2009年11月17日
京都 西本願寺
京都 西本願寺
京都御所を出たあと、光源氏のモデルになった人が住んでいたという渉成園(しょうせいえん)を訪ねたのですが、閉館時刻を過ぎており、あきらめて、そのときのためにと考えていた西本願寺まで、てくてくと歩きました。このとき読んでいた本「美しき日本の面影」さだまさし著に、作者が中学校の修学旅行で泊まった旅館が西本願寺の前にあったと記されており、歩きながら付近を見ましたが、それらしき旅館は見当たりませんでした。
前回来た時は雨天でした。参拝者の多くは、縁側部分に腰掛けて、ぼんやりと雨空を見上げていました。わたしもそこに腰掛けて、現在・過去・未来に思いをはせました。他のひとたちも同様だったのでしょう。
前回は工事中でしたが、今回は工事が終了していました。閉館時刻間近で人影は少ない。建築物は巨大で美しい。室内にも入りましたが、なにかしらおそれおおくて写真は撮りませんでした。
縁側に座って、昔この地で新撰組が大砲を撃つ練習をして、都(みやこ)の人たちがびっくりしたことがあったのだなあと遠い過去をふりかえったのでした。
京都御所を出たあと、光源氏のモデルになった人が住んでいたという渉成園(しょうせいえん)を訪ねたのですが、閉館時刻を過ぎており、あきらめて、そのときのためにと考えていた西本願寺まで、てくてくと歩きました。このとき読んでいた本「美しき日本の面影」さだまさし著に、作者が中学校の修学旅行で泊まった旅館が西本願寺の前にあったと記されており、歩きながら付近を見ましたが、それらしき旅館は見当たりませんでした。
前回来た時は雨天でした。参拝者の多くは、縁側部分に腰掛けて、ぼんやりと雨空を見上げていました。わたしもそこに腰掛けて、現在・過去・未来に思いをはせました。他のひとたちも同様だったのでしょう。
前回は工事中でしたが、今回は工事が終了していました。閉館時刻間近で人影は少ない。建築物は巨大で美しい。室内にも入りましたが、なにかしらおそれおおくて写真は撮りませんでした。
縁側に座って、昔この地で新撰組が大砲を撃つ練習をして、都(みやこ)の人たちがびっくりしたことがあったのだなあと遠い過去をふりかえったのでした。
2009年11月16日
京都廬山寺(ろざんじ・紫式部邸址あと)
京都廬山寺(ろざんじ・紫式部邸址あと)
地図でいうと、京都御所の右側にあります。仙洞(せんとう)御所見学の前に訪ねてみました。
1000年ぐらい前、紫式部さんはこの地で「源氏物語」を書き連(つら)ねた。日本で最初の女流作家ではなかろうか。お寺さんの展示をみていると南北朝時代がついきのうのことのように思われる。
紅葉した樹木と、白い石庭と今は眠りについている桔梗(ききょう)の苗を縁側に腰掛けてながめました。きっと「源氏物語」以外にもいくつかの作品が書かれたに違いないと確信しつつ、できることなら自分もこんなところで筆を連ねてみたいと物思いにふけりました。
地図でいうと、京都御所の右側にあります。仙洞(せんとう)御所見学の前に訪ねてみました。
1000年ぐらい前、紫式部さんはこの地で「源氏物語」を書き連(つら)ねた。日本で最初の女流作家ではなかろうか。お寺さんの展示をみていると南北朝時代がついきのうのことのように思われる。
紅葉した樹木と、白い石庭と今は眠りについている桔梗(ききょう)の苗を縁側に腰掛けてながめました。きっと「源氏物語」以外にもいくつかの作品が書かれたに違いないと確信しつつ、できることなら自分もこんなところで筆を連ねてみたいと物思いにふけりました。
2009年11月15日
京都仙洞御所見学(せんとうごしょ)
京都仙洞御所見学(せんとうごしょ)
予約がとれていた仙洞御所を見学してきました。雨が降りそうで降らない。曇天(どんてん)のもとの紅葉は幻想的で、極楽浄土は、このように幽玄な世界なのでしょう。写真ではすべてを表現できません。眼鏡をかけた自分にとっては、120度ぐらいの視野で、この世とは別世界の風景が広がっていました。案内してくださった宮内庁職員の方のお話では、今シーズン最高の紅葉風景だったそうです。曇天であるがゆえに、わびさびというのでしょうか、妖(あや)しげな風情がかもしだされていました。
