2022年08月15日

相棒14 第10話 英雄~罪深き者たち

相棒14 第10話 英雄~罪深き者たち 2016年(平成28年)1月1日放送 動画配信サービス

 2時間ぐらいの放映時間ですから、お正月のスペシャルだったのでしょう。
 なんとなく、奈良市内での元総理の事件と重なるような内容でした。また、先日読み終えた『テスカトリポカ 佐藤究(さとう・きわむ) 角川書店』の雰囲気とも重なりました。
 「テスカトリポカ」は、メキシコにあったアステカ文明に出てくる「煙を吐く鏡」という闇の神のことです。
 蛇足(だそく。むだな付け足し。へびの足。なくてもいいもの)ですが、元総理の事件現場となった大和西大寺駅前(やまとさいだいじえきまえ)のバスロータリー付近には、四十代のころに何度か行きました。寺社見学が目的でした。ことに、近くにある『秋篠寺(あきしのでら)』の緑色をしたぶあつい苔(こけ)が広がる境内(けいだい)へと続く道の木立(こだち)の光景が美しかった。

 こちらのドラマでは、政府の官房長官と副官房長官がセットで行動しながら、官房長官の総裁選立候補から始まります。
 副官房長官の女性は物語に必要な大事な悪役です。
 どちらも政治家です。政治家には政治家の世界、やり方があります。
 総裁選に立候補した官房長官が命を狙われます。(ねらわれます)

 冒頭で、忍者ふたりのような雰囲気のこどもがふたり出てきます。
 ここでの予想として、犯行の動機は『復讐(ふくしゅう)』であろうと察しがつきます。(そのとおりでした)

 本田篤人(ほんだ・あつんど):シーズン9の最終話で登場していました。
 死刑判決を受けて死刑になったのですが、じつは、テロリストグループ赤いカナリアの要求で、死刑にしたことにして、極秘に解放されています。
 炭そ菌(たんそきん。オウムが使用したサリンのような薬物でしょう)による無差別テロを防ぐために、政府はテログループの要求を非公式に飲んだのです。
 本田篤人がもうひとりと組んで事件を起こします。(じつは、ふたりだけではなかったのですが…… 秘密です)

 富山県の風景では邦画『砂の器』の海辺彷徨い(うみべさまよい。彷徨(ほうこう))シーンを思い出しました。

 どこかで聞いたような言葉が出てきます。
 『政治的判断です』(政治的圧力がありました(ゆえに、不正を止められませんでした))
 圧力をかけたり、かけられたりです。

 伏線として『願い石』、『毒ヘビと解毒剤(げどくざい)』、『大黒天(だいこくてん)』
 
 初代相棒の亀山薫が旅立った先の国『サルウィン共和国』というが出てきました。
 亀山薫さんが次回の相棒シリーズで復帰されるわけで、なんとなく不思議です。

 すごいなあ杉下右京。

 すごみのあるセリフとして『ひとりを殺して、おおぜいを救う』
 そうだろうなあというセリフとして『政治家が素直に殺されに出てくるわけがない』
 
 どう決着するのか。(血は流れる)
 緊張します。
 (やっぱり)悪が勝つのか。(この場合の悪は、政治家)
 まだ、何かある。
 (ドラマの途中では、いったん政治家が助かりましたが、現実社会では助かりませんでした(されど、このあと、ドラマでも助かりませんでした。人のうらみは怖い。復讐を誓った人の意志は固い))
 敵をつくる人生は送りたくない。

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