2014年05月12日
たみおのしあわせ 映画 DVD
たみおのしあわせ 映画 DVD
医師の妻を病気で亡くした親父と、なにやら気弱そうな息子の男所帯があります。映画は、息子の深層心理に潜んで、今もなお生き続けている母親の存在を浮かび上がらせる幻想協奏曲となっています。
もう亡くなった俳優さんたちは、映像の中では生きています。原田芳雄さん、忌野清志郎さん、映画は、2008年夏の公開でした。そんなことも含めて、観終えてみると、現実の出来事とは離れた異世界でした。
原田さんとオダギリ・ジョーさんとのふたり芝居が続く。そこへ、小林薫さんとか麻生久美子さん、大竹しのぶさんほかがからんでくる。和風映画だなあと感じさせる2時間です。低予算でしょう。人殺しとかのバイオレンスアクション(暴力シーン)はない。静かな心理のかけひき、煩悩(ぼんのう。わがままな欲望)の抜けない性(さが。気性)の哀しさを表現してあります。
天井裏からのぞく目は怖い。最初は猿かと思いましたが、すぐに、ニューヨークに行った父親からみて、亡妻の弟だろうと察しがつきました。
自転車、携帯電話を使ったこっけいなシーンがよかった。結婚式場は、今風で、新妻は、和装で文金高島田の髪を結うこともない。ウェディングドレスです。式場には、庭園があって、食事はフランス料理でしょう。キリスト教の教会で、新妻は、父親と一緒に真紅のバージンロードを歩く。神さまの前で愛を誓うのですが、オダギリさんは誓えませんでした。オダギリさんと原田さんの男ふたりが教会の出口から飛び出して逃げていくシーン、続く乗り合いバスの最後部に座るシーンは、「卒業」ダスティン・ホフマンとキャサリン・ロスのパロディでしょう。面白い。映画なら何でもできると安心しました。
撮影地は最初長野県かと思ったら茶畑が出てきて静岡県でした。河原の風景がさわやかです。
音楽が良かった。セリフや演技がなくても、音楽で登場人物の心理状態がわかりました。
医師の妻を病気で亡くした親父と、なにやら気弱そうな息子の男所帯があります。映画は、息子の深層心理に潜んで、今もなお生き続けている母親の存在を浮かび上がらせる幻想協奏曲となっています。
もう亡くなった俳優さんたちは、映像の中では生きています。原田芳雄さん、忌野清志郎さん、映画は、2008年夏の公開でした。そんなことも含めて、観終えてみると、現実の出来事とは離れた異世界でした。
原田さんとオダギリ・ジョーさんとのふたり芝居が続く。そこへ、小林薫さんとか麻生久美子さん、大竹しのぶさんほかがからんでくる。和風映画だなあと感じさせる2時間です。低予算でしょう。人殺しとかのバイオレンスアクション(暴力シーン)はない。静かな心理のかけひき、煩悩(ぼんのう。わがままな欲望)の抜けない性(さが。気性)の哀しさを表現してあります。
天井裏からのぞく目は怖い。最初は猿かと思いましたが、すぐに、ニューヨークに行った父親からみて、亡妻の弟だろうと察しがつきました。
自転車、携帯電話を使ったこっけいなシーンがよかった。結婚式場は、今風で、新妻は、和装で文金高島田の髪を結うこともない。ウェディングドレスです。式場には、庭園があって、食事はフランス料理でしょう。キリスト教の教会で、新妻は、父親と一緒に真紅のバージンロードを歩く。神さまの前で愛を誓うのですが、オダギリさんは誓えませんでした。オダギリさんと原田さんの男ふたりが教会の出口から飛び出して逃げていくシーン、続く乗り合いバスの最後部に座るシーンは、「卒業」ダスティン・ホフマンとキャサリン・ロスのパロディでしょう。面白い。映画なら何でもできると安心しました。
撮影地は最初長野県かと思ったら茶畑が出てきて静岡県でした。河原の風景がさわやかです。
音楽が良かった。セリフや演技がなくても、音楽で登場人物の心理状態がわかりました。
この記事へのトラックバックURL
http://kumataro.mediacat-blog.jp/t99328
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません