2025年03月17日

東京 夜景

東京 夜景





 先日用事があって東京に行ったとき、泊まったホテルから見えた夜景がとてもきれいでした。
 こちらのページに載せている写真は、ブログ用なのでサイズを小さくしてありますが、載せなかったほかの写真では、左側に東京スカイツリーが見えていました。右のほうには、おそらく麻布台ヒルズ森JPタワーが見えていました。

 まんなかに皇居の緑をはさんで、東京駅方向の夜景です。
 東京は人がいっぱいで、人間がアリのように目まぐるしく活動しています。くわえて、人の流れが川のようです。けっこう急流のような流れです。

 皇居のそばにある東京メトロ、『半蔵門駅』にある上り(のぼり)エスカレーターのそばで、しばらく立って、人待ちをしていましたが、エスカレーターで地下ホームから自動改札機スペースへと、人間がどんどん上がってくるようすが、滝の逆流のようにも見えました。ほとんど絶え間なく、人がかたまりで近づいてきては、遠ざかっていきます。人が人という存在に見えませんでした。

 ぼーっとしていると群衆・集団から、置いてきぼりにされそうです。なんだか、みんな競争しているみたいで、たいへんそうに見えました。この近くで働いているであろう人たちは、あまり幸せそうには見えませんでした。とにかく、自分に課せられたノルマ(割り当て仕事)を処理するんだというような表情に見えました。

 東京都心部は日本の政治・経済・文化の中心地です。びゅんびゅんびゅんと勢いで生きている街です。前進あるのみ。ふりかえっちゃいけないんです。  

Posted by 熊太郎 at 07:09Comments(0)TrackBack(0)東京

2025年03月15日

バニラな毎日 NHK夜ドラ 25話から32話

バニラな毎日 NHK夜ドラ 25話から32話 月曜日~金曜日夜10時45分~11時 NHKとかNHK+とか

(25話)
 白井葵について、交通事故による腕の骨折で入院先の病院にて、実母との再会があります。
 母親役の女優さんが依然とは違う人だったので、少しびっくりしました。前回は、白井葵さんが、こどものころの母親でした。
 これまでに、登場したお菓子教室の生徒さんのお見舞いもあります。車いすの障害者結杏(ゆあん)さん高校二年生です。洋菓子づくりがつなぐ人間関係があり、友人関係が広がりを見せます。
 
(26話)
 白井葵の母親が娘のためにつくってくれた大学芋です。
 最初は、なんで、大学芋みたいに白井葵は不満そうでしたが、佐渡谷真奈美さんのカップル(フランス人恋人が来日している)が、いい味だとほめます。わたしも見ていて、同感でした。何が不満なのかわかりませんでしたが、大学芋は洋菓子ではないから不満だったのでしょう。

 退院後、白井葵と佐渡谷真奈美のふたりで洋菓子を食べます。
 『ピティビエ』という名称のフランス洋菓子でした。ピティビエは、地名だそうです。ドーム型のパイ菓子でした。おいしそうでした。馬車の車輪のような見た目でした。

(27話)
 白井葵の交通事故で痛めた右手指の感覚が戻りません。
 『(あなたの右手の感覚は)完全に元に戻ることはありません』(病院が、そんなことを言うとは思えませんが……)
 佐渡谷真奈美の励ましの言葉がいい。『あせるな、あせるな』

 わたしが思うに、悲観することはありません。
 歳をとっていけば、人間最後はだれもが障害者です。
 遅いか早いかだけのことです。
 これまでに、ドラマでお菓子教室に来られた生徒さんたちもそれぞれ障害のようなものをかかえておられました。
 『甘いものは、人を幸せにしてくれる』ということは、じっさいにあります。
 ドラマでも話し合いがなされますが、コンビニで売っている大衆受けするための洋菓子と、パティシェがつくる個性的な洋菓子では、食べるほうの気持ちが異なります。価値が異なります。

 白井葵について、右手の指が思うように動かないことを嘆き続けると、交通事故の加害者に損害賠償を求める話につながっていきます。精神的な慰謝料分もあるでしょう。それだと、現実的すぎて、夢を追うことが趣旨のドラマになりません。

 白井葵はうつ的になってフロにも入りません。(おフロには入りましょう。最近は浴槽に入ってお湯につかって入浴する人が男女ともに減ってきました。心身の健康にとっては、良くないことです)

