2015年11月10日

はるなつあきふゆと七福神 賽助

はるなつあきふゆと七福神 賽助(さいすけ) ディスカバー・トゥエンティワン

 63ページ、第一章「七福神巡られ」までを読み終えたところで、感想文を書き始めます。
 主人公無職女性の名前が、「榛名都冬(はるな・つふゆ)です。気楽に読める文章です。マンガ原作のようでもあります。都冬さんの目の前にちっちゃな七福神の福禄寿(ふくろくじゅ)と寿老人(じゅろうじん)、それから、鶴のおつうと鹿のひよどりが現れたところぐらいから始まります。始まりは、ガネーシャが登場してくる「夢をかなえるゾウ」パターンを思わせます。深刻にならずにリラックスして読めそうな本です。
 都冬の役割は、パソコンを使用して、ふたりの神さまを宣伝することです。そうすると何かしらのご利益がありそうです。昨年11月に離職したので就職したい。恋人がほしい。ふたりの神さまの望みは目立たないので人気者になりたい。神さまにも望みごとがあるのです。笑えます。
 だから、都冬は宣伝効果を狙って、ブログを始めました。

(つづく)

 第四章まで済みました。
 都冬の妹の名前が、最初にある登場人物紹介では「明菜」、162ページでは、「秋菜」になっていて「?」。他の書評を読んでいたら、誤字脱字が修正されていないとの指摘ありで、そうなのか。珍しいことがあるものだ。
 富山県がからんでくるのですが、具体的に何かの事例にからむわけでもない。
わたしが知るところの猩々(しょうじょう)は、幸運をくれる妖精であり、書中の悪行をする猩々とは異なる。
七福神のいろいろなうんちくは、昔、京都の伏見稲荷を参拝したときにおみやげで買った宝船のメンバーを思い出しました。
ブログの視聴率結果には「そういうもの」と納得させられました。

(つづく)

 共働きの話しが出ます。お金が欲しければふたりで働くしかない。時間のゆとりが欲しければ、一馬力で、一生、安い家賃の住居で暮らすしかない。教育費もかかるからこどもをつくるかどうか悩まなければならない。生まれたとき、土地があるかないかで、人生は大きく変わる。

(つづく)

 現実の世界から離れて、脳みそが柔らかくなる効果がある物語でした。

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