2024年11月12日

おじいちゃん、死んじゃったって。 邦画 2017年

おじいちゃん、死んじゃったって。 邦画 2017年(平成29年) 動画配信サービス
森ガキ侑大(もりがき・ゆきひろ)監督 岸井ゆきの、美保純、岩松了、光石研、水野美紀


 江口のりこさんが出演された、『愛に乱暴』が上出来だという評価をたくさん見て、同じ監督作品のこちらの作品をテレビで観てみました。

 壊れた家族関係の修復・再生話ですが、う~む。ちょっとまずかったような。表現の手法が独特で極端でした。
 映画は監督のものです。監督のものですから、監督の脳みその中にある世界が映像化されています。
 監督の世界を入れ込み過ぎた映画です。
 家族関係のまとめ方もじょうずではない。
 謝ったからといって許されるものではない言動もありました。

 タバコ映画です。観ていて不快でした。
 そして、アルコール依存かと思うほどの、中年おやじ兄弟の飲酒が強調されるアルコール映画です。酔っ払えばケンカになります。葬式では、お金のことでもめたりもします。
 さらに、若い男女のエッチシーンとか、女子高生の喫煙、飲酒シーンとか、鑑賞しているほうは、引く思いです。まあ、監督はそれでもかまわないのでしょう。

 死んだので、話の中心にあるべきおじいちゃんが、どんな人間だったのか、紹介がありませんでした。(認知症になっているおばあちゃんについての思い出話はありましたが、おじいちゃんの詳細は不明なまま終わってしまいました。おじいちゃんの人物像は最後までわからずじまいでした)。

 リアルではありますが、現実にある出来事が、みんな映画にあるようなふうとは思えず、ちょっと描き方が極端かなと思いました。

 まあ、思い切った描写です。
 祖母の放尿シーンが二度ほどあります。

 隣保(りんほ):隣近所の人々。組織。

 さて、おじいちゃんが80歳ぐらいで、まあ病気で亡くなったのです。
 観ているわたしはおじいちゃんなので、死んじゃうほうの立場です。
 長いこと生きてきましたので、お葬式の体験は何度もあります。参列する立場も主催する立場も体験しました。

 まあ、映像を観ていて思うのは、みな、だらしない。
 人が死んだというのに、おじいちゃんを偲んで(しのんで)くれる人が少ない。
 じいちゃんが死んでも悲しくないようです。
 そんなに、交流がないおじいちゃんだったのだろうか。どうしてもじいさんの葬式に行かなきゃいけないのかと言う親族もいます。
 礼服をもっていないからと行けない理由を言います。(行きたくないのです。まあ、そんなふうなら、来てもらわなくていいです(死んだおじいさんの声が聞こえてきそうです))。
 息子の嫁さんが通夜も葬儀も出ないので不思議だったのですが、息子夫婦は、離婚していました。元嫁です。
 娘(孫)が一番おじいちゃん思いでした。葬式に母親も顔を出すべきだと母親(亡くなった祖父の息子の元嫁)に抗議をしていました。

 だらだらとした孫の男子たちです。
 
 『(世間体があるから(せけんてい))葬式が終わるまでは、幸せな家族のふりをしましょう。』
 そんなセリフが、だれかから出ます。

 ダイハツエッセという軽自動車を運転している元嫁です。わたしも昔、その軽自動車を2台目の車として、愛用していたことがあります。車体が軽い小さな車で、ダッシュする力が強く、小回りもきき、自転車感覚で運転できるいい車でした。

 みんないいかげんな人間です。見ていて哀れ(あわれ)です。

(火葬場にて、棺桶のなかで眠るご遺体に)『今まで、お疲れさまでした。』(わたしも何度か、その言葉をかけたことがあります)。

 『老いる』ということ。『人である』ということ。
 昔をふりかえっての出来事話では、おばあさんはとてもやさしかった。
(そのおばあさんが、今は認知症で、『おたく、どなた? 初めまして』の世界にいる。おばあさんがそう声をかける相手は、自分が産んだ息子や血のつながりがある孫たちです)

