2023年12月25日

株式投資 避けたい業種

株式投資 避けたい業種

 株式投資を始めて3年目です。普通預金・定期預金の利子が微々たるものなので株式投資を始めました。
 最初の1年間は、年2回の配当金と株主優待券目的で、株の売却はしませんでした。
 1年間が過ぎて、株価が高かったときに売却しておけばいい儲けになったと気づきました。
 2年目は、けっこうな回数売買を繰り返しました。得をしたこともあるし、損をしたこともあります。幸いにこれまでのトータルでは浮いています。
 3年目の今年は、この3か月間ぐらいは、売り買いはしていません。タイミングが合いません。売って利益を得たとしても、次に買いたい株とか、買うべき株が見当たりません。動かず。現状維持です。
 来年から新しいNISA(ニーサ)の制度が始まるので、今はプランの準備期間だと思っています。非課税の特典は大きい。利益に対する2割を超える税金の支払いは重い負担です。(所得税15.315% 地方税5% 合計20.315%)
 今保有しているいくつかの株はいったん引き上げて、別の株について、新制度のNISA(ニーサ)を活用して再構築を考えています。

 現在は、逆転の発想なのですが、どこの株を買うかよりも、どの業種の株は購入を避けたほうがいいかを考えています。
 自分自身のメモも兼ねて、自分にとっての避けたほうがいい業種をここに落としておきます。わたしの体験による判断ですので考えにかたよりがあるかもしれません。

 以下、自分がこれから先、購入は避けたい業種です。

①化学:調子が良かった期間は短期間でした。長いことがまんして保有していましたが、結局損する価格で手離しました。

②石油・石炭製品と鉱業:原油がらみの株は、原油の価格が変動しやすく、コントロールが難しく感じました。上がっても短期間で下がります。

③医薬品:薬の認可が下りても、実際に薬を使用されて会社の業績があがるのはだいぶ先のことです。薬はむずかしいなあと感じました。長期保有が基本です。気長にいったほうがいい。
 余談ですが、億り人(おくりびと。株式投資で1億円以上の資産形成に成功した人)になったという年配女性のコメントで、『何度も修羅場(しゅらば。戦乱、悲壮な戦い)をくぐりぬけてきました』というものがありました。説得力があるお言葉でした。修羅場をくぐりぬけることができれば、億り人になれる道が開かれる可能性があると受け取りました。度胸とがまんがいります。

④その他製品(玩具とかゲームとか):なんというか、会社が株式運用に対して興味がないようです。製品をつくることには熱意や注意が払われるようですが、株式投資家のほうに会社の顔は向いていないと感じました。何かのきっかけで、株価は急上昇しますが長続きがしません。

⑤保険業:お金はたくさんあるのでしょうが、不正がありそうな業種です。談合とか、保険金詐欺とか。ちょっと嫌気がさしました。保有していましたが、応援する気持ちがなくなり手離しました。  

Posted by 熊太郎 at 06:45Comments(0)TrackBack(0)株式投資

2023年10月19日

10歳から知っておきたいお金の心得 キッズ・ステーション

10歳から知っておきたいお金の心得 大切なのは稼ぎ方・使い方・考え方 監修 キッズ・ステーション 八木陽子 えほんの杜(もり)

 『にゃんこ大戦争で学ぶ! お金のヒミツ KADOKAWA』を読んで、類似のこどもさん向けお金の取り扱い本をないかと探したら見つかった本です。文章構成のつくりは似ていますが、こちらの本は薄くて読みやすそうです。イラストやマンガも見やすい。

 思うに、世の中は『仕事』で成り立っています。
 スポーツ選手でも芸能人でも慈善事業だけが目的で体を動かしているわけではありません。大きな感動を与える仕事でも地味で目立たない仕事でも、お金を生活の糧に(かてに。生きていくための食べもの)するために人は働いています。
 こどもたちには、まず働いて、自分で稼いで、食べていくことを教えます。自立と自活をめざすのです。

 本を読んで、小学生がどこまで理解できるかそのこどもさん次第です。そのときは、なんだかわからなくても、そういえばこの本になにか書いてあったと、いつか役に立つであろう本です。

 さて、読み始めます。

 強調されていることです。
 お金の稼ぎ方(かせぎかた)と、お金の使い方と、お金の考え方です。

 『はじめに ~おうちの方へ~ 』に、「日本はお金の教育が遅れていると言われています。」とあります。
 外国のことはわかりませんが、ペーパーテストに備える勉強は徹底していても、お店で買い物をする力は教えられていないような気がします。
 貯金しなさいとは教えられていても、お金を効果的に使いなさいとは教えられていないような気もします。

 『お金は社会の血液』とあります。そのとおりです。
 働いて、社会貢献をして、投資で会社を応援するというメッセージがあります。
 まずは、世のために人のために働くという動機付けがないと、仕事場での不祥事が横行します。不正をして人のお金を自分のポケットに入れようとする人が出てきます。内部の担当者の犯行はなかなかとめられません。人間同士の『信用』がだいじです。約束を破った者には厳罰が待ち受けています。

