2022年12月28日

2022年 今年読んで良かった本

2022年 今年読んで良かった本

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 若林正恭 文春文庫
 小説だろうと思って手にしたら、旅行記でした。評判がいいので、読んでみます。
 旅の行き先は、『キューバ』『モンゴル』『アイスランド』です。日本人にとっては、一般的な旅先ではないような。

しんぱいなことがありすぎます! 工藤純子・作 吉田尚令(よしだ・ひさのり)・絵 金の星社
 なかなかいい本です。今年読んで良かった一冊でした。小学一年生向けの本です。孫にプレゼントします。

ワケあり!?なるほど語源辞典 監修・冨樫純一 絵・さがわゆめこ 編者・グラフィオ 金の星社
 子どもさん向けだろうと読み始めましたが、小学校低学年にはむずかしすぎそうです。もう少し孫のちびっこが大きくなったらプレゼントします。
 言葉の語源です。本のカバーには『おまる』『うぐいす』『からだ』などが書いてあり、なにやら楽しそうです。

ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記 遠藤和(えんどう・のどか) 小学館
 結婚出産後、若くして癌で亡くなった女性のお話として話題になっている本です。
 読んでみます。(読み始めてから気づいたのですが、テレビ番組でとりあげられたそうです。自分は観たことはありません)

ひとまねこざる H.A.レイ 文・絵 光吉夏弥(みつよし・なつや)訳 岩波書店
 おさるのジョージのもとになった本のようです。自分はよくは知りません。今回初めて読みました。 おもしろくて楽しい。

発達障害のある人の「ものの見方・考え方」 高岡佑壮(たかおか・ゆうしょう) ミネルヴァ書房
 副題として「コミュニケーション」「感情の理解」「勉強」「仕事」に役立つヒントとあります。ネットで『これから出る本』の新着情報をチェックしていたときに見かけて、この本を読むことにしました。

海馬(かいば) 脳は疲れない 池谷裕二 糸井重里 新潮文庫
 脳についての対談集です。2002年(平成14年)当時のこととして。
 池谷裕二(いけがや・ゆうじ):脳の研究者。31歳。東京大学薬学部に所属する学者。小学生の時は、漢字の成績が極端に悪かった。漢字の読み書きがにがてだった。また、算数の九九ができなかった。おとなになった今も九九はあまりできない。電卓を使用している。それでも一番得意な科目は数学である。(問題をつくる側の人間としての能力が優れている(すぐれている))

赤めだか 立川談春 扶桑社文庫
 有名なお話のようですが知りません。書評のページを巡っていて出会ったので取り寄せました。
 まずは、タイトルの『赤めだか』の意味をとれません。赤いめだか。いるのだろうか。エッセイ集です。(心のおもむくままに書きつづる)10本あります。

バカのすすめ 林家木久扇(はやしや・きくおう) ダイヤモンド社
 人生では、ときに、バカにならないとやれないこともあります。バカになればできることがあります。 理屈ではないのです。やるしかないのです。ばかになってやると、たいてい、うまくいきます。

ねにもつタイプ 岸本佐知子 ちくま文庫
 翻訳家、エッセイストの方です。書評の評判がいいので、読んでみることにした一冊です。52本のエッセイです。(自由に気ままに書いてある)
 ただ、読み始めてしばらくして感じたことですが、エッセイというよりも物語として仕上げてある作品群です。

海を見た日 M・G・ヘネシー/作 杉田七重(すぎた・ななえ)/訳 すずき出版
 本のカバーにある文を読むと、孤児を扱った内容のようです。ずいぶん、日常生活から離れた話題だなという第一印象でした。非常に少ないケースについてのお話を読書感想文の課題図書にすることの是非(ぜひ。適切なのかそうでないのか)について、しばし思いにふけました。今回このパターンの選択で選ばれた課題図書が多い。

高齢ドライバーの意識革命 安全ゆとり運転で事故防止 松浦常夫 福村出版
 今から15年ぐらい前、農家が多い地域で働いていたことがあります。
 おばあさんがですね、かなり高齢のおばあさんが、軽トラを運転しているわけです。軽トラを杖代わりに(つえがわりに)しているのです。荷台が付いた軽自動車のトラックです。そのときは、高齢者の運転の危険さに気づけませんでした。

建築家になりたい君へ 隈研吾(くま・けんご) 河出書房新社(かわでしょぼうしんしゃ)
 2021年5月放送分『出川哲朗の充電バイクの旅 今年も新緑の高知横断! 進め龍馬歴史街道スペシャル』で、隈研吾さんが設計した『雲の上の図書館』を見たことがあります。樹木とか森を基調にした建物です。(高知県梼原町(ゆすはらちょう))
 そして、作品として、東京にあるオリンピックの新国立競技場があります。(オリンピックスタジアム)