 祖父と孫のつながりの薄さは、世の常(つね)、現実なのか。

 後半の食事会のシーンがいい。
 やっぱり、みんなでテーブルを囲んで、ワイワイやりながら、飲食をともにすることは心の交流の面でいいことです。人の悪口なんぞ言わず、まずはおいしいお寿司を楽しむのです。みんなでいっしょにごはんを食べることは大事なことです。
 最後に、親族の集合記念写真を撮ることも大事なことです。
 もう二度と、同じメンバーで、集合写真を撮ることは、たいていないのです。

 『ありのままでいい』、『ありのままはだいじ』、身内ですから、気取る必要もありません。

 ばあちゃんはすごい。
 花火、ミュージカル、舞台、ステージのようでした。

 こどもが欲しかった。
 子孫をつなぐことは、人間の本能です。
 
 インドが出てきます。
 宗教的でもあります。
 う~む。いまいち、趣旨がわかりませんでした。

 されど、江口のりこさんの、同監督の『愛に乱暴』は、良作と聞きました。  

2024年11月09日

宙わたる教室(そらわたるきょうしつ) 第5話

宙わたる教室(そらわたるきょうしつ) NHKドラマ10 毎週火曜日午後10時放送 第5話 全10話

『第5話 真夏の夜のアストロノミー』
 アストロノミーは、『天文学』です。
 名言がふたつありました。
 ひとつは、名取佳純(なとり・かすみ)の言葉です。(名取佳純(起立性調節障害。父母離婚。母が親権者なるも、母は、姉をひいきして、妹の佳純を差別する。佳純をやっかい者扱いする。名取佳純は、常習のリストカットとかオーバードーズとか(過剰な服薬)をやる人。佳純について、両親が離婚してから会わなくなった父親と夜空を見上げた宇宙観測の思い出話があります。楽しかったそうです。佳純は、父親に会いたい。自分を差別する冷たい母親からは離れたい)。彼女の言葉です。
 『(学会での研究発表のエントリー(申し込み)について)わたしはやってみたいです。あきらめる理由を探すの…… もうやめたいなって』
 名取佳純役の女優さんがうまい。伊藤蒼さん(いとうあおいさん。19歳)という方です。幸薄そうな(さちうすそうな)役柄の人を好演されています。

 もうひとつは、キャバ嬢である庄司麻衣の言葉です。(離婚して幼児を保育園に預けて働いている。将来自営業者になりたい。そのために、高卒の資格が欲しい。これからもずっと、こどもとふたりで生きていくために商売をやる)。
 『わたしなんて、毎日偏見(へんけん。差別)の目で見られまくっている。白い目で見られる。文句を言うそいつらは、(文句を言うだけで)だれも助けてくれない(だからそんなやつらは相手にしない。そんなやつらの言葉にへこんでいるヒマはない。やることをやり続けるだけ。できるところで、できることをやるだけ)』(勇気づけられます)。

 リム:クレーター作成実験で、鉄の玉を砂地に落とすと、砂がはじかれて、円形に穴があき、その穴のふちが盛り上がるのですが、その盛り上がった部分をリムと呼ぶ。
 ランパート・クレーター:リムのまわりに、エジェクタ堆積物(たいせきぶつ)が花びらみたいに広がった状態をいう。
 エジェクタ:排出。エジェクタ堆積物を研究者は、『ローブ』と呼ぶ。
 火星のランパート・クレーターを定時制高校の実験室で再現する。

 メンバーの思うようになりません。定時制高校のクラブ活動は、高校生の大会にエントリーさせてもらえないのです。
 定時制高校の発表行動が、科学部だけではなく、ほかの部活動でも差別されることが紹介されています。
 門前払いなのです。エントリーもできないのです。(申し込みすらできない)。
 その理由として、『前例がないから』というのは口実で(つくった言い訳)、定時制高校に対するいわれなき差別があるのでしょう。人間は、同じもので固まりたい。とくに日本人はそうです。標準の外にいるものを仲間に入れようとはしません。閉鎖的です。排他的ともいいます。
 『そうあってはいけないと思うが、世の中ってそういうもんだ。空気読めっていうことだ。』という発言があります。

