさんの世界遺産を駆け足で回ります。
 建物が多い。広場もあります。日本でいうと1600年関ケ原の合戦あたりの時代からの遺跡がたくさん残っていて世界遺産の指定を受けています。
 雨が降ったり、人力車に乗ったり、海外ロケだから、いろいろ話題が必要です。
 番組『旅猿』は、日本国内のロケだと、4回ぐらいでひとつの場所が終わるのですが、海外ロケでお金を使っているので、まだマカオの放送をやっているのかという気分にもなります。昔、中南米のカリブ海にある島めぐりのロケのときもそうでした。
 さすがに次回が最終回の放送だそうです。
 そういえば、ダイアンの津田さんが高校生の頃、フェンシングの選手として滋賀県大会で個人優勝をしたことがあるというような話を以前の旅猿ゲスト出演時に聞いたことがあるのを思い出しました。フランスのパリオリンピックでフェンシングチームが活躍したので嬉しかったことでしょう。

(つづく)

 最終回を見ました。
 最後はマカオから香港に渡って、ミルクティーのお店(ミルクティー発祥のお店でおいしかったそうです)、骨伝導のイヤホン買い(円高で、同じ商品が日本よりも高価なので購入をやめました)、古いレコード店(店主のおじいさんと4人が歌ったり踊ったりノリノリでした。めっちゃ楽しそうでした)、大きくて分厚い牛タンの夕食後、エンディングは、美しい港街の夜景でした。
 おつかれさまでした。
 
 次回は、寺門ジモンさんを迎えて、山形→新潟ルート、オオクワガタを捕まえる旅だそうです。前回の同様の企画もだいぶ前に観ました。寺門ジモンさんは筋肉をアピールするためにいろいろめんどうくさい人で、ロケの途中で、しばらく部屋にこもってしまうので、ロケがやりにくい、ゲストとして迎えたくない人だと東野・岡村のふたりが話していたことを覚えています。(調べたら、2017年(平成29年)8月のことでした。時間は淡々と、しかし確実に流れていきます。体が動くうちにやりたいことで、今できることは、すみやかにやっておきたいと思う前期高齢者になった今の自分の人生です)  

2024年08月23日

モテキ 邦画 2012年

モテキ 邦画 2012年(平成24年) 1時間58分 動画配信サービス

 むかし、チラリとタイトルを聞いたことがありますが、観るのは初めてでした。
 う~むという内容でした。

藤本幸世(ふじもと・ゆきよ):31歳男性。ニュースサイトのライター。暗い性格の男性でした。彼を中心において、複数の女性が彼と付き合うわけですが、浮気や不倫のように、同時に複数と関係をもつわけで、それなりにトラブルが発生します。
 藤本くんのひとり語りで(ひとりごとのようなもの。二重人格です。たてまえと本音があります)、ストーリーは進行していきます。悶々とする男です。(もんもん:ああでもないこうでもない)。常にイライラしています。話し方が荒っぽい。勢いはある。早口で、強い口調で、自分の意見を相手に押し付け気味な話し方をします。異性にもてるタイプではありませんが、この映画ではもてます。ゆえにモテる時期だから、『モテ期(異性にもてる時期)』というタイトルなのでしょう。観終えた感想としては、『モテキ』というよりも、『発情期』のような内容でした。冷静になってみれば、キモイ(気持ちが悪くなるような)キャラクター(個性設定)です。こういう男性っているのでしょう。
 
 音楽映画です。ときおり、曲がしっかり流れます。
 軽い感じが心地よかったときもありました。
 にぎやかでノリノリなときもありますが、ラスト付近は暗い雰囲気でした。
 カラオケ映像のような映像がたくさん流れました。
 藤本幸世役の森山未來さん(もりやまみらいさん)は、ダンサーだからダンスも踊ります。とても美しい姿勢ときれいなダンスです。ミュージカルみたいです。

 有名な俳優さんたちがたくさん出ておられました。
 みなさん熱演されていましたが、筋書きがうまくなかった。

 藤本幸世のまわりには、ひどいことをする人がいっぱいいます。
 一般的には、人付き合いを避けたほうがいい人たちです。
 まあ、むちゃくちゃです。
 男尊女卑な世界があります。
 女性を男性の飾りとする志向です。
 巨乳とか、性的な話が多い。胸の谷間が強調されます。
 男はおっぱいに弱いのです。女性の胸の谷間に目がいくのですが、女性のほうが意図的に胸の谷間を見せたりもします。
 男女は気持ちのつながりがだいじだというようなセリフも出てくるのですが、全体的に、気持ちよりも見た目でラブです。まあ、そんなふうで結婚したら、うまくいかないでしょう。結婚後の生活はたいへんなのです。こどもが生まれるとさらにたいへんです。
 女性が言います。『女は、こどもが産める時期がある(女は男子からの求婚を待っている時間に限界がある。いつまでも求婚して来ない男とは付き合いを続ける理由がない)』
 
