2017年05月07日

幼児向け「おべんとう」の絵本

幼児向け「おべんとう」の絵本

「おべんとうばこのうた」 さいとうしのぶ ひさかたチャイルド
 思い出してみれば、この歌は、はるか昔、自分が十代の頃にはあった。
 バス旅行で、保育園の保母さんたちが両手を動かしながらのジェスチャーで歌いながら場を盛り上げてくれていた。(この歌を聴かされる若い男たちは、自分たちはこどもじゃないといきがっていた。)
 この絵本に描かれているお弁当箱は木製らしく、これまた古い。
 明治・大正時代の楕円形をしたお弁当箱に見える。
 歌詞の中身も古い。古いが楽しい。
 おにぎりさんが喜びながらお弁当箱に入っていく絵がいい。そして、お弁当箱にも手と足がある。
 きざみしょうが、ごましお、にんじん、さくらんぼ、しいたけ、ごぼう、穴のあいたれんこんさん、ふき、野菜の煮物がおかずである。純和風。体に良い。
 レシピ本である。料理が好きなこどもさん向けの絵本である。

「おべんとうバス」 真珠まりこ(しんじゅ・まりこ)
 バスをお弁当箱に見立てて、おかずを乗客に見立てて、現代版お弁当箱です。ハンバーグ、えびフライ、たまごやき、ブロッコリー、トマト、おにぎり、みかん。
 おにぎりは日本のお弁当に必要不可欠。
 装丁は、カバーも絵本の一部になっていて、斬新でした。
 右から左方向への動きが感じられる絵本で、最後は、箱で、固定という流れは良かった。  

Posted by 熊太郎 at 07:12Comments(0)TrackBack(0)読書感想文