 そのあと、以前バス旅対決で、太川陽介さんの代わりにがんばった(太川さんが演劇出演で番組に出られなかった)高島礼子さんが石神教授役として出て来たのでびっくりしました。ずいぶんやせられました。

 藤竹先生は、純粋です。正義感が強い。理想を追う人です。
 もうひとついい言葉がありました。藤竹先生の親友の言葉です。
 『青春全部、実験に熱中したも同然ってぐらい……(実験に夢中になった)』

 ドラマでは、後半、みんなが学校の屋上に登って夜空を観測します。
 火星と金星は、わかりやすい星です。
 流れ星が流れます。
 わたしは、中学生・高校生のときに、新聞朝刊配達のアルバイトをしていたのですが、とくに、冬の時期は、配達が終わったあとも暗い夜が続いていました。夜明けが遅い。
 夜空は満天の星空でした。なんというか、きれいな星空というものは、特定の場所でしか見られないものではなく、日本国中、空気がキレイで、ネオンサインのない田舎(いなか)だったら、どこでも、美しい満天の星空を見ることができます。夜の大空いっぱいに星が広がっています。
 そして、流れ星は、たまにではなく、案外、しょっちゅう流れているのです。流れ星にお願いのしほうだいなのです。そんなことを思い出しました。  

2024年11月08日

3000万 NHK土曜ドラマ 第4話と第5話

3000万 NHK土曜ドラマ 土曜日夜10時 全8話 NHKとか、NHK+(エネエチケープラス)とか。第4話と第5話

『第4話』
 犯罪グループの指示役である坂本が怖い。物に当たる。大声で怒鳴る。
 一生懸命やっているから切れるということはあります。
 そういう人って実際にいます。
 それが上司だと、部下は困り果てます。さからえません。犯罪グループにおいても同じです。
 
 のほほ~んとしただんなさんの態度がいい感じです。奥さんから見れば腹が立ちます。あんたは、気楽でいいわね!です。
 いっけん役立たずに見えるだんなさんですが、本当は違うと、わたしは観察しています。

 ああ、やっぱり3000万円は、ソラの祖母のお金でした。
 『とりかえした』
 『おかあさんずっと泣き寝入りでいいの?』
 母と娘が愛情でつながっていません。
 
 『ナリタが逮捕された』(ナリタってだれ?)(その後、レンタカーの運転手、運び屋役だとわかりました)

 シンくん=薬物で逮捕された。(バンドマン。だんなさんの友だち)

 シンプルな流れだけれど、ややこしい。
 隠さなければ、スムーズに解決に向かうけれど、そうはいかない。

『第5話』
 物語は、タイムリーな話題です。(現在の社会状況に合致している)
 闇バイトとか、トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)の類似パターンです。
 現実の出来事と並行しながら脚本をつくったり、演技内容を変化させたりしているのではないかとすら思えます。

 佐々木夫婦が、犯罪グループから横取りした3000万円のうちの200万円ぐらいを、佐々木夫婦は、息子のピアノ購入費などで消費してしまったのですが、妻は犯罪グループに捕まってしまい、犯罪の手助けをさせられます。
 200万円使ったのですが、1000万円返せと言われています。800万円は経費だそうです。
 佐々木祐子(安達祐実)は、どんどん奈落の底へ落ちていきます。(抜け出すことができない。どうしようもない)。
 
