2024年05月24日

しぜんにタッチ! どうやって できるの? チョコレート 

しぜんにタッチ! どうやって できるの? チョコレート ひさかたチャイルド

 しかけ絵本です。軽いしかけ絵本でした。(ところどころ折れ曲がっている。ページが小さくなっている)。
 写真絵本でもあります。

 チョコレートがきらいなこどもはいないと予想します。
 ちびっこは、甘いものが好きです。
 
 2・3ページをめくって、チョコレートができあがるまでのことを写真絵本にしてある本だろうと予想ができます。
 『おいしい チョコレート なにから どうやって できるのかな?』と書いてあります。

 カカオ豆:チョコレートの原料です。
 産地は、西アフリカ、中南米、アジアの各熱帯地域とあります。
 詳しく調べて見ました。
 西アフリカ:ガーナ、コートジボワール、ナイジェリア、カメルーン、シェラレオネ
 中南米:エクアドル、ブラジル、ペルー、ドミニカ共和国
 アジア:インドネシア
 こどものころ、『お口の恋人ロッテガーナチョコレート』というコマーシャルはよく耳にしました。

 カカオの実の写真があります。けっこう大きい。予想していたものと違っていました。長さ15cm~25cm、直径10cm~15cmです。その大きな実の中に、小さなカカオ豆がいっぱい入っています。白いねばねばに包まれて、日本でいうところの、『あけび』みたいです。そういう構造だということは知りませんでした。初めて知りました。

 白いねばねばをとって、茶色の実が顔を出す。
 見たことがあるアーモンドの形です。(アーモンド状の形をしているけれど、アーモンドではないことが調べてわかりました)
 
 日本に輸入されてきたカカオ豆の写真がでてきました。
 ウェルカムトゥジャパン(日本へようこそ)です。

 使える豆を選ぶ→熱い火であぶる→機械で皮をむく(昔は手作業だったのでしょう。ふと思う、チョコレートの中に入っているアーモンドと、この写真にあるカカオ豆は違うみたいです。そうか、カカオ豆とアーモンドは違うのか)→むいたあとのものがチョコレートの原料になります。すりつぶす→粘ってくる→ねっとりしてくる→5時間たった→なめらかになってきた→(しかし、最初に作り方を考えた人はたいしたものです)→砂糖を入れて、三日間もすりつぶす(72時間。そういうタイトルのNHKのドキュメンタリー番組があります。いい番組です)→この工程を、『メランジング』というそうな→とろとろのチョコレート原液に見えます→ていねいな温度管理があります→あっためたり冷やしたりです→板状に加工します→とりあえずここでおしまい。

 次は、自分たちでお好みのチョコレートをつくります。
 スプーン、シリコンカップ、アルミカップを使います。
 小さくしたチョコをお湯で温めて、スプーンやカップに入れます。
 どろどろになったチョコレートを、くだものやマシュマロにくっつけるそうです。
 デザートやおやつにいいですな。
 飲み物のジュースもほしいですな。
 くつろぐくつろぐ。
 いいものをつくるためには、時間がかかる。時間をかける。
 ごちそうさまでした。

(その後:ニュース番組でカカオ豆のことが放送されていました。今年はガーナでのカカオ豆の収穫がかんばしくないそうです)
 干ばつ(雨が少ない)くて、カカオ豆の木が枯れたり、実が乾燥してしなびたり、小さいな実しかできないそうです。
 だから、カカオ豆の値段があがって、チョコレートも値上げされる可能性があるそうです。
 去年から今年にかけて、値上げラッシュです。
 きゅうりもトマトも高くなって、なおかつ質が落ちました。
 なんでもない普通の気候が待ち遠しい。
 今年も異常に暑い夏になるのかなあ。

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