認知症になった蛭子さん 蛭子能収(えびす・よしかず) 光文社
 38ページまで読んだところです。状況は深刻です。ここまでは、えびすよしかずさんの奥様蛭子悠加さん(えびすゆかさん)の苦悩が綴られています。離婚を考えていたこともあるそうです。

テスカトリポカ 佐藤究(さとう・きわむ) 角川書店
 「テスカトリポカ」とはなんじゃいな。数ページ読んで、メキシコあたりにある地名だろうか。スペイン語だろうか。
 おもしろい。貧しきメキシコ人の若い女性が、日本に来そうです。(ペルー経由で、ハポン(日本)へ。日本人男性と結婚して幸せになる)日本は、太平洋の端にある。(アル・ボルテ・デル・パシフィコ)

塞王の楯(さいおうのたて) 今村翔吾(いまむらしょうご) 集英社
 ことわざで『人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)』は聞いたことがあります。いいことと悪いことは繰り返すというような意味合いでした。本のタイトルとは、さいおうの漢字が異なります。

なまえのないねこ 竹下文子(たけした・ふみこ)・文 町田尚子(まちだ・なおこ)・絵 小峰書店
 ねこのお名前と聞いてすぐに思い浮かぶのが『イッパイアッテナ』の世界です。それぞれの人が、一匹のねこに、思い思いのお名前をつけるから、一匹の猫の名前が複数になるのです。たしか、ねこ自身が、ほかのねこに自分を紹介するとき、自分の名前は『イッパイアッテナ』と紹介するのです。

ほしじいたけ ほしばたけ 石川基子 講談社
 おもしろかった。いい絵本です。今年読んで良かった一冊です。意外性がありました。

わたし 谷川俊太郎・ぶん 長新太(ちょう・しんた)・え 福音館
 おもしろい絵本です。りくつっぽいかなとも思います。1981年(昭和56年)の絵本です。

黒牢城(こくろうじょう) 米澤穂信(よねざわ・ほのぶ) 角川書店
 『荒木村重(あらき・むらしげ):織田信長の部下。1578年に摂津有岡城(兵庫県伊丹市)にこもって、信長に反発した。』
 荒木村重と黒田官兵衛、そして、もうひとりがからんだ物語でした。人はいかに生きるのか。人生哲学がありました。

闇祓(やみはら) 辻村深月(つじむら・みづき) 角川書店
 ヤミハラという音感から、悪魔祓い(ばらい)のような職業を思い浮かべています。映画『エクソシスト』は、中学だったか高校だったかのときに映画館で観ました。悪魔祓い(あくまばらい)です。

私たちにはことばが必要だ -フェミニストは黙らない- イ・ミンギョン すんみ・小山内園子 訳
タバブックス
 2018年発行で、2021年が第7刷でよく売れている韓国人女性ライターによる本です。読み始めて今は22ページあたりです。ここまで読んでわかったのですが、韓国では女性差別がひどいそうです。女性であることは人間ではないというところまでの印象を、ここまでの読書でもちました。相当ひどい。

まあちゃんのながいかみ たかどの ほうこ・作 福音館
 なかなかいい絵本でした。こんど九州に行ったとき、親せきのちびっこたちにプレゼントする絵本の一冊にします。女の子たちにうける絵本です。1989年(平成元年)の作品です。

がん患者の語りを聴くということ 病棟での心理療法の実践から L・ゴールディ/J・デマレ編 平井正三/鈴木誠 監訳 誠信書房
 ネットの『これから出る本』をチェックしていて興味をもったので読み始めます。
 わたしは五十代になったとき、これからは、いつあなたはがんですと言われてもおかしくない年齢になったと思いました。

人間関係を半分降りる 気楽なつながりの作り方 鶴見済(つるみ・わたる) 筑摩書房
 同作者の本に『完全自殺マニュアル』があります。(1993年発行)。こちらの『人間関係を半分降りる』は、2022年の発行です。まず、この本から読んでみます。人間関係を全部降りるのではなく、半分降りるのです。

トラのじゅうたんになりたかったトラ ジェラルド・ローズ(香港生まれ、イギリス育ち)/文と絵 ふしみ・みさを/訳
 タイトルを見て? トラはトラではないのか。トラはトラであるからして、わざわざじゅうたんになる必要はなかろうに。  