 子役さんの男の子がうまい。両親を拒否します。

 犯罪グループが使用している賃貸マンションの一室です。お年寄りの家にだましの電話をかけることが業務です。
 テレホンセンターみたいな感じです。
 あらかじめ用意してある名簿に従って高齢者宅に電話をかけます。
 家族構成、資産状況、生活実態を聞き出して、強盗にするターゲット(獲物えもの)として都合のいい家をピックアップします。
 警察や犯罪グループにとっての参考とか研修に使えそうな映像です。

 佐々木夫婦は、犯罪グループに脅されているというこの苦境をなんとか脱出しようと努力します。
 夫婦間で、いろいろ衝突はありますが、仲の良い夫婦です。だんなさんのキャラ(個性)がいい。本気で苦しみを体感されない、気ままでじょうぶなキャラです。夫婦は、よく会話します。会話のない夫婦ではありません。

 ようやく、『カマチ(赤松良太郎)』の名前の件がわかりました。気にしていたのは、自分だけかもしれませんが、愛称が、『カマチ』で、本名が、『赤松良太郎』でした。どうして、同じ人間に違う名前があるのだろうかとずっと不審でした。

 闇組織の大津が逮捕され(指示役の坂本は逃げ切った)、刑事の奥嶋が定年退職しました。
 いったん解決したかに見える事件ですが、そうはいかないでしょう。

 ボスの大津については、公務執行妨害ぐらいしか罪が見つかりません。短期間で、釈放されるでしょう。
 佐々木夫婦の犯罪は、近いうちに明るみに出てしまうでしょう。うっかり、ちゃっかりとはいえ、罪の内容はかなり重い。とくに奥さんである安達祐実さんの罪については重い刑罰が予想されます。
 この話は、最終的にどこに着地点をもっていくのか、あれやこれや予想しています。
 一番楽な話のもっていきかたは、佐々木夫婦のこれまでの行為と、犯罪グループによる犯罪の全容解明、そして関係者全員の処分ですが、それではドラマになりません。
 かといって、悪いことを表に出さずにしゃんしゃんで、終わりにすることもできません。
 今のところ自分は、物語の着地点を想像できません。  

2024年11月07日

出川哲朗の充電させてもらえませんか? 越前大野城→山中座

出川哲朗の充電させてもらえませんか? 福井県越前大野城→石川県山中座 TVer(ティーバー)とか、ネットもテレ東とか。

■北陸絶景街道110キロ■天空の<越前大野城>から<東尋坊(とうじんぼう)>へ■ゴールは<加賀温泉郷>山中温泉なんですが■朝日奈央と陣内智則がハプニング!ヤバイよヤバイよSP

 黄色い田んぼ(イネ)が、とてもきれいな景色です。ずーっと広がっています。

 越前大仏、そして、恐竜博物館を見学しました。
 越前大仏が日本一の大きさなのにどうして有名ではないのかと繰り返し強調する出川哲朗さんですが、できたのが、1987年(昭和62年)ですから、いたしかたありません。歴史の年数が浅いのです。

 恐竜博物館の駐車場は満車で驚きました。大人気ですな。
 ちびっこたちは、恐竜が大好きです。
 実物の化石である骨がけっこう大きい。なにせ恐竜ですから。地球上にいたのは、2億3000万年前から6600万年前ですから、ずいぶん昔のこととです。今はまだ、西暦2024年です。

 鮎のお店に立ち寄りました。
 たくさんのお魚です。大きい。太い。焼いて食べます。おいしい。

 充電依頼先の奥さんたちが、出川さんたちが来てすごく喜んでおられました。
 良かった。撮影を避けたい人も多い中、受けてくださる人には感謝です。
 高校一年生と、中学三年生、小学四年生のこどもさんたちがおられました。

 焼き肉屋のアルバイトさんが、広瀬すずさん似で盛り上がりましが、なまりが強くてしゃべるといなかの人で、そういうものだと納得しました。
 21歳工学部の大学生で、大学院へ行くだろうとのことでした。生まれてから一度も東京へ行ったことが無くて、原宿に行ってみたいとお話しされていました。
 あんがい、全国の地方に、彼女のような若い男女がたくさんいるような気がします。

