2024年06月12日
おちびさんじゃないよ イマジネイション・プラス
おちびさんじゃないよ マヤ・マイヤーズ ぶん ヘウォン・ユン え まえざわ あきえ やく イマジネイション・プラス
子どもさん向けの絵本です。
テンちゃん:からだの小さな女の子
マルくん:転校してきたこども。からだがテンちゃんよりも小さいかもしれない。たぶん小さい。
『イマジネイション・プラス』という出版社は初めて聞きました。子どもたちの、『おもいやるきもち』と、『やさしくするきもち』を育む(はぐくむ)絵本・児童書の出版社だそうです。えらい!
家族8人の絵から始まります。
テンちゃんは、幼稚園の年中さん(5歳)ぐらいに見えます。
祖父母、両親、長女(中学生ぐらい)、長兄・次兄(ちょうけい。じけい。ふたりとも小学6年生ぐらいに見えます)、そして、テンちゃんです。
色が明るい絵です。服装がリアルです。普段着です。
外国の絵本だなあ。
こどもが、体が小さい時期は、それほど長くはありません。
こどもは日々成長しています。生まれて10年もたてば、かなり大きくなります。
ときおり、成長してく孫たちを見ていて、ずっと体が小さいままでいればかわいいのになあと思うことがあります。
幼稚園生だと思っていたテンちゃんは、小学校の2年生ぐらいでした。
さらに、ヨーロッパかアメリカ合衆国だと思っていたお国は、インドネシアでした。ジャカルタが首都ですと、テンちゃんが教えてくれました。
テンちゃんは、見た目はおちびさんでも、のうみその中は、おとななのよと言っています。
プライドがあります。プライド:自信とか誇り(ほこり)とか。人にばかにされたくない気持ち。
テンちゃんは、おとなからこども扱いされたくありません。自立とか、自活(じかつ)の意識が強いテンちゃんです。
かわいげがない女と言われそうですが頼もしい。
今放送されているNHK朝ドラ、『虎に翼(鬼に金棒という意味らしい)』に出てくる女性で初めて裁判所長になった寅ちゃん(とらちゃん)に似ています。伊藤沙莉(いとうさいり)さんが演じています。いつも、『はて?』と言って、女性差別に向かっていきます。
起承転結(きしょうてんけつ)の、『転(てん)』の部分にきました。
転校生として、テンちゃんのクラスにマルくんが入ってきました。
マルくんは、体が小さいのです。
小さいから、いじめっこに目をつけられます。いじめっこは、マルくんをいじめてやろうとします。なんてやつだ! 撃退しなければなりません。(げきたい:追い払う)
からだが小さい子は、いじめに合いやすい。相手に自分より弱いと思われるからです。
マルくんのことを心配するテンちゃんです。テンちゃんも体が小さいけれど、気は強いからだいじょうぶなのです。
やっぱり、いじめっこは、マルくんのことをいじめようとしはじめました。
いじめっこは、マルくんのお弁当の中身をバカにします。
人のお弁当の中身をバカにする人間は、将来はだめ人間になります。
そういう人がさきざきお金に困って、お金を貸してくれなどと言ってきます。お金を貸したら絶対に返してくれません。気をつけましょう。(わたしの実体験です)
テンちゃんの怒り(いかり)が爆発します。
『あたしは、ちびじゃないっ!!』
強烈な意思表示があります。
人をバカにする人は、さきざき苦労します。人が離れていきます。いまのうちに反省して、態度を改めたほうがいい。
重ねて(かさねて)、テンちゃんの強い意思表示があります。
『基本的人権の尊重』という言葉が頭に浮かびます。
絵を見ていると、インドネシアの小学校の昼食というのは、食堂で食べるようです。教室ではありません。
マルくんの言葉に笑いました。
『テンちゃんって、いままであったともだちのなかで、いちばん、おおものだとおもう』、本当にテンちゃんの将来が楽しみです。女性国会議員になってほしい。おおもの:ほかの人たちよりも格上の人物。ずばぬけて優れた(すぐれた)能力をもっている。
体の大きさと、頭の中にある能力とは関係がありません。
世の中には、『いじめ』というひどいことをする人間がいます。
いじめをする人間は、いつの時代にも存在します。
だから、いじめをする人間とはかかわりあいにならない。
負けてたまるかって、思わなければならない。
自分を守るためにがんばる。
マルくんの心もちが優しい(やさしい)。
でも、テンちゃんも、マルくんより自分のほうが体が少し大きいことに優越感をもっています。
テンちゃんは、そのことに自分で気づいて、そう思ったらいけないと気づけました。
人間の心の動きを正確に表現したいい絵本でした。
子どもさん向けの絵本です。
テンちゃん:からだの小さな女の子
マルくん:転校してきたこども。からだがテンちゃんよりも小さいかもしれない。たぶん小さい。
『イマジネイション・プラス』という出版社は初めて聞きました。子どもたちの、『おもいやるきもち』と、『やさしくするきもち』を育む(はぐくむ)絵本・児童書の出版社だそうです。えらい!