仙洞御所は、天皇を引退された方の住まい、大宮御所は、天皇の奥方の住まい。おおざっぱにそう解釈しました。昨年の今頃も京都御所を見学しました。そのときは、大宮御所を見学したものと思い込んでいました。紫宸殿(ししんでん)とか清涼殿(せいりょうでん)がありました。今回の仙洞御所の受付が大宮御所入口となっていて、去年見たはずなのにと頭の中が混乱しました。
今回見学の最初に大宮御所の建物を見ました。どうもこの1年間勘違いをしていたようです。去年見学したのは単純に京都御所でいいようです。写真は、大宮御所御車寄(おくるまよせ)、その次が大宮御所御常御殿(おつねごてん)になります。
集合前の入口確認のため早めに御所に到着しました。
身分の高い方が来ていらっしゃったのか、それとも練習なのかわかりませんが、白バイ隊の先導で編隊が到着して、わたしたち見学者たちと同じ入口から中に入って行かれました。
写真は、京都御所南にあった厳島神社という場所です。安芸(あき)の宮島と関連があるのかないのかはわかりません。池に浮いているのは杭(くい)ではなく鴨さんたちです。あいかわらず写真撮影は苦手です。今日からしばらくは、訪れた京都の記事を綴ってみます。
予約がとれていた仙洞御所を見学してきました。雨が降りそうで降らない。曇天(どんてん)のもとの紅葉は幻想的で、極楽浄土は、このように幽玄な世界なのでしょう。写真ではすべてを表現できません。眼鏡をかけた自分にとっては、120度ぐらいの視野で、この世とは別世界の風景が広がっていました。案内してくださった宮内庁職員の方のお話では、今シーズン最高の紅葉風景だったそうです。曇天であるがゆえに、わびさびというのでしょうか、妖(あや)しげな風情がかもしだされていました。
仙洞御所は、天皇を引退された方の住まい、大宮御所は、天皇の奥方の住まい。おおざっぱにそう解釈しました。昨年の今頃も京都御所を見学しました。そのときは、大宮御所を見学したものと思い込んでいました。紫宸殿(ししんでん)とか清涼殿(せいりょうでん)がありました。今回の仙洞御所の受付が大宮御所入口となっていて、去年見たはずなのにと頭の中が混乱しました。
今回見学の最初に大宮御所の建物を見ました。どうもこの1年間勘違いをしていたようです。去年見学したのは単純に京都御所でいいようです。写真は、大宮御所御車寄(おくるまよせ)、その次が大宮御所御常御殿(おつねごてん)になります。
集合前の入口確認のため早めに御所に到着しました。
身分の高い方が来ていらっしゃったのか、それとも練習なのかわかりませんが、白バイ隊の先導で編隊が到着して、わたしたち見学者たちと同じ入口から中に入って行かれました。
写真は、京都御所南にあった厳島神社という場所です。安芸(あき)の宮島と関連があるのかないのかはわかりません。池に浮いているのは杭(くい)ではなく鴨さんたちです。あいかわらず写真撮影は苦手です。今日からしばらくは、訪れた京都の記事を綴ってみます。
2009年03月22日
京都 伏見稲荷
京都 伏見稲荷
「鹿男あをによし」万城目学(まきめまなぶ)著を読んで訪れました。物語は、奈良の鹿、京都のキツネ、大阪の鼠(ねずみ)が、大地震の原因となる鯰(なまず)の動きを鎮める(しずめる)ために「さんかく」なる古代の遺物を探す内容となっています。
行く前に想像していたのは次のとおりですが、実際に行ってみると違っていました。
駅から本殿まで、朱色の鳥居が延々と続いている。
*本殿の後方から山の頂に沿っておそらく1キロ以上鳥居が続いているようです。万里の長城を思い浮かべました。
神社内にはキツネの置物がたくさんある。
*それほどキツネの姿は見かけませんでした。キツネの像がくわえているのは、片方が金庫の鍵、もう片方が玉のようですが、真相は定かではありません。
参道では、スズメの串刺し姿焼きが売られており、台湾での士林夜市(しりん)を思い出しました。それは敬遠して、ぜんざいと甘酒をいただきました。お土産に七福神をイメージしたキャラクタ-の置物を購入しました。商売繁盛の神さまということもあって、たいへん明るい雰囲気の神社でした。