(次回へつづく)

 陣内智則さんが、朝からバイクに乗ってずぶ濡れです。
 雨男ですなあ。前回の沖縄の時も大雨の中のバイク運転でした。
 ところが、途中から、快晴になったのです。同じ一日の天気とは思えないような、急激な回復でした。

 雨が降る中、海岸の砂浜でビーチバレーの練習をしていたのが、国体に出場する選手だとは思いませんでした。女性ふたりとご家族でした。びっくりしました。
 充電バイクチームとビーチバレーで勝負をしましたが、雨が降る中で、砂浜ですから、充電バイクチームは、ころんで倒れて砂まみれです。天気が悪かったのが気の毒でした。

 わたしは、福井県の海岸にある東尋坊(とうじんぼう)には何度も行ったことがありますが、陣内智則さんが東尋坊に初めて来たと言うので、珍しいなと思いました。自分には、イカ焼きがおいしかった記憶が残っています。
 自殺の名所、切り立ったコワイ岩場なのですが、以前、テレビ番組、『探偵ナイトスクープ』で、岩場のてっぺんからはるか下にある海面に飛び込んで、そのあと、ケロッとして、素手で岩場を登ってくる男性がいて、しかも、その行為を何回も繰り返すのです。びっくりしました。ぜんぜん死なないのです。気持ちよさそうに飛び込みをされていました。(マネはやめましょう)。自殺の名所とは思えませんでした。すごい人がいたものです。(歳をとられて、今は、やっていないとインタビューに答えられていました)

 橋でつながった雄島(おしま)というところへ行きました。
 こんなところまでと言うと失礼になってしまうのですが、日本人も知らないマイナー(小さい存在で目立たない)なところへ、外国人観光客の人たちが来ています。外国人観光客の目が肥えて(こえて。いいものを見慣れて)、旅の目的が、有名な観光地だけでは、なくなってきているのでしょう。

 電動バイクのバッテリーが切れて、充電のお願いをしたいのですが、なにせ人の姿がありません。家がたくさん建っていても、屋外に人は歩いていません。
 78歳だったか、79歳だったかの男性とその奥さんが、心よく陣内智則さんを迎え入れてくださいました。
 ご主人が、冥土(めいど。天国への旅)のいい思い出になりましたと言っておられました。自分も前期高齢者なのでお気持ちはわかります。日本人男性の平均寿命は、81歳ぐらいです。

 山代温泉の銭湯タイプの建物の映像を見ながら、温泉町である大分県の別府を思い出しました。なんとなく雰囲気が似ています。

 山中温泉の山中座という舞台劇場で、芸者さんの踊りを観ました。
 上品な感じの踊りでした。
 172席あるそうです。

 旅館の女将さんと(おかみさんと)、出川さんとの思わぬ再会がありました。
 縁とは不思議なもので、縁がある人とは何度でも出会います。まさか、こんなところでとか、ここまで来てという場所で、偶然出会うこともあります。不思議なものです。  

2024年11月06日

東野・岡村の旅猿26『黒田プロデュース鳥取県の旅』

東野・岡村の旅猿26~プライベートでごめんなさい… TVer(ティーバー)とかhulu(フールー)とかBS日テレ火曜23時とか。『黒田プロデュース鳥取県の旅』

第1話 ロケ日は、2024年9月15日(日)16日(月・祝日)でした。
 お笑いコンビメッセンジャーの黒田有さん(くろだたもつさん)が案内人です。岡村さんたちのほうが吉本では先輩です。

 仲が良くて信頼関係が築けているから、お互いに乱暴な言葉づかいでの応酬が続きます。
 以前番組、『旅猿』で、鳥取県を訪れたことがあるのをわたしも覚えています。記録を調べたら2018年(平成30年)のことでした。
 そのとき訪れたところと同じ場所とか、同じアクティビティ(体を動かす活動)を黒田さんがこれからやろうと企画していたことが徐々に判明してきて、なんだまたやるのかと、あとのふたりから文句が出てきます。重複内容になります。それでいいのか。