 価格の設定のされかた。
 『円』の価値
 『インフレ』『デフレ』の説明
 キャッシュレス決済
 暗号資産
 銀行
 投資。株式投資
 税金、社会保障。医療費の支払い、年金制度
 以上のような構成になっています。

 需要と供給の部分を読みながら思ったのは、わかりやすいということでした。
 山の上では同じものでも価格が高いのはなぜか。その説明文は小学生でも理解できる内容でした。

 100円玉くんが、「昨日(きのう)の私と今日の私はちがうの!」というセリフので出てきます。わかりやすいマンガ描写です。

 円安になると、輸入品が高くなる。
 景気がいい:世の中でお金がたくさん回っている。
 インフレ:物価が上昇する。給料があがらない人は困窮する。
 デフレ:物価が下がる。給料が下がる。不景気になる。
 
 いろいろな物の価格について、昔と今の比較があります。「はがき」「銭湯(せんとう)」「タクシー代」みんな、価格が上昇しています。

 原価の説明があります。材料費、人件費、運搬費など。原価よりも高く売らなければもうけが出ません。
 
 キャッシュレス決済のことが書いてあります。
 「前払い」:電子マネー(交通系、流通系)。事前にお金をカードにチャージしておく。
 「即時払い」:銀行発行のデビッドカード(預金から即時落ちる)
 「後払い」:クレジットカード

 端末のタイプとして、「QRコード」「バーコード」「ICチップ」「磁気テープ」未来においては「顔認証」が予想されているそうです。

 キャッシュレス決済の危険性について書いてあります。悪いことをする人がいる。防衛のための対策が書いてあります。

 暗号資産(仮想通貨)について書いてあります。
 お金のように使えるデータのこと。
 「ビットコイン」
 暗号を知っている人たちが共有できるお金だそうです。
 暗号資産の歴史のようなことが書いてあります。インターネットゲーム内で使われていた通貨から始まったそうです。
 お金ではなくて「資産」。インターネット上でやりとりができる価値のあるモノ。(知らないほうがいいような気がします)

 お金の歴史があります。硬貨ではなくてモノです。貝から始まっていろいろあります。

 スティーブ・ジョブズ氏の言葉がいい。『墓場で一番の金持ちになることは私には重要ではない……』ひたすら節約をして、たくさんのお金を残してあの世に逝く(いく)人は多い。

 銀行について書いてあります。
 役割、業務内容、日本銀行です。
 半世紀前までは、銀行の窓口で用紙に記入してお金を出したり入れたりしていました。もうその時代を思い出すこともなくなりました。なんというか、自分たちの世代は、世の中のありようが急速に変わった時代を体験しています。変化についていけているという実感はありません。ついていっているようなふりをしているという実感はあります。

 「預金」「貸出」「為替(かわせ。預かったお金を他の人の口座に振り込む)」

 日本銀行:中央銀行。お金を発行できる。金利を調整している。日本政府とは別組織。自立している。政治家の言動に左右されない。

 投資のことについて書いてあります。
 株式投資の勧めがあります。
 『投資は会社を応援すること』基本です。でも、目先の金もうけばかりに目がいく目が血走った投資家もいます。うまくいくこともあるし、うまくいかないこともあるのが投資です。少しもうかればそれでいい。
 株式優待のことも書いてあります。
 「株」「投資信託」「国債」そして、「ジュニアNISA(ニーサ)」「株式ミニ投資」について書いてあります。
 
 最後のほうで、自分に投資すること。お金を自分の能力向上に使って、能力を生かして働いて稼ぐこと。

 ユダヤの教えというのがなかなかいいと感じました。
 3分の1は、不動産で保有する。(価値ある不動産。家と土地)
 3分の1は、投資で使う。
 3分の1は、預金で保有する。

 税金や社会保障の話があります。
 税金が何に使われているかが書いてあります。なかなかすんなりこどもに説明できるおとなは少ない。払いたくないという人は多いけれど、払わないと社会はまわっていきません。経済を下支えしているのが税金制度だと思います。集まった税金の固まりが潤滑油になって経済活動が回ります。
 社会生活で恩恵があるものが、なんでもタダというわけではないのです。
 税金の種類の説明があり、やがて、選挙制度の説明につながります。今は小学生ですが、18歳になったら選挙権を獲得できます。
 こどもも払っている税金が、「消費税」とあります。半世紀ぐらい前は、「消費税」はありませんでした。

 社会保障について書いてあります。なんだか、社会科の勉強のようになってきました。
 医療保険(健康保険)、雇用保険(失業保険)、年金保険(年金制度)です。そして、公衆衛生について書いてあります。なかなかいい本です。高齢者福祉、母子福祉、児童福祉、障害者福祉、生活保護制度、なかなか範囲が広い。

 おこづかい帳の作り方があります。おとなでも収支管理のための家計簿をつけていない人は多い。こどものときから習慣づけをしましょう。お金をコントロールしないと生活が破たんします。