「鹿男あをによし」万城目学(まきめまなぶ)著を読んで訪れました。物語は、奈良の鹿、京都のキツネ、大阪の鼠(ねずみ)が、大地震の原因となる鯰(なまず)の動きを鎮める(しずめる)ために「さんかく」なる古代の遺物を探す内容となっています。
行く前に想像していたのは次のとおりですが、実際に行ってみると違っていました。
駅から本殿まで、朱色の鳥居が延々と続いている。
*本殿の後方から山の頂に沿っておそらく1キロ以上鳥居が続いているようです。万里の長城を思い浮かべました。
神社内にはキツネの置物がたくさんある。
*それほどキツネの姿は見かけませんでした。キツネの像がくわえているのは、片方が金庫の鍵、もう片方が玉のようですが、真相は定かではありません。
参道では、スズメの串刺し姿焼きが売られており、台湾での士林夜市(しりん)を思い出しました。それは敬遠して、ぜんざいと甘酒をいただきました。お土産に七福神をイメージしたキャラクタ-の置物を購入しました。商売繁盛の神さまということもあって、たいへん明るい雰囲気の神社でした。
2009年02月24日
下鴨神社 紅梅と糺(ただす)の森
下鴨神社 紅梅と糺(ただす)の森
初めて訪れたのは昨年の9月で、京阪電車を利用しました。今回は、修学院離宮見学の帰りで、叡山電鉄を利用しました。
美しい梅の花が咲き誇っていたのですが、撮影した写真に他の観光客さんたちが入っているので、ここに掲載できるのは次の写真だけです。
糺(ただす)の森は、森というには、樹木の分量と範囲が狭く感じますが、一本一本の木が巨大で、それぞれに魂とか霊が宿っているように感じます。
初めて訪れたのは昨年の9月で、京阪電車を利用しました。今回は、修学院離宮見学の帰りで、叡山電鉄を利用しました。
美しい梅の花が咲き誇っていたのですが、撮影した写真に他の観光客さんたちが入っているので、ここに掲載できるのは次の写真だけです。
糺(ただす)の森は、森というには、樹木の分量と範囲が狭く感じますが、一本一本の木が巨大で、それぞれに魂とか霊が宿っているように感じます。
2009年02月23日
京都グランヴィアホテル
京都グランヴィアホテル
昨年11月に読んだ「47都道府県女ひとりで行ってみよう」益田ミリ著幻冬舎を参考にして、京都駅新幹線ホームが見える部屋に泊まってみようと思い立ち、京都グランヴィアホテルに宿泊してみました。案内された部屋は、南側のホーム側ではなく、東側の部屋でしたが、新幹線や在来線を見ることができて、十分満足しました。
ホテルの廊下窓から見た新幹線ホームです。
部屋から見た鉄道風景です。
たとえば鉄道が好きな人は、時刻表を手にしながら、行き交う電車の運行を予測しつつこの風景をながめると時が経つのも忘れるのでしょう。
ホテルの部屋にいると、がたんごとんという列車の動く音が、部屋の真横で聞こえます。終電の音を聞いて眠りにつき、始発の音を聞いて目覚めます。ホテルというコンクリートの建築物の中にいるのではなく、戸建ての建物の部屋の中にいるようで快適でした。
清水寺方向です。
平安神宮方向です。
昨年11月に読んだ「47都道府県女ひとりで行ってみよう」益田ミリ著幻冬舎を参考にして、京都駅新幹線ホームが見える部屋に泊まってみようと思い立ち、京都グランヴィアホテルに宿泊してみました。案内された部屋は、南側のホーム側ではなく、東側の部屋でしたが、新幹線や在来線を見ることができて、十分満足しました。
ホテルの廊下窓から見た新幹線ホームです。
部屋から見た鉄道風景です。
たとえば鉄道が好きな人は、時刻表を手にしながら、行き交う電車の運行を予測しつつこの風景をながめると時が経つのも忘れるのでしょう。
ホテルの部屋にいると、がたんごとんという列車の動く音が、部屋の真横で聞こえます。終電の音を聞いて眠りにつき、始発の音を聞いて目覚めます。ホテルというコンクリートの建築物の中にいるのではなく、戸建ての建物の部屋の中にいるようで快適でした。
清水寺方向です。
平安神宮方向です。