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2022年10月31日

2022年(令和4年)紅葉の始まり

2022年(令和4年)紅葉の始まり

 朝の散歩道です。
 森の中でピンク色に輝くさわやかな花を見つけました。
 樹木の名前はわかりません。
 サザンカに似ています。











 さらに小径(こみち)を歩いていくと、ぽつりと赤くなっている葉っぱを見つけました。
 紅葉(もみじ)です。
 この日の朝は、10月28日(金)でした。
 この樹(き)はいつも12月上旬に深紅(しんく)の固まりになって、そばを通る人の目を楽しませてくれます。
 もう紅色(べにいろ)になってしまった、はやとちりの葉っぱが愛おしい(いとおしい)。
 12月まで紅色のままでいられるだろうか。




















(その後)
 樹の(きの)名前が『イロハモミジ』ということが判明しました。イロハモミジ、風情(ふぜい。趣(おもむき))があっていい感じです。

(さらにその後 11月20日 日曜日の朝)
 やはり、最初に赤くなった葉っぱたちは、茶色くなって、枯れてしまいました。
















(11月28日月曜日の朝 紅葉の色づきがピークを迎えました。例年は12月の初めですが、今年は少し早かったようです)



















 まだ若かった頃、友人を紅葉狩り(もみじがり)に誘ったところ『(紅葉は)有名なところへ行かなくても(街中の)どこにでもあるよ』と言われたことを思い出しました。たしかに、身近な場所にある緑地の木々は輝くように紅葉しています。なにも、密になるところへ行くまでもありません。

(11月30日(水)朝の風景です)















 写真を撮っていたら、小さな犬を連れていた女性がわたしに話しかけてきました。
 「下もきれいですよ」と声をかけられました。(地面のことです)



 宝石が散りばめられているようです。
 葉っぱが輝いています。



 しゃがんで葉っぱを撮影していたら、葉っぱが動いたのでびっくりしました。



 葉っぱだと思ったら、アメリカザリガニくんでした。
 思わず『きみはどうして、こんなところにいるんだ!』と声を出して声をかけました。
 すると、



 アメリカザリガニ君が、突然、ひっくりかえったのです。
 葉っぱの色と同じ色で、擬態(ぎたい)で逃れようと(のがれようと)したのです。(ぼくは、葉っぱだよ)
 わたしは、しばらく見ていましたが、ひっくりかえったままの姿勢だったので、わたしはよいしょとアメリカザリガニ君を起こしてあげました。



 なんだか、伊勢海老(いせえび)のお刺身のお造り(おつくり)みたいなかっこうができがってしまいました。
 道路の横に、雨が降ると水がたくさんたまる部分があり、そこに産み付けられて育ったアメリカザリガニだと推定しますが、確証はありません。
 よーく見ると、両腕みたいに見えるハサミの部分がありません。どうしちゃったのだろう。わかりません。

(その後 12月18日日曜日の朝)
 寒くなりました。
 これまでの写真のイロハモミジにはもうかすかにしか葉っぱが残っていません。
 別の場所のモミジはしぶとく深紅(しんく)の色を保っています。







 もうすぐクリスマスで、年末年始を迎えます。
 さようなら2022年、さようなら令和4年です。
 いろいろありました。
 とりあえず、健やかに(すこやか)に新年を迎えて、来年の今ごろも元気でいたい。
 みなさまも、よいお年をお迎えください。(ちょっと早すぎますか)  

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2022年10月29日

久屋大通庭園フラリエ

久屋大通庭園フラリエ(ひさやおおどおりていえんフラリエ。旧ランの館(やかた)名古屋市中区)

 お寺さんで義母の一周忌のお参りをすませたあと、しばらく歩いて昼食をとって、さらに駅まで歩いて散策をしました。この日は万歩計の歩数が1万3000歩ぐらいを示して帰宅後疲れて横になりました。
 昨年の今ごろに、高齢だった義父を亡くし、翌月に義母も亡くし、たて続けのお葬式の段取りやその後の手続きで忙しく、あっという間に一年間が過ぎました。

 写真は、散策の途中にあったお花と庭園の広場です。
 実りの秋です。
 鉢植えのお花を一つ買って、電車に乗って家までもって帰りました。
 電車の中で若い人にまた席を譲っていただきました。
 自分たちがこれから迎える老後の準備もしておかねばなりませぬ。















 お花がとてもきれいでした。  

Posted by 熊太郎 at 07:21Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り

2022年10月22日

シダレムラサキとスモールピンクボール、そしてムラサキムラサキ

シダレムラサキとスモールピンクボール、そしてムラサキムラサキ

 朝の散歩道で見かけました。
 野草です。
 正式な名前は知りません。
 自分で勝手に名付けました。
 まずは『シダレムラサキ』(その後判明した植物名:ヤマハギ)












 そして『スモールピンクボール』です。これも自分で名付けました。(その後判明した植物名:ランタナ)