 おもしろいなあと思った名言があります。
 『お金がないから何もできないという人は、お金があっても何もできない』小林一三(こばやし・いちぞう)日本の実業家。初めて聞きました。ユーモアがあります。

 『おわりに』の言葉も良かった。
 メッセージとして、『学校の授業ではお金のことはあまり教えてくれないよね。でも、よのなかに出るとお金はとても大切……』(そのとおりです)

 私事ですが、『人生ゲーム』が大好きで、おもちゃのお札をみんなに配ったり、みんなから集めたりする小学生の孫がいるので、その孫にこの本をプレゼントするつもりです。きっと役に立つと思います。

(その後のこと)
 東京へミュージカルを観に行きましたが、開演までに時間があったので、東京駅近くのお金にまつわる施設を見学しました。

 最初に見学したのは、東京証券取引所です。東証アローズです。
 無料で見学ができました。写真撮影もできました。そこそこの人数の見学者がありました。外国の人も見学されていました。
 なんというか、いい職場だなーーと勝手な解釈をしました。静かです。見学者の人たちはどなたも上品そうです。
 医療とか福祉の仕事だと、生きるか死ぬかで悩んだり、すったもんだしたりするのですが、お金扱いのことだけなら生きるか死ぬかまではいかないので安心な仕事だと、熊太郎夫婦は見学を終えて話をしたのでした。こちらは、『損か得か』の世界です。



 儀式の時に鳴らす鐘です。



 次のパネル写真は、大河ドラマの素材になった渋沢栄一さんです。
 以前本を読んだことがあります。『現代語訳 論語と算盤 渋沢栄一 守屋淳・訳 ちくま新書』渋沢栄一:1840年(天保11年)-1931年(昭和6年)91歳没 1968年が明治元年 農家、武士、官僚、実業家、慈善家。この本は、渋沢栄一さんが書いたものではなく、渋沢栄一さんの講演の口述をまとめたものだという説明が冒頭にあります。
 渋沢栄一さんは、「近代日本の設計者の一人」と「はじめに」の記述にあります。設立に関わった会社が481社、500以上の慈善事業に関わった。
 資本主義は、金もうけが推進力だから、ときに、大きな惨事を引き起こす。バブル経済の崩壊、金融危機があったとあります。それにブレーキをかけるのが孔子の「論語」とあります。「人はどう生きるべきか」を前提にして経済活動を行う。











 先日三重テレビの株式の番組を観ていたときに、次の写真のまんなかにある空間で上場の儀式が行われていました。エスカレーターをおりて、わたしたち夫婦もその場所に立ってみました。とても静かでした。



 見学を終えて川沿いに歩き始めたら、『兜神社(かぶとじんじゃ)』がありました。
 世界が平和で、みんながお金持ちになりますようにと、おさいせんを100円入れてお参りしておきました。



 日本橋のモニュメントです。橋の欄干(らんかん)にある青銅の麒麟像(きりんぞう)です。モニュメント:記念碑(きねんひ)



 日本銀行と道をへだてて建っている『貨幣博物館』を見学しました。無料です。手荷物検査があります。館内の写真撮影はできません。
 孫たちが好きな『人生ゲーム』が、ガラス張りの中にある棚に展示してあったので、ひっくりかえるほどびっくりしました。ただし、孫の人生ゲームは、ドラえもん版の人生ゲームです。細長い紙の箱に、おもちゃのお札が種類別に差し込んであるつくりはいっしょです。
 館内では、貨幣の歴史が詳しく、実物を展示しながら説明がなされていました。小判とか紙幣とか、外国のものも含めて展示があります。けっこうたくさんの人が見学されていました。



 貨幣博物館の出入口付近から日本銀行の建物を撮影しました。木の枝がいっぱいでうまく撮影できませんでした。
 昨年12月末は、日銀総裁の黒田バズーカという日銀の金融緩和があって、メガバンクの株価が垂直上昇してびっくりしました。新しく総裁になられた植田さんのバズーカは、いつ発砲(はっぽう)されるのだろうかと楽しみにしています。


  

Posted by 熊太郎 at 06:41Comments(0)TrackBack(0)株式投資

2023年10月16日

配当金&優待で悠々自適!配当生活マニュアル

配当金&優待で悠々自適!配当生活マニュアル 株式会社ダイアップレス 電子書籍

 こちらの本の書評は芳しくなかったのですが、自分にとっては有益でした。
 わかりやすい。安定していて収益の確実性が高い会社が紹介してあります。

 いままで何冊か株式投資の本を読んできました。
 なんというか、こういうときはこうする。こうしたほうがいいというようなマニュアル(手引き、手続き)が書いてある本がほとんどです。
 じっさい株式投資をしていて思うのは、自分の思うようにはならないということです。
 イメージとしては、アメーバーとかスライムのような、ぐにょぐにょの状態で、先が読めない未来のすきまに入り込んで、だいたいでいいので、利益を少し、あるいは、もうちょっと多く手にしていく。
 数学における公式のように、こういうときはこうするという公式にしばられないほうがいい。思考を繰り返して、しばられない発想でのぞんだほうがよい。なんでもあり。考える。考える。考える。考える時間はたっぷりとって、プランを実行する回数はできるだけ少なくする。動きすぎると損をすることが多い。