 白井さんがいなくなると困ると言う人がいます。
 元気になってもらわないと困ると言う人がいます。
 この世における自分の役割を考えて、白井葵には、右手が使えなくなった困難を克服してほしい。

(28話)
 カップルのラブの話へと流れていきます。
 ライブ(コンサート)会場です。
 まあ、このへんの恋愛話は、おじいさんのわたしはもういいかなあ。恋愛は錯覚です。たいていはあとからお互いに、こんなはずじゃなかったと思います。

 来週はどうもっていくのだろう。
 ドラマは来週で終わりです。

 永作博美さん(ながさく・ひろみさん)の演技がおもしろくて、良かった。
 永作さん演じる佐渡谷真奈美が、気持ちがへこんでいる白井葵を励まします。
 『「くやしい」(を探す(さがす)ふりをしながら)このやろう、どこにいるんだ! 出てこい! その悪魔みたいな奴(やつ)は、殺したる! わしが、ぶっ殺したる! ふーんだ!!』
 <すっきりしました>

(29話~32話)
 今週でおしまいです。
 内容的には、先々週で終わっていても良かったかなと思います。
 29話から内容が理屈っぽくなってきました。
 アイスクリームメーカーでアイスクリームをつくる。(バニラアイスをつくる)
 白井葵の右手の手のひらはマヒして自分が思うように動かせなくなった。(ところが、このあと動くようになります。なんというか、筋立てが、いいかげんといっては失礼ですが、これまでに、洋菓子店の賃借権の復活もありましたが、なんとでもなるように、筋立てがころがされているのは、なんだかなあと思うのです。まあ、いいですけど)(最後のほうで、フランス行きをやめた佐渡谷真奈美が、やっぱりフランスへ行ってしまったという流れもありました。めずらしい物語のつくりかたです。いったん決定したことが次々とひっくりかえっていくのです。物の道理として(一般常識、理屈)、気になる点ですが、まあいいとしましょう)

 これまでのことを振り返り、課題をいい方向でまとめる今週です。
 予定調和となることがわかるので、観る楽しみは半減しました。
 
クロカンブッシュ:フランス洋菓子。わたしの感想は、みたらし団子をピラミッドのように積み上げた円錐型(えんすいがた)のケーキというものです。

ホットケーキ:このドラマを観た影響で、わたしもホットケーキづくりに挑戦しました。1回目はうまくいかなかった面もありましたが、数日後にもういちどチャレンジしたらだいぶじょうずにできました。
 小学校が春休みになったら、小学生の孫たちとわいわい言いながらいっしょにホットケーキをつくろうと、楽しみにしています。
 ドラマでは、白井葵さんが、関係がしっくりいかない母親にホットケーキをつくります。ふたりで食べて、関係を修復します。おいしい食べ物は、人と人の気持ちをつないでくれます。


(ドラマ全体をとおしてのこと)
 登場人物(そして出演者)それぞれが、それぞれの個性で、自分の課題を克服して、幸せそうにしていたことが印象的でした。
 長い目でみると、達成できてもできなくても、努力をする。結果よりも経過がだいじということはあります。

 2025年1月20日からスタートして、2か月ぐらいがたってドラマは終了しました。今年ももう3月が終わりに近づいています。時間がたつのは早いものです。

 ドラマのテーマに、『克服』がありました。
 根性ものではなく、フランス洋菓子のように、柔らかく困難を乗り越える。
 困難を受け入れて、困難を受け止めて、困難を包み込んで、外からは見えなくする。
 シューでつくったフランス洋菓子ケーキ、『クロカンブッシュ』の構造とも共通します。
 
 オモシロイラブシーンがありました。(白井葵と秋元静のキスシーン直前に、佐渡谷真奈美夫婦がドアを開けて、店に入ってくるシーンがありました。緊張感をともなったコメディ(喜劇)がありました。いいシーンでした)

 最後は、血がつながっていても、お互いに言いたいことが言えなかった白井葵親子(母と娘)の和解がありました。
 現実社会の話として、こどもに対してちゃんと親の役割を果たせている親の数は少ないと思います。わたしも反省しています。(こどもたちはもうおじさん、おばさんの年齢になってしまいましたが)
 親としての役割をきちんと果たせていない親の数はけっこう多い。親もたいへんなのです。子育てはたいへんです。
 うまくいってもいかなくても、子どもは大きくなって、やがてこどもではなくなります。こどもがこどもである時期は案外長くはありません。
 そうやって、じゅんぐりに、こどもは親になっていくのです。後悔を繰り返しながら、時間は過ぎていくのです。  