 前回訪問時と同じ海鮮料理が出る場所、パラグライター、鳥取砂丘という内容になりそうです。
 市場では、白いか、もさえび、ばい貝を購入しました。
 それから梨園に行って梨狩りをしました。みずみずしいおいしい梨だったようです。
 鳥取県の魅力を探る旅ですが、どうもいまのところ、大成功しているようには見えません。
 なんというか、訪れるところが少なくて観光地が決まっているとか、人口が少ないとか、コンビニが少ないとか、マイナスのイメージが表に出ています。

 次回は、砂の美術館と大雨の鳥取砂丘だそうです。
 う~む。鳥取県は、農林水産業の県、観光の県なのでしょう。
 鳥取県に限らず、地方の経済は人口減少もあって、衰退化し冷たくなっています。地方創生が必要ですが、なにせ人が少ない。今回、鳥取県出身の総理大臣が生まれたので、なにかしら手は打ってくれるのでしょう。

第2話
 2回の放送で終わりかと思っていたら違っていました。第3話以降もあります。
 今回は、『砂の美術館訪問』と、『鳥取砂丘でパラグライダー(東野さんだけ)』が放映されました。

 砂の彫刻は陶器のようです。
 砂像(さぞう)というそうです。『ミニ砂像づくりの体験コーナー』があります。クマの顔を砂でつくります。こういうところがあることは初めて知りました。
 ときおり黒田さんが、東野さんに、『にいさん』と声をかけます。先輩を立てます。感じがいい。
 砂像づくりはむずかしそうでした。

 パラグライダーは、あいにくの雨模様の天候でしたが、東野さんだけがチャレンジして、じょうずに成功しました。あとのふたりはイヤがってやりませんでした。傘もないから雨に濡れて、早く帰りたいようすでした。
 やりとりの中で、『(パラグライダーの飛行時間は)10分ぐらいですか?』という問いに対して、インストラクターが、『10秒ぐらいです』に笑いました。じっさい、10秒ぐらいでしたが、かなり長い時間に感じました。東野さんはごきげんでした。空中滑走は、むずかしくはない、簡単だそうです。

第3話
 若い女性がとてもおもしろかった。ひなちゃんと呼ばれていました。大阪のラウンジ(夜のお店。女性とお酒や会話を楽しむ)で黒田さんと知り合ったそうです。世の中にはいろんな人がいます。お客である黒田さんの隣で、夜12時になったからといって自分のお弁当を広げて食べ始めて、黒田さんがびっくりしたそうです。その後、地元の暮らしに戻って、お父さんの居酒屋を手伝っておられます。
 ひなちゃんは、見た目が、かわいらしいし、スタイルもいい女性なのですが、変なのです。そこが魅力の個性です。
 ひなちゃんは、東野さんたちのファンなんですと言いながら、岡村さんの下の名前を知りません。岡村隆史ではなく、岡村たけしと言います。
 黒ばい貝の煮つけ、ハタハタの干物(意外に大きい)、白ばい貝の刺身、どれもおいしそうでした。

 第3話の放送では、鳥取県倉吉の街を訪れて、江戸時代の町並みを楽しみます。
 犬のグッズの店で、犬用の甲冑(かっちゅう。武士の鎧(よろい))とか、梨の木でできた犬が噛む骨のようなもの、犬のゴーグル・サングラスなどを見ます。東野さんが犬をペットとして飼っているそうですが、東野さんの飼い犬は、セレブな犬(裕福な人が飼う犬)で、散歩をさせてくれる人が付いているそうです。

 お醤油の製造をしている古いお店もたずねます。
 おしょうゆのアイスクリームを楽しみました
 お金の支払いを黒田さんに押し付けるふたりです。以前もこのパターンがありました。
 東野さんは、現金をもっていない。ペイペイで支払いをする人です。おしょうゆ屋さんでペイペイが使えたのですが、今回は東野さんがごねたので、黒田さんが支払いをしました。

