2014年08月07日

禁酒セラピー アレン・カー

禁酒セラピー アレン・カー KKロングセラーズ

 同著者の「禁煙セラピー」、「ダイエットセラピー」と読み継いできて、最後が「禁酒」です。禁煙で成功した作者自身が、長年のヘビースモーカーがたたったのか、肺がんで亡くなったのは皮肉な感じがします。
 いずれの本も「禁煙セラピー」パターンで書かれています。自己催眠をかける手法です。禁煙では、たばこへの興味・関心を失う。ダイエットでは、過食、禁酒ではお酒について、いずれも同様に自分にとって必要のないものという意識を脳に植え付けるものです。そのためか書中に著者自身が、詐欺師と呼ばれたり、医療機関から攻撃されたりしたこともあると記述しています。
 「依存」について考えました。人間はなにがしかのことに依存をしながら生活をしていく生き物である。スポーツであったり、文化的趣味であったりする健全なものがあります。いっぽう、薬物であったり、犯罪行為であったりする極端な行動があります。自分は何に依存して自分の心を支えていくのか、選択をしなければなりません。
 アルコールを大量に飲んでも酔わないことがほめたたえられた時代がありました。同様にタバコ社会だったこともありました。昔、肯定されていたことが今は否定される。時代の変化についていけた人は幸せです。ついていけなかった人は苦痛を味わいながら生活を続けています。
 アルコールの大量摂取は内臓を壊します。精神障害に及ぶこともあります。以前、断酒会の人のお話し会のようなものを見学したことがあります。彼らは、飲酒をしないように、毎日のように集まって、自身のアルコール体験を告白して悔いるのです。とても負担の重い生活です。
 健全な習慣をつくる。簡単なようでむずかしい。それを阻むものは何か。ストレスです。仕事や家族関係、経済的なものから子育てまで、人の回りはさまざまなストレスで満ちています。
 神さまから与えられた、あるいは、借りた体を大切に扱う。正しい習慣を身に着けるためには、信仰の手助けが必要かもしれません。
 著者の考察のポイントとして「買わない」があります。タバコを買わない。過剰な食べ物を買わない。アルコールを買わない。そばにそのものがなければ摂取にワンクッション手間が発生して、あきらめにつなげることができます。お金を出してまで、自分の体を傷付ける行為は愚行だと気づきます。書中の言葉を借りるなら「馬鹿なことはよせ」です。
 「タバコ」の例は、何にでも置き換えることができます。「肥満」であり「お酒」です。それらは、一見「幸せ」に見えるのですが、実は、「毒」なのです。
 体調不良を訴える体の不調を無視しない。
 本の最後は、16の指示が示されています。数が多すぎてくどい。
 転機をつくるきっかけの1冊としたい本です。


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