2025年03月15日

ホットスポット #8と#9  日曜ドラマ10時30分

ホットスポット #8と#9  日曜ドラマ10時30分 日本テレビ 動画配信サービス

脚本:バカリズム
俳優:角田晃広(お笑いトリオ東京03 この人が宇宙人です)、市川実日子(いちかわ・みかこ)、平岩紙(ひらいわ・かみ)、鈴木杏(すずき・あん)、夏帆(かほ)、坂井真紀、田中直樹、小日向文世(こひなた・ふみよ)、志田未来

『#8 未来人と宇宙人』
 またまた新しいなんとか人(じん)の登場です。ラストシーンでびっくりしました。見ていて、ひっくりかえりそうになりました。はちゃめちゃですな。

 みなさん演技上手(じょうず)です。
 芸達者です。
 
 これからの伏線として、みんなの勤務先、『レイクホテル浅ノ湖』は、まもなく廃業して、市の施設になる。市のどういう施設だろう。
 もうひとつは、宇宙人高橋の昔のあだなが、『エロスケ』だということがわかりました。どう判断したらいいのだろう。宇宙人高橋は若い頃、エロスケだったようです。(前振りとして、宇宙人高橋の自分は孤独だという話がありました。実は、そんなことはないのではないか。幼なじみみたいな男性たちが登場しました。エロスケとして、高橋の化けの皮がはがれるのではないか)
 
 話の進行のしかたとして、同じようで少し違うパターンを繰り返していくわけですが、飽き(あき)がこない。おもしろい。

 宇宙人高橋のこどものころからの話があるわけですが、なんというか、脚本づくりのためのほら話として、よくこんなに長時間をもたせることができるなと感心しました。(尺(しゃく)をかせぐ。時間をつなぐ)
 ハゲの話がおもしろかった。ハゲは温泉では治らない。ずるしたから、ずるっぱげになったの流れが良かった。
 宇宙人高橋の母親が死んだと思っていたら生きていたというところも、微妙な人間心理をついていてなかなか良かった。

 10円玉つぶしが、効果的です。

 安藤サクラさんの登場です。歓迎します。わたしは、バカリズム作品、『ブラッシュアップ』も観ました。おもしろかった。

 美談が、コミカルな笑い話になる。独特の風味(ふうみ)ができあがっています。


『#9 特別』
 ラスト付近で緊張感が高まりました。おもしろい。ハラハラドキドキします。
 次回が最終回です。クライマックスですな。『エロスケ』の話はどうなるのだろうか?

 みなさんが、淡々としゃべっているけれど、話の内容はかなりびっくりするものです。
 人間ではなさそうな人間のような人たちが話題の主ですが、みなさん受け入れて落ち着いた精神状態です。
 ときおり、人間がもつ心の中の本音(ほんね)がちらちらと出てきておもしろい。さしあたって人間は、お金がだいじなのです。

タイムリーパー:遠い未来から時代を逆行してきた者。そういえば、昨年春先に放送された宮藤官九郎作品ドラマ、『不適切にもほどがある!』もそうでした。

 街づくり、市役所がらみの、都市計画みたいな話になってきました。官製談合っぽい。(入札の前に業者が決まっているという不公平な取引です)。女性市長と不動産会社女性社長(ホテルのオーナー)との利害関係がうかがわれます。
 ただ今回、不正を暴くと(あばくと)、歴史を変えてしまうことになります。脚本では、どう処理するのだろうか。

 宇宙人高橋は、あいかわらずかっこいい! 瞬間移動が可能です。
 宇宙人高橋のまわりにいる人たちはみな善人です。悪人ではありません。
 ローカルな地方の話題でもりあがります。みなさん、ちびっこのころからの知り合いです。
 良くも悪くもみんなグル(仲間)です。
 リラックスしています。緊張感がない人が多いドラマです。宇宙人高橋だけが緊張しています。
 みなさん、人生(生活)を楽しんでいます。

 宇宙人高橋がどんどん窮地に追い込まれていって、今回は、次週に続くとなりました。
 どうなるのだろう。興味津々です。きょうみしんしん:非常に気になる。  

2025年03月14日

一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション

一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション 鹿島和夫(かしま・かずお)選 ヨシタケシンスケ絵 理論社

 まず、ざーっと1回目の本読みを、目を通すように読みました。
 良書です。
 今年読んで良かった1冊になりました。
 さて、これから、2度目の本読みに入ります。

 かなりおもしろい!