 株は優良株の長期保有が基本でしょう。下落したからといって、慌てて売ると、売ったあとで株価が回復することが多い。これまでの体験として、下落しても『全治3か月』ぐらいの気分でいると株価が元に戻ることが多い。

 株式を始めたころ、配当金というものは、基本的に年に2回決まった月に出るのだと思いこんでいました。
 違っていました。会社によって、出る月が異なります。ということは、組み合わせを工夫すれば、年に10回ぐらいは異なる月に配当金が入ってくると気づきました。
 そこまで細かくしなくても、配当権利日のある月が、9月・3月、6月・12月とおおまかに2パターンある会社を組み合わせると年に4回配当金を得られることに気がつきました。手数料と税金で利益がマイナスにならないようにお金を移動させて、配当金と株の売却益を手に入れます。
 こちらの本には権利確定月が記載されています。

 こちらの本では、有名企業の高配当が得られる一覧があります。
 文字や図がいっぱいですから、全部の文章はとても読めません。
 おおまかに情報を拾います。

 自分の好みですが、優待はカタログギフトがいい。
 自分の好きなものが選べます。
 本では、優待品の紹介があります。

 観ていて、数値の誤植があるようです。(そこがこの本の評価を下げているのでしょう。「優待」のところの「最低投資額」)

 NISA(ニーサ)の説明があります。
 2024年から、世の中の預貯金が大量にNISAに流れるのだろうか。半信半疑ですが、多少は流れるのでしょう。なにせ、非課税枠ですから。株式取引の税率20%はかなり痛い。加えて手数料の支払いがあります。

 米国のことは興味がないので、記事は読み飛ばします。

 後半には用語集のようなページがあります。
 老眼なので、小さくて大量の文字は読めません。
 まあ、100%ことがらを把握していなくても株式投資はできると割り切っています。  

Posted by 熊太郎 at 08:11Comments(0)TrackBack(0)株式投資

2023年09月21日

にゃんこ大戦争で学ぶ英語の本お金の本難しい言葉の本

にゃんこ大戦争で学ぶ 「英語の本」「お金の本」「難しい言葉の本」

 親族の小学校低学年男児に、マンガ『にゃんこ大戦争』の大ファンがいます。
 4コママンガです。わたしが、読んでもなんにも笑えないのですが、本人はケラケラ・ケタケタと大きな含み笑いをしながら熱心にコミックマンガ本のページをめくっています。(世代で笑いのツボが違うのでしょう)
 誕生日のプレゼントということで、にゃんこ大戦争が素材で勉強がらみの本を三冊用意しました。本人に渡す前に、わたしが全ページをめくってコメントを残してみます。

『英語で! にゃんこ大戦争 気がついたら英語がペラペラになった 小学館』
 この本はちょっと、小学校低学年のこどもさんには向きません。
 どうしたのだろう。おとなが読んでもむずかしい。
 英語の文章にカタカナがふってあります。アルファベットの文字を見る前にカタカナ表記に目がいくので英語の学習になりません。
 文章もなにかヘンなものがあります。「お母さん、きび団子(だんご)つくってくれる?」「遊園地か高級料亭に連れて行って」「お父さんが迷子になりました」「蕎麦屋(そばや)でハンバーグは注文できません」「流れ星も隕石も(いんせきも)きれいだね」「先生、あなたはだれですか?」など。

 文法の説明がどこにもありません。

 つくりは派手な本です。簡単に英語が身につくような宣伝文句です。この本ではそれは無理です。わたしはもうずいぶん昔の資格取得ですが、英検は2級です。
 ちょっとこれはという気分になりました。
 うーむ…… ほめるならば、(奇妙ではありますが、にゃんこの)マンガの絵を楽しむ本です。



『にゃんこ大戦争で学ぶ! お金のヒミツ KADOKAWA』
 こちらはかなりいい本です。
 思うに学校で国語・算数・理科・社会を学ぶように、お金のことを学んだほうがいい。
 お金の管理ができなくて破綻(はたん)する人がいます。働いて稼いで貯めるとか、ローンを組んで車や家を買うとか、教育資金とか、少しはずれて、貸した金は返ってこないとか、保証人になったら全財産を失うこともあるとか、そういう現実的な学びが必要です。
 (現金を見たら自分のポケットに入れたがる人もいます。だめです。他人の金です。会社や組織などのお金です。捕まったあと、弁償して、刑に処せられるのです。お金で人生を棒に振ります。(棒に振る:それまでの努力や苦労を無にしてしまう))

