過去記事

2016年09月20日

沈まぬ太陽 邦画 DVD

沈まぬ太陽 邦画 DVD

 小説は読んだことがありますが、映画は初めてです。(ところが、このあと記録を調べたら、小説は読んだことがなく、映画は2012年にテレビの録画をみていました。加齢でぼけてきました。気持ちは初見(しょけん)です。

 1本目の柱が、労働組合活動です。これは、なんとも言い難い。ストライキ中心の活動が利用者にどれだけ迷惑をかけたか記憶に残っています。
 2本目の柱が、御巣鷹山(おすたかやま)羽田-大阪間、ジャンボジェット機、圧力隔壁尾翼がはずれての墜落事故です。もう30年ぐらい前のことですが記憶はそれほど薄らいでいません。遺族をたずねて、遺族の声を聴いて、謝罪する。後半、主役の渡辺さん(恩地さん)が、自分が制裁人事でアフリカナイロビに飛ばされることよりも、ご遺族がもう二度と亡くなった家族に会えないことのほうがつらい(絶望)と言う姿に、人間は「気持ち」が大事だと再確認しました。いずれのご遺族のお話も涙なくしては聴けません。交通機関運行の使命は、「安全-安全-とにかく安全」に尽きます。
 3本目が、恩地さんの家族です。最終的には、御巣鷹山も含めて、「家族」のあり方を追求された作品だと受けとめました。

 映画は演技ですので、現実とは離れて、俳優さんの動きやセリフを観ました。悪役の三浦友和さんは名演技です。恩地さんの奥さんの鈴木京香さんも良かった。
 親父の渡辺さんと息子役の俳優さんが、牛丼屋でメシ食うシーンがGoodでした。渡辺さんが紅ショウガを山盛り、息子のどんぶりに入れたのが良かった。
 石坂浩二さん、香川照之さんの演技も好感をもちました。  

Posted by 熊太郎 at 20:40Comments(0)TrackBack(0)DVD・映画

2016年09月18日

千と千尋の神隠しDVD

千と千尋の神隠し(せんとちひろのかみかくし) 邦画 DVD

(1回目)
 満腹で横になって観ていました。少女の両親が別世界でたらふく食べていたらふたりとも、でっかいブタになったあたりで、眠りに落ちてしまいました。
 目が覚めたら、少女がなんか恐ろし気な黒服の女らしき人と水上を走る鉄道に乗るところでした。しばらくして、映画は終わってしまいました。2時間ぐらいお昼寝状態でした。

 家族が車で移動中のトトロの出だしに似ている。トトロは田舎へ、千はトンネルの先の世界へ。
 ちひろという名の少女は消極的で、すぐに帰ろうと訴える。しかし、両親はがさつです。
 風景は、以前訪れたことがある台湾のきゅうふんという観光地に似ているが違うらしい。劇中、父親が、「テーマパークの残骸」と言う。
 ヒカルの碁というアニメに出ていた「とうや」というヒカルのライバルに似た男性が出てくる。眠ってしまったので、その後の筋立てはわからない。眠りながらも意識に残っているのは、環境音楽(ゆったりリラックスして眠るためのCD音楽)を聴いているようでした。
 両親がブタになったシーンはおもしろかった。
 2001年の作品です。もうそんなに年月(としつき)が経過したのかと驚きました。
 少女は小学校6年生かと思っていたら4年生でした。

(1週間後、2回目の鑑賞)

 以下、感想の経過です。

 やはり風景が、台湾のきゅうふんに似ています。その後、四国愛媛の道後温泉、中国北京の故宮(こきゅう)、登場するものとしては、ちっちゃなムーミン、ケムンパスみたいな蚊のようなもの、ネコバスのような電車、ネバーエンディングストーリーのような空飛ぶホワイトドラゴンの背中乗り、スカイダイビング、そして、ピーターパン、入口と出口をトンネルで明確に分けて、壮大なストーリーでした。反面、身近に孤独がある物語でした。
 独裁者魔女(玉ねぎ頭の黒柳さんに見える)がいる世界での試練を愛と協力で乗り越える。千が妖怪世界での名前、千尋(ちひろ)が人間界での名前というのは、初めて知りました。

 年がら年中、こういうことを考えていないとできない構想です。
 八百万(やおよろず)の神さまの湯治場(とうじば、温泉療養、リラックス)です。最初、黒い影のおばけがいっぱいで怖かった。
 水に浮かぶオレンジ色をした提灯船のような船が美しかった。

 釜じいの声に聞き覚えあり。菅原文太さんでした。

 今、「オーガスト」という10歳小学生男児が主人公の物語を読んでいるところです。タイトルは、「ワンダー」といいます。オーガストは、生まれながらの病気で、何十回も手術を繰り返してきた結果、醜い顔になっています。彼が好きな映画がスター・ウォーズです。その映画については、わたしはよく知りませんが、人間離れした人間のような顔をした生き物がたくさん出てくるようです。外見で人間性を判断される差別を克服する。その点では、本アニメ作品でも共通する意識があると感じました。  