 1年生のちびっこたちがつぶやきます。
 心優しく、かわいい。

 『ありときりぎりす』という有名なイソップのお話があります。
 夏の間遊んでいたきりぎりすは、冬になって食べるものがなく困ってしまうのです。
 つぶやく1年生の男の子は、困り果てているきりぎりすを助けてあげて、『こんどの夏は、ちゃんとはたらきよ』といって、春まで泊めて(とめて)あげるそうです。
 優しい。相手を責めない。いい子です。

 体育の授業です。
 こどもは、てつぼうを10回しなければならないのに、せんせいは1回もやらない。不公平だとこどもさんが不満を訴えています。(おもしろい。そうだね。お手本をやってほしいよね。先生にちゃんと言えば、やってくれるよ)

 詩的なつぶやきがあります。
 冬のこおろぎです。
 こおろぎの動きがにぶい。

 おもしろい。本音や正直な気持ちが続きます。

 ヨシタケシンスケさんの絵がいい。
 やわらかくて、優しい絵です。

 『せんせいあのね なんでそらのほしは ほしのかたちがしてないの』(なるほど。夜空に見える星は、☆の形をしていません)

 『けっこん』が良かった。
 おとうさんは、おかあさんから申し込みがあったから結婚したと言う。
 おかあさんは、おとうさんが、結婚してくれなかったら死ぬと言ったから結婚してやったと言う。
 どっちが本当かわからない。
 ぼくはどっちでもいい。
 ぼくがいることがだいじなんだから。と結んであります。わたしは、おとうさんが言うことも、おかあさなんが言うことも、どっちも本当だと思います。

 『おふろ』は、おもしろすぎる。
 おふろの中で、弟がおしっこをした。
 おとうさんがそれを知らずに、おふろの中で顔を洗った。

 なかなかいい。ゆとりとか、余裕があります。
 『はみがき』という作品です。
 すっぱだかで、はみがきをすると、おちんちんが揺れると書いてあります。

 ちいさなお子さんによる、『観察』があります。
 遠い過去、自分がちびっこだったときを思い出します。
 自然の光景を観て、同じ感想をもったことがあります。
 雨つぶが、葉っぱの上をころがるようすについて、つぶやいてあります。
 ころころころと小さな水玉が、葉っぱの上をころがります。

 2回目の本読みを終えての感想です。
 ちょっとさみしげなこどもの世界を垣間見た気持ちになりました。

 2023年(令和5年)の発行で、2024年(令和6年)で8刷されています。
 良書です。  

Posted by 熊太郎 at 06:47Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2025年03月13日

春を迎えてのこと『これから社会に出る君へのアドバイス』

春を迎えてのこと『これから社会に出る君へのアドバイス』

 今はもうリタイヤして年金生活者になったわたしの思い出話です。
 若いころ就職して社会に出て驚いたことがありました。
 五体満足で口が達者でも働けない人たちがいました。そして、そのことはしかたがないことなのです。『依存』して生きていく人たちです。世の中には、そういう人もいると受け入れるしかないのです。
 それから、物を買ったり、サービスの提供を受けたりしても、お金を払ってくれない人たちがいました。最初からお金を払う気持ちがない人たちでした。
 全体的に、うそをつく人が多かった。
 絆(きずな)だとか、親切だとか、みんな仲良くだとか、きれいごとを言っていたら、善人は悪人にだまされて心が壊れてしまいます。
 ことわざ、『人を見たら泥棒と思え』は、正しい教えです。
 笑顔で近づいてくる人間は要注意です。下心(したごころ。悪だくみ)があるから笑顔なのです。目的は、お金だったり、女性だったら体だったりします。油断しないほうがいい。
 善意を悪用しようとする悪人がいます。だまされた善人の心はゆがみます。付き合う相手を選ばなければ、善人は心の病気になってしまいます。
 以下、わたしなりの、『ものさし(判断基準)』です。人づきあいを避けたほうがいい人です。
 タバコを吸う人や、ながらスマホをする人は、自分は何をやっても許されると勘違いしている人です。
 アルコールを大量に飲む人も避けたほうがいい。そういう人と付き合うと、しなくてもいい苦労を体験することになります。
 『どっちでもいい』と返答する人は、他人に判断させて、他人に責任をとらせようとする人です。避けたほうがいい。
 人を将棋のコマのように使おうとする人がいます。人に利用されないように警戒したほうがいい。
 お金を貸してほしいと言われたら、その人とは絶縁したほうがいい。貸したお金は返ってきません。
 わたしは長いこと生きてきて、いろんな体験をしました。
 被害者にならないように心がけてください。
 以上、ひとりの年寄りからの新社会人のみなさんへのアドバイスでした。ご健闘をお祈りします  