 雨が降ったりやんだりでたいへんなロケになりました。
 メンバーの服が濡れたので、途中ユニクロで着替えを買って着替えました。

第4話 最終話
 円形劇場というところを訪問した三人さんです。
 フィギャアを展示してあります。お料理の模型です。倉吉フィギャアミュージアムとありました。
 食品サンプルの展示です。スパゲティとかがあります。
 食品サンプルを手に持って、楽し気な(たのしげな)背景画をバックにして、各自でスマホ撮影をして楽しみます。なかなか良かった。
 麺が飛び出したラーメンどんぶりを頭から帽子のようにかぶって撮影をすることもできます。
 おもしろい。
 トラロープでつくった虎がありました。力作です。
 白い恐竜のフィギャに色付け体験というのがあったのですが、もう宿に行く時間だったのでパスでした。準備して待っていたスタッフさんがかわいそうでした。

 本日のお宿は豪華なところでした。
 部屋に立派な温泉風呂があって、サウナまであります。
 夕食も豪華な海鮮料理でした。
 フロ遊びをして、ごちそうの数々を食して、仕事中なのに、リラックスして、ずらりと並んだ、お魚や和牛をいただきます。これはおいしいでしょう。
 『これ、なんぼするんやろ』(かなり高そうです)
 岡村さんの頭のてっぺんが薄くなっていることがわかる映像です。
 東野さんとのやりとりがなんやかんやがあって、岡村さんが言います。
 『インスタなんか、ほんまのやつあげたらいけませんよ』(インスタというものを知らないわたしにはなんのことかわかりません)

 あしたは、早く起きて、(湖を見渡す)いい景色を見るそうです。

 翌朝、黒田さんが、岡村さんのイビキが、えげつなかった。(朝4時半に起きて、ロビーですごしたそうです。黒田さんは先輩のふたりにかなり気をつかっていて気の毒でした)。
 黒田さんが、頭の毛がどんどん抜けてはげた夢を見たといったので、つながりができておもしろかった。(昨夜夕食時に岡村さんの薄くなってきている頭のてっぺんの映像を思い出したのです)

 以前岡村さんが言っていました。『旅をすると人のイヤなところがいっぱい見えてくる。(だけど)それを通り越して、(お互いが)仲良くなれるのが、旅のいいところです』
 相手に、なにかひとつでも尊敬できることがあれば、ほかのイヤなところはがまんできるということはあります。夫婦でも友人でもそうです。

 最後は、静かな湖の景色でした。
 先輩、後輩にこだわる黒田さんでした。苦労されています。

 次回は、八丈島だそうです。ゲストは、華丸さん(はなまるさん)です。楽しみです。  

2024年11月04日

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 2002年

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 2002年(平成14年) 2時間59分 動画配信サービス

 ネットで名作リストを見て、この映画が書いてあったので観てみました。
 むずかしい。
 映像は美しい。
 シリーズになっているようで、(タイトルを聞いたことはありますが、わたしは中身を知りません)ホビットの映画も含めて、6本観たほうがいいとアドバイスが書いてありました。

 ロード・オブ・ザ・リング 2001年公開
 ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 2002年公開
 ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
 ホビット思いがけない冒険 2012年公開
 ホビット竜に奪われた王国 2013年公開
 ホビット 決戦のゆくえ 2014年公開

 今年ですが、2024年12月にもう1本、『ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い』という映画が出てくるようです。

 うわべだけの感想になってしまいますが、ぽつぽつ文章を落としてみます。

 特殊撮影が持ち味であり、売りの作品だと感じました。

 荘厳な音楽です。そうごん:おごそか、重々しい。

 闇の勢力とされるサルマンとサウロンという民族VSローハンというところの民族の争いと理解しました。
 サルマンには、アイゼンガルドのオルサンクの塔があり、サウロンのところには、モルドールのバラド・ドゥアの塔があると理解しました。(もしかしたら、単語の表記が違うかもしれません)