 ぺらぺらとこの本のページをめくると、そういった類似のことが書いてありそうです。
 この本の読み始めに昔読んだ『金持ち父さん貧乏父さん ロバート・キヨサキ 筑摩書房』を思い出しました。
 金持ち父さんとは、著者の友人の父さんです。実業家です。貧乏父さんとは著者の実父です。教員です。
 著者は友人の父さんをほめます。友人の父は不動産投資と株を軸にして、お金儲けをする人です。
 著者は、教員で、コツコツまじめに長年働く実父を否定します。人生における時間と労力がむだだと断定します。
 その本を読んだときには、違和感をもちました。著者にとっては、(お金のことに関しては)友人の父が理想で、実父はだめな人という評価だったからです。

 わたしは、仕事は、給料が安くても辞めてはいけない。仕事があるだけありがたいと思いなさいと教育されてがまんして働き続けました。その本の著者から見れば、否定されるほうの働き方です。
 わたしは、3年ぐらい前から、株式投資を始めてその違和感が消えました。お金でお金を増やすことを知ったからです。株式投資をやっているとわかるのですが、なにかのきっかけで複数の株の株価が急上昇して、1か月半ぐらいで、パートの主婦の年収分ぐらいの利益が生まれることがあります。パートの主婦が知ったらショックを受けると思います。いっぽう、なにかのきっかけで、複数の株の株価が急落して、半日程度のことで、パートの主婦の1か月分の収入が溶けるように消えていくこともあります。ハイリスク・ハイリターンです。されど、じょうずに運用すればお金が増えていきます。『業績がいい』『信用できる』会社を選べば、株価の上下動の幅は小さくても確実な配当金が得られます。

 本の目次にある言葉がいい! 『社会を生き抜くために必要なお金のヒミツをにゃんこたちといっしょに学べる本にゃ!』そうです。人はお金を稼いで、社会を生き抜かねばならないのです。

 電子マネーの時代になって、こどもたちは、現金を目にすることが少なくなりました。
 硬貨や紙幣はていねいに扱う。けして、ほうり投げてはいけないと教わりました。そういったことを教える人も減ってきました。
 この本では、現金のことが、詳しくていねいに書いてあります。

 『サラリーマン』の『サラリー』は、ラテン語で『塩』のことだそうです。知りませんでした。塩は人間の体を維持していくための必要な成分です。体液に含まれている成分だと読んだことがあります。
 
 物々交換を思い出しました。
 わたしがこどものころは、いなかの農家では物々交換の習慣がありました。
 近所の家に、ニワトリの卵を持って行き、冷蔵庫の氷をもらっていたことがあります。

 『信用』が大事(だいじ)。
 紙幣も金券も信用があるから流通できます。
 ちょっと別の意味ですが、大手中古車販売会社で不祥事があったのですが、保険会社もからんでいて、わたしは保険会社の株をもっていたのでとてもがっかりして手離しました。保険金詐欺をやるような会社は株式市場から退場してほしい。

 偽札づくりは重い罪です。
 1961年(昭和36年)にニセモノの1000円札が343枚使われて、犯人が捕まらず、1963年に新札が発行されたということは初めて知りました。

 本の内容は、見やすくてわかりやすい。
 こどもさんが読んだり見たりしてもだいじょうぶでしょう。
 すんなり理屈がわかるとは思えませんが、理解するためには実技が必要です。こども自身に買い物をさせるのがいい。

 お金を借りることについての説明もあります。借りたら返す。奨学金のことも書いてあります。
 わたしも奨学金を借りました。結婚した時に繰り上げ返済で全額を返済しました。
 最近は、奨学金を返さなくてもいいというような風潮が見られて驚きます。わたしは、人からお金を借りたらお礼(おれい)に利子(りし)をつけて返すものだと上の世代から教わりました。
 
 この本は良書です。今年読んで良かった一冊に入れておきます。

 カードについて書いてあります。
 1 前払いのカード
   ①図書カードほか ②交通系ICカード
 2 即時払いのカード
   デビッドカード
 3 あと払いのカード
   クレジットカード

 電子マネーについて書いてあります。
 データでお金のやりとりをする。
 不正に使われることがあるので注意する。
 パスワードは教えない。
 カードを紛失したらすぐ停止する。
 リボ払いはできるだけやめる。(毎月分割返済は、借りた元金がなかなか減らない)

 インターネットの買い物は安全とは限らない。

 買い物は、安ければいいというものではない。

 税金について詳しく書いてあります。親切な記述です。
 国税、地方税。払わないとどうなるか。給料や預金や土地や家などを差し押さえられる。(信用を失います)
 消費税の説明あり。住民税、自動車税、所得税、酒税、入湯税(にゅうとうぜい。温泉入浴がらみの税)
 保険料の説明あり。国民健康保険料、国民年金保険料、介護保険料。自分は受診、利用しないから払わないと言う人は、いざというときに泣くことになります。病気や介護が必要になったときに親族やまわりの人たちに迷惑をかけてひとりぼっちになります。