 さらにムラサキムラサキ(これもまた自分で名付けました)(その後判明した植物名:ムラサキゴテン)
 紫色のからだに紫色のお花が咲いていました。
 まるで、海に生息する『ヒトデ』のような形でもあります。海の星です。






  

Posted by 熊太郎 at 06:45Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り

2022年10月12日

絵本のプレゼント

絵本のプレゼント

 この秋に用事があって、夫婦で九州の親せきに会いに行きます。(この部分の文章は、2022年8月につくりました)
 ちびっこたちがいるので、おみやげに絵本とバナナをもっていくつもりです。
 どんな絵本がいいか考えています。

(5歳の女の子と3歳の女の子にあげたい絵本)
 だんまりこおろぎ エリック=カール 偕成社(最終ページをめくるとこおろぎの鳴き声が流れてきます)
 ね~ね~(雑誌です。2022年4・5月号 主婦と生活社 このうち(家)のちびっこがファンである「すみっコぐらし」の記事が満載です)
 いちにち ひろたあきら KADOKAWA
 キャベツくん 長新太(ちょう・しんた) 文研出版
 ほしじいたけ ほしばあたけ 石川基子 講談社
 
(4歳の女の子と2歳の男の子)
 だんまりこおろぎ
 なまえのないねこ 竹下文子・文 町田尚子・絵 小峰書店
 おっぱい おっぱい わかやま けん 童心社
 ゴムあたまポンたろう 長新太(ちょう・しんた) 童心社

 さてどうなりますか。

(その後 実際に絵本をちびっこたちに渡したときのこと 以下の部分の文章は、2022年10月につくりました)

『いちにち ひろたあきら KADOKAWA』
 5歳の女の子が、最近、ひらがなを読めるようになったらしく、本の内容というよりも、文章のひらがなを、ひと文字ずつ大きな声で読みあげていました。ひらがなを読めることが嬉しく、自慢のようすでした。

『なまえのないねこ』
 4歳の女の子が、ねこの絵を熱心にながめていました。文章で書かれた物語部分よりも、ねこの顔の表情に強い興味をもっていました。

『おっぱい おっぱい』
 2歳の男の子のためにプレゼントしたつもりだったのですが、4歳の女の子が、動物たちの親子のようすが描かれた絵を一生懸命に見ていました。

 バナナをもっていくつもりでしたが、スーパーマーケットで、ブドウの巨峰を手に入れて、それぞれひと房(ふさ)ずつあげました。ちびっこは、おいしい食べ物が大好物です。  

Posted by 熊太郎 at 09:57Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り

2022年10月08日

4回目のワクチン接種

4回目のワクチン接種

 オミクロン対応ワクチン接種が受けられる時期を待って、夫婦で接種をしてきました。
 集団接種の会場は、お年寄りばかりが順番に並んでいます。
 なんだか、棺桶に入る順番待ちのようで、しみじみしました。
 
 帰りの電車で、夫婦そろって席を譲ってもらいました。
 他人同士の若い女性ふたりがわたしたちに席を譲ってくださいました。
 ありがとうございます。
 最近は、電車に乗ると、席を譲られることが多くなりました。
 自分たちは、頭では若いと思っていますが、外見は明らかにおじいさんとおばあさんなのでしょう。
 席を勧められて遠慮すると、相手に恥をかかせると思って、素直にお礼を言いながら座るようにしています。

 思えば、夫婦ふたりとも、頭の毛はだいぶ白くなってしまいました。同い年で18歳の時からの付き合いなので、お互いに人生の良き友です。
 共に老いながら、体も頭の働きもだいぶやつれてきました。
 歯茎はぐらぐらです。
 おしっこのコントロールも危うい。(あやうい)
 若い人たちへのアドバイスです。
 できるだけ健康な体で老後を迎えることを心がけてください。
 暴飲暴食、体に負担をかける日常生活を送ることは避けましょう。
 体を壊してからの老後はつらいですよ。

(追記 その後のこと)
 先日バスに乗っていて、夫婦で会話をしていたら、運転手さんからマイクで、会話はやめてくださいと注意されました。ごめんなさいとふたりで謝りました。ちょっぴり心が傷つきました。
 そのあと、おそば屋さんでお昼の定食を頼んで、夫婦でしゃべりながらごはんを食べていたら、テーブルに、会話をしないで食事をしてくださいと書かれた紙が貼って(はって)あることに気づいて、また気持ちが沈みました。
 いったいいつまで、こんなことを続けなければならないのだろうか……
 コロナ禍騒ぎは、そろそろ終息してほしい。  

Posted by 熊太郎 at 07:15Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り