2013年01月09日

ひとり名画座9 ダンサー・イン・ザ・ダーク

ひとり名画座9 ダンサー・イン・ザ・ダーク DVD

 前回DVDを鑑賞してから1年と1か月が経過しました。見始めてしばらくして、筋立てを思い出しました。視覚障害者の女性が病気治療のために貯めていたお金をいつも親切にしてくれる隣人(警察官)に盗まれて、そのお金を返してくれと交渉中に、なかばわなにはめられた経過で殺人容疑をかけられ死刑判決を受けて絞首刑になるという暗い内容でした。特徴として、ミュージカル仕立てです。
 歌が入るので140分と長い映画です。最初に観たときは、次はどうなるがわからなくて、不安定な心理状態で長々と時間をかけて観ました。今回は、未来がわかるので、流し観(み)しながら鑑賞しました。独特の文化です。アメリカ合衆国というよりもヨーロッパの文化です。アジア人のわたしには理解しにくい。
 映画自体は2000年の製作・公開です。もう10年以上が経過しました。病院治療費としての2000ドル、お金、お金、お金がないの連続です。2000ドルを盗んだ警察官の盗んだ理由は妻が浪費家で家のお金を全部使ってしまったからです。ジャンバルジャンのああ無情とか、カラマーゾフの兄弟とか、重厚な古典文学を読んでいるようでした。

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