 100円の価値について考える。10年後も100円で、その物を買えるかどうかはわからない。
 ランドセルの値段、バナナの値段が参考です。

 物価が下がればいいというものではない。
 モノの値段が下がると、「デフレ(物価が下がり続ける)」になって不景気になる。給料は上がらない。お金が世の中を回らなくなる。お金が回らないと経済状況は悪くなる。
 節約だけでは、豊かにはなれない。
 
 外国のお金について説明があります。ドル、ユーロ、元(中国)、ドン(ベトナム)など。
 
 日本銀行の建物は、日本の通貨である『円(えん)』の形をしている。

 宝くじのことが書いてあります。
 若いころ、友だちと組んで、1年間毎週宝くじを買い続けたことがあります。当たりませんでした。頭にきて、大量の宝くじのハズレ券を床にぶちまけて、バカヤローと友だちとふたりで踏んづけました。
 宝くじは当たりません。買わないほうがいい。その分、貯金しておけば良かった……

 無職である期間をできるだけ短くすることで貧困から遠ざかることができます。働けばお金は入ってきます。『お金のため』と割り切れれば、嫌な仕事に耐えられるということはあります。もらったお金でストレス解消をします。
 ニコチン(たばこ)は、お金がムダになります。体を壊して働けなくなったりもします。まわりにいる人にも迷惑をかけます。たいてい働く場所には喫煙場所がありませんから、喫煙者は採用時に雇用主から嫌がられます。
 自家用車の保有はお金がかかります。年間、こどもひとり分の養育費ぐらいかかります。
 ギャンブルも損します。たまにもうかりますが、トータル(合計)で損します。
 
 給料をもらうサラリーマン(雇われ人)では、金持ちにはなれないと教えられたことがあります。お金が欲しかったら自営業です。人を雇う側の立場の人間になります。
 お笑い芸人さんが、1か月15万円の給料では、ばからしくてやっていられないと発言した記事を読んだことがあります。たしかに、彼の年収は5000万円ぐらいでした。

 銀行の利子(りし)のことが書いてあります。最近は微々たる利子しかつきません。なん円とか、何十円とか、何百円とか、そういう小さい世界です。
 銀行がつぶれたときの保険が書いてあります。1000万円までです。
 
 株式投資のことが書いてあります。けっこう詳しく書いてあります。株主優待のことも書いてあります。テレビ番組『月曜から夜更かし』の桐谷さんを思い出します。

 お金を自分に投資する。自分の能力向上のためにお金を使います。自分が財産です。

 なんというか、衣食住の基本的な社会生活が営めるようになるという下地(したじ)をつくってから、いろいろなことにチャレンジしたほうがいい。最近のちびっこはユーチューバーになりたいとか言いますが、いきなり、その道の有名人になっても世間や社会のことを知らなければそのうちつぶれてしまいます。破綻します。(はたん:やっていけなくなる)世の中の人は善人ばかりではありません。お金があるところにはへんな人間も集まってきます。



『にゃんこ大戦争で学ぶ! 難しい言葉1000 KADOKAWA』
 大きくてぶあつい本です。国語の辞書みたいです。
 最初は、小学校低学年にはむずかしいと思いましたが、読んでいるうちに、あんがいいけるんじゃないかと思いなおしました。
 日本語の研究・紹介書です。テレビのクイズ番組の問題に出てきそうな言葉の意味紹介がたくさんあります。
 読み込んで覚えれば、語彙(ごい。言語使用の幅、範囲)が広がります。
 いい本です。

 Lesson001から始まって、Lesson153まであります。6択(ろくたく。6個の答え候補から選ぶ)問題があって、次に6個の問題があります。問題がいっぱいです。

 文章づくりの参考になります。
 大量ですので、少しずつ楽しみながら前進するようにページをめくるやりかたがよろしいかと思います。

 小学生にはむずかしそうですが、やってみないとわかりません。
 ツボにはまれば、おもしろいと思います。
 最初はむずかしくてもだんだん慣れてきます。
 正解すると嬉しいし楽しい。
 日本語研究の本です。
 プレゼントにはいい本です。
 『四字熟語』があります。
 
 なんというか、不思議な絵を楽しむ本です。
 ネコの顔の下にどういうわけか、足が付いています。
 不気味でさえあります。
 (昔、オカザえもんという愛知県岡崎市の非公認キャラクター人形を買ってきて玄関に飾っていたら『あんな気持ち悪いものがどうして好きなのか』と言われてしょんぼりしたことがあります。奈良の『せんとくん』も気持ち悪いそうです。人によって好みは異なる(ことなる)ものだなあと考えましたが、そう言われるとそうだなと思い飾るのをやめました。ドラえもんからネーミングしてあるのかと今ふと気づきました(オカザえもん))