Posted by 熊太郎 at 18:22Comments(0)TrackBack(0)DVD・映画

2016年09月16日

海街diary(海辺の町の日記) 邦画 DVD

海街diary(海辺の町の日記) 邦画 DVD

 原作漫画は読んだことがあります。映画を観るのは初めてです。先日テレビでやっていましたが、ほんの少し、かいま見ただけです。映画館に足を運ばなくなって久しい。加齢のためか、上映開始間もなくから眠ってしまうようになりました。目が覚めると後半部ということが幾度かあり、観に行かなくなりました。DVDも同様に寝てしまうのですが、巻き戻して何度も繰り返しながら観ています。

 本映画を観る前に、鎌倉を舞台とした小説で、小川糸作「ツバキ文具店」を読みました。鎌倉市内、ツバキ文具店の店主で手紙の代書屋をしている雨宮鳩子27歳ぐらい独身は、母親が10代のときに未婚で産んだ子どもで、母親は祖母と対立して家を出ていき、祖母が鳩子を育てたという設定でした。それでも、祖母と鳩子は対立し、対立したまま、祖母は病死しています。
 本映画の途中で、登場人物男性が、「(和解のためには)時間が必要だった」と言います。自分も歳を重ねてきてその実感が湧きます。昔は言えなかった本音を今はあからさまに言えるようになりました。

 四人姉妹は父親が一緒ですが、三人目は母親が違います。その母親はもうこの世にいません。本人の責任ではない苦しみが存在します。

 純和風の家屋に住む4人です。昔の日本です。落ち着きます。不便ではあるけれど味わいがあります。縁側での会話は、コミュニケーションの場です。

 桜の花の白さが際立っています。美しい。
 びっくりしたのは、設定地山形県の鉄道駅が、栃木県日光市(昔は足尾町あしおまち)渡良瀬渓谷鉄道(わたらせけいこくてつどう)の駅だったことです。なつかしい。息子がまだ小学校4年生ぐらいの頃にふたりで乗りに行きました。
 冒頭の4姉妹の父親の葬儀場所家屋が、昔ドライブで行った長野県高遠桜の地(たかとお)にあった家屋に酷似していましたが、それは、別ものでした。

 リリー・フランキーさんが九州弁なのが、少し違和感があるのですが、鎌倉に移住する九州人もいるでしょう。
 すずの居場所探しの映画でもありますが、だれしも、自分の居場所を探している。

(その日の夕方 再鑑賞)
 実は、午前中に観たときはあんのじょう眠ってしまいました。なので、夕方近くにまた観ました。

 冒頭にある鉄道駅シーンは感涙でした。標高640米(メートル)の表示(小学校の先生がここは標高600mもあると教えてくれました)、それから駅名「かじかがわおんせん(かじか荘というところがありました)を見て、最初は、「通洞(つうどう)駅」かと思いましたが、線路が複線だったので、「足尾駅(あしおえき)」とすぐにわかりました。個人的な思い出です。その地で、小学校高学年の3年間ぐらいを過ごしました。冬は雪国でした。足尾駅へは、石炭をトラックの荷台に積むためにクラスみんなで積み込み作業をしに行ったことがあります。教室には、石炭を燃料としただるまストーブがありました。まさか、50年近く経過して、映画のシーンの中で駅舎を見るとは思いませんでした。嘘みたいです。廃線の危機も乗り越えて立派です。

 サービスなのか、長澤さんの長い足とか、グラマラスな肢体をみせびらかすシーンがたくさんあります。ありがとう。(長澤さんは、彼氏と思う男に金を貸して返してもらえません。そんな男とは付き合わないようにしましょう。)

 四姉妹のみなさんは、正座をして食事をとられます。姿勢がいいなあ。

 大竹しのぶさんと風吹ジュンさんは歳をとられました。若い頃の姿や顔を覚えているので隔世の感があります。同世代なのでしみじみします。人生の後半を迎えつつあります。
 
 姉妹たちは、言いたいことを言い合って、その光景を見ながら、いいなあとうらやましく思うのは、わたしだけではないでしょう。

 父親の不倫で家庭がくちゃくちゃになったのに、今、その長女も不倫している。不倫が遺伝しているというのは、ショックでした。

 冒頭付近に出てくる昆虫で、ウマオイみたいな虫はなつかしい。独り暮らしをしていた頃、からっぽの押し入れの下段にたくさんいました。彼らはジャンプして、押し入れの中段に頭を打ち付けていました。コーン、コーンと音が響いていました。