 節目、節目で、リリー・フランキーさんが出てきますが、役柄の設定として、いい人とは思えません。
 登場人物の人たちは、ときおり、相手を侮辱(ぶじょく。ばかにする)する言葉を相手に平気でぶつけます。
 侮辱に対して、ヘラヘラしていてはいけません。抗議しないとなめられます。
 登場している人物たちの性格のどこがいいのかわかりません。
 ふたりの女性を比較することは良くないことです。
 性格の不一致らしい話がありますが、じっさいにふたりで生活してみると、逆に、性格が違うからいいと感じることもあります。『同じ』だと、新しい体験ができにくいということはあります。知らない世界を知らないままに長い人生を過ごすことになります。
 だれと結婚しても、お互いにイヤなことはあります。なにかひとつでも相手に尊敬できるところがあれば、長く付き合えるということはあります。バラエティ番組『旅猿』で岡村隆史さんがいいことを言っていました。人と旅をすると相手のイヤなところがたくさん見えてくるけれど、許容することで、仲間意識が生まれてくる。許容(きょよう):受け入れる。

 観ていて、相手の心を平気で傷つけるような言葉を(セリフですが)、平気で出す映画なのかと思いました。

 役として、藤本幸世からふられるほうの女性のほうの役のほうが、やりがいがあります。
 これは、男性の映画ではなく、強くなる女性のほうを応援する映画ではなかろうか。
 
 グズグズとした男性主人公です。
 仕事をもう辞めると言います。
 わたしが、若いころに先輩から教わったことです。『仕事というものは、辞めてはいけない。相手が辞めてくれと言ったら考えるが、それでも辞めない。仕事というものはそういうものだ。給料が安いは仕事を辞める理由にはならない』
 とにかく、お金をもらって、もらったお金の範囲内で生活していかねばならないのです。

 同時期に複数の異性と付き合う人は、いい人ではありません。
 不倫をする人に、いい人はいません。
 近づかないほうがいい。
 自分は感情移入ができない映画でした。
 人の家庭を壊しておいて、ひどい人たちです。

 後半は暗かった。
 『出会いたくなかった』
 男は、ストーカーですな。
 なんだかなあという作品でした。
 映画のつくりかたが荒いんじゃなかろうか。
 感動できません。演者は熱演でしたが、心が動きませんでした。
 丸くおさまってはいない終わりかたでした。  

2024年08月20日

去年マリエンバートで フランス・イタリア映画 1961年

去年マリエンバートで フランス・イタリア映画 1961年(昭和36年。日本公開は昭和39年) 1時間34分 白黒映画 動画配信サービス

 名画を紹介する文章で目に付いたので、観てはみましたが、わけがわからずチンプンカンプンでした。
 とりあえず、感想の経過です。

 全部、ホテルの中と、お庭の映像です。
 人間はたくさん出てきますが、ちゃんと動いてしゃべるのは、男性がふたり(ひとりは背が高い)と女性がひとりです。ほかの人たちは、マネキン人形のように硬直していたり、たまに少し動いたりするだけです。
 幻想の世界だろうか。

 登場する男性のひとりが語り続けながらストーリーが進んでいきますが、あってないようなストーリーで、同じ場所をぐるぐる回っているような感じです。
 男性の語りは、詩を読むようです。

 ホテルの内装は美しく豪華です。白黒映像ですが美しい。
 彫刻や絵画があります。
 
 この映画は、何を表現するのだろう。
 何を表現したいのだろう? わかりません。

 ときおり、映像が止まったような状態になります。
 『時』が止まるのです。
 自分がこどものころに見たマンガ、『スーパージェッター(1965年。昭和40年テレビ放送)』で、主人公のジェッターが使った腕時計型の道具、『タイムストッパー』を思い出しました。30秒間だけですが、ジェッターは、マンガ映像の中で、時間の流れを止めることができました。
 
 映像の中では、小さな舞台で演劇が上演されていて、終わると、観客から盛大な拍手があります。
 人がいっぱいですが、いっぱいいるだけで、人形みたいな動きです。
 ギャンブルのカードゲーム、マッチ棒のような棒を使用したゲーム、そして、男女のおしゃべりシーンがあります。
 『自由』と『ここには、秘密が無数にある』そうです。
 ピストルを持った男性が5人並んでいますが、犯罪ではありません。射撃場があるのです。
 