 『故事成語(こじせいご)』も出てきました。『矛盾(むじゅん)』とか『背水の陣(はいすいのじん)』『蛍雪の功(けいせつのこう)』などです。

 なかなかいい本でした。  

Posted by 熊太郎 at 06:39Comments(0)TrackBack(0)株式投資

2023年08月29日

株式投資の楽しみ 社会との接点

株式投資の楽しみ 社会との接点

 株式投資を始めて二年ぐらいがたって、いくつかの経験をして、ためになるものがありました。
 最初の一年は、普通預金や定期預金の利息は無いに等しいので、配当金がもらえればいいとして、株を買ってからは放置していました。
 二年目を迎えるころ、株価が高くなっていたときに売却しておけばいいもうけになったと気づきました。
 ちょこちょこ売り買いをするうちに、世の中でニュースになっている出来事と自分の株式取引がつながるようになりました。ちょっとした楽しさがあります。自分も社会とつながっていると実感できます。

1 こども向け衣料品や玩具などを販売する会社の株を売買しました。
 政府が少子化対策でこども向けの施策を発表するのですが、しばらくすると、施策が世間の批判を浴びて、政府が一度出した施策の内容を変えるのです。
 会社の株価は、最初は上がるのですが、政府がたびたび方向を変化させるので、こども向け商品の株に興味があった人たちが、政府の施策に不信感を抱いて離れていくようすが肌で感じられました。

2 商社株の売買をしました。
 最初は、立派な会社なのにどうしてこんなにひと株あたりの単価が安いのだろうかと思いながら購入しました。(だんだん株価が上昇する途中で複数回の売買をしました)
 2023年になって、アメリカ合衆国から来日していた投資の神さまと呼ばれているウォーレンバフェット氏のインタビューがあってから、自分が買った銘柄を含む日本商社株全体の株価が急上昇しました。(夏が終わる今は低迷気味です)

3 メガバンク株の売買をしました。
 こちらの株価もはじめは安かった。(そのうち上昇しました。その経過のなかで複数回売買をしました)
 2022年12月下旬午後に日銀が金融緩和を発表して、銀行株が垂直上昇で高騰しました。びっくりしました。
 されど、翌年2023年3月、米国シリコンバレーバンクの破たんがあって、株価は急速に下落を始め、かなり下がりました。その後、全治3か月みたいな感じで、株価が回復していきました

4 製造業の会社の株を売買しました。
 日本企業による月への着陸挑戦がありました。結果的には失敗したのですが、着陸船に使用されていた電池が、自分が保有する株の会社のものだということが報道のなかでわかり、うれしい気持ちになりました。

5 原油とか金属・鉱物を扱う会社の株の売買をしました。
 鉱物関係の会社でもうけた銘柄もありますが、原油の価格はけっこう上下に動くことが多く、株価はするすると高くなっても、あれよあれよという間に下落していくので、運用がむずかしいと感じました。
 鉱物も含めて、資源株は管理がむずかしい。たぶんだいじょうぶだろうとか、待っていればそのうち上がるだろうとか、ぼーっとしていると株価はみるみる下がっていきます。

6 製薬会社の株を買いました。
 今年初夏のころに購入しました。E社の認知症の治療薬が世界中で認可される方向で話が進んでいますが、株価は、いろいろ思惑(おもわく。目先のお金が欲しい)があるようで乱高下(らんこうげ)しています。
 報道で何度も薬剤の名称を耳にしているので、自分が社会活動に参加している気分があって、それなりに満足しています。
 ちなみに、路線バス乗り継ぎ人情旅の太川陽介さんとえびすよしかずさんとゲストの森下千里さんが、第14弾 名古屋から能登半島コースの旅の途中で、岐阜県各務原市(かかみがはらし)にあるE社の「くすり博物館」を見学したシーンを見ていたことが、バス旅ファンである自分がE社の株を購入した動機です。
 購入後株価は乱高下していますが、自分は株価が急上昇する前に買ったので安心して保有しています。
 話題の薬は、病気の進行を遅らせるだけで完治はしないというご指摘もありますが、高齢者の介護を体験した者からすると、症状の進行が遅れるだけでもずいぶん助かるのです。介護体験があるかないかで、この薬に対する評価はずいぶん異なってくると思います。

7 保険会社の株の売買をしました。
 大手中古車販売業者の不祥事が発覚して、へんな感じになっています。
 優良株だと思って保険会社の株を購入したのに、保険会社も不正行為の仲間だみたいな解釈があって、ほんとうにがっかりしました。  

Posted by 熊太郎 at 07:11Comments(0)TrackBack(0)株式投資

2023年06月14日

60歳から10万円で始める高配当株投資術 坂本彰 あさ出版

60歳から10万円で始める高配当株投資術 買ってはいけない株 買うべき株の選び方を大公開! 坂本彰 あさ出版 Kindle Unlimited 電子書籍

 熊じいさんが実用書を読むときは、まず1回ざーっと最後のページまで、すべてのページに目を通します。
 堅い(かたい。ゆとりや遊びがない)雰囲気がある本だと感じましたが、基本を踏まえてある印象でした。たくさん書いてある銘柄も自分の今後の投資活動の参考にしたい。
 これから2回目の本読みをします。
 1回目で目を通したときに興味がわいた部分を重点的に読んで、自分のこれまでの投資体験と重ねてみます。

