2021年12月28日

2021年今年観て良かった映画など

2021年今年観て良かった映画など

(再鑑賞)シンドラーのリスト アメリカ映画DVD 1994年日本公開
 ゲットー(ユダヤ人を集めた区域)のことを知る日本人の数は少ないと思います。
 途中、白黒映像の中で、そこだけ赤い服を着た少女が登場します。ゲットーの中で身を隠そうとします。以前読んだ「マルカの長い旅」を思い出します。実話であり悲惨なこどもさんの体験物語がありました。
 人間の血がいっぱい流れるシーンがあるから白黒映像にしてあるのだろうと考えました。

星の王子ニューヨークへ行く アメリカ映画DVD 1988年公開
 有名な映画のようですが観るのは初めてです。もう30年以上前の映画ですが、自分にとっては新作です。今年観て良かった一本になりました。
 アフリカにあるザムンダ王国の21歳になるアキーム王子が主人公です。彼は、なかなかいいやつです。お坊ちゃま暮らしで育てられたようですが、しっかりしていてまじめです。王子の風格があります。かっこいい。

相棒 シーズン12
「最終話 プロテクト<スペシャル>」
 東京拘置所に三人殺しの死刑囚老人が収監されていて、彼には三人のこどもがいて、長男も収監されていたけれど出所して、次男は悪徳弁護士で、三男はまっとうな人間という設定に、今は亡き小野田官房長とか甲斐享父子がからんできます。父親と息子のうまくいかない親子関係が表現されていました。

(再鑑賞)ショーシャンクの空に アメリカ映画DVD 1995年日本公開
 浮気をした妻とその相手の男性に何発も銃弾を撃ち込んで殺した犯人ということで刑務所に入れられた主人公のアンディです。しかし、そのことは冤罪(えんざい。無実の罪)です。時代は1947年からスタートします。

朝が来る 日本映画DVD 2020年公開
 小説は何度か読み返しました。感動の名作です。テレビドラマを少しだけ観ましたが、小説を読んだほうがよかった。今回は映画です。
 養母役を演じられた永作博美さんは好きな女優さんです。幼稚園での園児同士のいさかいから始まります。親の責任もからんできます。重苦しい出だしです。(子どもの言うことを信じることで養母の栗原佐都子さんは救われます)

みをつくし料理帖 邦画DVD 2020年公開
 「澪標(みおつくし):通行する船の目標となる標識」
 女性同士の友情を描いた味わいのある日本映画でした。
 気持ちが落ち着く江戸時代です。

百万円と苦虫女 邦画 2008年公開 fuluフールー動画配信サービス
 苦虫:にがむし。にがにがしい。不愉快。いい映画でした。今年観て良かった一本です。
 蒼井優さんの熱演があります。21歳の姉と12歳の弟の姉弟愛(きょうだいあい)が大きな柱です。お互いに支え合います。

此の岸のこと(このきしのこと) 邦画 動画配信サービス 2012年公開
 30分ぐらいの短編映画です。老老介護のすえに夫婦が心中するのです。手こぎボートから湖への入水自殺です。
 車いすのおばあさんがいます。リアルです。一部のシーンは、今年相次いで亡くなった身内の老夫婦の姿を思い出しました。自分たち夫婦の未来の姿と重なりもします。


 コロナ禍のためにここ二年間ぐらい映画館から足が遠ざかっています。
 感染拡大の第六波が予想されているので、自粛はまだ続きそうです。
 マスクのいらない生活が待ち遠しい。  

Posted by 熊太郎 at 07:19Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り