 フランク:フランクは、去年いなかった。

 場所として、
 フレデリクスバート
 カールシュタット
 マリエンバート
 バーデンサルサ
 なんのことやら。

 彫刻は、シャルル三世とその妃(きさき)だそうです。反逆罪の裁判で、議会で宣誓をしているときのようすを彫刻にしてあるそうです。

 映像に出てくるふたりの男性と、ひとりの女性は若い。きれいです。

 時間がときおり止まることになにか意味があるのだろうか。
 虚無ではありますが、平和と平穏な空間があります。
 
 死後の世界で、死んだ男が、生きていたころを思い出しているのだろうか。
 男は女に駆け落ちを提案しましたが、女は、無理だと言いました。
 なぜ、私である必要があるのか。(男が言ったのか、女が言ったのか、わからなくなりました)
 殺人事件の捜査だろうか。
 女が犯人で、男が刑事とか。(どうも違うようです。女が別の男に銃で撃たれてたぶん死んでしまいました)
 筋書きがないドラマです。ずーっと同じ場所にいます。

 『でももう手遅れです。彼は出て行った』
 なんのことやら。

 銃撃現場の現場検証をしているのか、まわりの人間たちは幽霊なのか。
 『一人にさせて』
 撃たれて死んだはずの女は生きています。
 
 自分と決別する。
 空想の世界。
 同じ場所をぐるぐる回る。
 愛情の対象を探すけれど、いつまでも見つからない。
 心の病(やまい)なのか。
 『もう手遅れだ。君の部屋はからっぽになる』
 駆け落ち話です。
 女は男の、男は女の、なにがいいのだろう。どこがいいのだろう。
 鐘の音がしました。何の鐘の音?
 男は夢遊病者のようです。女のうしろからついていきました。

 なんの映画だったのだろう。
 ほかの人の感想などを読んでみます。

 やはり、まず、『現在』があって、ふたり分の『回想』があって、『過去』があるそうです。
 わからなかったという感想の人が多い。
 優れた映画(すぐれた)のようですが、わたしはついていけません。  

2024年08月17日

星屑の町(ほしくずのまち) 邦画 2020年

星屑の町(ほしくずのまち) 邦画 2020年(令和2年) 1時間44分 動画配信サービス

 少々古臭い雰囲気が内容のお話ですが、観終えてみれば、ああ、いい映画だったなあと感慨深いものがありました。
 昭和40年代、自分がまだ小学生中学生だったころに聴いた歌が何曲も流れます。
 のんさんの歌では、島倉千代子さんの歌、『ほんきかしら』が一番良かった。1966年(昭和41年)の歌です。
 最近しみじみ思うのは、自分と同じ時代を生きて来た人たちが、ひとりふたりと亡くなってしまった、あるいは、もうすぐ亡くなりそうであるという状況が、自分の身の回りにあります。
 自分は父親をこどものころに病気で亡くしましたが、その後も、祖父母、叔父叔母や義父母、職場の先輩・同僚・後輩、学校の先生や同級生でも、もうこの世から消えてしまった人が何人もいます。
 親しき人を亡くすということはつらいものです。でも、死を止めることはできません。淡々と時間は流れていくのです。悲しくても歯を食いしばるだけです。
 だれかが亡くなれば、新しい命が生まれてきます。昨年に引き続き今年五月にまた新しいあかちゃんが自分の親族として誕生しました。生まれてきてくれてありがとうです。
 そんな日常を背景にしながら、この映画で次々と流れ出てくる歌曲を聴くと、人生ってなんだろうなあと思いつつ、できるだけ丁寧(ていねい)に、いい人生を過ごしたいと願うのです。

 映像を観ていて、ああ、昔はカラオケという機器がなかったと思い出すのです。
 宴会では、みんなで手拍子をたたきながら、大きな声を出して歌っていました。歌の歌詞は5・7・5の言葉の組み合わせが基本で、言葉数は少なく覚えやすかった。同じ単語の繰り返しが多かった。
 仕事場の旅行では、和室の大広間に設置されたステージで、寸劇や手品、踊りや、ちょっとした芸を披露したりもしました。
 (この文章を書いて数日後に、NHKのテレビ番組、『鶴瓶の家族に乾杯』で、四国香川県お遍路さんを題材にして訪問した俳優の松山ケンイチさんが訪れた場所で、会社の方が、『うちの山本リンダで~すとか、うちの中森明菜で~す』と言われて、紹介された社員さんのほうもそのようなポーズをつくって、みんな笑顔でいい雰囲気でした。毎年職場の主催で歌謡ショーのような娯楽をされるそうです。昭和40年代から50年代にかけてのやり方が今も残っていて、観ていていい気分になれました)
 