 投資信託について書いてあります。
 熊じいさんもやっています。今は、購入したまま放置してあります。
 あまり、興味はわきません。コロナとウクライナの影響で、得はしていません。でも、この5月から盛り返してきました。(この本では、投資信託よりも株式優先と書いてあります。同感です。本には株式のいいところが書いてあります。株式には自分で運用を細かくコントロールできる楽しさがあります。定年退職後年金生活で、時間がある人間には向いています)

 『年金以外に100万円を得られる生活』と書いてあります。毎年100万円ぐらいの利益を得るためには、元手(もとで)が1000万円ぐらいはいりそうです。実感として、初心者の人たちは300万円ぐらいから始めている。本格的に取り組んでいるサラリーマンは500万円ぐらいつぎこんでいるような気がします。
 普通預金や定期預金に預けても利息が付かないという現実があります。お金の置き場所を考える。利益を生む場所にお金を置く。

 株式投資について、細かい決め事が書いてあります。指南書です。(しなんしょ。技術習得のための手引き書)

 老後の財産形成と生活設計について書いてあります。
 そのことの本を読みなさいとあります。(株式投資の本のこと)
 新聞も読みなさいです。
 会社説明会とか、イベントにも参加しましょうです。(家では新聞をとっていますが、わたし自身は新聞を読みません。もう読んでもしかたがないと思っている長く生きてきた老齢者です。毎年、同じような時期に同じような記事が書いてあります。人事異動で当地に赴任(ふにん)してきた記者にとっては新鮮な情報でも、長いこと住んでいる人間にとっては既知(きち。とうの昔から知っている)のことがらです。事件や事故は、人間を変えながら繰り返されていくパターンです。それから本の提案にある会合にも行きません。なにかしら束縛(そくばく。負担になること)はされたくありません。ネットで見る情報とテレビの経済情報番組、そして、証券会社担当者からの情報を参考にしています。ただ仕入れた情報を丸のみはしません。自分で判断して決断します。情報は半分信用して、半分信用しない姿勢で聞きます)

 過去の株式投資の歴史について書いてあります。

 株主優待制度について書いてあります。
 熊じいさんが株式投資を始めた頃は、その店舗で使用できる商品券(金券)などをいくつももらいましたが、その後、それらの株は売却して、今は、株主優待制度のある銘柄はもっていません。利益をもらう方法に、人それぞれ好みがあるでしょう。

 株価が10倍、100倍になる株について書いてあります。
 テンバガーです。
 サービス業、IT、ネット系、人材関連だそうです。ほかにも条件があります。
 
 『退職金を投資信託だけで運用しない』
 ほかのことにも活用する。
 投資信託については、自分はよくわかりませんが、ファンドラップという投資信託は要注意だそうです。忘れないようにここにメモしておきます。

 こちらの本の読書は、「買ってはいけない株」の項目まできました。
 材料株の会社は買ってはいけない:よくわかりませんが、一時時にその場限りで株価があがる銘柄を指すようです。
 景気循環株の会社は買ってはいけない:業種として、紙・パルプ、化学、鉄鋼ほか素材産業、自動車、機械、電気機器、建設業だそうです。
 熊じいさんが損切り(マイナスで売却)した自分がもっていた株をふりかえってチェックしてみました。化学、非鉄金属、ガラス・土石製品、鉄鋼、銀行業、建設業でした。売却したときにもうすぐマイナスになりそうで低利益だった株が、鉱業、ゴム製品でした。
 こちらの本に書いていることが当たっている部分もありますが、そのままアドバイスを受け入れると、買える株がなくなってしまいそうです。
 高すぎるPERの会社は買ってはいけない:こういうアルファベット3文字略字のものは、熊じいさんは、説明文を読んでも、なんのことかわかりません。株価収益率。株価÷(発行済み?)株数=なんとか倍(PER)平均は15倍前後。40倍以上は購入の対象外にする。(自分が保有する株のPERを点検してみました。8.29~24.39にあるものがほとんどでしたが、ひとつだけ71.73もありました。この本によると対象外ですが、その株の株価は最近上昇中です。ケースバイケース(個別事情)もあるのでしょう)
 本業がいくつもある会社は買ってはいけない:多角化経営は不祥事が起きやすい。(ときどき点検や検査がいいかげんだったというようなニュースが流れてきます)
 
 本では以降、投資の楽しみ方が書いてあります。

 最後に投資にいい銘柄の紹介が続きます。
 最初から読みながら、ずーっと会社名を拾ったところ、28社出てきましたので、これから1社ずつチェックして、気に入る銘柄があったら投資先としてチャレンジしてみます。ありがとう。(その後:1社だけ興味をもったところがありました。同社の株価の動きをしばらくみてみます)

 最後に著者は、預金口座と同じように証券口座ももちましょうと提言されています。
 昔のように高金利の定期預金はのぞめないので、いたしかたありません。  

Posted by 熊太郎 at 06:52Comments(0)TrackBack(0)株式投資