 作品全体をとおして、「気持ち」が大事なのだと思います。
 理屈づけできないことは、「終わったこと」とするしかないとも思います。

 鎌倉の四季がちりばめられていることから、年間を通して長期間の風景撮影があったことがうかがえます。いい作品でした。何度観ても泣けそうです。  

Posted by 熊太郎 at 18:33Comments(0)TrackBack(0)DVD・映画

2016年09月10日

敦煌(とんこう) 邦画 DVD

敦煌(とんこう) 邦画 DVD

 本は読んだことがあります。感情抜きの文章が淡々と積み重ねられた井上靖氏の作品でした。
 中国の1000年ぐらい前の出来事で事実です。たしか、西夏文字(せいかもじ)というのがあって、密かに保存された大量の書物が砂漠に埋もれて、900年後に発見されたというものでした。

 うとうといねむりをしながら、2時間20分ぐらいのDVDを観ました。
 砂漠での野戦が続きます。領土取得、確保の戦いです。異民族間の争いと混乱があります。
 学術記録映像を観ているようでもありました。
 俳優さんたちが若い。1988年公開ですので、30年ぐらい前の映画です。なかには、すでに49歳で癌のために亡くなった女優さんもいてしんみりしました。
 日本人が中国人を演じています。この頃、まで、中国は身近ではなかった記憶です。観光や文化交流に役立ったという効果もあったでしょう。  

Posted by 熊太郎 at 12:43Comments(0)TrackBack(0)DVD・映画

2016年09月02日

忠臣蔵外伝 四谷怪談 邦画 DVD

忠臣蔵外伝 四谷怪談 邦画 DVD

 アカデミー賞受賞作品ですが、映画評を見ると、出演女優さんのドッジボールみたいに大きなおっぱいしか見所がないという言葉が多い作品です。
 討ち入り忠臣蔵の陰で、四十七士から漏れた伊右衛門なる侍がお岩さんという女性と関係があったという内容です。幽霊話です。ライスシーン付近の映像描写はGoodでした。
 元禄15年3月14日から始まります。1702年、赤穂浪士討ち入りの年です。討ち入りは12月でした。
 自分の勘違いに気づきました。お岩さんとお菊さんを間違えていました。1枚、2枚、お皿が1枚足りないが、お菊さんで、井戸に放り込まれた人でしょう。お岩さんは、どちらかの目の上にたんこぶみたいなできものがあって、怖い顔をした人でした。
 中世ヨーロッパの王族相手のミュージカルを見ているようでした。クラッシック音楽を背景に、舞台劇が繰り広げられる。
 忠臣蔵においては、正義が通らない。その形式主義は、現代にも合い通じます。そして、正論を言う者は排除されます。組織のありようが、江戸時代も現代も変わらないということは、人間界の未来においても変わることがないのでしょう。
 セリフは少ない。音楽や、無言の演技で引っ張る映画です。夜中に蚊から身を守る蚊帳(かや)がなつかしい。昭和50年代中頃までは使用していました。先日観た映画にも蚊帳のあるシーンがありました。生活のぬくもりを感じます。
 セリフがあると、大きな声を出すことが多い。どうしてあんなに大きな声をあげなければならないのだろう。製作された1994年、その「時代」のせいだろうと思いました。ウィンドウズ95が出てから、世の中が急激にIT社会へと変革していきました。ついていくのが大変でした。
 お岩さんのシーンは、アニメのようでもありました。怖くはなく、最後のほうは、ユーモラスでもありました。  

Posted by 熊太郎 at 19:02Comments(0)TrackBack(0)DVD・映画

2016年08月25日

花いちもんめ 邦画 DVD

花いちもんめ 邦画 DVD

 最後は、悲劇です。
 30年ぐらい前、老人のアルツハイマー病で苦しむ家族を描いた映画です。
 50年ぐらい前、孫は、おじいさん、おばあさん、長生きしてねと言いました。今、そう言う孫はいません。母親よりも老齢の息子のほうが先に逝ってしまう時代です。

 30年前の映像です。そのときあって、今はない実体があります。その頃、お嫁さんが、嫁ぎ先の親の老後の世話をしていました。そして、実の娘や息子たちは自分の親の面倒をみず、長男の嫁さんにめんどうをみさせて、さらに、嫁さんに文句をたれていました。いざ、相続となると、血縁関係のない嫁は、義父母のめんどうをみたのに除外されました。そんなことが、社会問題でした。

 この映画では、嫁はアル中、旦那は仕事人間で家庭をかえりみず、さらに従業員女子と浮気をしている。旦那の親は大学教授だけれど、大学にとってはお荷物。なにが、幸せかわかりません。

 親を施設に入れることについて、世間体を第一の理由として、抵抗感が強い時代でした。認知症老人が少数派でした。今は違います。多数派です。

 日本はそれなりに努力しています。だけど、長生きするって、自立がともなっての幸せです。

 生活様式は大きく変化しました。三世代家族が減って、単身世帯や、結婚しないこどもと親のふたり世帯も増加しました。
 なるべく居宅で最後を迎える。介護休暇の制度もできました。単身者宅にはヘルパーが派遣されます。いろいろですが、長生きは大変です。  

Posted by 熊太郎 at 19:01Comments(0)TrackBack(0)DVD・映画