 『旅の仲間』というフレーズがいいなあと感じました。

 タイトルは最初、指輪の道かと思いましたが、道ではなく、支配者であることに気づきました。指輪の持ち主。
 指輪の意味とか効果は、よくわかりませんでした。
 
 サルみたいな人間みたいな生き物が出てきます。ちょっと気持ち悪い。

 ホビットというのは、(身長・体格が)小さな人のことを言うことが途中でわかりました。

 全体的に男社会です。女子も出ますが、戦力にはなっていません。
 欧米では、魔法使いとか魔女はポピュラーなのでしょうが、日本人のわたしには実感がわきません。

 森の樹木が動き出して、目があって、そこらへんがおもしろかった。
 森の守護神だそうです。
 
 沼の中への吸い込まれは、ホラー映画みたいでした。
 
 見ている者に錯覚をつくり出す映画です。

 なんとなく、日本神話に似ています。
 古事記とか日本書紀に出てくる、ヤマタノオロチを退治する須佐之男命(スサノオノミコト)みたいです。

 灰色のガンダルフという老人は、白のガンダルフになった。

 なにやら宗教的でもあり、先日観た、『エクソシスト』(悪魔が少女の体内に入る)を思い出しました。

 『暗(あん)』から、『明(めい)』へ。

 ときおり、男女の愛の表現シーンが入るのですが、観ていて、なんのことかわかりません。
 退屈でした。

 敵だーーー
 テレビゲームみたいな戦いです。
 巨大なネズミみたいな生き物が、馬のような役割を果たしています。
 爆発シーンは少ない。
 
 指輪は、人間のところへ行きたい。世界が滅ぶ? 指輪は滅ぶことに影響するのか。よくわかりませんでした。

 指輪をはめると姿を消せるそうです。
 
 人海戦術のような戦いです。兵士の群れがすごい数です。
 
 観ていて思うのは、人は変わるということ、気持ちは変化するということ、侵略者は攻撃されるということ。

 登場人物による御託は多い。ごたく:アピール、メッセージ、意思表明、言い訳、自己鼓舞(こぶ。ふるいたたせる)、自己認定など。

 こういう戦いは、相手のトップの首をとったほうが勝ちになると思うのですが、おおぜい同士がぶつかって、なんだかよくわかりません。
 自然災害のようなダメージが効果的です。

 観ていて、さらに思ったことです。
 人間にはふたつある。
 競争したがる人たち、そして、競争をしない人たちです。
 競争はしなくても生きてはいけるということはありますが、強い相手に支配されるという悲しみがあります。

 景色は、地球創世のみたいでした。

(参考)
 アイゼンガルドのオルサンクの塔(魔法使いサルマンの本拠地)
 モルドールのバラド・ドゥアの塔

 闇の勢力として、
 サルマン:(悪い)魔法使い。
 サウロン:肉体は亡びているが(ほろびているが)、精神は残っているそうです。モルドールの支配者

 闇の勢力に対抗するものとして、
 ローハン:人間の王国。都は、エドラス。王は、セドデン王

 旅の仲間:8人。ホビット4人、魔法使い、人間、エルフ国王の子、ドワーフ族の戦士

 オーク:敵

 フロッドとサム:モルドールにある滅びの山をめざして旅をしている。道案内が、やせたサルみたいなゴラム(指輪の前所有者だそうです)

 翼をもったでかいけもの(ヤマタノオロチみたい)にナズグルがのっている。

 アラゴルンとレゴラスとギムリの3人:オークとウルク=ハイにさらわれたメリーとピピンを追いかけていた。
 
 バルログ:悪鬼
 
 ガンダルフ:老人。(良い)魔法使い。人間の味方。白の魔法使いになった。(パワーアップした)

 スメアゴル:おさるさんみたいな、人間みたいな生き物。