家族8人の絵から始まります。
テンちゃんは、幼稚園の年中さん(5歳)ぐらいに見えます。
祖父母、両親、長女(中学生ぐらい)、長兄・次兄(ちょうけい。じけい。ふたりとも小学6年生ぐらいに見えます)、そして、テンちゃんです。
色が明るい絵です。服装がリアルです。普段着です。
外国の絵本だなあ。
こどもが、体が小さい時期は、それほど長くはありません。
こどもは日々成長しています。生まれて10年もたてば、かなり大きくなります。
ときおり、成長してく孫たちを見ていて、ずっと体が小さいままでいればかわいいのになあと思うことがあります。
幼稚園生だと思っていたテンちゃんは、小学校の2年生ぐらいでした。
さらに、ヨーロッパかアメリカ合衆国だと思っていたお国は、インドネシアでした。ジャカルタが首都ですと、テンちゃんが教えてくれました。
テンちゃんは、見た目はおちびさんでも、のうみその中は、おとななのよと言っています。
プライドがあります。プライド:自信とか誇り(ほこり)とか。人にばかにされたくない気持ち。
テンちゃんは、おとなからこども扱いされたくありません。自立とか、自活(じかつ)の意識が強いテンちゃんです。
かわいげがない女と言われそうですが頼もしい。
今放送されているNHK朝ドラ、『虎に翼(鬼に金棒という意味らしい)』に出てくる女性で初めて裁判所長になった寅ちゃん(とらちゃん)に似ています。伊藤沙莉(いとうさいり)さんが演じています。いつも、『はて?』と言って、女性差別に向かっていきます。
起承転結(きしょうてんけつ)の、『転(てん)』の部分にきました。
転校生として、テンちゃんのクラスにマルくんが入ってきました。
マルくんは、体が小さいのです。
小さいから、いじめっこに目をつけられます。いじめっこは、マルくんをいじめてやろうとします。なんてやつだ! 撃退しなければなりません。(げきたい:追い払う)
からだが小さい子は、いじめに合いやすい。相手に自分より弱いと思われるからです。
マルくんのことを心配するテンちゃんです。テンちゃんも体が小さいけれど、気は強いからだいじょうぶなのです。
やっぱり、いじめっこは、マルくんのことをいじめようとしはじめました。
いじめっこは、マルくんのお弁当の中身をバカにします。
人のお弁当の中身をバカにする人間は、将来はだめ人間になります。
そういう人がさきざきお金に困って、お金を貸してくれなどと言ってきます。お金を貸したら絶対に返してくれません。気をつけましょう。(わたしの実体験です)
テンちゃんの怒り(いかり)が爆発します。
『あたしは、ちびじゃないっ!!』
強烈な意思表示があります。
人をバカにする人は、さきざき苦労します。人が離れていきます。いまのうちに反省して、態度を改めたほうがいい。
重ねて(かさねて)、テンちゃんの強い意思表示があります。
『基本的人権の尊重』という言葉が頭に浮かびます。
絵を見ていると、インドネシアの小学校の昼食というのは、食堂で食べるようです。教室ではありません。
マルくんの言葉に笑いました。
『テンちゃんって、いままであったともだちのなかで、いちばん、おおものだとおもう』、本当にテンちゃんの将来が楽しみです。女性国会議員になってほしい。おおもの:ほかの人たちよりも格上の人物。ずばぬけて優れた(すぐれた)能力をもっている。
体の大きさと、頭の中にある能力とは関係がありません。
世の中には、『いじめ』というひどいことをする人間がいます。
いじめをする人間は、いつの時代にも存在します。
だから、いじめをする人間とはかかわりあいにならない。
負けてたまるかって、思わなければならない。
自分を守るためにがんばる。
マルくんの心もちが優しい(やさしい)。
でも、テンちゃんも、マルくんより自分のほうが体が少し大きいことに優越感をもっています。
テンちゃんは、そのことに自分で気づいて、そう思ったらいけないと気づけました。
人間の心の動きを正確に表現したいい絵本でした。
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