2016年02月02日

チョコレートドーナツ 洋画 DVD

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 鑑賞終了時に思ったことです。
 法律の目的は、何だろう。法律は、人を守り、人を幸せにするためにあるんじゃないのか。なのに、この映画では、裁判所の決定によって帰宅した母子家庭、15才のダウン症の少年が、母親のネグレクト(育児放棄)にあって、3日間屋外を放浪したあと、橋の下で亡くなりました。裁判にかかわって、母親の元に少年を戻した裁判所の関係職員たちは、ひどい。法律に従ったからしかたがないというのでしょう。法律は無力でした。

 本編を観たあと、特典映像を見ました。より、細かいことがわかりました。ことにダウン症の俳優さんのエピソードには感心し、笑いどころもありました。素敵です。

 差別撤廃を呼びかける映画です。
 障害者差別であり、同性愛差別です。
 設定は、日本でいうと昭和54年ぐらい。1979年です。映画の中で、電話機の呼び鈴が鳴るのですが、黒電話の古い音です。

 ケースには、「ANY DAY NOW」と書いてあります。「いますぐにでも」です。いますぐにでも、虐待状態にある15才障害者少年を救いたい。
 救うのは、ゲイのカップルです。少年は母子家庭で、母親は薬物中毒の売春婦です。スラム(すさんだ貧困地域)です。どん底です。

 女性役がルディという役名の男性俳優(特典映像で本当にゲイとありました)、彼の夫役が弁護士のポール、息子がマルコです。3人はそれでも1年間、事実上の家族として、幸せな共同生活(夫婦・親子としての)を送ります。

 法廷闘争映画です。舞台劇の映像化のようでもあります。

 さすがにおとこ同士のラブ行為には目をそむけました。

 日本語吹き替えで観ましたが、原語・字幕スーパーで観たほうが、迫力がありそうです。

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