 動画配信サービスの映画案内を観ていて、久しぶりにムード歌謡コーラスを聴きたいと思い立ちこの映画を観ました。
 出てくるのは、『山田修とハローナイツ』というメンバーですが、雰囲気は、『内山田洋とクールファイブ』でした。ボーカルは、前川清さんです。昭和40年代から50年代に、よく流行りました。(はやりました)

 あいちゃん(久間部愛。くまべ・あい)を演じるのんさんの父親探しの話題があるのですが、そのことについては、たいして重要視はされていません。
 あいちゃんは、歌手になりたいという希望がありますが、なかなか夢がかなわない。かなわないけれど、映画だから最終的にはかないます。かなったあと、本当の幸せは何かと考えて気づいて、歌手の世界を卒業します。
 のんさんは、しばらく前に、NHKEテレの、『スイッチインタビュー』という番組でお見かけしました。百田夏菜子さん(ももいろクローバーZのリーダー)と交代でインタビューをしあっていました。
 のんさんは事務所ともめて長い間干されて表舞台に出ることができなかったというようなことを聞きますが、わたしにはなんのことかわかりません。去年、NHK朝ドラ『あまちゃん』の再放送をずっと見ていて、おもしろいなあと思い興味をもちました。リアルで放送されていた2013年(平成25年)のころは、仕事が忙しくてテレビはほとんど見る時間がありませんでした。
 何があったのかわかりませんが、芸名を変えなければなるほど追い込まれて、テレビや映画にも出ることができなくしてというほど圧力がかけられるということは異常で異様です。
 スイッチインタビューのなかで、30歳になったのんさんが自分の若い頃を振り返って、自分はあの頃、とんがっていたと表現されました。
 まあ若い頃には失敗はつきものですから、徹底的にたたくのではなく、寛容さも必要だと自分自身の人生をふりかえってもそう思うのです。まだまだ失敗が許される年齢です。

 映画の映像では、ショートコントを入れながらのおだやかで、ゆったりとしたステージショーが続きます。心地よい。

 あいちゃんの祖父を演じる柄本明さんは妖怪のようです。
 古い話のつくりがあります。
 村のかよわき若い女性が都会のヤクザ者から暴力を受けて、柄本明さんが、加害者たちを成敗するのです。せいばい:やっつける。
 日本刀で、ズバンズバンと切って捨てて、切って、切りきざんで、炭焼きの火で焼いちゃうのです。おそろしい。

 歌がなつかしい。
 流れてくる歌は古いけれど、歌を聴くと、当時の思い出がよみがえります。

 歌がうまいだけでは、売れない。
 歌がうまい人は、いくらでもいる。
 (売れるためには、なんでもですが、唯一(ゆいいつ。たとえばその世界でただ一つしかない。希少価値きしょうかちです)という個性がいるのです)
 これしかできないから、この仕事をやっているということはあります。仕事って基本的にそういうものです。
 のんさんの歌唱力は、人を強くひきつける歌手としてご飯が食べていけるほどの高レベルではありませんが、女優という演技の世界で、自身の個性を表現して行かれるのでしょう。

 関西弁でケンカがあります。
 舞台劇を観ているようです。
 九州弁も出てきます。いろいろです。

 古い時代だから、男尊女卑(だんそんじょひ。男が女より上という意識)の雰囲気もあります。
 
 気持ちを大切にする作品です。
 たまに夢がかなう。
 いつもいつもは、夢はかなわない。
 なかなか世の中は厳しい。

 日曜日夕方5時半からの笑点で司会をやっている春風亭昇太さんが、居酒屋の店長役で登場されました。おもしろい。なかなかいい。笑いました。

 歌というものは楽しいもの。
 のんさんとバックコーラスのおじいちゃんに近い年齢のおじさんたちとは、なんとなく組み合わせがアンバランスですが、ちゃんと映画として成立しています。たいしたものです。

 また喫煙シーンが出ました。前座歌手役の戸田恵子さんが、ビルの外階段で、長々まったりと(ながながまったりと)タバコを吸っています。
 映画製作のための補助金を政府から(文化庁?)もらうのに、税金の原資になっているタバコのシーンを映像に入れるように国の組織から指示でもされているのだろうか。日本映画のほとんどに喫煙シーンが出てきます。映画に喫煙シーンを入れるのはもうやめたほうがいい。人間、心身の健康が第一です。

 水族館の映像が出ました。のんさんが主演をしたさかなくんの映画を思い出しました。2022年9月公開、『さかなのこ』。しばらく前に観ました。でも、こっちのムード歌謡の映画のほうが、『さかなのこ』の前に公開されています。

 なかなか良かった。
 のんさんは、じぇじぇじぇの『あまちゃん』ですから、東北に足を付けて生きておられることがわかりました。岩手県の盛岡市とか久慈市(くじし)です。