Posted by 熊太郎 at 15:06Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り

2025年03月10日

ぎょうざがいなくなりさがしています 玉田美智子

ぎょうざがいなくなりさがしています 玉田美智子(たまだ・みちこ) 講談社

 ぎょうざが主人公の絵本です。
 おもしろそうです。

 ぎょうざが旅に出ます。

 絵が柔らかくて感じがいい。
 まんがに近い。
 昭和時代の風景と雰囲気です。
 海岸沿いの、いなか町から始まりました。

 ぎょうざに名前はありません。
 ぎょうざの特徴などです。
 焼きぎょうざです。
 ひだが5つあります。
 ひとくちサイズです。

 としおは、小学生に見えます。低学年でしょう。
 それとも幼稚園の年長さんだろうか。それなら、来月4月に小学一年生です。
 
 水ぎょうざ(すいぎょうざ):わたしは、おとなになってから、ぎょうざには、焼きぎょうざと水ぎょうざがあることを知りました。それまでは、ぎょうざといえば、焼きぎょうざでした。
 水ぎょうざは、熱湯でゆでて食べます。
 わたしは、食べ慣れている焼きぎょうざのほうが好みです。

 今回主人公の焼きぎょうざは、どうも、餃子(ぎょうざ)料理専門店から逃げ出したようです。
 ぎょうざを擬人化してあるのだろうか。(本当は、店員がきつい労働に耐えられず逃げ出した話とか)

 ぎょうざが、新幹線の座席に乗って移動しています。行き先はたぶん東京だろうなあ。
 ところが、東京ではありませんでした。
 東京の先にある、栃木県の宇都宮市(うつのみやし)でした。(絵本では、『浜都宮(はまつみや)』という地名に変えてあります)。宇都宮はぎょうざいで有名な都市です。
 熊太郎じいさんは、小学生のころに宇都宮で子ども向けの舞台劇を観たことがあります。たしか、魔女が出てくる演劇でした。なつかしい。

 こちらの絵本には、JR宇都宮駅前にある像に似せた絵が描いてあります。
 日本で、もうひとつぎょうざで有名な静岡県浜松市の、『浜』と合体させて、絵本の設定では、『浜都宮(はまつみや)』という都市名にしたのでしょう。

 はるまき(春巻き):小麦粉でくるくるっと包んだ豚肉・野菜などを油で揚げた料理(あげた料理)

 少林寺の修行道場みたいな絵が出てきました。
 昔、イギリス人コメディ男優ミスタービーンの映画で見たことがあるシーンの絵です。
 『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』、映画館で観ました。
 主人公の男性が、チベットで修行して、拳法を身につけるのです。
 こちらの絵本では、拳法だけではなくて、勉学にも励みます。文武両道ですな。

 絵本に出てくる焼きぎょうざのようすは、仕事がうまくいかなくてという悩める青年のようです。
 働くよりも、気晴らしに遊びたい。
 そしてぎょうざは、絵本の中で、ピンチにおちいるのです。

 だけど、助けてくれる人(絵本では、カラスたち)が出てきてくれるのです。
 そして、自力で立ち直るのです。
 
 なんといか、奇想天外というか、めちゃくちゃというか。
 (まあ、いいか)

 としおは、やっぱり年長さんぐらいですな。
 来月は、一年になって、おめでとう!ですな。

 読み終わったあと、ぎょうざを食べたくなる絵本でした。
 2023年(令和5年)発行の絵本で、2024年(令和6年)で6刷されています。けっこう売れています。  

Posted by 熊太郎 at 07:12Comments(0)TrackBack(0)読書感想文